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平成30年度 第5回堺市建設局指定管理者候補者選定委員会会議録

更新日:2018年11月28日

開催日時 平成30年10月25日(木曜)  午後2時開会 午後5時30分閉会
会  場 堺市役所 本館3階 大会議室3
出席委員

委員長  戸奈 章
〔総務局行政部行政管理課総括参事役(指定管理・内部統制担当)〕 
委 員  佐保 美奈子〔大阪府立大学 看護学研究科 准教授〕
委 員  西村 智子 〔公認会計士〕
委 員  森本 芳樹 〔弁護士〕
委 員  山田 宏之 〔大阪府立大学 生命環境科学研究科 教授〕

欠席委員 な し
事 務 局

(建設総務課長)高寄 直人 外

所 管 課

(公園緑地整備課長)樫木 謙次 外
(大仙公園事務所長)谷越 隆志 外

案 件 名

(1)堺自然ふれあいの森指定管理者候補者選定に係る書類審査について
(2)堺自然ふれあいの森指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について
(3)堺自然ふれあいの森指定管理者候補者選定に係る面接審査について
(4)堺自然ふれあいの森指定管理者候補者の選定結果について
(5)堺市大仙公園日本庭園指定管理者候補者選定に係る書類審査について
(6)堺市大仙公園日本庭園指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について
(7)堺市大仙公園日本庭園指定管理者候補者選定に係る面接審査について
(8)堺市大仙公園日本庭園指定管理者候補者の選定結果について

会議資料

会議次第(PDF:47KB)
【資料1-2】基本質問(堺自然ふれあいの森)(PDF:77KB)
選定審査表(堺自然ふれあいの森)(PDF:305KB)
【資料2-2】基本質問(堺市大仙公園日本庭園)(PDF:57KB)
選定審査表(堺市大仙公園日本庭園)(PDF:193KB)
【参考資料1】審査方法及び採点について(PDF:154KB)
【参考資料2】同点の場合の取扱いについて(PDF:93KB)
【参考資料3】面接審査の方法について(PDF:76KB)

開会

事務局

第5回堺市建設局指定管理者候補者選定委員会を開催する。

定足数確認

事務局

委員会は委員全員出席で、委員定足数を満たしている。

応募団体との関係の有無確認

事務局

応募団体と関係のある委員はいなかった。

応募団体からの接触等の有無確認

事務局

各委員に対して、応募団体からの接触等はなかった。

配付資料確認

案件確認等

事務局

本日の審議結果は、事務局から堺市に書面で報告する。
また、会議録は、非公開部分を除いて、堺市ホームページで公開する。

案件審議

(案件1)

委員長

第5回堺市建設局指定管理者候補者選定委員会の案件の審議に入る。
案件1の「堺自然ふれあいの森指定管理者候補者選定に係る書類審査について」、応募団体から提出のあった「応募書類の確認結果」、「応募団体の概要」及び「企画提案書の概要」について、所管課から説明をお願いする。

所管課説明

所管課

応募団体は1団体(現指定管理者)であり、応募に必要な条件を満たしていることを報告
応募団体及び企画提案書の概要について説明(資料1-1)

委員長

何か質問・意見はないか。

西村委員

企画提案書の構成団体に関する記載のうち、「ボランティア活動なくして成り立たない収支構造」とあり、構成団体の活動報告書では人件費が計上されていない。現指定管理者でもあるので問題はないとは思うのだが、ボランティアの方に頼っているということについて、果たして継続性があるのか、モチベーションが維持されるのか、何かあった時に責任はとれるのかが、個人的に気になっている。

所管課

ボランティアの方の作業内容について、強要しているわけではなく、できる範囲でやっていただいている。また、補償関係についても、ボランティア保険に独自で加入されているので、対応可能である。

西村委員

組織図には、代表団体の常勤職員4人と構成団体の非常勤職員約80人の記載がある。代表団体は常勤職員の人件費を計上しているが、構成団体は活動予算書の中で人件費が計上されていない。構成団体の非常勤職員には賃金を払わないのか。

所管課

指定管理料の収支内訳には、常勤職員と非常勤職員の人件費が計上されている。指定管理料は代表団体に支払い、その中で代表団体と構成団体の取り分があるのではないか。

西村委員

構成団体の活動予算書では、収益の方で指定管理料の取り分を計上していると思われるが、人件費は計上されていない。収益に計上されていたら、人件費も計上しないといけないのではないかと思う。

委員長

ボランティアがベースとなっていて大丈夫なのかというのは、素直に思うところである。西村委員ご指摘の部分は、応募団体に係ることであるし、採点に重要なファクターにもなるので、この後の面接審査で聴いていただきたい。

委員長

他に質問・意見はないか。

委員

<質問等なし>

委員長

それでは、書類審査の仮採点を行っていただく。事務局から採点にあたって注意すべき事項について説明をお願いする。

事務局

採点にあたっての注意すべき事項を説明(選定審査表、参考資料1)

書類審査仮採点

委員長

それでは、書類審査の仮採点をお願いする。

(案件2)

委員長

次に面接審査の流れについての説明と、案件2「堺自然ふれあいの森指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について」の説明をお願いする。

事務局

面接審査の流れについて説明(参考資料3)

所管課

面接審査の基本質問について説明(資料1-2)

委員長

何か質問・意見はないか。

委員

<質問等なし>

委員長

堺自然ふれあいの森指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問(案)について承認することに異議はないか。

委員

<異議なし>

(案件3)

委員長

次に、案件3の「堺自然ふれあいの森指定管理者候補者選定に係る面接審査について」の審査を進める。

応募団体入室

事務局

<応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明>

出席者紹介

プレゼンテーション

質疑応答

基本質問(1)

委員長

前期も堺自然ふれあいの森に関わっていただいているが、次期5年間への意気込みや新しい企画等はあるか。

応募団体

これまで3期にわたり管理しているが、さらに学校や幼稚園、保育所等の利用団体数を増やしていきたい。子どもたちが家でその話をしてくれると、また家族連れで行こうかとなるので、まずは利用団体数を増やしたいと考えている。新たなイベントについては、新しいものはなかなか出しにくいが、森の手入れなどボランティアの方々の活動の礎となるような人たちを集めて、それを組織化していけたらと考えている。

基本質問(2)

委員長

企画提案書36ページの年間利用者数の目標達成の方策の中で、「冬季プログラムの開発に力を入れ」とあるが、具体的にはどのようなプログラムを考えているか。

応募団体

冬季は寒いため来園者が一番少ない時期である。だからと言ってではないが、身体を動かすには最適な時期であるので、落ち葉かきや落ち葉を集めて虫の住みかにするなど普段我々が園内管理として行っているようなことを冬の間に体験してもらえるようなプログラムを考えている。また、冬の生き物はなかなかいないと思われているが、一緒に子どもたちを連れて行くと新たな発見をしてくれることがよくあるので、そういった冬でもできる自然観察を少し増やしていきたいと考えている。

基本質問(3)

委員長

前期より応募団体の構成団体が指定管理者として加わったが、市民ボランティアとしての構成団体と指定管理者としての構成団体の役割分担について教えてほしい。
また、応募団体の代表団体と構成団体の役割分担について教えてほしい。

応募団体

指定管理者としての構成団体の主な仕事は、ボランティア団体としての構成団体を指導育成することである。その他には、園路管理や巡回等も行っている。ボランティア団体としては、まだ整備されていないエリアの手入れを行っている。具体的には、ふれあいの森のうち、2割ぐらいが既に整備され、来園者が園路などを自由に行き来できるようになっているが、そこから離れた人が入れないエリアがある。人が入らないところを維持管理しても効果が無いと思われるかもしれないが、何もしなければ、放棄された田畑や森と同じようなことになってしまうので、里山らしい風景を担保するため、ボランティア団体として維持管理を行っている。

委員長

各委員からの質問はないか。

山田委員

9月にあった台風21号で倒木があったとのことだが、指定管理者だけではなかなか作業ができない部分もあるので、施設の所有者である堺市の方でも工事発注等が必要だと思うが、現状はどういった対応を行っているか。

応募団体

我々だけでは手におえない部分がたくさんあるので、所管課に相談をし、何度も現場確認をしてもらっている。約100本の倒木のうち、緊急度を要するのは30本ぐらいあり、そういったものを業者に委託を出して対応いただくようお願いしているところである。

山田委員

まだ工事自体はできていないのか。

応募団体

対応可能な分は処理しているが、業者に委託を出す分については、業者も忙しく手が回っていないとのことで、11月中下旬になると所管課から聞いている。

山田委員

園路など一般の方が入るようなところは通行できるのか。

応募団体

一般の方が安全に通行できるのは半分ぐらいである。我々で対応を行ったのは手の届く範囲であり、もっと上の方で引っかかっているものは業者の対応を待っている状況である。園から離れた一般の方が立ち入れないところについては、時間をかけてでもボランティアを中心に、堺市とも協力しながら整備を行っていきたい。

西村委員

ボランティアの方はお金をもらっていないので、例えば調子が悪いから休もうとか遊びに誘われたから休もうとか、ついつい考えてしまうと思うが、皆さんの素晴らしいボランティア精神でこの事業が支えていると感じる。事業の重要な部分を担われているボランティアの方々はなぜこんなにも頑張れるのか。

応募団体

おっしゃるように今日ちょっと休もうとか、暑いから行くのやめとこうとかはある。会員数は約70人だが、実際には、週に1回ある農作業の時には20人ぐらい、月に2回ある森の整備には30人ぐらいの参加で、毎回来る方もいる。お金が出ない中でなぜボランティアを行っているのかだが、目新しいものや、季節に応じたものがあるので、一度活動を行うと面白い部分がある。また、知らない人同士が打ち解けて、人が来なかったら困るだろうと思って来てくれる方もいる。ただ、最近では高齢になっても働く方が多いことと、高齢になれば体力的にしんどくなってきてやめる方もいるのが悩みである。1カ月に10日ぐらい参加してくれる方もいれば、1カ月に1日しか参加しない人もいる。昔は欠席に対してもっとシビアだったが、欠席しても文句を言うことは絶対にせずに、温かく感謝の気持ちを伝えるようにし、気持ちよくまた来てもらえるように心掛けている。

西村委員

ボランティアの会員数は増えているのか。

応募団体

漸減である。新しく入ってくる人と辞める人で何とか今の70人を維持している。もっと引き込むプランを考えろと言われてはいるが、あまりシビアにしてもいけないし、悩みながらやっている。

西村委員

収支のところで、常勤職員4人と臨時職員、非常勤職員1人ずつを収支予算として見込んでいるが、常勤職員4人は代表団体と思うが、臨時職員と非常勤職員はどちらの方か。

応募団体

臨時職員については、イベント時や職員が不足している時に雇い入れる予定で予算計上している。非常勤職員は構成団体である。1カ月に12日程度、交代制で当番を決め、常勤職員と同じように1日中働いており、お金は2000円ほど払っている。

西村委員

2000円ぐらいは交通費等として払っているのか。

応募団体

ボランティア活動として、木を切ったりする際には支払われないが、指定管理事業として仕事をしていただいた時には、交通費500円と作業費2000円の合計2500円を支払っている。朝から晩まで作業しているし、指定管理料の一部を受け取っているので、そこから支払っているが、普段のボランティア活動の時には昔から一切交通費も払っていない。ただ、同じ人が指定管理事業とボランティア活動をする場合があるので、そういった人たちはお金をもらえている。

西村委員

活動予算書には人件費が0になっていたが、先ほどおっしゃっていた2000円はどこに含まれているのか。

応募団体

活動費や交通費に含まれている。日当となると、雇用関係等の話も出てくるので、人件費には含んでいない。

西村委員

食事代の補助や交通費の補助といった意味合いで活動費や交通費にしているということか。

応募団体

そうである。

委員長

以上で質疑応答を終了する。

応募団体退室

委員長

プレゼンテーション、質疑応答等を踏まえ意見交換を行うが、意見等はあるか。

山田委員

先ほどの活動費の話は会計処理上問題ないのか。

西村委員

時給を決めて給料として支払っていたら、源泉徴収をするかどうかの問題にもなるが、話を聞いていたら、1日働いて2000円程度なので、交通費等の実費部分として常識の範囲内だと思う。

委員長

時給として考えると最低賃金にも抵触することになると思う。ボランティア保険は誰が払っているのか。

所管課

本人である。会員は会費を払っているので、そこにボランティア保険代も含まれている。

山田委員

一般の方にも来てもらってイベントを行うような場合、参加者に対する保険があるのか。

所管課

それは別にイベント保険がある。ボランティアの方の保険は自身の保険で、主催者がボランティアを募集してイベントを行うような場合にはイベント保険がある。

委員長

構成団体としてのボランティア活動の中で何かあった場合には、会費の中から払っている保険で対応できるということか。

所管課

そうである。

委員長

緑の保全活動への熱い思いを持っているのがよくわかった。それでは書類及び面接の審査を踏まえて採点をお願いする。

集計結果発表

<集計結果一覧表を委員長及び委員に配付>

(案件4)

委員長

それでは、案件4「堺自然ふれあいの森指定管理者候補者の選定結果について」の集計結果を発表する。
総合計得点:294点

総合計得点が満点(400点)の60%以上に達しているため、応募団体を堺自然ふれあいの森の指定管理者候補者として選定する。

(案件5)

委員長

次に、案件5「堺市大仙公園日本庭園指定管理者候補者選定に係る書類審査について」、応募団体から提出のあった「応募書類の確認結果」、「応募団体の概要」及び「企画提案書の概要」について、所管課から説明をお願いする。

所管課説明

所管課

応募団体は2団体であり、応募に必要な条件を満たしていることを報告
応募団体及び企画提案書の概要について説明(資料2-1)

委員長

何か質問・意見はないか。

山田委員

A団体から開園時間を1時間ずらす提案があったが、トータルの開園時間が同じであれば構わないのか。

所管課

協議を行うことになるが、堺市として特に問題はない。

委員長

他に質問・意見はないか。

委員

<質問等なし>

書類審査仮採点

委員長

それでは、書類審査の仮採点をお願いする。

(案件6)

委員長

案件6「堺市大仙公園日本庭園指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について」の説明をお願いする。

所管課

面接審査の基本質問について説明(資料2-2)

委員長

何か質問・意見はないか。

委員

<質問等なし>

委員長

堺市大仙公園日本庭園指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問(案)について承認することに異議はないか。

委員

<異議なし>

(案件7)

委員長

次に、案件7の「堺市大仙公園日本庭園指定管理者候補者選定に係る面接審査について」の審査を進める。

応募団体入室

事務局

<A団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明>

出席者紹介

プレゼンテーション

質疑応答

基本質問(1)

委員長

常勤職員の一年間を通した庭園樹等の植栽管理の経験と実績はどうか。

A団体

代表団体の社長自ら現場に出て直接剪定等の指導をしている。また、管理物件に民間のマンション等や大仙公園日本庭園があり、その現場においても事細かに指導を行っている。構成団体についてもそれに準じた形で行っていると思われる。

基本質問(2)

委員長

目標設定の年間利用者数と利用料金収入について、この数値にした理由・根拠はあるか。

A団体

現在の実績に対して利用者増加の目標を掲げている。その方策の1つとして、自主事業の充実を考えており、特に庭に関する自主事業を提案している。その講座の受講者を中心に庭園ボランティアを組織化したい。自主事業の充実により来園者の増加を図ることができるが、情報発信にもつながると考えている。情報発信も含めた広報も重要視しており、自主事業や庭園の管理業務について、チラシを中心に堺市の他の施設にも、機会をとらえて情報提供していきたい。また、実際に来園していただいた方に満足度の高い体験をしていただき、口コミで広めていただくことも、広報と同様に重要だと考えている。そういった現場の力と広報、自主事業を初めとする企画の3本立てで目標達成をしたいと考えている。

基本質問(3)

委員長

経費の削減も大きな課題であるが、維持管理運営の維持・向上に係る具体策についての考えはあるか。

A団体

まず、受付を初めとした内業部分については、今まで管理してきた中で体系化されたものがある。その中で人的な見直しをして精査したい。また、現在の管理において非常にハイレベルな展示をしているが、そのレベルが一般の来園者の方に対して必要なのか少し疑問に思うところもある。企業のポリシーもあると思うが、費用対効果も含め、来園者の希望に合致しているかを精査しないといけない。また、庭園の管理における作業は平日に物音を立てないように遠慮しながらやっているが、来園者に迷惑がかからないよう休園日に集約して行うなど発想を変えて管理したい。万博記念公園の日本庭園は休園日に集約してやっているので、そういったことも参考にしながら新しい組み立てを考えていきたい。

委員長

各委員からの質問はないか。

山田委員

指定管理者として選定されると、現在の体制から大きく変わることになるが、日本庭園での作業実績がある方を配置することは可能か。

A団体

可能である。受付対応については、今までのベースがあるので、移行に際して問題が無いように手配をするつもりである。決定した後すぐにスタートして、研修等も含めて万全を期したいと考えている。以前の経験から、来園者にとって指定管理者が変わることは関係ないことはわかっているので、影響が出ないよう遺漏が無いようにしたい。

山田委員

樹木管理については企画提案書に詳しく記載があるが、池についてはどう考えているか。

A団体

ご承知のとおり非常に濁った状態である。池の底はコンクリートの上にバラスを撒いているが、来園者に人気の鯉のエサが堆積してしまう。作庭以来大きな浚渫をしていないが、本格的な浚渫が指定管理の範疇では難しいので、所管課と協議を行いたい。池に水を足すが、構造的に上の方の水がはけてしまって改善には至っておらず、薬剤についても色々と調べたが、十分な検証はできていない。案として、底水をまず抜いたうえで、水を入れつつ循環を図り、池の水を改善したいと考えている。池水が濃いので、流れの石も藻がついて汚くなってしまっている。我々も夏前や秋には従業員を連れて、デッキブラシでこすっているが、そういったことを積み重ねていかないときれいにならない。

森本委員

現在の指定管理業務に対して、現在担当している業務の内容は何か。

A団体

我々は低木の刈込や中木の剪定が主な業務である。常勤の技術者を1人配置しており、重点的な管理を行ってもらっている。後のフォローアップと量的な対応は他の従業員も補っていて、どういった形で切っていくか等の打合せももちろん行っている。

委員長

以上で質疑応答を終了する。

応募団体退室

委員長

プレゼンテーション、質疑応答等を踏まえ意見交換を行うが、意見等はあるか。

委員長

代表団体の社長がよく発言されており、造園に対する深い知識があることはよくわかった。

西村委員

基本質問にあった利用料金収入の根拠については、明確な回答ではなかった。

委員長

「具体的に」と質問したのだが、「一生懸命」や「今後精査する」といった回答で、根拠を持ってないのでそういった回答になった印象である。

西村委員

収支計画書では、利用料金収入は上昇傾向なのに、経費の額は毎年全く同じである。普通、収入が増えれば経費も増えると思う。

委員長

それでは書類及び面接の審査を踏まえて採点をお願いする。

応募団体入室

事務局

<B団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明>

出席者紹介

プレゼンテーション

質疑応答

基本質問(1)

委員長

常勤職員の一年間を通した庭園樹等の植栽管理の経験と実績はどうか。

B団体

当施設の管理は13年目になるが、常勤職員は主に3人で、園長は展示物のアサガオの栽培を13年間担当している。他に古典菊と日本桜草の栽培を8年間担当している者と、施設内の樹木管理を13年間担当している者がいる。

基本質問(2)

委員長

目標設定の年間利用者数と利用料金収入について、この数値にした理由・根拠はあるか。

B団体

利用者数の目標設定のところで、過去の実績を鑑みると、29年度は10万人を突破しているが、過去の平均を通してみると、概ね9万人前後である。本年10月1日より堺市外在住で65歳以上の入園者が有料となったが、無料入園者の概ね2割を占めており、来園しなくなるリスクを鑑み、今までの実績であれば本来は9万5千人からスタートすべきところを9万2千人からスタートし、最終的に10万人ベースに乗せることを目標にしている。

基本質問(3)

委員長

経費の削減も大きな課題であるが、維持管理運営の維持・向上に係る具体策についての考えはあるか。

B団体

造園の作業は極端な話、手を抜こうと思えばいくらでも手を抜くことができるが、そうするのではなく、より中身を濃くしていきたい。その結果、提案した指定管理料を削減できなかったが、より高度な技術を使っていきたいと考えている。例えば、低木の刈込は一般公共工事でも機械を使うことが多いが、極力使わないようにし、もし使ったとしても、その後、中の枝を抜いたり、切り返しをするなどの手直しをきっちりとしたいと考えている。管理水準を上げて行けばキリがないのだが、そこのバランスを見ながら指定管理料の設定を行った。

委員長

各委員からの質問はないか。

山田委員

指定管理者として選定されると、現在の体制から構成団体が変わることになり、現地の作業員も変わると思うが、後任にどういった人を充てようと考えているか。

B団体

構成団体が変わる理由と重なるところがあるが、機械を使った後の手直しの仕方など、意見の違いが出てきたためである。抜けた団体が受け持っていた業務は我々の構成団体が担当することになるが、技術的なレベルは遜色ないと考えている。

西村委員

平成31年度は開園30周年の節目に当たるため、30周年記念事業を考えていると企画提案書に記載があり、広告・宣伝になるので大変良いことだと思うが、具体的にはどういったものを考えているか。また、予算はどれぐらいかかる見込みか。

B団体

セレモニーイベントとして水上能を自主事業で行うことを考えている。経費としては、広告宣伝費と設営費等で100~150万円程度かかる見込みであるが、観覧料を来園者からいただく事業であり、本事業単体の収支差額はマイナス70万円程度を見込んでいる。広告宣伝効果も期待できることから、広報費と考えればそう惜しくはない金額と考えている。その他には、30周年イヤーと題して、例えば予定しているお茶会の設えを先生方にお願いして特別に変えていただくなど、細々した事業の中に30周年ということを盛り込んで行き、機運を高めていきたい。加えて、大仙公園日本庭園のネーミングについて、我々が受け持ってからずっと名前を付けたいという思いがある。堺市に相談させていただきたいと考えているが、これを契機に一般市民の方に広く公募し、名前を付けていただくことを提案していきたいと考えている。

委員長

以上で質疑応答を終了する。

応募団体退室

委員長

プレゼンテーション、質疑応答等を踏まえ意見交換を行うが、意見等はあるか。

山田委員

水上能を企画すると提案があり、能舞台があるわけではないと思うが、仮設で何かを作るということか。

所管課

広くはないが浮島があり、そこで琴を弾くようなイベントは行っている。

山田委員

そこを使えば水上能はできるのか。

所管課

B団体がどういった想定をしているかわからないが、可能だとは思う。

委員長

それでは書類及び面接の審査を踏まえて採点をお願いする。

集計結果発表

<集計結果一覧表を委員長及び委員に配付>

(案件8)

委員長

それでは、案件8「堺市大仙公園日本庭園指定管理者候補者の選定結果について」の集計結果を発表する。
総合計得点 1位 B団体:319点 2位 A団体:278点

総合計得点が満点(400点)の60%以上に達しているため、B団体を堺市大仙公園日本庭園の指定管理者候補者として選定する。

本日の案件の審議はすべて終了した。
以上で本日の委員会を終了する。

閉会

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建設局 土木部 建設総務課

電話番号:072-228-7415

ファクス:072-228-3964

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