平成28年度第2回堺市産業振興局指定管理者候補者選定委員会会議録
更新日:2016年12月14日
開催日時 | 平成28年10月17日 14時00分~17時00分 |
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会場 | 堺市役所 本館地下1階 会議室B |
出席委員 | 委員長 七野 正 (堺市総務局行政部行政管理課 総括参事役(指定管理・事務改革担当)) |
欠席委員 | なし |
事務局 | 峯 耕一郎(商工労働部 産業政策課長) |
案件名 | (1)堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者選定に係る書類審査について |
会議資料 | 議事次第(PDF:211KB) |
開会
事務局
平成28年度第2回堺市産業振興局指定管理者候補者選定委員会を開催する。
定足数確認
委員会は委員全員出席で、委員定足数を満たしている。
応募団体との関係の有無確認
各委員に応募団体の関係者はいなかった。
申請団体からの接触等、働きかけの有無確認
各委員に対して、申請団体からの接触はなかった。
配付資料の確認
この資料は事前に各委員に配付し説明を行っている。
本日の予定確認
本日の予定について説明
応募状況等
委員長
書類審査について、応募状況並びに応募団体から提出のあった申請書類が募集要項で定められた申請に必要な要件を満たしているか等について、事務局から説明をお願いする。
事務局
2者から応募があり、欠格事項等、選定対象除外に該当なし。
委員長
事務局からの説明について、質問・意見はないか。
委員
<質問等なし>
案件審議(案件1 書類審査)
委員長
応募団体の企画提案内容の概要について、所管課より説明をお願いする。
事務局
企画提案内容の概要を説明
委員長
事務局からの説明について、質問・意見はないか。
今枝委員
収支計画書の公租公課について、両団体の金額の差が大きいのが気になる。
事務局
面接審査で確認をお願いしたい。
中塚委員
A団体の自主事業(施設内収穫物の販売)について、市民菜園の収穫物や園内で採れる栗、竹の子などの農産物は販売してもよいのか。
事務局
単なる販売ではなく施設の利用促進を目的としたものであれば、可能である。
河野委員
市民菜園における収穫物の販売はどうか。
事務局
国の見解では、作付けの結果、余ったものは販売可能である。しかし、市民菜園の収穫物の販売を自主事業として設定してしまうと、販売目的で作付けを行う利用者がでてくるかもしれないので、自主事業としては難しいと考える。
委員長
園内で採れる栗や竹の子はどうか。
事務局
単なる販売に終わらず、施設の利用促進につながる販売ができるかという点について、詳細を確認する必要がある。
林委員
モニタリング計画について、もう少し具体的に知りたい点があるが、書面でわかるのはここに書かれていることだけか。
事務局
そのとおり。
採点に当たっての注意事項
委員長
事務局から説明をお願いする。
事務局
採点に当たっての注意すべき事項について説明
【資料1「選定審査方法について」参照】
案件審議(案件2 面接審査に係る共通質問)
委員長
次に、案件2「堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者の選定に係る面接審査の共通質問について」事務局から説明をお願いする。
事務局
面接審査に係る共通質問について説明
【資料3「面接審査に係る共通質問について(案)」参照】
委員長
事務局からの説明について、質問・意見はないか。
委員
<質問等なし>
委員長
案件2「堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者選定に係る面接審査の共通質問について」承認することに異議はないか。
委員
<異議なし>
委員長
案件2について原案のとおり承認する。
案件審議(案件3 面接審査)
<A団体入室>
事務局
A団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明
委員長
申請書類に基づき、プレゼンテーションをお願いする。
A団体
A団体出席者紹介
A団体のプレゼンテーション(15分)
委員長
引き続き質疑応答に入る。
共通質問事項(1)
【栽培指導業務に関する利用者満足度の目標達成について】
A団体
モニタリングやアンケート調査等を入念に行うことによりお客様の悩みやニーズを的確に把握して満足度の向上を図る。
委員長
共通質問事項(2)
【職員不在時の非常時対応について】
A団体
コールセンターを設置し、施設内にスタッフが不在の場合は、直接連絡いただくように園内の掲示板等で案内する。市とも連携していく。
委員長
各委員から質問があればお願いする。
中塚委員
除草等の業務は第3者委託すると提案しているが、募集要項では不可と定めている。どのように対応するのか。
A団体
委託が不可ということであれば、今回提案しているスタッフの就業時間を変更して対応したい。
今枝委員
市民菜園の栽培指導業務も委託できないが、同じように対応されるのか。
A団体
変更しなければならない点については、今後、検討していきたい。
今枝委員
開園時間について、自然に親しむ時間を設定するとしているが、具体的な時間はどのように考えているのか。
A団体
朝の8時か9時くらいから日が落ちるまでの時間を考えている。
今枝委員
毎週火曜日は職員を配置しないと提案されているが、駐車場の鍵の開閉等はどのように対応されるのか。
A団体
臨時職員が対応する。
河野委員
自主事業の貸農園収穫物販売イベントについて、貸農園では販売目的の栽培はできないが、どのように考えているのか。
A団体
園内で落ちている栗などは販売可能か。
事務局
施設の利用促進につながる内容であれば可能なので、そういった観点から具体的にご説明いただきたい。
A団体
貸農園収穫物の販売イベントは一旦取り下げる。
河野委員
施設に多くの人が来ていただけるような提案としては評価できる。
林委員
人員配置について、本社の管理責任者は指定管理業務に専任となるか。その場合の給与は指定管理料からのみ支払われるのか。
A団体
そのとおり。
林委員
具体的には、どのような業務に従事することになるのか。
A団体
個人情報の管理が主な業務である。
林委員
コールセンターの電話もこの責任者に繋がるのか。
A団体
そのとおり。
林委員
勤務時間は、基本的に9時から17時になるのか。
A団体
個人情報管理やコールセンター対応の業務量による。
林委員
専任の場合、具体的にどのような業務に従事するのかと思って質問した。
A団体
実際には本社業務を兼務する可能性もある。
林委員
兼任となれば、すべての給与を指定管理料から支出できないので注意してほしい。
A団体
兼任となれば労務時間の割合から給与に対する支出割合も決定するが、基本的には専任でいく予定である。
今枝委員
定款に今回の事業目的が入っていないが、指定管理者として選定された場合は専門家に相談するなどして改正されるのか。
A団体
そのとおり。
今枝委員
収支計画書に計上されている公租公課の金額は概算か。
A団体
そのとおり。
林委員
消費税は考慮していないのか。
A団体
していない。
河野委員
スタッフは、できるだけ地域の方を採用するのか。
A団体
そのとおり。特に非常勤等は、時間にゆとりのある高齢者を採用したい。
<A団体退室>
委員長
プレゼンテーション、質疑応答を踏まえて、意見交換を行う。
林委員
意気込みは感じるが、初めての応募で、先ほどの人員配置の話を含めて手探りの部分が多く、事業計画の実現性について疑問が残る。
今枝委員
提案書では業務に精通した現指定管理者スタッフの雇用を継続するということであったが、その実現性について疑問が残る。
河野委員
指定管理事業への参入により、何を実現しようとしているのか不明確である。
中塚委員
指定管理業務全体の業務量、例えば草刈りや樹木の選定などが業務的にかなりの負担となることをきちんと把握しているのか、多少の不安を感じる。また、市民菜園利用者の満足度を90%以上にするために何をするのかという質問に対して、具体的な方策が示されなかった。
<B団体入室>
事務局
B団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明
委員長
申請書類に基づき、プレゼンテーションをお願いする。
B団体
B団体出席者紹介
B団体のプレゼンテーション(15分)
委員長
引き続き質疑応答に入る。
共通質問事項(1)
【栽培指導業務に関する利用者満足度の目標達成について】
B団体
4、5月の土日に栽培指導の場を設けている。その他の時期では、以前、9月にも実施したが、ニーズが少ないため、掲示板に連絡先を掲示し、利用者から連絡があればすぐに対応するようにしている。
委員長
共通質問事項(2)
【職員不在時の非常時対応について】
B団体
緊急連絡先を掲示板に掲示し、電話があればスタッフ間の緊急連絡網を使って連絡を取り合い、現場に急行して対応する。
委員長
各委員から質問があればお願いする。
林委員
仕様書では、来園者の多い日曜の午前中に栽培指導を行うことが求められている。4、5月以外の日曜日は掲示板の連絡先で対応するということだが、スタッフ全員が地元の方なので、勤務体制にはないが、現地に顔を出されたりするのか。
B団体
日常から利用者と対話している。また、長く利用している方が多いので、人間関係ができており、臨機応変に対応している。日曜日の指導も、以前は植え付けの変わる8月後半から10月初めまで行っていたが、相談件数が少ないため、掲示板での対応に変えた。
林委員
新規利用者については、どのように対応しているのか。
B団体
新規利用者には特別に声をかけている。また、他人任せに聞こえるかもしれないが、利用者同士の関わりも大切であるので、熟練の利用者に教えてもらうなど、利用者間の助け合いを楽しんでくださいといった対応も行っている。むしろそういう利用者間のコミュニケーションづくりも大切ではないかと考えている。
今枝委員
緊急時の連絡先はどこになるのか。
B団体
事務所につながり、不在時には業務用の携帯電話に転送されるようになっている。
今枝委員
個人情報の研修について、どのような頻度でどのような内容のものを行うのか。
B団体
週1回の班長会や年2回の総会時などで、市から収受した文書を使用して研修を行う。
また、当団体のメンバーの多くは自治会のメンバーと重複するので、自治会とも連携を図っている。
河野委員
将来の利用者となる子どもたちの施設利用を広めていくためにどのように工夫していくのか。
B団体
子どもたちに利用してほしいのは、わんぱく広場である。今後、近隣の保育所への案内や、広報で周知していく。また、市民菜園を利用している福祉団体にも、案内を行っていく。
中塚委員
利用者以外の広報のため、SNSなど新しい方法も必要ではないかと思うが、メンバーの中にそのような技術を持つ方はいるのか。また、メンバーに新しく入ってくる予定はあるか。
B団体
現状では、ホームページがないので十分ではないが、市と連携して広報紙に施設案内を掲載したり、市民菜園の利用者向けに発行しているフォレストガーデンだよりを、近所の人と一緒に読んでくださいとお伝えしたりしている。今後については、新しい方法も必要であると思うので、市と協力して取り組んでいきたい。
<B団体退室>
委員長
プレゼンテーション、質疑応答を踏まえて、意見交換を行う。
林委員
これまで地域密着による長年の経験に基づき、目標を持ってしっかりと取り組んできたとの印象を受けた。農業祭など市の行事と連携すれば、南区に限らず他の地域への施設のPRになるのではないか。そういう意味では、市の後押しも必要ではないか。
今枝委員
利用者ニーズに沿った事業提案であると感じた。次世代の方々にも来てもらえるような自主事業を工夫されると更に良いのではないか。
河野委員
地元を愛していることがよくわかった。今後は、地域外からの施設利用を広げていくための情報発信などについて工夫を行ってほしい。
中塚委員
メンバー内にも年齢層の幅があるみたいなので、今後も新しいメンバーが入り、うまくやっていかれるのではないか。
採点
委員長
採点をお願いする。
集計結果発表
<事務局から集計結果表を委員長及び委員へ配付>
委員長
集計結果を発表する。
得点が満点の60パーセントに達した上で、最上位のものを選定する。
第1位 B団体 最終得点305点
第2位 A団体 最終得点253点
得点の最も高いB団体を堺市フォレストガーデン指定管理者候補者として選定する。
なお、本日の選定結果については、事務局から堺市に書面で報告をお願いする。
以上で本委員会を終了する。
閉会
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