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堺市
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第2回 堺市自転車利用環境計画策定検討懇話会議事録

更新日:2012年12月19日

日時

 平成24年7月3日(火曜)14時から16時

場所

 堺市役所 本館地下1階 職員会館多目的室

出席者

議題

1 堺市の地域資源と自転車利用のメリット
2 自転車利用の課題
3 安全利用
4 その他

議事内容

初谷座長
 皆様、前回に引き続き今日も活発なご意見をお聞かせいただきますようにお願いいたします。前回自転車に寄せておられる思いですとか、この懇話会に寄せる期待とかのご意見をちょうだいしましたが、前回ご欠席でした江原委員が今日はご出席頂いておりますので、懇話会への思い、普段自転車について考えていらっしゃることを簡単にご紹介ください。

江原委員

 私は堺出身で、今は自転車部品メーカーのシマノに勤めております。自転車競技をやっていましたが、普段使いの自転車をより安全に使っていただけるように、いろいろ知恵を絞っていきたいと思います。交通システム全体の中の一部として、自転車が得る利益と、義務も負うような形で、すんなりと自転車が交通ルールの中に入っていけるようなものになれば良いなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

初谷座長

 前回の懇話会の報告について、事務局からご説明をお願いいたします。

前回の懇話会の報告について

事務局説明

 (報告1から報告4を説明)

初谷座長

 事務局の説明を補足しますと、報告4の表は全体構成案の計画の柱について、AからDの順序をDの利用促進から始まるように並べ変えました。これは、前回、非常に利用の促進ということも大切にしたいという意見がありましたので、これをまず今一番初めに掲げております。それから、利用促進のためにBの駐輪環境をどう整えるべきか、Cの安全利用、Aの通行環境という順番にしております。前回吉田座長代理からもセットでAとBは考えるべきという話もありましたので、今後、整理をしていかなければいけないと思っています。
 表の課題のところを原因、結果、必要な取組みに分けていると、空欄になる部分が出てまいります。空欄になる部分には、何が埋まるのかと考えていくことで、議論のきっかけになるのではないかと思っております。
 右端に、第1回の皆様方のご意見を簡単に引用していますが、全てのご意見が掲げられているわけではございません。今日のご意見も含めまして、次回この表を充実させていく中で、もう一度振り返って、大切なご意見というものは表に反映していきたいと考えております。
 今の報告1?4について、何かご質問とかありましたらおっしゃってください。

武田委員

 報告3の「2、堺の地域資源と自転車利用のメリット」に『自転車産業のまち堺』と書いてあり、間違いはないが、『「自転車のまち堺」』ということの方が、我々もよく使うし、新聞なんかでもよく取り上げられているので、『「自転車のまち堺」』にした方が良いと思います。
 「自転車部品製造出荷額が全国一(5割以上のシェア)」となっていますが、これは、「自転車及び自転車部品の出荷額が全国一」が正しいと思います。製造というのは海外生産もありますので出荷額にした方が良いと思います。

初谷座長

 言葉の用い方はより正確にというご意見でした。議題1、堺市の地域資源と自転車利用のメリット、議題2、自転車利用の課題を合わせて事務局から説明をよろしくお願いします。

議題1 堺市の地域資源と自転車利用のメリット 議題2 自転車利用の課題

事務局説明

 (資料1を説明)

初谷座長

 委員の中にいろいろな施設と地域の資源に詳しい方もたくさんおられます。堺市における地域資源について我々が共有するために、委員の中からご紹介を頂けたらと思います。

武田委員

 財団法人自転車産業振興会の技術研究所、堺自転車会館、日本車両検査協会大阪検査所の3つは、歴史的な共通点があります。
 戦後、自転車の生産を再開し、輸出が増加しました。しかし輸出した自転車には、不良品や規格外れのものが出て問題となりました。そこで、日本できちんと検査をして輸出するために、日本車両検査協会が出来ました。
 生産性の向上を目指すため自転車産業振興会で、自転車の部品を作る機械や組み立て機械の研究、金型の生産などが始まりました。
 この10年程で、海外からの商品がどんどん入ってきました。入ってくる部品や商品に不良品や規格外があるため、輸入する時に、今までに我々が培ったいろんなノウハウ、技術、経験を使って、より安全な、安心な自転車を作らないといけません。
 堺自転車会館は堺自転車製造卸協同組合が持っている会館で、いろんな自転車の紹介をしています。
 『「自転車のまち堺」』となった理由は、いろんな伝統とかもありますが、1965年ぐらいから、ヨーロッパから車輪が20インチのミニサイクルが入ってきました。それを我々堺のメーカーがどんどん作って、最盛期には全国の36%ぐらいのシェアを占めるところまでいきました。それが「自転車のまち堺」のひとつの面だと言えると思います。

初谷座長

 歴史というものを考えると、計画にこの経過を書き込む時には、エ→イ→ウという風な流れで、順番を考えられたらいかがでしょうか。シマノのサイクル開発センターの自転車博物館サイクルセンターについていかがですか。
中村委員

 5月末まで、自転車博物館サイクルセンターで16年間学芸員として働いていました。自転車を約3,000台常設とありますが、間違いです。所蔵している自転車は370台程で、実際に展示しているのは80台ぐらいです。3,000台から訂正してください。また財団法人自転車産業振興会は、財団法人自転車産業振興協会と直して頂いた方が良いと思います。
 武田委員の発言の補足説明ですが、自転車技術研究所が中心となり、安全で長持ちすることを消費者が見分けやすいように、BAA規格を設けました。

初谷座長

 報告4の表の2の地域資源と、3の課題のところですが、今のご説明を受けて、2を中心にお考え頂きたい。結局、結果(課題)にあたるところ、「自転車のまち堺」としての地域資源を活かした政策や施策や事業が不十分だという状況です。
 自転車を利用するメリットが利用促進に上手く動機づけとして結び付いているのかがどうも見えにくいという話がありました。 必要な取組みの欄に書いていますように、地域資源を生かすにはどうしたら良いのだろうとか、このようなメリットを本当に周知して利用促進に繋いでいくにはどうしたら良いのだろうかという辺りが、事務局としてこの懇話会で議論をしてほしいという点だそうです。

三船委員

 「自転車のまち堺」の中で自転車博物館を自転車文化の発信基地として機能づけていきたい。自転車ライフで楽しく豊かな人生をというポリシーに基づいて、楽しいサイクリングや観光、中高年の問題やマナー、安全の面で発信していきたいと思っています。自転車利用の課題で交通ルール、安全マナーの向上、市民リーダーの育成とありますが、発信リーダー養成のような面も、自転車文化のひとつとして、カウントして発信していきたいと思っています。

初谷座長

 計画に書き込むとすると、一般的な話になってしまうと思います。いろいろご活動をなさっていますので、具体的にこういう資源はこう活かせるというようなアイデアはございませんか。

江原委員

 箱物(自転車博物館)の話が出ていますけれども、箱物以外にも堺には昔の街道が通っていたりしますので、ゆっくり走ってサイクリングっていうのが非常に楽しいです。実際、幹線道路を走るよりも、旧街道の方が自転車に向いていたりしますので、堺の具体的な地域資源と言えるのではないでしょうか。

中村委員

 自転車文化というのは、フランスではツール・ド・フランスがあるので、フランス人にとっては、自転車はスポーツの道具です。みんなスポーツとして観戦して楽しんでいます。アメリカでは、マウンテンバイクで遊んでいます。だから、アメリカ人にとっては、自転車は遊びの道具です。日本の自転車文化は移動手段としか考えていません。だから、日本にも何か根付かせられないか。そしたらもっと自転車を楽しめることを我々は紹介します。幸い堺市にはグローバルな自転車企業である株式会社シマノがあり、世界の自転車事情をすごくよく知っていると思います。世の中の動き、世界の情勢はこうだから堺はこうするべきじゃないのか、こうすることが世界の流れから見て一番相応しいのではないかということが言える、それがひとつの地域の資源と言えるかもしれないなと思います。

初谷座長

 具体的に何をしたら良いですか。

中村委員

 私は、具体的にサイクリングなど自転車に乗る楽しさを広める活動や自転車散歩をしていました。市内を10キロメートルくらい走る楽しさを知ってもらうサイクリング。健康サイクリングといって、20キロメートルから30キロメートル走るサイクリング。スポーツバイクのスクールをしています。それは、ロードバイクの教室を4回、マウンテンバイクのイベントを4回、それからあと4回は、自転車のパンク修理や自転車の整備をすることを教える活動を今後市民の会の中で、もっと市民の方に広めていきたいと思っています。

大町委員

 報告4の中の柱のBの駐輪環境ですが、例えば自転車を並べていく場所を決めて、それを並べたら文字や模様になってその間を通って行くことが楽しみになるとか、遠くから見た時に、その模様としてきれいに見えて楽しめるような駐輪場が増えた時に、自転車に乗る、駐輪場もきれいになる、自転車を放って行こうというのも少なくなっていくと思います。

初谷座長

 非常に面白いと思います。この場はアイデアをどしどし出す会議ですので、どんどん皆さん思い付かれたことをおっしゃって頂けませんか。

武田委員

 自転車等放置禁止区域内でも、例えば歩道の広い所であれば、そこに10台置いて、そこを無料駐輪場にします。しかし、フルになればもう置かないでということを、はっきりと看板に書きます。駐輪台数が10台より多くなってきた時には、この場所は皆さんには提供されませんという良心に訴える社会実験をして頂いたらいかがでしょうか。そういう心の持ち方で、上手く出来れば、非常に駐輪場が有効に使えるのではないかと思います。

初谷座長

 先程の自転車文化ということで、堺の人達の心に自転車を愛して大切にする気持ちがずっと根付いているのであれば、今おっしゃられたようなアイデアで、一度それに応えて下さいというような、そういう試みかもしれないですね。

龍野委員

 大和川の沿線で阪神高速の工事をしており、三宝から常磐までの区間を花の道、水の道にするというまちづくり計画があります。沿線の7校区からまちづくり計画の中で出てきているのが、自転車の道路を沿わし、各校区の繋ぎの所に一つのポイントを置いて、そこで自転車が乗り換えでき、またそこで一旦遊ぶ、という考えを進めています。阪神高速の工事がまだ上手く進んでおりませんので、まちづくりとの一貫は出来ておりませんが、7つの校区の中で自転車のまち、自転車の道路の計画を進めております。

初谷座長

 いろいろな施設、経験、それから市民の心まで、今に根付いているものがたくさんあるが、その地域の資源がどうも上手く繋がっていないので、それを繋げるにはどうしたら良いだろうかという問いについて、ご意見はないでしょうか。

中村委員

 堺を一周するということができると思っています。石津川沿いに自転車が走り易い道を作り、泉北ニュータウンまで行き、そこから古い天野街道や西高野街道という街道で北野田辺りまで行きます。西除川沿いにある程度自転車が走り易いような道が出来ており、そのまま大和川に通じています。大和川沿いは先程龍野委員がおっしゃったようなものが整備されていく。ベイ付近、海岸線を走れるような整備をしていけば、堺を自転車で一周できます。そうすると頑張ったら素人でも走れる距離の約80キロメートルにはなってくると思います。堺に行ったら、安全で快適に、水辺を一周し気持ち良く80キロメートル走ったら、今日は体に良いことしたな、気分も爽快になったなとなり、堺の魅力を高めることができると思います。

川端委員

 先に道路を直して、それから健康のためにサイクリングをするようにしていって頂きたいなと思います。とにかく、道路がガタガタになっていますので、サイクリングしようと言っても本当に年のいった方は無理だと思います。

澤本委員

 最近は、幼稚園の子でも自転車に乗れるようになっていますので、交通安全とは幼稚園から必要だと思います。自転車を買ってもらっても、走る所がないので、近所で走り回っている状況になっています。お父さん、お母さんが一緒にヘルメットを被って、小さな子どもも一緒に走れるようなコースをつくって頂いたら、もっと自転車に乗る方も増えると思います。
 駅まで行った時に、子どもの駐輪場利用料金を半額にするとかして頂くと、お母さんも子どもを後ろに乗せないで、自分で乗って行きましょう、自分でお金を払いましょうということができると思うので、そういうのも考えていったら良いかなと思いました。

吉田座長代理

 海外での資源の活用事例は、川沿いを走れるとか、そういう体験を通じて強化していくようなイベントやコンテストです。市民の方に、「自転車のまち堺」というコンセプトやキーワードが浸透していくために、どれをどのくらいしたら良いのかが重要になってくると思います。
 韓国でもいろんな有名な方を連れてきたイベントや、数万人規模の自転車で走ることをしており、それらが大きなきっかけになるのだろうと思います。
 通行環境そのものがまだまだ不十分だし、それらが有機的に繋がってないので、健康のために自転車を利用したい、近くの公園まで行きたいと言っている時にも十分ではないし、そこに行っても、そこで完結してしまう。箱物もそうだが、どんなコンセプトで繋いでいけるのかがすごく重要になってくると思います。
 また、今までは公共事業者ができるだけコストをかけずに駐輪場を整備するという概念でしたが、民間の敷地の中で駐輪場を設置していってもらうような状況に入った時に、できるだけデザインに配慮したものを市が顕彰や支援する中で駐輪場のコンテストや何らかの具体的なイベントをしてみたら皆さんの関心が高まるのではないか。また、堺市外からの自転車利用者に、堺が「自転車のまち堺」だということを認識して帰ってもらうとかを強化することに、どんなことがあり得るのかを、提案があったら出して頂けたら良いのではないかと思います。
 スポーツ、散歩、健康ということで、いろんな走行会があるという風におっしゃっていましたが、これはどれぐらいの規模で今までやっていらっしゃるのか。新しい違う人達がどんどん増えていくような仕掛けにするためには、どういう風なことを考えていったら良いのか、また、拡大していくための方策として何か、我々として皆さんの知恵を出して協力できることはないかなど、アイデアを頂けたらと思います。

中村委員

 市民の会の方は自転車の良さは存じていますが、車道を走るということに対してそんなに慣れていません。自転車が車道で安全に走るためには、手信号というのが非常に有効ですが、あんまり慣れていません。少しずつ慣れてもらって、サイクリングを引率できる人材育成を目的にサイクリングをしています。市民の会のメンバーも、今47人ぐらいですか、実際活動を一生懸命やって頂いているのは20人、サイクリングに来るのは10人になります。
 地域資源ということで、堺は昔、環濠都市と言われていました。今その環濠は土居川公園という、非常に細長い公園になっています。これを利用すると、南宗寺の辺りから七道の駅辺りまで行けます。南の方に行くには、内川沿いも上手く使えば、実は、堺を自転車で観光しようという人にとっては、一つのメインルートにみたいになります。それが、堺の資源を生かすという意味では、良いアイデアになるのではないかと思っております。

初谷座長

 まだまだたくさんご意見があると思いますが、いろんなアイデアは行政だけでできる話ではありませんので、民間も一緒に協力しながら展開していくことになると思います。
 キーワードは堺における自転車文化とは何かということを、今出た意見を踏まえながら、整理する必要があるように感じました。
 駐輪場一つとりましても、他の都市では出来ない、堺のように自転車に対して市民が、ある意味ではすごく親近感を持っていて、そして乗りこなしているような、そんなまちならではの試みというのもいろいろとできるような可能性を感じます。しかも、それを楽しく、面白くできるような可能性を感じるアイデアが出たと思います。
 まちづくりを体感するようなコースを走れるようにしてはどうかというご提案の中に、街道のような歴史資源を訪ねるようなコースに加えて現在の今生きている堺を巡り走るというのも面白いと思った次第です。
 子ども達というものを視野に入れた時に、最初の自転車文化とかその心をどのように伝承していくかということにも繋がっていきますので、単にルールやマナーを教えるだけではなく、自転車を楽しむ気持ちや生活を次の世代に受け継いでいくきっかけになるようなことがどしどしできないかというようなことがあろうかと思います。
 議題の1以外に、自転車利用の課題というところについても今ご意見をお伺いしたいわけですけれども、皆様方がこの懇話会でいろいろご意見をおっしゃって頂いて、全部最終回にもう一回整理し直し課題を導き出せば、すむようなことかもしれませんので、これはまた後ほどに譲らせて頂くということで、次の議題3の、安全利用の問題に移りたいと思います。

議題3 安全利用

事務局説明

(資料2を説明)

初谷座長

 報告4の3ページ目で今説明を頂いたものを一覧表にまとめています。前回も踏切等での交通ルールの周知等には、ソフト面で鉄道事業者の委員からもこの試みに協力できるのではないかというようなご意見もありました。障害者に対するマナーを徹底して欲しいというご指摘もあり、いろいろと課題が多いわけです。
 上から2から4段目辺りの素案がありません。この辺りは今後の取組みでも、実際にどういう手を打つべきかについて、市としていろいろと思案しているそうですのでこの辺りについて、ぜひ、具体的にこうすれば良いのではないかというご意見が得られれば嬉しいということで、事前に事務局からのお話がありました。
 前回ご意見が多かった部分ですが、自転車のマナーと言うけれども、誰がどこでどうやって教えているのかというような辺りをきちんと整理しないと駄目じゃないかという話が前回もありました。大人のための自転車教室、ルールを研修できる施設、自転車を買う時にしっかり教える、などのご意見もありました。それから、担い手として、ぜひ我々を活用して欲しいというようなお話もありました。いろいろな試みは既にありますが、自転車利用について、法的な教育制度や学習制度がないので、教育の仕組みや組織が系統立っていません。いろいろ良いことはなされているのですが、バラバラのような印象があります。「自転車のまち堺」ですので、それを市民の目から見て、全体像が分かりやすくなるようなアイデアをお聞きしたいということですので、ぜひどなたからでもおっしゃって下さい。

武田委員

 自転車と自転車、自転車と歩行者の事故がいろいろなところで取り上げられていますが、自転車と自動車の事故が1,541件と、すごく多いことに驚きました。この原因を知りたいです。自転車が悪いのか、自動車が悪いのか、原因があると思います。これを突き詰めていくと、どうすれば良いかなど具体的な施策が見えてきそうな気がしました。ぜひ、具体的 にわかれば教えて頂けたらありがたいのですが。

初谷座長

 警察のオブザーバー委員の方は、今手元に確定的な資料をお持ちではないかもしれないが、大体で結構ですので、どなたかご発言頂けますか。

仲村オブザーバー委員

 大阪府下の自転車事故の情勢として参考にしてください。平成23年の事故の発生状況ですが、主に、自転車が関連する事故の7割が交差点で発生しています。その7割が、出合い頭で、双方から来た自転車とか車が衝突しています。
 自転車と歩行者のマナーも悪く、夜間であれば信号無視の自転車と歩行者が当事者になっている事故が多いという状況です。当然自動車の運転手の方にも過失はありますが、ただ自転車の方にも、安全運転義務違反が結構あるように思います。
 自転車教室で自転車運転免許証はなかなか進まないというのが実情かと思うが、現在の一学年の生徒数と昨年免許証をどのぐらい交付されているのか教えていただけませんか。

事務局

 平成23年度は自転車の実技の実施状況が73校で、その内児童数の数が7,509名となっております。

初谷座長

 オブザーバーの皆さんに、あまり細かくここで結論を求めることはできませんが、政策や施策を考える時に、原因になっている部分をきちっと数字でおさえて対策を講じるという意味では、貴重なご意見だと思います。この会議自体が、市と警察との協働でもあるわけなので、データも含めて警察の方々に教えて頂ければなという風に思います。

龍野委員

 自転車の免許証の発行枚数は年に1回ずつ各校区の高学年の方だけの講習に終わってしまっています。基本的には、教育課程に入っていなくても、教育委員会の中で検討して交通ルールを守ってもらう方向に持っていかないことには、なかなか教室を開いたという判断には致しかねると思います。
 各区の祭りのイベントの中でいろんな行事をやっていると言っていたが、祭りや行事で何かもらえるというような集まりにしか過ぎず交通ルールの勉強をしに行くという感じではありません。
 北堺警察署では年3回ぐらい子どもや一般の方々の安全教育を実施されており、多くの参加者が来られています。
 本来どこが交通指導を、どこが教育をやっているのかという根本的なものを突き止めておかないといけません。学校でやるのであれば、学校教育の一環、補助教育の一環としての取扱いをするとか、何か方法を考えていかないことには、一般の人に教えるのも大変だと思います。教育啓発をしっかりしないことには、計画案の策定が出来ない、達成出来ないと思います。だから教育、啓蒙、もしくは啓発活動をどんどんやっていかないといけないと思います。行政の中でも、土木と自転車まちづくりの2つの区分の中での事業をやっておられるが、どこでどう分かれているのかという心配もありますので、行政自身の足の固め方も一度検討した方が良いのではないでしょうか。

大町委員

 自転車の利用について、スポーツ的な自転車の使い方、生活に密着しているという使い方があるので、グループ的につめていくのも、一つのやり方ではないかなと思います。いろんな意見が出てきているので、少し大枠に分けられたらどうなのかなと思いました。

初谷座長

 相手の属性別で考えるのではなく、子どもであろうが、大人であろうが、スポーツ目的、 遊び、通勤用など目的別の研修の機会が要るのではないかというご指摘だと思います。どこが、どれだけ、何をやっているのか。しかも、それが単に形式的に回数を重ねているのでは なく、本当に中身のあるものになっているかという一覧性を高めなければ駄目ではないかというご指摘かと思うのですが、こういうご意見もぜひどんどんおっしゃって頂きたい。

三船委員

 今まで市が取組んで来られたものは、即効性のあるものばかり。どうしたら良いかという と、心をもうちょっと豊かにするような楽しみの中で、ルール、マナーを身に付けさせる。
 まだ採用されていませんが、堺エコロジー大学の講座で環境に優しい自転車に乗って川の生態を学ぼうと提案しています。石津川の生態等を調べるのを自転車で行って、それで、帰 りに自転車博物館に寄って、自転車の構造も学ぶ。出発の前に30分ぐらい体操と走行安全教育をします。こういう楽しみの中から、優しい心を、郷土愛を持った心を育てていくと、11人命尊重の意識が低いというものが解決されていくのではないか。ゆっくり効く薬っていう のか、そういう教育をしていったらどうでしょうか。
 衰微している商店街にコミュニティサイクルのサイクルポートを設けるとか、自転車に乗って来てくれたら10%引きなどのキャンペーンを、商店街を挙げてすれば利用促進になるし、楽しくそこに行って、子どもが行っても、こんなのまけてもらったとかですね、楽しい気持ちも出てくる。そういう心に訴えてかつ楽しく、エコとかマナーを学ぼうと、そういうものを僕は日頃から考えております。

小山委員

 CMA自転車市民クラブの仲間から提案がありまして、自転車のルール、マナーの教育に関して、自動車免許の取得更新時に、ドライバーの視点での自転車という形で、自転車のルールマナーを講習してもらうように盛り込んでほしい。現在、自動車免許証の保有者は8,100万人らしいので、5年以内に、これで周知できるのではないでしょうか。これぐらいの方法論はぜひ、実施して頂きたいということです。
 堺の地場産業である自転車産業で格好の良い自転車を開発して、各警察署に寄付する。各警察署でパトロール隊みたいなものを編成し、それでルール、マナーを啓蒙してもらう。要は、格好良い自転車の乗り方の見本を警察の人に示してもらったらどうか。ルール、マナーの向上に繋げていけるし、堺発のパトロール自転車が全国で導入されたら、堺の自転車産業も潤うという、「自転車のまち堺」らしい提案になるのではないでしょうか。

初谷座長

 前回、ご紹介もありましたが、浦委員がご関係の方々からご意見を聞いているところだというお話がありましたが、何かございますか。

浦委員

 私は障害者全体の代表で出席しております。車より人が優先ということは、大変良い事だと思っております。堺市は伝統的に自転車の産業で発展してきた。そして、今度は自転車のまちづくりとして、全国的に模範のまちになろうということで、計画を立てていろいろな意見をまとめていると思っております。
 自転車にしても、何にしても、まちを歩くにしても、一番弱い立場というのは障害者です。安心して安全に歩けることが我々の一つの目的です。最近になりまして自転車事故が多いです。私の団体で全国的なアンケートを取ってみましても白い杖を自転車に巻き込まれて折られたりとか、後ろから追突されたとか、いろいろな事故が起きています。
 障害者にもいろいろな障害があります。例えば、全然見えない、聞こえないとか、あるいは、足が歩けないなど。全然見えない者がまちを歩いていると相手は気を付けてくれているのですが、自転車が側を走ると、そのスピードによって物凄い恐怖感を抱きます。自転車を運転している若者への指導、啓発、教育という面において、障害者というものはこうである、白い杖を持っていたら一旦自転車を停車するとか、あるいはゆるくして走るとか、そういうような障害者に対する啓発指導に重点を置いてやって頂きたいなと思います。
 白い杖に対する交通法規というものがあります。車は一旦停止だから徐行しないといけません。自転車も軽車両だから該当します。
 必ず障害者というものを忘れないでやって頂きたいなと思います。

初谷座長

 今ご指摘頂いた点は計画の中で何らかの形で明確に表現していく必要があると思います。
 安全利用についてはご意見もまだまだおありかと思いますが、まず、簡単に整理しますと、啓発とか研修とか教育の機会とかいうものを、少し総覧できるような、全体として見渡せるような整理を、これを機会にぜひする必要がありそうです。
 属性別にとらわれないで、目的別という所も配慮する。
 ゆっくりと効き目が表れるということにも、力を惜しまない。
 お手本を示す方に、ぜひ警察の方々のご協力ご支援を頂けたら良いのではないかというお話もありました。子ども達の憧れになるような、そういう姿をぜひ、背中で示して頂ければというお話もありました。
 障害を持った方々への配慮なども、きちんと書き込むような必要があるかと思います。
 この報告4の資料というのは、今後の議論とともに加筆修正がなされていくものという風にご理解を頂きたいわけですが、今日の会議の最初に報告1から3まで、事務局から説明がありました点は、今日ご了承頂けましたものという風に受け止めさせて頂きたいと思います。
 それでは、議題4にまいりますが、その他について、委員の皆様と、それから事務局から何かございますか。この機会に何かもう一言ないですか。

議題4 その他

吉田座長代理

 先程警察の方から、交差点事故が7割という話がありました。歩道を自動車と逆走する側で通行していた時に、無信号の交差点で側道から出てくる車とぶつかるという事故が非常に多く、歩道を通行していても決して安全ではないということの認識を改める必要があります。
 自転車関連事故の件数が何で下がっていないのかについて、少なくともキーワードとして出てくるのが、道路交通法上で言うと、13歳になるといきなり歩道通行から車道通行をしないといけないわけですが、これをできる状況にはなっていない。おそらく歩道を通行する子どもの知識のまま、大人になっているというのが現実です。本来の法の趣旨からすると、車道を通行できるような大人を育てていくということが、一つ重要だということが言えるので、小学生から中学校に行くときに、その教育が基本的に今ほとんど手を付けられていないというところが、第1点目です。
 それから、事故の分析をやっていく中で出てくるのは、自動車免許を持っている人と、免許を持っていない自転車利用者、どちらが事故に遭いやすいかというと、圧倒的に免許を持っていない自転車利用者の方が事故に遭いやすくなっています。知識が関係しています。交差点での出合い頭事故でもそうですが、基本的には勝手な解釈や自分の感覚を頼って、一旦停止をしないというような人が、免許を持っていない方です。要するに、今まで自分が安全だと判断してきたことをベースに通行している現実があって、なかなか停まらないので、事故が起きているというようなところがあります。
 先程障害者の方のご意見は皆さんで本当は大激論して頂きたいところです。歩道を今自転車が通行できるような状況になっていますが、果たして本当にこのまま続けていって良いのかどうか。これは、どこかでご議論頂きたい。今は歩道を自転車と歩行者がシェアしている規制や、いろんな通行整備方法とかあります。時間はかかりますが、全体的に大きく方向転換をして、車両の仲間であるというようなところを位置づけていくようにするのか。その時に、バス停付近、駅周辺のように、歩行者の多いような所で自転車はどのように扱っていくべきなのか。歩行者と自転車の事故は少ないようにみえますが、警察へ報告されている事故がこの程度ですので、実際にはもっとたくさん起きているような状況だと思います。そういうことも踏まえて、これは安全教育だけに関わらず、空間の整備の仕方についても少し影響を及ぼす範囲なので、ぜひ、各委員の方々に今後議論をして頂く中で、何らかのご意見を日頃の感覚でも良いので、ぜひご報告を頂けると有難いなと思います。

初谷座長

 それでは、本日の議題はこれで終了しましたので、進行を事務局にお返ししたいと思います。

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