第(だい)6期(き)堺市(さかいし)障害(しょうがい)福祉(ふくし)計画(けいかく) 第(だい)2期(き)堺市(さかいし)障害(しょうがい)児(じ)福祉(ふくし)計画(けいかく) わかりやすい概要版(がいようばん) もくじ 1 この計画(けいかく)について 1 2 この計画(けいかく)の考(かんが)え方(かた) 2 3 障害者(しょうがいしゃ)の福祉(ふくし)で取(とり)組(く)むこと 5 4 障害児(しょうがいじ)の福祉(ふくし)で取(とり)組(く)むこと 9 5 この計(けい)画(かく)の進(すす)め方(かた) 11 1 この計画(けいかく)について わたしたちの国(くに)では、これまで、障害(しょうがい)のある人(ひと)もない人(ひと)もともに暮(く)らし、活動(かつどう)できる社会(しゃかい)をめざして、いろいろな取組(とりく)みが進(すす)められてきました。国連(こくれん)で、障害者(しょうがいしゃ)の権利(けんり)を守(まも)るための「障害者(しょうがいしゃ)の権利(けんり)に関(かん)する条約(じょうやく)」という取(と)り決(き)めがされ、日本(にほん)でも、その取(と)り決(き)めを守(まも)ることになりました。そのため、いろいろな法律(ほうりつ)やしくみがつくられて、障害者(しょうがいしゃ)、障害児(しょうがいじ)の暮(く)らしを支(ささ)えるための福祉(ふくし)のサービスが充実(じゅうじつ)されてきました。 ◆障害者(しょうがいしゃ)、障害児(しょうがいじ)が、地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるためには、暮(く)らしを支(ささ)える福祉(ふくし)のサービスを利用(りよう)できることが大切(たいせつ)です。堺市(さかいし)では、これまで、福祉(ふくし)のサービスが充実(じゅうじつ)するように取組(とりく)みをしてきましたが、障害(しょうがい)の重(おも)い人(ひと)が増(ふ)えていることや、高齢(こうれい)の障害者(しょうがいしゃ)の増(ふ)えていることなどもあり、サービスをもっと充実(じゅうじつ)させることが必要(ひつよう)になっています。また、必要(ひつよう)なサービスを使(つか)えるように、サービスの量(りょう)を増(ふ)やしたり、サービスの質(しつ)をよくしていくことも大切(たいせつ)です。 ◆こうしたことから、障害者(しょうがいしゃ)、障害児(しょうがいじ)が地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるための目標(もくひょう)を決(き)めて、福祉(ふくし)のサービスが、これからどれぐらい必要(ひつよう)になるかを考(かんが)え、サービスの充実(じゅうじつ)をめざす計画(けいかく)として、この計画(けいかく)をつくりました。 ◆法律(ほうりつ)では、障害者(しょうがいしゃ)の福祉(ふくし)の計画(けいかく)と、障害児(しょうがいじ)の福祉(ふくし)の計画(けいかく)を、それぞれつくることになっています。堺市(さかいし)では、2つの計画(けいかく)を一緒(いっしょ)に、ひとつの形(かたち)にまとめてつくりました。 ◆この計画(けいかく)は、堺市(さかいし)で障害者(しょうがいしゃ)、障害児(しょうがいじ)のサービスをよりよくしていくために、令和(れいわ)3年度(ねんど)から令和(れいわ)5年度(ねんど)の3年間(ねんかん)に取(とり)組(く)むことをまとめたものです。 2 この計画(けいかく)の考(かんが)え方(かた) ●この計画(けいかく)のいちばんもとになる考(かんが)え方(かた)は、 障害者(しょうがいしゃ)が住(す)み慣(な)れた地域(ちいき)で、主体的(しゅたいてき)に、共生(きょうせい)、協働(きょうどう)のもと 生(い)き活(い)きと輝(かがや)いて暮(く)らせる社会(しゃかい)の実現(じつげん) ということばで表(あらわ)しています。 この意味(いみ)ですが、 「障害者(しょうがいしゃ)が住(す)み慣(な)れた地域(ちいき)で、主体的(しゅたいてき)に」暮(く)らすことのできる社会(しゃかい)とは、すべての障害者(しょうがいしゃ)が、その生活(せいかつ)や人生(じんせい)を大切(たいせつ)にされて、いろいろなサービスなどを使(つか)いながら、地域(ちいき)の中(なか)で、自分(じぶん)の力(ちから)で自分(じぶん)らしく生活(せいかつ)を送(おく)ることができることを表(あらわ)しています。 「共生(きょうせい)、協働(きょうどう)のもと」で暮(く)らすことのできる社会(しゃかい)とは、みんなが障害(しょうがい)に対(たい)して正(ただ)しく理(り)解(かい)して、障害(しょうがい)のある人(ひと)もない人(ひと)も、地域(ちいき)の中(なか)で一緒(いっしょ)に、あたり前(まえ)に生活(せいかつ)できること、また、そうした地域(ちいき)をみんなでつくることを表(あらわ)しています。 「生(い)き活(い)きと輝(かがや)いて暮(く)らせる」社会(しゃかい)とは、すべての障害者(しょうがいしゃ)が、地域(ちいき)の中(なか)で安心(あんしん)して暮(く)らし、それぞれ自分(じぶん)らしく個性(こせい)や能力(のうりょく)を活(い)かし、生(い)きがいをもって活動(かつどう)できることを表(あらわ)しています。 ●このような社会(しゃかい)をつくっていくために、次(つぎ)の3つの考(かんが)えを大切(たいせつ)にしながら、取組(とりく)みを進(すす)めていきます。 障害者(しょうがいしゃ)の人権(じんけん)、自己(じこ)決定権(けっていけん)を大切(たいせつ)にします ◆人権(じんけん)とは、人間(にんげん)だれもが持(も)っている大切(たいせつ)な権利(けんり)であり、障害者(しょうがいしゃ)への差別(さべつ)は、重大(じゅうだい)な人権(じんけん)侵害(しんがい)の行為(こうい)です。堺市(さかいし)では、障害者(しょうがいしゃ)差別(さべつ)のない社会(しゃかい)をつくっていきます。また、自分(じぶん)のことは自分(じぶん)で決(き)めるという意味(いみ)の自己(じこ)決定権(けっていけん)も大切(たいせつ)な権利(けんり)であり、こうした障害者(しょうがいしゃ)の権利(けんり)を大切(たいせつ)にしながら取組(とりく)みを進(すす)めます。 障害者(しょうがいしゃ)の年齢(ねんれい)や障害(しょうがい)の状態(じょうたい)などに心(こころ)づかいの行(い)きとどいた支援(しえん)をします ◆それぞれの障害者(しょうがいしゃ)の年齢(ねんれい)や、障害(しょうがい)の状態(じょうたい)などに心(こころ)を配(くば)り、一人(ひとり)ひとりに寄(よ)りそって支援(しえん)をします。障害者(しょうがいしゃ)に関(かか)わるいろいろな人(ひと)が協力(きょうりょく)して、その人(ひと)のための支援(しえん)を考(かんが)えながら取組(とりく)みを進(すす)めます。 障害者(しょうがいしゃ)の生活(せいかつ)を妨(さまた)げるいろいろな社会(しゃかい)の壁(かべ)を取(と)り除(のぞ)きます ◆社会(しゃかい)には、障害者(しょうがいしゃ)の生活(せいかつ)を妨(さまた)げる、いろいろな壁(かべ)(生活(せいかつ)をじゃまするものや考(かんが)え方(かた)など)があります。障害者(しょうがいしゃ)が社会(しゃかい)で活動(かつどう)したり、安心(あんしん)した生活(せいかつ)を送(おく)ることができるように、「合理的(ごうりてき)配慮(はいりょ)」(みんなが、さまざまな障害(しょうがい)に、行(い)きとどいた心(こころ)づかいをすること)をめざした取組(とりく)みを進(すす)めます。 ●この計画(けいかく)では、こうした考(かんが)え方(かた)をもとにして、障害者(しょうがいしゃ)の権利(けんり)を大切(たいせつ)にしながら、だれもが地域(ちいき)の中(なか)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるように、次(つぎ)のような方向(ほうこう)で福祉(ふくし)のサービスの充実(じゅうじつ)を進(すす)めていきます。 ■障害者(しょうがいしゃ)が必要(ひつよう)なサービスを使(つか)うための計画(けいかく)をつくったり、相談(そうだん)を受(う)けたりするしくみを充実(じゅうじつ)します。 ■施設(しせつ)や病院(びょういん)から出(で)て地域(ちいき)で生活(せいかつ)する障害者(しょうがいしゃ)や、企業(きぎょう)などで働(はたら)く障害者(しょうがいしゃ)を増(ふ)やします。 ■障害者(しょうがいしゃ)が地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるように支(ささ)えるしくみを充実(じゅうじつ)します。 ■障害者(しょうがいしゃ)のいろいろな思(おも)いを受(う)けとめて、質(しつ)のよいサービスが使(つか)えるようにしくみを充実(じゅうじつ)します。 ■医療(いりょう)の必要(ひつよう)な障害者(しょうがいしゃ)が必要(ひつよう)なサービスを使(つか)うことができるように、しくみや人(ひと)の育成(いくせい)を充実(じゅうじつ)します。 ■精神(せいしん)障害(しょうがい)の人(ひと)が地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるしくみづくりを進(すす)めます。 ■発達(はったつ)障害(しょうがい)の人(ひと)が安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるように支(ささ)えます。 ■障害児(しょうがいじ)が通(かよ)って、発(はっ)達(たつ)の手(て)助(だす)けを受(う)けるサービスなどを、地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるように支(ささ)えるしくみを充実(じゅうじつ)します。 ■障害者(しょうがいしゃ)の生活(せいかつ)を手(て)助(だす)けするサービスをおこなう人(ひと)を育(そだ)て、増(ふ)やします。 ■障害者(しょうがいしゃ)が事業所(じぎょうしょ)に通(かよ)って手(て)助(だす)けを受(う)けたり、働(はたら)いたり、いろいろな活動(かつどう)ができるしくみを充実(じゅうじつ)します。また、みんなが障害(しょうがい)に対(たい)して正(ただ)しく理解(りかい)して、差別(さべつ)や虐待(ぎゃくたい)のないように働(はたら)きかけていきます。 ■障害者(しょうがいしゃ)が災害(さいがい)や感染症(かんせんしょう)の場合(ばあい)も、困(こま)らないように支(ささ)えるしくみを充実(じゅうじつ)します。 3 障害者(しょうがいしゃ)の福祉(ふくし)で取組(とりく)むこと @計画(けいかく)の目標(もくひょう) この計画(けいかく)では、令和(れいわ)5年度(ねんど)が終(お)わるまでに、次(つぎ)のことができるように取組(とりく)みます。 施設(しせつ)から出(で)て地域(ちいき)で生活(せいかつ)する障害者(しょうがいしゃ)を増(ふ)やします ◆施設(しせつ)から出(で)て地域(ちいき)で生活(せいかつ)する障害者(しょうがいしゃ)を増(ふ)やして、27人(にん)にします。 ◆施設(しせつ)から出(で)て地域(ちいき)で生活(せいかつ)する障害者(しょうがいしゃ)を増(ふ)やすことで、施設(しせつ)に入(はい)っている障害者(しょうがいしゃ)を8人(にん)減(へ)らします。 精神(せいしん)障害(しょうがい)の人(ひと)が地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるしくみづくりを進(すす)めます ◆精神(せいしん)障害(しょうがい)の人(ひと)が地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるしくみづくりを進(すす)めるため、関係(かんけい)する人が集(あつ)まって話(はな)し合(あ)う場(ば)をつくります。 ◆精神科(せいしんか)の病院(びょういん)に1年(ねん)以上(いじょう)入院(にゅういん)している人(ひと)の数(かず)を減(へ)らして、852人(にん)にします。 ◆精神科(せいしんか)の病院(びょういん)に入院(にゅういん)して、3か月(げつ)までに退院(たいいん)する人(ひと)を69%(ぱーせんと)以上(いじょう)にします。 ◆精神科(せいしんか)の病院(びょういん)に入院(にゅういん)して、6か月(げつ)までに退院(たいいん)する人(ひと)を86%(ぱーせんと)以上(いじょう)にします。 ◆精神科(せいしんか)の病院(びょういん)に入院(にゅういん)して、1年(ねん)までに退院(たいいん)する人(ひと)を92%(ぱーせんと)以上(いじょう)にします。 ◆精神科(せいしんか)の病院(びょういん)から退院(たいいん)してから1年(ねん)以内(いない)の、地域(ちいき)での生活(せいかつ)日数(にっすう)を316日(にち)以上(いじょう)にします。 地域(ちいき)生活(せいかつ)支援(しえん)拠点(きょてん)等(とう)を整備(せいび)します ◆障害者(しょうがいしゃ)が地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるように、堺市(さかいし)では、障害者(しょうがいしゃ)の地域(ちいき)での生活(せいかつ)を支(ささ)えるための中心(ちゅうしん)になるところを平成(へいせい)29年(ねん)4月(がつ)につくりました。(これを、「地域(ちいき)生活(せいかつ)支援(しえん)拠点(きょてん)等(とう)」といいます。)年(ねん)に1回(かい)以上(いじょう)、サービスなどのしくみができているかを確認(かくにん)します。 企業(きぎょう)などに就職(しゅうしょく)する障害者(しょうがいしゃ)を増(ふ)やします ◆企業(きぎょう)などに就職(しゅうしょく)する障害者(しょうがいしゃ)を増(ふ)やして、239人(にん)にします。 ◆障害者(しょうがいしゃ)の就職(しゅうしょく)を手助(てだす)けする「就労(しゅうろう)移行(いこう)支援(しえん)サービス」を利用(りよう)する人(ひと)を増(ふ)やして、160人(にん)にします。 ◆就労(しゅうろう)移行(いこう)支援(しえん)サービスを利用(りよう)する人(ひと)のうち、就労(しゅうろう)継続(けいぞく)支援(しえん)A型(がた)の利用者(りようしゃ)を40人(にん)、就労(しゅうろう)継続(けいぞく)支援(しえん)B型(がた)の利用者(りようしゃ)を32人(にん)にします。 ◆就労(しゅうろう)移行(いこう)支援(しえん)サービスを利用(りよう)する人(ひと)のうち、企業(きぎょう)などに就職(しゅうしょく)したあと、仕事(しごと)を辞(や)めずに働(はたら)く手助(てだす)けをする就労(しゅうろう)定着(ていちゃく)支援(しえん)サービスを利用(りよう)する人(ひと)を7割(わり)にします。 ◆企業(きぎょう)などに就職(しゅうしょく)した障害者(しょうがいしゃ)が、仕事(しごと)を辞(や)めずに1年(ねん)以上(いじょう)同(おな)じ職場(しょくば)で働(はたら)いている割合(わりあい)が8割(わり)以上(いじょう)の事業所(じぎょうしょ)を増(ふ)やして、全体(ぜんたい)の7割(わり)以上(いじょう)にします。 工賃(こうちん)を上(あ)げます ◆障害者(しょうがいしゃ)が働(はたら)く就労継続(けいぞく)支援(しえん)B型(がた)の事業所(じぎょうしょ)の工賃(こうちん)を上(あ)げて、平均(へいきん)で17,443円(えん)にします。 障害者(しょうがいしゃ)が必要(ひつよう)なサービスを使(つか)うための計画(けいかく)をつくったり、相談(そうだん)を受(う)けたりするしくみを充実(じゅうじつ)します ◆基幹(きかん)相談(そうだん)支援(しえん)センターを中心(ちゅうしん)に、相談(そうだん)支援(しえん)の専門(せんもん)の人(ひと)と一緒(いっしょ)に、障害者(しょうがいしゃ)がくわしい相談(そうだん)を受(う)けたりするしくみを充実(じゅうじつ)します。 障害者(しょうがいしゃ)のいろいろな思(おも)いを受(う)けとめて、質(しつ)のよいサービスが使(つか)えるようにしくみを充実(じゅうじつ)します ◆障害者(しょうがいしゃ)が質(しつ)のよいサービスを使(つか)えるように、サービスへの報酬(ほうしゅう)請求(せいきゅう)の間(ま)違(ちが)いなどの注意(ちゅうい)や、大阪府(おおさかふ)などと一緒(いっしょ)にサービスがよくなるように指導(しどう)をおこなったりします。 Aサービスを増(ふ)やし、質(しつ)をよくしていくための取組(とりく)み 訪問(ほうもん)のサービス ◆障害者(しょうがいしゃ)の自宅(じたく)を訪問(ほうもん)して生活(せいかつ)を手助(てだす)けするサービス(ホームヘルプなど)の利用者(りようしゃ)を増(ふ)やします。 ◆障害(しょうがい)の種類(しゅるい)や障害者(しょうがいしゃ)の状態(じょうたい)に合(あ)わせて、サービスが利用(りよう)できるように、サービスの質(しつ)をよくします。 ◆サービスをおこなうヘルパーなどの人(ひと)が、サービスについて学(まな)ぶ機会(きかい)を増(ふ)やして、サービスの質(しつ)がよくなるようにします。 ◆サービスをよくしようと取組(とりく)んでいる事業所(じぎょうしょ)を表彰(ひょうしょう)するなど、サービスをおこなう人(ひと)を増(ふ)やし、働(はたら)き続(つづ)けられるよう支(ささ)えるしくみを充実(じゅうじつ)します。 通(かよ)いのサービスやショートステイなど ◆障害者(しょうがいしゃ)が事業所(じぎょうしょ)に通(かよ)って手助(てだす)けを受(う)けたり、働(はたら)いたり、いろいろな活動(かつどう)をするサービス(生活(せいかつ)介護(かいご)、就労(しゅうろう)継続(けいぞく)支援(しえん)A型(がた)、就労(しゅうろう)継続(けいぞく)支援(しえん)B型(がた)など)の利用者(りようしゃ)を増(ふ)やします。 ◆障害者(しょうがいしゃ)が短(みじか)い期間(きかん)、泊(と)まりで手助(てだす)けを受(う)けるサービス(ショートステイ)の利用者(りようしゃ)を増(ふ)やします。 ◆医療(いりょう)の必要(ひつよう)な障害者(しょうがいしゃ)なども利用(りよう)できる事業所(じぎょうしょ)を増(ふ)やします。 ◆サービスに関(かか)わる人(ひと)や事業所(じぎょうしょ)が協力(きょうりょく)して、サービスの質(しつ)をよくしていくために取組(とりく)みます。 ◆働(はたら)くことを手助(てだす)けするサービスの事業所(じぎょうしょ)では、企業(きぎょう)などに就職(しゅうしょく)する障害者(しょうがいしゃ)を増(ふ)やしたり、工賃(こうちん)を上(あ)げたりできるように取組(とりく)みます。 ◆障害者(しょうがいしゃ)が仕事(しごと)を辞(や)めずに働(はたら)く手助(てだす)けをするサービスの事業所(じぎょうしょ)で、利用者(りようしゃ)が定着(ていちゃく)できるように、障害者(しょうがいしゃ)就業(しゅうぎょう)・生活(せいかつ)支援(しえん)センターを活用(かつよう)していきます。 ◆ショートステイについては、家族(かぞく)の急病(きゅうびょう)などで急(きゅう)に必要(ひつよう)になったときでも、利用(りよう)しやすいようにしくみを充実(じゅうじつ)します。また、医療(いりょう)の必要(ひつよう)な障害者(しょうがいしゃ)なども利用(りよう)しやすいようにします。 住(す)まいのサービス ◆障害者(しょうがいしゃ)の住(す)まい(グループホーム)の利用者(りようしゃ)を増(ふ)やします。 ◆グループホームは、サービスの質(しつ)をよくして、重(おも)い障害(しょうがい)のある人(ひと)でも利用(りよう)できるところを増(ふ)やすための取組(とりく)みをします。 ◆障害者(しょうがいしゃ)のいろいろな思(おも)いを受(う)けとめて、質(しつ)のよいサービスが使(つか)えるように、グループホームのサービスに関(かか)わる責任者(せきにんしゃ)などに研修(けんしゅう)をおこないます。 相談(そうだん)のサービス ◆障害者(しょうがいしゃ)が必要(ひつよう)なサービスを安心(あんしん)して使(つか)うことができるように、相談(そうだん)のサービスの利用者(りようしゃ)を増(ふ)やし、相談(そうだん)のしくみを充実(じゅうじつ)します。 ◆障害者(しょうがいしゃ)がサービスを使(つか)うための計画(けいかく)をつくる人(ひと)を育(そだ)て、増(ふ)やします。そのために、相談(そうだん)のサービスについて学(まな)ぶ機会(きかい)を増(ふ)したり、サービスに関(かか)わる人(ひと)が協力(きょうりょく)して、サービスの質(しつ)がよくなるようにします。 ◆施設(しせつ)から出(で)て地域(ちいき)で生活(せいかつ)する障害者(しょうがいしゃ)を増(ふ)やすため、本人(ほんにん)や家族(かぞく)、施設(しせつ)で働(はたら)く人(ひと)に説明(せつめい)し、理解(りかい)してもらうようにします。また、その後(ご)も続(つづ)けて生活(せいかつ)できるように支(ささ)えていきます。 地域(ちいき)での生活(せいかつ)を支(ささ)えるいろいろなサービス ◆障害者(しょうがいしゃ)の地域(ちいき)での生活(せいかつ)を支(ささ)えるさまざまな取組(とりく)みを充実(じゅうじつ)します。これには、障害者(しょうがいしゃ)の権利(けんり)を守(まも)るためのサービス(成年(せいねん)後見(こうけん)制度(せいど)利用(りよう)支援(しえん)事業(じぎょう))や、聴覚(ちょうかく)障害(しょうがい)のある人(ひと)などのコミュニケーションを手助(てだす)けするサービス(意思(いし)疎通(そつう)支援(しえん)事業(じぎょう))、障害者(しょうがいしゃ)が日常(にちじょう)生活(せいかつ)に必要(ひつよう)な用具(ようぐ)をもらえるようにするサービス(日常(にちじょう)生活(せいかつ)用具(ようぐ)等(とう)給付(きゅうふ)事業(じぎょう))、障害者(しょうがいしゃ)の外出(がいしゅつ)を手助(てだす)けするサービス(移動(いどう)支援(しえん)事業(じぎょう))など、いろいろなものがあります。 ◆重(おも)い障害(しょうがい)のある人(ひと)が社会(しゃかい)に参加(さんか)できるように、学校(がっこう)で学(まな)んだり、就職(しゅうしょく)するために必要(ひつよう)な手助(てだす)けをします。 4 障害児(しょうがいじ)の福祉(ふくし)で取組(とりく)むこと @計画(けいかく)の目標(もくひょう) この計画(けいかく)では、令和(れいわ)5年度(ねんど)が終(お)わるまでに、次(つぎ)のことができるように取組(とりく)みます。 障害児(しょうがいじ)の地域(ちいき)での生活(せいかつ)や発達(はったつ)を支(ささ)えるしくみをつくります ◆障害児(しょうがいじ)の発達(はったつ)を手助(てだす)けするセンターをつくります。(これを、「児童(じどう)発達(はったつ)支援(しえん)センター」といいます。堺市(さかいし)では、そのようなところを昭和(しょうわ)49年(ねん)4月(がつ)につくりました。) ◆保育所(ほいくじょ)などを訪問(ほうもん)して障害児(しょうがいじ)の発達(はったつ)を手助(てだす)けする「保育所(ほいくしょ)等(とう)訪問(ほうもん)支援(しえん)サービス」を利用(りよう)できるようにします。(堺市(さかいし)では、そのような事業所(じぎょうしょ)が5か所(しょ)ありますが、あと2か所(しょ)増(ふ)やします。) ◆障害児(しょうがいじ)が通(かよ)って、発達(はったつ)の手助(てだす)けを受(う)けるサービス(児童(じどう)発達(はったつ)支援(しえん)、放課後(ほうかご)等(とう)デイサービス)の事業所(じぎょうしょ)で、重(おも)い障害(しょうがい)のある子(こ)どもが利用(りよう)できるところをつくります。(堺市(さかいし)では、そのような事業所(じぎょうしょ)が6か所(しょ)ありますが、あと3か所(しょ)増(ふ)やします。) ◆医療(いりょう)の必要(ひつよう)な障害児(しょうがいじ)の発達(はったつ)を手助(てだす)けしたり、地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるしくみづくりを進(すす)めるため、関係(かんけい)する人(ひと)が集(あつ)まって話(はな)し合(あ)う場(ば)をつくります。(堺市(さかいし)では、平成(へいせい)30年度(ねんど)に話(はな)し合(あ)う場(ば)をつくりました。令和(れいわ)2年度(ねんど)に福祉(ふくし)、医療(いりょう)のコーディネーターが1人(ひとり)ずつ集(あつ)まっています。) Aサービスを増(ふ)やし、質(しつ)をよくしていくための取組(とりく)み 障害児(しょうがいじ)のためのサービス ◆障害児(しょうがいじ)が通(かよ)って、発達(はったつ)の手助(てだす)けを受(う)けるサービス(児童(じどう)発達(はったつ)支援(しえん)、放課後(ほうかご)等(とう)デイサービスなど)の利用者(りようしゃ)を増(ふ)やします。 ◆保育所(ほいくじょ)などを訪問(ほうもん)して障害児(しょうがいじ)の発達(はったつ)を手助(てだす)けするサービス(保育所(ほいくしょ)等(とう)訪問(ほうもん)支援(しえん))の利用者(りようしゃ)を増(ふ)やします。 ◆障害児(しょうがいじ)が必要(ひつよう)なサービスを安心(あんしん)して使(つか)うことができるように、障害児(しょうがいじ)相談(そうだん)のサービスの利用者(りようしゃ)を増(ふ)やし、相談(そうだん)のしくみを充実(じゅうじつ)します。 ◆医療(いりょう)の必要(ひつよう)な障害児(しょうがいじ)の発達(はったつ)を手助(てだす)けしたり、地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるようにするため、いろいろなサービスなどの組(く)み合(あ)わせ方(かた)を考(かんが)えたり整(ととの)えたりする人(ひと)(コーディネーター)を新(あたら)しく置(お)きます。 ◆障害児(しょうがいじ)のサービスに関(かか)わる人(ひと)や事業所(じぎょうしょ)が協力(きょうりょく)して、サービスの質(しつ)をよくしていくために取組(とりく)みます。 発達(はったつ)障害(しょうがい)に関(かん)するサービス ◆発達(はったつ)障害(しょうがい)のある人(ひと)を手助(てだす)けしたり、地域(ちいき)で安心(あんしん)して生活(せいかつ)できるようにするためのしくみづくりに取組(とりく)みます。 ◆発達(はったつ)障害(しょうがい)について、みんなが知(し)って、正(ただ)しく理解(りかい)できるようにします。また、相談(そうだん)できるところがわかるよう、みんなに広(ひろ)めます。 ◆堺市(さかいし)の「発達(はったつ)障害者(しょうがいしゃ)支援(しえん)センター」で、発達(はったつ)障害(しょうがい)のある人(ひと)を支(ささ)えるいろいろな取組(とりく)みをします。また、ほかの支援(しえん)施設(しせつ)・事業所(じぎょうしょ)への支援(しえん)を充実(じゅうじつ)します。 ◆発達(はったつ)障害(しょうがい)の医療(いりょう)を受(う)けやすくするために、発達(はったつ)障害(しょうがい)を診療(しんりょう)する病院(びょういん)を増(ふ)やし、充実(じゅうじつ)させます。 「堺市(さかいし)子(こ)ども・子育(こそだ)て支援(しえん)事業(じぎょう)計画(けいかく)」との協力(きょうりょく) ◆堺市(さかいし)の子(こ)どもや子(こ)育(そだ)てのことについて、「堺市(さかいし)子(こ)ども・子育(こそだ)て支援(しえん)事業(じぎょう)計画(けいかく)」という計画(けいかく)がつくられています。障害(しょうがい)のある子(こ)どもも、障害(しょうがい)のない子(こ)どもも一緒(いっしょ)に、堺市(さかいし)の中(なか)ですこやかに成長(せいちょう)していけるように、この計画(けいかく)と、「堺市(さかいし)子(こ)ども・子育(こそだ)て支援(しえん)事業(じぎょう)計画(けいかく)」の2つの計画(けいかく)が、力(ちから)を合(あ)わせて取組(とりく)みを進(すす)めます。 ◆施設(しせつ)や事業所(じぎょうしょ)への障害(しょうがい)のある子(こ)どもの受(う)け入(い)れを進(すす)めていきます。 ◆障害(しょうがい)のある子(こ)どもや家族(かぞく)の生活(せいかつ)を支(ささ)えるための取組(とりく)みを充実(じゅうじつ)します。 ◆発達(はったつ)障害(しょうがい)のある子(こ)どもについては、4・5歳児(さいじ)発達(はったつ)相談(そうだん)をおこなうなどして、早期(そうき)に発見(はっけん)し、支(ささ)えるしくみを充実(じゅうじつ)します。 5 この計画(けいかく)の進(すす)め方(かた) ◆この計画(けいかく)は、堺市(さかいし)が中心(ちゅうしん)になって取組(とりく)みを進(すす)めていきますが、障害者(しょうがいしゃ)のよりよい暮(く)らしを支(ささ)えていくためには、障害者(しょうがいしゃ)のみなさん自身(じしん)や、障害者(しょうがいしゃ)サービスの事業所(じぎょうしょ)の人(ひと)、地域(ちいき)の人(ひと)など、いろいろな人(ひと)が協力(きょうりょく)することが大切(たいせつ)です。みんなで力(ちから)を合(あ)わせてこの計画(けいかく)を進(すす)めていきます。 ◆この計画(けいかく)をしっかりと進(すす)めていくために、この計画(けいかく)に関(かか)わる人(ひと)たちが集(あつ)まる場(ば)で、計画(けいかく)について話(はな)し合(あ)ったり、障(しょう)害(がい)者(しゃ)のみなさんに意見(いけん)を聞(き)くなどして、計画(けいかく)の進(すす)み具合(ぐあい)をチェックしていきます。 ◆堺市(さかいし)のホームページなどを使(つか)って、この計画(けいかく)を広(ひろ)く市民(しみん)に知(し)らせていきます。障(しょう)害(がい)者(しゃ)のみなさんにも、いろいろな機会(きかい)を利用(りよう)してこの計画(けいかく)の内容(ないよう)についてお知(し)らせしていきます。