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令和2年度第2回都市計画審議会

更新日:2022年7月22日

開催日時

令和2年8月11日(火曜)午後2時00分から午後3時26分まで

開催場所

フェニーチェ堺 2階 大スタジオ

出席委員

増田昇会長、内田敬委員、嘉名光市委員、久保はるか委員、弘本由香里委員、藤本英子委員、葛村和正委員、檀野隆一委員、森田晃一委員、井関貴史委員、池田克史委員、水ノ上成彰委員、裏山正利委員、宮本恵子委員、吉川敏文委員、吉川守委員、竹内広行委員、山本重信委員

議題

案件

・議第152号 南部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更について(府決定)

<第8回区域区分及び用途地域等の見直し関連>
・議第153号 南部大阪都市計画区域区分の変更について(市決定)
・議第154号 南部大阪都市計画用途地域の変更について(市決定)
・議第155号 南部大阪都市計画高度地区の変更について(市決定)
・議第156号 南部大阪都市計画防火地域及び準防火地域の変更について(市決定)
・議第157号 建築基準法第52条第8項の規定による区域の変更について

<都市計画公園見直し関連>
・議第158号 南部大阪都市計画公園の変更について(市決定)
・議第159号 南部大阪都市計画墓園の変項について(市決定)

報告事項

・南海電気鉄道高野線連続立体交差事業について

資料

会議録

司会(久保)

 お待たせいたしました。定刻になりましたので、ただいまから令和2年度第2回堺市都市計画審議会を開催いたします。
 私、司会をさせていただきます都市計画課の久保と申します。よろしくお願いいたします。開会に当たりまして、事務局よりお願いがございます。携帯電話をお持ちの方はお手数ですが、電源をお切りいただくようにお願いいたします。
 また、本施設は大阪コロナ追跡システムを導入しています。登録がお済みでない方は後ほど、入り口のQRコードを読み取りメールアドレスの登録をお願いいたします。
 まず、新たにご就任いただきました委員をご紹介させていただきます。
 学識経験者の委員といたしまして、檀野委員でございます。

檀野委員

 檀野です。よろしくお願いします。

司会(久保)

 市議会議員の委員といたしまして、裏山委員でございます。

裏山委員 

 裏山でございます。よろしくお願いします。

司会(久保) 

 関係行政機関の委員として、竹内委員でございます。

竹内委員 

 竹内です。よろしくお願いします。

司会(久保)

 新たにご就任いただきました委員は、以上でございます。
 本日、西村副会長及び伊藤委員におかれましては、用務のため欠席する旨のご連絡をいただいております。
 なお、本日ご出席いただいております委員数は定足数に達しておりますので、ご報告させていただきます。
 また、本審議会の会議は公開することになっております。会議の記録のため、事務局で必要に応じ写真撮影、録画、録音等をいたしますので、よろしくお願いいたします。
 次に本日の資料の確認をさせていただきます。まず、会議次第でございます。堺市都市計画審議会委員名簿でございます。議案書、議案書別冊、議案書資料でございます。資料1-1といたしまして、都市計画素案に関する説明会という資料。それから資料1-2といたしまして、公聴会について。資料1-3といたしまして、公聴会の記録。資料1-4といたしまして、意見書について。資料1-5といたしまして、意見書の写し。次に資料2といたしまして、高野線連続立体交差事業についてのパンフレットでございます。
 また、説明用のパワーポイントの印刷物を配布させていただいております。よろしいでしょうか。
 それでは、増田会長よろしくお願いいたします。

増田会長

 皆さん、こんにちは。コロナ対策ということでソーシャルディスタンス、非常にいい会場設営いただきまして、ありがとうございます。
 それではこれから、令和2年度第2回堺市都市計画審議会の議事を進めさせていただきたいと思います。座って進行させていただきます。
 まず、本日の議事録の署名委員は竹内委員と池田委員にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 本日はお手元にございますように議案が8つ、報告事項が1つでございます。
 早速、次第に基づきまして進めてまいりたいと思います。まず、議第152号「南部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更について」理事者の方から説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

都市計画課長(羽間) 

 都市計画課長の羽間です。
 それでは、議第152号「南部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更について」ご説明いたします。本案件は都市計画法第18条第1項の規定による大阪府からの意見照会に回答するにあたり、本審議会のご意見をお聴きするものでございます。議案書の2から3ページ及び議案書別冊でございます。スクリーンも合わせてご参照ください。
 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、いわゆる都市計画区域マスタープランは、都市計画法第6条の2に規定される都市計画の基本的な方針などを定めるものでございます。現在の都市計画区域マスタープランについては、目標年次が令和2年となっております。そこで、今年度の改定に向けて、大阪府において公聴会等の手続を経まして、案を作成されたものでございます。
 それでは、都市計画区域マスタープランの主な内容についてご説明いたします。マスタープランの構成は全5章から構成されております。第1章の都市計画区域マスタープランの概要では、目標年次を令和12年とし、市町村都市計画マスタープランや市町村の決定する都市計画については、都市計画区域マスタープランに即して定めることとされています。また、南部大阪都市計画区域の概要として、位置、範囲、規模のほか、人口の推移や都市の構造などといった現況が示されております。
 第2章の都市づくりの目標では、大阪の都市づくりの基本目標として、国際競争に打ち勝つ強い大阪の形成、安全・安心で生き生きと暮らせる大阪の実現、多様な魅力と風格ある大阪の創造を定めております。また、目標を実現していくための大阪の都市づくりの方向性として、大阪都市圏の成長を支える都市基盤の強化、国内外の人・企業を呼び込む都市魅力の創造、災害に強い都市の構築、産業・暮らしを支える都市環境の整備、環境にやさしく、みどり豊かな都市の形成、地域資源を活かした質の高い都市づくりを進めることとしています。
 さらに、大阪の都市づくりの視点として大阪にふさわしいネットワーク性の高い都市づくりの推進と多様な主体の連携・協働による都市マネジメントの推進を勘案し、都市づくりを進めることとされております。
 第3章の区域区分、線引きの決定に関する方針では、第8回区域区分変更の基本方針として、大阪府が決定する区域区分の変更については、大阪府が別途定める方針に基づき実施し、堺市における区域区分は堺市が定める方針に基づき実施することとされています。また、市街化区域への随時編入として、市街化区域への編入の条件を満たしていない区域のうち、計画的な事業の実施が概ね5年以内に実施される見込みがあると認められる区域については、市街化区域への編入を保留する区域とするとされており、保留区域として堺市では、黒山地区、北野田駅周辺地区、萩原天神駅周辺地区、白鷺駅周辺地区の4地区が示されております。
 第4章の主要な都市計画の決定の方針では、市街化区域の土地利用の方針に関するものとして、主要な用途の配置の方針や用途地域指定に関する方針などや、市街化調整区域の土地利用の方針に関するものとして、みどり豊かな自然環境の保全・再生の方針や農空間の保全・活用の方針などが示されております。本市に関連するものとしては、主要な用途の配置の方針で、都市再生緊急整備地域に指定されている堺東駅西地域について、都市の活性化に資する商業・業務・文化機能などの多様な都市機能の導入を図ることとされています。
 次に、都市施設の整備に関するものとして、交通施設、河川、下水道、公園整備の方針が示されており、本市に関連するものとしては、都市交通の安全性の確保と円滑化を図るため南海本線の連続立体交差事業を推進することとされています。
 また、市街地開発事業に関する方針では、立地特性・土地利用特性に応じた拠点の整備として都市再生緊急整備地域の堺東駅西地域や、堺東駅南の市街地再開発事業が示されております。
 次に、その他の方針として、都市防災、みどり、居住環境、都市環境、都市景観に関する方針が示されており、本市に関連するものとしては、居住環境に関する方針で、泉北ニュータウンなどの計画的住宅市街地においては、まちづくり指針等に基づき、豊かな居住環境の保全に配慮しつつ、良質な住宅市街地のストックを有効に活用し、優良な市街地の維持及び形成を図ることや、都市景観に関する方針で、百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に登録されたことから、関連する景観地区やその周辺については引き続き景観を意識したまちづくりを進めることとされております。
 最後に、第5章の都市づくりの推進に向けてでは、第3章、第4章の都市計画に関する方針と合わせて、広域的な都市づくりの推進、産・公・民・学との連携、協働、エリアマネジメントの推進と民間活力の活用、効率的な都市基盤整備の方針、ICT等を活用した都市マネジメントの推進といった観点も取り入れながら、都市づくりを進めていくこととされております。
 以上が主な内容でございます。なお、大阪府において、案の縦覧を令和2年5月18日から6月1日まで実施されましたが、意見書の提出はございませんでした。最後に、今後の予定ですが、本審議会の後、大阪府からの意見照会に回答いたします。その後、9月頃の大阪府都市計画審議会に付議され、9月から10月頃の都市計画変更の予定となってございます。
 説明は以上でございます。

増田会長 

 はい、ありがとうございました。
 ただいま、議第152号のご説明をいただきました。何かご質問、あるいはご意見等ございますでしょうか。いかがでしょうか。
 はい、弘本委員どうぞ。

弘本委員

 直接今のご説明に関することというわけではないんですが、少し大きな視点と言いますか、この間、別の自治体さんでも増田会長が都市計画審議会の会長をされている会でも、少し会長の方からもお話があったんですけれども、このコロナ禍で、都市構造の見直しであるとか都市戦略の見直しであるとかっていうようなことが、大阪府さんの方でも議論されているというような話をお聞きすることがあるんですけれども、そういった検討の流れと今回の都市計画の変更の流れと、どういうふうに今後すり合わせされていくのかっていうところ何か事務局の方で把握されていることがあれば、教えていただきたいなっていうことでお願いいたします。

増田会長

 はい、事務局いかがでしょうか。

都市計画課長(羽間)

 お話としては、なかなか難しいお話をいただいたんですけど、我々としては堺市が進めています集約型の都市構造とそれと国が進めていますコンパクトアンドネットワークという考え方を今まで進めてきたんですが、弘本委員がおっしゃるように今後は、コロナなんかのそういったものを考えると、例えば人口密度を1つ下げた方がいいんではないかとかそういうようなご意見もあろうかなとは思うんですが、その一方で今後人口が減少するのも事実ですし、少子高齢化が進むのも事実なので、そういうことが進みますと、下水道や道路や公園なんかの維持管理費っていうのが、やっぱりどうしても負担にはなってきますので、そういったことから考えると本市が進めてるような集約型都市構造というのは、間違ってはないんだろうな、ただ、そういう進め方をする中で、弘本委員がおっしゃっていただいたような、コロナなんかのそういったものの影響をなるだけ少なくするようなものを反映させながら、集約型の都市構造を進めるという考え方が必要なのではないかというふうに考えております。
 以上でございます。

増田会長 

 よろしいでしょうか。
 少し、私のほうで聞いてるのは、これが大体原案つくられたのが昨年度ですので、アフターコロナの議論が含まれてないのは大阪府としても認識をしていて、近々きっちり議論ができる段階になれば、アフターコロナに対して、いったい、都市というあるいは都市計画というのは、どう対応すべきかみたいな議論がされるように聞いております。多分リスク管理の話であったり、あるいはICTが急速に進んだ中で、今後都市構造をどう考えていくのかという議論があるように思いますけれども、そんなところで少し補足の説明でございます。
 よろしいでしょうか。
 ほか何かございますでしょうか。はい、葛村委員。

葛村委員

 堺商工会議所の葛村でございます。今、大阪府でマスタープランの中でもスマートシティ構想っていうのは結構ホームページでもでておりますけれども、堺も追随していろんな形でやられると思うのですけど、そういう動きというのはここには直接関係がないのか、またどういう形でこれからもっていくのか、何かそういう形であるのであれば教えていただきたいのですけども。

増田会長

 いかがでしょうか。

都市計画課長(羽間)

 今回ご報告させていただいてる都市計画区域マスタープランについては、大阪府が策定したものでございますので、葛村委員からいただいたそういう考え方については、堺市がつくります都市計画マスタープランの中でそういうところをちょっと反映したいと思っております。
 以上でございます。

増田会長

 よろしいでしょうか。

葛村委員

 スマートシティ構想の方は。

都市計画課長(羽間)

 スマートシティ構想というか、我々が所管するのは市町村の都市計画マスタープランなので、そういうスマートシティの考え方も取り入れながら都市計画を進めるということで、都市計画マスタープランをつくる中で反映していきたいというふうに考えています。

増田会長

 よろしいでしょうか。ありがとうございます。
ほかいかがでしょうか。はい、吉川敏文委員、よろしくお願いします。

吉川敏文委員

 すみません、1点だけこれ教えてほしいのですけれども、この第2章のところで、都市づくりの目標として大阪に相応しいネットワーク性の高い都市づくりの推進と一言で書かれているのですけれども、この中には国の進めているスーパー・メガリージョンという都市構造をですね、日本全体で捉えて東京大阪間を大都市圏として運用しようという方向性だとかも書かれているんですね。その中では公共交通のネットワーク性というのは大変目に見えて分かりやすいんですけれども、ここに書かれている大阪に相応しいネットワーク性の高い都市づくりというのは、一体どういうイメージで大阪府はつくられているのか、その辺りもしわかれば教えていただきたいのですけれども。

増田会長

 はい、いかがでしょうか。概要で出していただいていますので、本編では少し書かれていると思いますけど、いかがでしょうか。

都市計画課長(羽間)

 今回ご報告させていただいていますのは、南部大阪都市計画区域の大和川以南の堺市から岬町までの都市計画区域に関するマスタープランを示していますんで、基本的には関西国際空港が泉州地域にはありますので、それと拠点の難波であったり梅田であったり、はたまた新大阪とそういうところをネットワークでつなぐということが、南部大阪にとっては一番ネットワークとしては重要というので大阪府からは聞いております。

増田会長

 よろしいでしょうか。

吉川敏文委員

 あくまでもそれは交通面で考えた人の動きを中心としたネットワークというのはイメージできるのですけれども、この中には、ハードソフト両面からもアクセス性を高めるというお話がありました。先ほどのコロナの問題これからどうするのっていうことにも関わるのかもしれませんが、堺市がマスタープランをつくるに際してのこのハードソフト両面からのアクセス性という部分での特にソフト面でのアクセス性というのはどういうふうにとらえればいいのでしょうか。

増田会長

 本編がついていると思います。それの20ページ目のところに少しその辺の議論が書かれておりまして、ハード面だけではなくて、特定機能病院、美術館、博物館などの文化施設とか高次な都市機能、これは一体どういうふうな形でネットワークしていくのかとその辺りが少し触れられているということかと思います。

吉川敏文委員

 ありがとうございます。

増田会長

 ほかはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。いずれも堺市が議論されているスマートシティにしろ本当の意味でのソフト、ハード両面でのネットワーク性みたいな話とかいうことは非常に重要になってきますし、特にこれから万博でも言われていますように、Society5.0と言われるICTやIoT、AIを使った社会の進展というのをどう受け止めていくのかということが大きな課題になろうかと思います。ありがとうございます。
 ほかいかがでしょうか。はい、山本委員どうぞ。

山本委員

 私、美原のららぽーとと関係あるんですけども、開発は結構と思うんですけども、いろんな意味でね、ただ、それに付随する交通網とかいろんな課題がありますんで、計画道路の順位の見直しとか、その辺は並行してやっていただけるんでしょうかね。

増田会長

 はい、いかがでしょうか。

山本委員

 八尾富問題ですけど。八尾富田林線。

増田会長

 直接区域マスタープランには関係ないんですけども、堺市として具体的に、やはり交通対策的な意味でのプライオリティーですね、都市計画道路の整備のプライオリティーみたいなやつの検討はどんな状況でしょうかと。

都市計画課長(羽間)

 事務局のほうでお答えします。担当部局のほうからですね、道路整備プログラムを今見直している段階とお聞きしていますので、その辺については、山本委員のおっしゃる整備してほしい、早期に整備してほしいという都市計画道路があろうかなと思うんですけど、またそういうのができ上がり次第、またこの都市計画審議会の委員ということではなくて、またご報告させていただきたいと思います。担当部局からそうさせていただきます。

山本委員

 ありがとうございます。それは可能な事でしょうかね。

都市計画課長(羽間)

 その辺も含めてまたご報告させていただきます。

増田会長

 よろしいでしょうか。今、検討中ということでございます。
 ほかいかがでしょうか。大体よろしいでしょうか。ありがとうございます、それではお諮りしたいと思います。議第152号について原案どおり承認するということでご異議ございませんでしょうか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

増田会長 

 はい、ありがとうございます。異議なしの声でございます。議第152号につきましては案のとおり承認されました。その旨市長に答申いたします。ありがとうございます。
 それでは続きまして、第8回区域区分及び用途地域等の見直し関連として、議第153号「南部大阪都市計画区域の区分の変更について」、議第154号「南部大阪都市計画用途地域の変更について」、議第155号「同高度地区の変更について」、議第156号「同防火地域及び準防火地域の変更について」、153号から156号までいずれも関連しておりますので、一括して事務局のほうからご説明いただければと思います。よろしくお願いいたします。

都市計画課長(羽間)

 続きまして、第8回区域区分及び用途地域等の見直し関連といたしまして、議第153号「南部大阪都市計画区域区分の変更について」から議第156号「南部大阪都市計画防火地域及び準防火地域の変更について」まで一括してご説明いたします。議案書の5ページから19ページ、議案書資料の2ページから20ページ。資料の1-1から1-5でございます。スクリーンも合わせてご参照ください。
 それではまず、区域区分を変更する地区についてご説明いたします。鉄道駅からの徒歩圏における都市機能の誘導と、良好な市街地の形成を図る地区として萩原天神駅南地区でございます。本地区は萩原天神駅の徒歩圏に位置し、旧住宅地造成事業法に基づき、計画的に整備された住宅等がまとまって立地しており、都市基盤施設が整備されているなど、既に市街化が図られているため、市街化区域に編入しようとするものでございます。
 また、市街化区域への編入にあわせて、松原泉大津線の沿道について近隣商業地域、建蔽率80%、容積率300%に変更し、準防火地域を指定するとともに、その南側については、用途地域をそのままに、準防火地域を指定しようとするものでございます。
 続きまして、用途地域等を変更する地区についてご説明いたします。道路沿道の生活利便の増進と後背地の住環境保全を図る地区が4地区、駅前の拠点における都市機能の誘導を図る地区が5地区、周辺の土地利用との調和を図る地区が3地区、界線整理を行う地区が1地区でございます。
 まず、道路沿道の生活利便の増進と後背地の住環境保全を図る地区として、新家日置荘線沿道地区です。都市計画道路新家日置荘線の道路整備にあわせて、沿道について、第二種低層住居専用地域に変更しようとするものでございます。
 また、駅前広場に近い沿道については、近隣商業地域、建蔽率80%、容積率300%に変更し、高度地区を廃止しようとするものでございます。次に諏訪森神野線沿道地区です。都市計画道路諏訪森神野線の道路整備にあわせて、東側の沿道について第二種中高層住居専用地域、建蔽率60%、容積率200%、高度地区第二種に変更し、準防火地域を指定しようとするものでございます。
 次に、大阪河内長野線沿道地区です。都市計画道路大阪河内長野線の道路整備にあわせて沿道について、近隣商業地域、建蔽率80%、容積率300%に変更し、高度地区を廃止しようとするものでございます。
 次に、第2阪和国道沿道地区でございます。現在、隣接する高石市に合わせて準住居地域が指定されていますが、堺市の沿道用途と整合させるため、近隣商業地域、建蔽率80%、容積率300%に変更しようとするものでございます。
 次に、駅前の拠点における都市機能の誘導を図る地区として、諏訪ノ森駅西地区でございます。国道26号線西側と東側の南海本線までの範囲について、近隣商業地域、建蔽率80%、容積率300%に変更し、高度地区を廃止しようとするものでございます。
 次に、浜寺公園駅西地区でございます。住宅地の中に、一部店舗、業務施設が立地している、国道26号線東側の沿道と南海本線までの範囲について、近隣商業地域、建蔽率80%、容積率300%に変更しようとするものでございます。
 次に、浅香駅西地区でございます。低未利用地や住宅地であるこの範囲について、近隣商業地域、建蔽率80%、容積率300%に変更し、高度地区を廃止しようとするものでございます。
 次に、堺市駅北地区でございます。住宅や店舗、東雲公園、堺市立斎場等が立地しているこの範囲について、近隣商業地域、建蔽率80%、容積率300%に変更しようとするものでございます。
 次に、泉ヶ丘駅北地区でございます。本地区は泉ヶ丘駅前地域活性化ビジョンにおいて、新産業、住宅、宿泊機能等の将来ニーズに対応する拠点である、ネクストコア3として位置づけられており、今後、団地の建て替えに伴い、余剰地が発生することから、商業地域、建蔽率80%、容積率400%に変更し、高度地区を廃止し、防火地域に変更しようとするものでございます。
 次に、周辺の土地利用との調和を図る地区として、津久野町3丁地区でございます。津久野下水ポンプ場の廃止に伴う土地利用の転換にあたり、第一種住居地域に変更しようとするものでございます。
 次に、浜寺諏訪森町東1丁・2丁地区でございます。浜寺小学校の限られた学校敷地の有効利用と、その周辺の中・低層住宅地における土地利用との調和を図るため、第一種中高層住居専用地域、建蔽率60%、容積率200%、高度地区第二種に変更し、準防火地域を指定しようとするものでございます。
 次に、山田2丁地区でございます。市営住宅の集約化により、その規模が縮小されたことから、第一種住居地域に変更し、高度地区を廃止しようとするものでございます。
 最後に、界線整理として、北野田駅北地区・南地区でございます。道路線形と駅前広場の変更により境界が不明確となっている、府道泉大津美原線の北側と駅前広場の南側について、商業地域、建蔽率80%、容積率400%に変更し、防火地域に変更しようとするものでございます。
 以上が変更内容の説明です。
 続きまして、説明会についてご説明いたします。資料1-1でございます。説明会は昨年12月9日から15日に、各区で実施し、合計34人の方にご参加いただきました。説明会における主な質問として、用途地域等に関して、各地区の用途地域等の変更の目的や、沿道用途地域指定、沿道25m、の考え方などの質問がございました。
 次に、公聴会についてご説明いたします。資料は、資料1-2と1-3でございます。公聴会は、本年1月16日に実施し、2人の方が公述されました。公聴会での主な意見としては、まず、区域区分に関するものとして、「市街化区域の拡大を鉄道駅等からの徒歩圏の区域に限定すると言うが、萩原天神駅に接する南側の市街化調整区域を市街化区域に変更しないのは矛盾している。」との意見がございました。これに対する市の考え方は、萩原天神駅の南側に隣接する市街化調整区域については、鉄道駅からの徒歩圏の区域ではございますが、土地区画事業や地区計画等による計画的な市街地の形成が確実ではないため、今回の変更では市街化区域に編入しないこととしております。
 次に、用途地域に関するものとして、大阪河内長野線沿道地区について、「北側の変更区域に松原泉大津線に接するまでの区域を含めるべき。」との意見がございました。これに対する市の考え方は、松原泉大津線沿道の準工業地域には、沿道業務施設の立地を目的とした特別業務地区を指定していることから、近隣商業地域に変更しないこととしております。浜寺公園駅西地区について、「北西部分の第一種住居地域も近隣商業地域に変更すべき。」との意見がございました。これに対する市の考え方は、北西部分については、阪堺線があり国道26号線に面していないことや、土地利用の現況から用途地域の変更区域に含めておりません。諏訪森神野線沿道地区について、「原案のとおり変更手続を進めてほしい。道路沿道の奥側については、第一種低層住居地域を継続し、景観などの住環境を守ってほしい。」との意見がございました。これに対する市の考え方は、道路沿道の生活利便の増進や、後背地の住環境保全を図るため用途地域の変更に向けた手続を進めてまいります。
次に、高度地区に関するものとして、大阪河内長野線沿道地区について、「高さ制限をなくしてしまうと街並みが壊れ、隣接地の日照時間、日影、騒音公害が生じるため、高度地区をそのままにすべき。」との意見がございました。これに対する市の考え方は、道路沿道の生活利便の増進を図るため、近隣商業地域の変更に合わせて、高度地区を廃止しようとしているものでございます。
 続いて、案の縦覧についてご説明いたします。資料は、資料1-4と1-5でございます。案の縦覧は5月18日から6月1日まで行い、1人の方から意見書の提出がございました。区域区分に関するものとして、「今年の2月に市街化区域に編入されることを知った。変更が急すぎる、少なくとも2年前ぐらいから案内を出すべきだ。小作権の権利者が多く、6月までに生産緑地の申請が間に合わない。」という意見がございました。これに対する市の考え方は、大阪府下一斉見直しにあわせて都市計画素案を作成し、広報さかい等により周知した上で昨年12月に説明会、1月に公聴会を実施しております。生産緑地地区の指定は今年だけで終わりではなく、毎年行っており権利者の同意が得られ次第、指定の申し出をしていただくことは可能となっております。「市街化区域に編入されても道の幅が狭く住宅を建てることができず、土地の売却も難しい。変更計画を中止してほしい。または、住宅が建っているところだけを市街化区域に変更するべきである。」という意見がございました。これに対する市の考え方は、編入しようとする区域については、道路や鉄道などの明確な地形・地物を境界とするまとまりのある区域としてございます。なお、当該地は堺市道に接しており、建築基準法第42条第2項に該当するため、建築物を建築することは可能となってございます。
 最後に、今後の予定ですが、本審議会の後、都市計画区域マスタープランと合わせて大阪府下一斉に9月から10月頃に都市計画の変更・告示を行う予定でございます。
 説明は以上でございます。

増田会長

 はい、ありがとうございました。
  ただいま議第153号から156号まで一括してご説明いただきましたけれども、何か御質問、あるいはご意見ございますでしょうか。いかがでしょうか。
  はい、久保委員。
○久保委員   今ご説明いただきましたうち資料1-4、1-5で出された意見書について、ちょっと気になるところがございましたのでそれに関する意見になりますが、区域の変更によって、事情の変更によって影響を受けるという方がおられるということが、これで明らかになったんだと思うんですけれども、こういう方に対する対応として、今回この期間が半年であるということを考えるとですね、ちょっと行政の対応としてよろしくない印象を持ってしまいまして、先ほどの大阪府のマスタープランの中でも市街化区域の生産緑地の保全ということを謳われておりましたけれども、手続きの次第によって、生産緑地として残すべき農地が手放してしまうようなことが起こり得るようなそういう手続きになっているような気がしまして、この方、ですから市街化区域に編入されると固定資産税の面でちょっとお困りになる状況を懸念されていると、ですから固定資産税の基準日とそれからこの区域変更がいつになるのかとか、日程にもよると思いますけれども、こういう急な事情変更による影響ができるだけ、出ないような形で何らかの対応が必要なんじゃないかなというふうな印象を受けました。

増田会長

 はい、事務局何かご回答ございますか。いかがでしょうか。

都市計画課長(羽間) 

 そういうところを考慮しまして、地元説明会なんかもお知らせしてきたんですが、ご本人さまのご都合もあった中で生産緑地に指定するには、小作人の同意が必要であるということであって、ご本人さん自身も売却したいとかそういう思いではなくて、農地として続ける中で小作人の同意を得ながら生産緑地地区に指定したいというご希望でございます。それについては生産緑地の指定というのは毎年度指定しておりますので、そうすれば固定資産税も調整区域の農地並みになりますんで、そういうことで対応したいと思います。

増田会長

 はい、いかがでしょうか。

久保委員

 たまたまこの方意見書出されましたので、この方のご事情で今お話ししましたけども一般論から言いまして、やはり区域の変更によって影響を受ける方がおられるということを前提に、やはり市民の方の合意を得ながら進めていくものが都市計画だと思いますので、ちょっと今後でも配慮というものをもうちょっと考えたほうがいいかなというふうに思います。

都市計画課長(羽間)

 はい、ありがとうございます。

増田会長   

 よろしいでしょうか。ほかいかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。ここにも何回かご報告をいただきながら公聴会等を経て今日に至っていますけれども、よろしいでしょうか。
 葛村委員どうぞ。

葛村委員

 全体的なこの件に関しては、区域区分の変更というのは私自身も余り反対する気はないんですけども、この区域区分の変更についてでなんですけど、私達、産業界におきましては、やはり国内外から企業の誘致というのをいろいろさせていただいてます。今、準工、工業地域というのはやはり少なくなっているのは事実ですし、工業地域からいわゆる住宅、商業地域に変わるというのはありますが、なかなか住宅地から工業地域、準工に変えることはまず考えられません。その中でやはりいろんな企業を誘致するためには、調整区域の中でできる限り将来的に用地的に工業もしくはそういう関連、できるんであれば、そこを行政としてどういう形で5年先10年先持っていくかということを考えていただかなければ、やはり調整区域の中に1軒でも住宅が建つとやはり工場地帯としては設けられないっていうのは、今までの筋ですし。今でも準工というのが、歯抜け歯抜けでこういう住宅に変更っていう形になってきております。準工という意味がだんだん無くなってきて、住宅地になっているとこもあります。やはりそれを単発にするんじゃなくて方向性を見て、工場地帯もしくは住宅地帯をある程度明確にしたほうが将来的にもいいと思いますし、この個々の部分に関しては今言うたようにないですけども、将来的なことを見ながらやはり全体としての用途区分を方向性に、持って行っていただきたいと思う意見です。

増田会長   

 特に事務局何かお答えございますか。今後そういうこと考えていく必要性があると、特に大阪府下が産業立地できる場所が非常に限定されてきていますので、将来の産業立地を促していこうと思うと、今ご意見いただいたようなことを考えていく必要性があろうかというようなご指摘かと思いますけれども。何か事務局ございますか。

都市計画課長(羽間)

 葛村委員から昨年11月18日に開催しました都市計画審議会においても、その時には我々のほうから堺市の都市計画マスタープランに改定についてご報告をさせていただいた時にも、葛村委員から工場誘致も堺市にとってもプラスになると思うと、工場などの生産拠点の誘致活動がやっぱりなかなか難しい、と言いますのも、市街化調整区域であっても、先に住宅が建ってしまうと、工場なんかの生産拠点誘致が難しいのが実情、やっぱり政策的に工場なんかの生産拠点の誘致というのを位置づけてほしいというようなご意見もいただいておりましたので、我々の方で堺市都市計画マスタープランを改定するという中で、産業機能の立地を図れるような政策的な位置づけを都市計画マスタープランの方で対応していきたいと思ってますので、以上よろしくお願いいたします。

増田会長

 よろしいでしょうか。はい、ありがとうございます。
 いかがでしょうか、よろしいでしょうか。はい、嘉名委員どうぞ。

嘉名委員

 原案については特に異論はないんですけど、少し今後の課題というかそういうところで申し上げておきたいと思います。これからコンパクトシティとか都市計画を見直していくという中で、今回、案のようにでました、ミクロな都市計画というんですかね、部分的な修正みたいなことっていうのはおそらくこれからどんどん起きてくると思います。そうなると先ほどちょっと少し出ましたけど、住民さんとの合意形成とかあるいは事前にやっぱり周知しておくっていうようなことは、とても手続きとして重要です。今もちろん堺市さんは手続きに沿ってやってらっしゃるっていうことなんですけども、これからですね、おそらくこういうミクロな都市計画の見直しみたいなことが起きると、やっぱり聞いてなかったっていうようなことがどうしても起きがちなので、今回コロナの状況の中で説明会もかなりたくさんご苦労されたようには聞いておりますけども、そのあたり少しやっぱり情報公開の在り方、情報提供の在り方ということを是非、きめ細かにお願いしたいということと、それから今回の案で言いますと、特に第一種低層住居専用地域が変わるところというのは何カ所かあったと思います。例えば容積率が倍になるっていうことですよね、そういうところの周辺になると、これやっぱり地域にとっては、環境が激変する可能性が十分にあるので、今回のケースは個別にみる限りは、うまく調整が図れそうな気が私もしているのでいいんですけど、自治体さんによっては例えば第一種低層住居専用地域が別の用途に変わるっていうなところは、激変緩和措置のようなものを入れたり、あるいは高度地区とか別のルールを網掛けすることで、従来の住環境も保ちながら用途容積見直していくみたいな、うまくバランスとってるような取り組みされてらっしゃる例もあるので、今回のケースはそれに該当しないとは思いますが、もしこれから個別のケースでやっぱり住環境との調和が必要だという場合には少し別のルールも考えられてもいいかなと思いました。
 以上です。

増田会長 

 はい、わかりました。
 ご提言ということで、先ほどの久保委員の件も含めて、よろしくお願いしたいと思います。
 ほかはいかがでしょうか、よろしいでしょうか。はい、ありがとうございます。それでは、お諮りをしたいと思います。今、ご説明をいただきました議第153号から議第156号まで、原案どおり可決するということでご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

増田会長

 ありがとうございます。異議なしの声でございます。議第153号から議第156号までについて、案のとおり可決されました。その旨市長に答申いたします。
 それでは引き続きまして、議第157号「建築基準法第52条第8項の規定による区域の変更について」ご説明お願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

建築安全課長(高下) 

 よろしくお願いします。建築安全課長の高下でございます。
 議第157号「建築基準法第52条第8項の規定による区域の変更について」ご説明いたします。議案書20ページから22ページ、議案書資料21ページから23ページでございます。スクリーンも合わせてご参照ください。
 まず、建築基準法第52条第8項の規定、いわゆる住宅の用途に供する建築物の容積率を緩和する制度の概要についてご説明いたします。本制度は、平成14年7月、建築基準法が改正され、創設されたもので、住宅の用途に供する建築物のうち、その敷地内に一定の空地を確保し、かつ、その敷地面積が一定規模以上であるものについて、許可の手続きを経ずに建築確認の手続きにより容積率が最大1.5倍まで緩和される制度でございます。本制度では、適用しない区域と適用区域における緩和内容について、特定行政庁が都市計画審議会の議を経て定めることが可能になっておりまして、本市では平成15年に6つの区域を定めております。本日はそのうち2つの区域の変更について付議させていただくものでございます。
 続きまして、適用区域の変更の理由、変更内容についてご説明いたします。まずは変更の理由は、この度の用途地域の見直しにより、堺市駅周辺地区及び北野田駅周辺地区の商業系用途地域が拡大されることに伴いまして、これらの地区の適用区域を変更しようとするものでございます。
 続きまして、変更する区域についてご説明いたします。まず、堺市駅周辺地区でございます。今回堺市駅北地区の用途地域が見直され、商業系の用途地域が拡大されることに伴いまして適用区域を追加いたします。
 次に、北野田駅周辺地区についてご説明いたします。こちらも同様に商業系の用途地域が拡大されることに伴いまして適用区域を追加いたします。ただし北野田駅前地区地区計画区域内を除きます。今後の予定でございますが、用途地域の変更告示に合わせて、区域変更の公告をさせていただく予定でございます。説明は以上です。

増田会長

 はい、ありがとうございました。ただいま、議第157号のご説明をいただきましたけれども、何かご質問、あるいはご意見等ございますでしょうか。先ほどの用途地域の変更に伴っての改定ということですけれども、よろしいでしょうか。ありがとうございます。それではお諮りをしたいと思います。議第157号について原案どおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

増田会長 

はい、ありがとうございます。議第157号につきましては、原案のとおり可決されました。その旨市長に答申いたします。
 続きまして、都市計画公園見直しの関連でございます。議第158号「南部大阪都市計画公園の変更について」、同じく議第159号「同計画墓園の変更について」関連した案件でございますので、一括してご説明いただければと思います。よろしくお願いいたします。

都市計画課長(羽間)

 続きまして、都市計画公園見直し関連として、議第158号「南部大阪都市計画公園の変更について」、議第159号「南部大阪都市計画墓園の変更について」一括してご説明いたします。議案書の23ページから30ページ。議案書資料の24ページから49ページでございます。スクリーンも合わせてご参照ください。
 まず、変更対象の都市計画公園等については、平成29年5月に策定した堺市都市計画公園見直しガイドラインに基づき見直しを行った結果、区域を変更すると評価した21箇所の都市計画公園及び墓園となってございます。それでは変更内容についてご説明いたします。
 まず、都市計画公園についてでございます。高松公園について、道路として機能しているこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約0.4ヘクタールから約0.38ヘクタールとなります。第3北花田公園について、墓地であるこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約0.98ヘクタールから約0.54ヘクタールとなります。浜寺石津西公園について、道路として機能しているこちらの部分を削除し、超過開設区域であるこちらの部分を追加しようとするものでございます。これにより位置は石津西町地内の追加があり、面積は約0.13ヘクタールから約0.29ヘクタールとなります。日置荘西町公園について、公民館として利用されているこちらの部分を削除し、超過開設区域であるこちらの部分を追加しようとするものでございます。面積の変更はございません。五箇荘公園について、道路として機能しているこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約0.12ヘクタールから約0.11ヘクタールとなります。協和町東公園について、道路として機能しているこちらの部分を削除し、既に公園として利用されているこちらの部分を追加しようとするものでございます。これにより面積は約0.4ヘクタールから約0.44ヘクタールになります。長曽根中池公園について、神社地であるこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約0.5ヘクタールから約0.49ヘクタールになります。土塔町公園について、史跡・墓地等として利用及び既に街区が形成されているこちらの部分を廃止しようとするものでございます。これにより位置は土塔町地内のみとなり、面積は約3.2ヘクタールから約1.8ヘクタールとなります。鈴の宮公園について、神社地であるこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約3.5ヘクタールから約3.1ヘクタールとなります。万崎公園について、隣接地等の接道条件がなくなることから、こちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約2.1ヘクタールから約2.0ヘクタールとなります。大和川河川公園について、河川区域であるこちらの部分を削除し、超過開設区域であるこちらの部分を追加しようとするものでございます。これにより面積は約1.0ヘクタールから約0.8ヘクタールになります。また、1ヘクタール未満となるため、番号を変更いたします。英彰公園について、公園に求められる機能の検証を行った結果、必要性が低いと評価されたため、全域を廃止しようとするものでございます。東雲公園について、大半が墓地であるこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約4.0ヘクタールから約2.3ヘクタールになります。また、4ヘクタール未満となるため、番号を変更いたします。南八下東公園について、道路として機能しているこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約3.6ヘクタールから約3.2ヘクタールになります。天神公園について、大半が神社地であるこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約7.1ヘクタールから約5.7ヘクタールになります。登美丘北公園について、道路として機能しているこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約3.5ヘクタールから約3.4ヘクタールになります。向ヶ丘公園について、大半が河川であるこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより位置は家原寺町1丁地内のみとなります。面積は約4.3ヘクタールから約4.1ヘクタールになります。白鷺公園について、鉄道敷であるこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約10.0ヘクタールから約9.3ヘクタールになります。また、10ヘクタール未満となるために、番号を変更いたします。原池公園について、道路として機能しているこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約17.5ヘクタールから約17.3ヘクタールとなります。福泉公園について、地形上の制約と区画形成の観点からこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより面積は約17.0ヘクタールから約16.7ヘクタールになります。
 次に都市計画墓園、堺公園墓地についてでございます。道路として機能しているこちらの部分を削除しようとするものでございます。これにより位置は鉢ケ峯寺及び畑地内のみとなり、面積は約48.9ヘクタールから約47.4ヘクタールになります。以上が変更内容の説明です。
 続きまして、説明会についてご説明いたします。説明会を本年2月7日及び2月9日に市役所で行いましたが、参加者はおられませんでした。説明会の後、公聴会を3月3日に開催する予定でございましたが、公述の申し出がなく中止となりました。また、3月27日から4月10日まで都市計画の案の縦覧を行いましたが、意見書の提出はございませんでした。
 説明は以上でございます。

増田会長   

ありがとうございました。ただいま議第158号並びに159号について、ご説明いただきましたけれども、何かご質問、あるいはご意見等ございますでしょうか。いかがでしょうか。はい、弘本委員どうぞ。

弘本委員  

 ご説明ありがとうございました。先ほどの区域区分とか用途地域の見直しの話でもちょっと通じるところがあるかなと思うんですけれども、今回の公園の区域を変更するというのは実態に即した変更をなさるということで、おそらく説明会をされても、もう一つ反応がないというか、そのような実態があったのかなっていうふうな気がするのですけども、一方で変更した公園というのは、やはり管理の問題であるとか、それからこうした区域の変更に伴って何か工事が発生したときであるとか、そういうときに地域の方々への影響というのがやっぱりかなりあると思います。逆に影響がそういう段階になったときに大きいと思うんですけれども、それを思うと、もう少し説明の仕方であるとか、もう少し身近なところで説明会をされるとか、そういうことがあってもよかったのかなっていうような気もしますし、また今後工事をされたりとか、管理についての調整をされたりというところにも丁寧なサポートみたいなことがコミュニティを支援していくという意味でも必要なのかなという気もするのですけれども、その辺りのお考えがあればお聞かせいただければと思います。

増田会長 

 いかがでしょうか。

都市計画課長(羽間)

 今回、公園の説明会に関しては、参加者がゼロだったということも事実なので、その辺の周知の仕方とか説明の方法なんかについても、コロナのこともございますので、単純にどこかの場所を借りて説明会をその一日だけ開催するというようなやり方だけではなく、何らかのほかの手法というのも合わせて検討したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

増田会長

 よろしいでしょうかね、ありがとうございます。
 ほかいかがでしょうか。はい、藤本委員どうぞ。

藤本委員 

 今のご質問に近いところかと思うんですけれども、やはり案件の201-2の公園でございますけれども、現状は住宅地にもう開発されてるということでございますけども、この辺りの住民に対するご説明っていうのは、どのように行われたかというところをちょっとお伺いしたかったのと、それから、福泉とか原池ですかね、この辺り公園の中の道路につきまして削除される場合と置いておかれる場合とあるかと思うんですけれども、このあたりの仕分けはどのようにされているかっていうメリット・デメリットを伺えたらと思います。

増田会長  

 いかがでしょうか。少し公園担当からご回答いただけますか。

公園緑地整備課長(三好) 

 公園緑地整備課でございます。
 始めのご質問の住宅地を廃止する部分の案件でよろしいですかね。今回廃止にあたりましては、ガイドラインに即しましてこの地域で公園の整備が必要であるかってところを総合的に判断して今回廃止に至っております。この区域の地元の住民の方への公園廃止っていう個別の説明自体はいたしておりません。今回手続きにのっとりました説明会だとか公聴会の中でやらせていただくという考えで行っております。すみません、後半のご質問のほう。

増田会長

 公園内の既設道路の扱いを道路占用みたいな形で残す場合と今回みたいに解除する場合とそのあたりどういうふうな判断をされているんでしょうか。

公園緑地整備課長(三好)

 今回は都市計画決定をされている中で、解除させていただいているといいますのは現況道路として使われている部分で、都市計画決定の中に組み込みますと将来のどこかでまた公園整備というのが考え方が必要になってきますので、既存の現況の状況と、将来その道路が継続して使われるかっていうことを勘案いたしまして、今回は抜いておる形で検討いたしました。
  以上でございます。
○増田会長   よろしいでしょうか。
○藤本委員   例えば、201-3の白鷺公園ですかね、途中で終わっているというふうに思うんですけども、道路計画を引継ぎされる予定で、という理由でご説明されているかというところをお伺いできますか。
○増田会長   いかがでしょうか。
○都市計画課長(羽間)   201-3の白鷺公園については、この削除するところについては泉北高速鉄道が地下に走っていまして、ちょうど北側で公園から外すところからは地下に泉北高速鉄道が入って、この削除するところについては泉北高速鉄道が地上に出ることになっておりますので、こういう区域の中に含めるよりも外したほうがいいという判断でもって、今回外しているわけでございます。
○増田会長   よろしいでしょうか。地下構造物で上部が公園利用できるところはそのまま置いといて、要するに掘割形式になって地上に出ていってるところについては、今回削除したと。実態として、公園の用途がないのでという。
○都市計画課長(羽間)   公園としての活用ができない区域ですので削除していくことになります。
○増田会長   よろしいでしょうか。ありがとうございます。
  よろしいでしょうか。今日多分いろんな意見が出ておりましたが、この頃パブコメにしろ、特にコロナの間で説明会ができないとかというようなこと、あるいはこれから少しいろんな意味で微調整なりマイクロというかミクロな変更というのが出てくるというふうなご意見もございまして、今まで公述ありませんでした、意見ありませんでしたイコールスムーズにいってますという話やったんですけれども、多分今後の計画行政やっていく中ではむしろ積極的な意見をどれぐらい出してもらえるかとか、どんな意見を拾えるかというふうなことが非常に重要になってくるので、その辺りの対応みたいなやつを今後考えていただきたいというふうなご意見が総体として出てるのかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。個々の案件というよりもですね。
  藤本委員、どうぞ。
○藤本委員   まさに今言われたとおりだと思うんですけれども、やはりコロナ禍で地元に対する愛がすごく高まってきてるなということを思うんですね。ましてやこれから都市計画で道路を造るとか何か変更していくときというのは地元の理解を深めていかないと皆さんのお仕事もしにくいと思うんですね。そこで是非こういうふうになりますっていう説明を丁寧に地元にしていかれて、そして次の提案をしていかれるっていうことが望ましいかというふうに最近特に思うところですので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

増田会長 

 ありがとうございます。
 ほか、よろしいでしょうか。ありがとうございました。
 それではお諮りしたいと思います。議第158号並びに議第159号について原案どおりということでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

増田会長 

 ありがとうございます。異議がないということでございます。原案どおり可決されました。その旨、市長に報告いたしたいと思います。
 今回予定しておりました8案件につきましては終了いたしました。
 最後もう一案件、報告事項でございますけれども「南海電気鉄道高野線連続立体交差事業について」ご説明いただければと思います。よろしくお願いいたします。

連続立体推進課長(山路) 

 連続立体推進課課長、山路と申します。よろしくお願いいたします。
それでは報告事項「南海電気鉄道高野線連続立体交差事業について」ご説明いたします。資料は、カラー刷りのパンフレット資料2でございます。スクリーンもあわせてご参照ください。
まず、これまでの経緯についてご報告いたします。平成30年7月に本審議会におきまして事業概要の地元説明を行う旨について、令和2年1月の本審議会では検討状況及び都市計画変更の方針について、ご報告させていただきました。本日は、その方針を基に作成しました都市計画変更の素案についてご報告するものでございます。
それでは、今回の都市計画変更の対象について、ご説明いたします。
追加する施設は、紫色で示しております高野線を連続立体交差化する都市高速鉄道南海電気鉄道高野線及びそれにあわせて高架側道として赤色で示しております都市計画道路高野線附属街路、青色で示しております大阪和泉泉南線から浅香山駅前へのアクセス道路として浅香山駅前交通広場及び浅香山駅前線でございます。オレンジ色で示しております都市計画道路築港天美線につきましては、高野線の高架化に伴いまして幅員等の変更を予定しております。
また、これらに関連して用途地域等の変更を予定しております。なお、緑色で示しております堺東駅前交通広場及び三国ヶ丘線につきましては、既に都市計画決定はなされておりますが、今後上位計画等と整合を図るとともに様々な意見交換を行いながら、計画変更の必要性について検証する必要がございますので、今回の都市計画変更には含んでおりません。
続きまして、南海電気鉄道高野線の計画についてご説明いたします。大和川から中央環状線までの事業区間におきまして15箇所の道路と交差しておりまして、そのうち10箇所の踏切を高架化により除却いたします。下段の縦断面図で水色が現在の高野線の高さ、赤色が本計画による高野線の高さを示しております。浅香山駅周辺は高さ約8メートル、築港天美線、府道名称では大堀堺線の少し南は高さ約13メートルになります。都市計画道路北公園布忍線、府道名称では堺大和高田線でございますが、この道路は現状、高野線及び大阪和泉泉南線を上越ししております。本計画におきましては、高野線はその北公園布忍線をさらに上越しする計画としております。堺東駅周辺は大型商業施設や大型集合住宅がございますので、直上方式にて施工を計画しております。そのため最大で約18メートルの高さとなります。榎小学校付近より先は、高野線が大阪中央環状線を下越ししている現在の線路高にすりつける計画としております。都市計画の構造形式としましては、道路面より概ね5メートル以上高い区間が350メートル以上連続している区間を嵩上式としておりまして、それ以外の区間については地表式となります。
 次に、区間別に南海電気鉄道高野線及び高野線附属街路についてご説明いたします。
位置図1の区間のうち大和川から浅香山駅より少し北までの区間につきましては、周辺の地盤と鉄道の計画との高低差が比較的小さいため盛土構造となり、それより南に行きますと高架構造になります。附属街路につきましては、環境保全のために設置するものでございまして、図のとおり鉄道の両側に計画をしております。幅員は基本的に6メートルとなりますが、関西大学付近は現在の道路境界までとしまして、8メートルとなります。
位置図2の区間では、全て高架構造になります。附属街路については図のとおり鉄道両側に計画しておりまして、幅員は全て6メートルとなります。
位置図3の区間では、堺東駅の少し南までは高架構造となりますが、榎小学校の付近からは盛土構造、その先はだんだん下におりていきますので堀割構造となります。附属街路につきましては、堺東駅周辺では大型商業施設や大型集合住宅があることから設置をしない計画としておりまして、また榎小学校の前と堀割構造の区間についても設置をしない計画となっています。その他の区間については、鉄道両側に計画しておりまして、幅員は全て6メートルとなります。
次に、都市計画道路築港天美線の変更についてご説明いたします。上段が現在の計画でございます。築港天美線を高架化いたしまして、大阪和泉泉南線と南海高野線及び今池三国ヶ丘線を上越しする計画となっておりました。それを、今回の高野線の高架化に伴いまして、下段で示していますとおり大阪和泉泉南線のみを上越しする計画に変更しようとするものでございます。
次に、築港天美線の平面計画ですが、変更前が黄色で示すラインで、変更後が赤色で示すラインでございます。幅員については、今池三国ヶ丘線より西側は、それぞれ33.5メートル、37メートル、26.5メートルという都市計画でございましたが、全て29メートルに、今池三国ヶ丘線から東側は33.5メートルから22メートルに変更となります。道路の幅員の変更にあわせまして道路の線形も一部見直しを行っております。これは大阪和泉泉南線を上越しする高架の断面でございます。高架は車道2車線、両側に側道として車道1車線と歩道を設ける計画としております。
続きまして、今池三国ヶ丘線との交差点の断面です。平面の車道4車線と右折レーン、両側に歩道を設ける計画となっております。
続きまして、今池三国ヶ丘線より東側の一般部の断面でございます。車道4車線と歩道を設ける計画としております。
次に、浅香山駅前線、浅香山駅前交通広場についてご説明いたします。浅香山駅前線は大阪和泉泉南線からのアクセス道路として計画をしております。これは浅香山駅前線の断面図でございます。車道2車線と歩道を設け、幅員20メートルと計画しております。
 また、交通結節機能、駅周辺の土地利用の活性化に資するものとして浅香山駅前交通広場2,800平方メートルを計画しております。
続いて、関連する用途地域等の変更についてご説明いたします。鉄道高架下の土地利用の促進を図るため、位置図1の区間の主に高架下となる区域を第二種中高層住居専用地域から準工業地域に変更しようとするものです。
位置図2の区間についても同様に、主に高架下となる区域を準工業地域に変更しようとするものでございます。
位置図3の区間については、堺東駅前交通広場など今後検討が必要なことや、鉄道が高架式から地表式へと移行する区間が多いため、今回は用途地域の変更はございません。
次に、築港天美線の沿道におきましては、幅員及び線形の変更に伴いまして都市計画道路から沿道25メートルが近隣商業地域となるよう用途地域等の変更をしようとするものです。変更箇所は、近隣商業地域から第一種住居地域、準工業地域、第二種中高層住居専用地域に変更しようとする区域と、第二種中高層住居専用地域から近隣商業地域に変更しようとする区域となっております。
浅香山駅周辺においては、駅前線及び駅前広場の追加に伴い、都市機能の誘導を図るため、現在は工業地域、準工業地域及び第二種中高層住居専用地域であるこの区域につきまして、近隣商業地域に変更しようとするものでございます。また、側道の追加に伴いまして、用途地域の境界を現道中心から側道中心とするため、この部分を近隣商業地域から第二種中高層住居専用地域に変更しようとするものです。なお、用途地域にあわせて指定している高度地区、準防火地域についても、今回あわせて変更しようとするものでございます。
素案の内容については以上でございます。
なお、本事業は並行して環境影響評価の手続きを行っております。7月31日から環境アセスメントの結果を準備書として公表しております。また、今月8月28日から9月5日までの間で計4回の説明会を予定しております。その後、評価書を作成し、都市計画の告示とあわせて評価書の公告を行います。また、本事業は世界文化遺産である百舌鳥古墳群に近接していることから、古墳群への影響の程度を確認する必要がございます。
本事業の遺産影響評価につきましては、環境影響評価の手続きの中で古墳群への影響を確認する方針で、手続きの各段階におきまして、学術委員会からご意見を頂きながら古墳群への影響を確認しております。方法書で定めました騒音、振動、大気質など17の環境影響評価項目のうち、景観、文化財、コミュニティの分断の3項目におきまして百舌鳥古墳群への影響の程度を確認し、令和2年4月から5月に開催されました学術委員会におきまして、軽微な眺望の変化はあるが、顕著な普遍的価値に影響はないということにご理解を得ています。今後も引き続き学術委員会にご意見を頂きながら進めていく予定でございます。
最後に、今後の予定でございますが、令和2年11月頃に都市計画の説明会を開催し、その後、公聴会、案の縦覧を経て、令和3年7月頃、本審議会に付議、その翌8月頃には都市計画決定の告示及び環境影響評価書の公告をさせていただく予定をしております。その後、令和3年度中には事業認可の取得をしたいと考えておりまして、認可を取得した後、速やかに事業着手する予定です。事業に要する期間は、現在進めております南海本線の立体交差事業やほかの連続立体交差事業の事例を参考にいたしますと約20年程度というふうな見込みでございまして、完成は令和22年度頃、高架工事完了予定となっております。説明は以上でございます。ありがとうございました。

増田会長

 ありがとうございました。
 ただいま、南海電気鉄道高野線の連続立体交差事業についてご報告をいただきましたけれども、何かご意見、もしくはご質問等ございますでしょうか。いかがでしょうか。
 内田委員、どうぞ。

内田委員 

 本体部分ではなくて、交差する道路に関する築港天美線のことについて質問が1点ございまして、横断面図A、B、Cの三断面を示していただいていますけど、一番東側に位置するC-C’横断面図の交通量の違いとかで総幅員の必要性も違うしとか、他の幅員もどうかと思うんですけれども、車道の幅員がBのところまでが29メートル東側が22メートル、それに伴って沿道の地域地区も変わってくるわけですけども、中身を見てみるとC横断面のところだけ歩道が非常に狭い。2.5メートルぎりぎり。当然、構造令には従っているわけですけど、もう少し余裕があったほうがいいんじゃないかなと思う一方で、車道部とかで泳ぎしろがあるから総幅員としてはこれで十分というご判断なのか、そのあたり補足説明していただけるとありがたいです。

増田会長 

 いかがでしょうか。

連続立体推進課長(山路) 

 道路の幅員断面につきまして、先ほど委員がおっしゃったとおり道路構造令の基準に基づき設計をしている状況でございます。現在、歩道に自転車が走り込んだりしているということなのですが、今現在、堺市としても自転車は車道という取り組みを進めておりますところで、自転車レーンを設けることによりまして歩道2.5メートルでも安全な利用ができるのではないかという判断をしています。

内田委員  

 沿道の状況を見ると、浅香山病院があったりとか浅香山小学校があったりとか、それなりに自転車は自転車専用レーンという形で車道部にということでしょうけれども歩道部において車椅子であったりとか、ベビーカーであったりとかそれがすれ違えれて、なおかつ小学生が横を歩くということを考えると、もう少し幅がほしいと思うのですけれども、その一方で車道部、市街地内ですから標準的には3.25メートル要らないわけです。この辺りいろいろ標準的なものを例として示されているだけでしょうから、当然基準を満たした上で沿道とか利用者のことも考えて設計されていくんでしょうけれども、途中である程度大きく車道部の総幅員は変わっているので、もう少し分かりやすい説明、こういったことになっているからここから変わっているのですよというのがあるとよろしいかと思いますし、もし可能であったらもう少し歩道部を確保するような方向で考えてもいいのではないかなと、感覚としては思っています。
 以上です。

増田会長  

 ありがとうございます。ご答弁ございますか。

連続立体推進課長(山路) 

 前後を申しますと、現在計画しているより東側は、既に22メートルの計画をうたれていたところもございまして、そこの統一性も考えて何とか構造令上の安全な幅員というのが確保できるということで、検討した経緯がございますが、ご意見を参考にしたいと思います。

内田委員 

 東側との関係とか、将来の交通量のこととかもあわせて説明していただいたほうがもっとわかりやすいと思います。

連続立体推進課長(山路) 

 分かりました。ありがとうございます。

増田会長  

 よろしいでしょうか。
 ほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 ありがとうございます。ほかにご意見がなければ、来年度にあるんですかね、ここに付議されてくるっていうのが。その前に当然地元説明会、あるいは公聴会等を経てということになろうかと思います。ありがとうございます。よろしいでしょうか。
 それでは本日予定しておりました案件につきましては全て終了したかと思います。ご協力ありがとうございました。事務局の方に進行をお返ししたいと思います。よろしくお願いいたします。

司会(久保)

 本日は長時間、ご議論をいただきまして誠にありがとうございました。これをもちまして第2回堺市都市計画審議会を終了いたします。ありがとうございました。

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