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令和3年度第4回堺市建築審査会 会議録

更新日:2022年3月18日

日時

令和4年2月15日(火曜) 午後2時30分から午後4時30分

場所

堺市役所 高層館20階 第一特別会議室

出席者

会長

梶哲教 

委員

角松生史、片岡博美、嘉名光市、池内淳子、和泉京子、牧田武一

処分庁

開発調整部長 杉本雅昭
宅地安全課長 北野修司
宅地安全課課長補佐 林智美 
宅地安全課主幹 岡田俊彦
宅地安全課許可係長 西川喜幸
建築安全課指導係長 垣内明
建築安全課指導係 時見正人

事務局

建築安全課長 高下伸太朗
建築安全課課長補佐 米田清治
建築安全課 池田静香

傍聴人

なし

令和3年度 第4回堺市建築審査会 会議録

事務局

本日は、お忙しい中、堺市建築審査会にご出席いただきましてありがとうございます。それではこれより、令和3年度第4回堺市建築審査会を始めさせていただきます。
本日の審査会は、委員7人中7人のご出席をいただいておりますので、堺市建築審査会条例第5条第2項に定められている定足数を充足していることをご報告申し上げます。
また、傍聴人は現在のところございません。
それでは、本日の案件に入らせていただきます。
会議次第にございますように、本日は付議案件が2件、報告案件が7件でございます。
それでは、梶会長よろしくお願いします。

会 長

それでは、ただ今から、令和3年度第4回堺市建築審査会を開議いたします。
本日の会議録署名人には角松委員と牧田委員を指名いたします。
本日は付議案件が2件、報告案件が7件です。
なお、本日の会議の進行についてですが、議案第4号に審査請求の案件がございます。
関係職員の方のご都合もございまして、まず、議案第3号についてご審議いただいた後、続けて報告の案件についてのご報告をいただき、最後に審査請求についての議案第4号のご審議をいただきたいと考えております。それでよろしいでしょうか。
それでは、議案第3号「建築基準法第43条第2項第2号の規定による建築許可」について処分庁、説明をお願いします。

処分庁

それでは、議案第3号について、ご説明します。
本件につきましては、建築基準法43条第2項第2号の一括同意基準に該当しないため、提案基準の個別案件に該当するものとして付議するものでございます。
申請内容としては、一戸建ての住宅の建て替えに際し、申請地の前面通路が幅員4メートル未満で延長が35メートルを超える袋路状通路のため、当該通路部分を道路状空地として通路の幅員を将来に渡って4メートル以上確保する協定を令和3年5月21日に締結しており、建築基準法43条第2項第2号許可を受けようとするものです。
続きまして、議案書、議案第3号及び参考図書をご覧ください。併せて画像にて説明申し上げます。
議案番号第3号適用条文は、建築基準法第43条第2項第2号です。
申請者は、一建設株式会社 代表取締役 堀口忠美です。敷地の位置は、堺市中区深井畑山町336番6の一部です。地域・地区は、準工業地域の準防火地域で、指定建ぺい率60パーセント、指定容積率200パーセントの地域です。主要用途及び申請建築物用途は、共に一戸建ての住宅です。工事種別は新築、構造は木造です。敷地面積は、215.95平方メートルです。建築面積は、申請部分が103.51平方メートルです。延べ面積は、申請部分が99.78平方メートルです。建ぺい率は、47.94パーセント、容積率46.21パーセントです。建築物の高さは、申請部分の最高高さが5.429メートル、軒高が3.365メートルです。階数は申請部分が1です。周辺の状況についてご説明します。
スライド01、位置図をご覧ください。申請地は、泉北高速鉄道深井駅の南東側約900メートルに位置しています。
スライド02、付近見取図をご覧ください。申請地の南東側約100メートルには、阪和自動車道が整備され、利便性の高い立地条件の敷地となっています。
続きまして、申請地付近の道路の状況について説明します。
スライド03、道路種別色分図をご覧ください。道路の凡例を載せております。緑色が申請地です。青色の部分が本件道路状空地で、西側約40メートルで府道深井畑山宿院線と市道深井陶器北線の交差点に接続し、幅員91センチメートルの東側里道を経由して約80メートルで市道深井畑山1号線に通り抜けています。
また、道路状空地の中央部から建築基準法上の道路接続部までの南側は現在、更地となっています。この道路状空地は、幅員が2.50メートルから3.29メートルのアスファルト舗装で、中央部に里道が存し、私有地部分は暗渠化した片側、一部両側のU字側溝を含め、道路形態が整備されており、一戸建ての住宅6棟が建ち並んでいます。この区間は41.15メートルあり、この区間にのみ面し、許可の対象となる建築物は2棟です。
スライド04、協定通路現況図をご覧ください。青色の線で囲まれた道路状空地の中央部に里道敷があり、空地は幅員1.8メートル以上の道路状空地で、幅員2.5メートルの区間が約25メートルと、幅員4.0メートル以上の道路状空地に拡幅される区間が約31メートルの協定が平成11年9月13日に締結されています。
既存建築物は平成12年には住宅が建築されており、築後20年以上経過していることを登記簿謄本で確認しています。
スライド05、土地利用計画図をご覧ください。道路状空地は青色の線で、申請地は緑色の線で示しています。敷地の前面に協定通路幅員4メートルを確保し、縁石を設置したうえで、通路と敷地を明確に分ける計画です。
給水については水色線で示しており、既設の引込管を直径20ミリメートルに交換の上使用する予定です。敷地内雨水排水については黒線で示しており通路内水路へ接続の予定です。汚水は赤線で示しており、既設管を利用して排水を行う予定です。
許可基準は、提案基準7です。お手元の資料建築基準法第43条第2項第2号許可基準をご覧ください。10ページに提案基準7が掲載されています。 
写真1は西側、市道深井陶器北線から協定通路を写したものです。
写真2は協定通路を西から写したものです。
写真3は同じく協定通路を西から写したものです。
写真4は協定通路より申請地を写したものです。
写真5は申請地を写したものです。
写真6は協定通路より東側、市道深井畑山1号線に抜ける里道を写したものです。
次のページより各委員の皆様に申請建物の1階平面図、立面図、断面図をご覧いただきますが、本審査会の同意をいただき、許可手続きを終えた後、建築確認申請及び同完了検査を受けて工事が完了したのち、本件住宅は、個人所有となるため、個人情報保護及び私有財産保護の観点から、傍聴者用資料及び画像については、差し控えさせていただきますのでご了承ください。
スライド06、平面図をご覧ください。ご覧のような配置図となっています。なお、建物の構造は外壁、軒裏防火構造を採用し、防火上有効な措置が取られ、防火対策に配慮した設計となっています。
スライド07、立面図をご覧ください。ご覧のような外観となっています。スライド08、断面図をご覧ください。建築物の最高高さ、軒高がご確認いただけると思います。
以上で、参考図書による敷地周辺の状況と計画の概要の説明とさせて頂きます。
それでは、次ページ議案第3号の調査意見欄をご参照ください。
以下のとおり調査意見を附させていただいております。
本件道路状空地に面して6棟の住宅が建ち並んでおり、建て替えにあたり許可が必要となるのは、住宅2棟である。近隣住宅は昭和25年から昭和61年にかけて竣工しており、本件申請地建物についても、登記記録上建築後20年以上経過していることは明らかである。
また、本件申請地建物の建て替えに際し、協定が締結されている。申請地の前面は幅員4メートル未満で延長が35メートルを超えるため、一括同意基準には該当しない。本件道路状空地の幅員4メートル未満の区間は、角敷地を除き、許可対象住宅の建替えにより将来幅員4メートルが確保されることが確実であると見込まれ交通上問題はない。アスファルト舗装で、通路中心に里道が存し、私有地部分は暗渠化した片側一部両側U字側溝を含め、道路形態が整備されており、許可に係る建築物は敷地南西側に駐車場を設け、転回スペースを確保する計画となっており、隣地建築物の対側側においても、駐車スペースが設置されている。
また、申請地から東側里道を経由して約80メートルで市道深井畑山1号線に通り抜けており、緊急時には2方向避難が可能となっていることから、安全上の支障はない。許可に係る建築物は、平屋建てで、最高高さは5.429メートル、延べ床面積は99.78平方メートルで容積率は46.21パーセント、外壁、軒裏防火構造を採用し、防火上有効な措置が取られ、防火対策に配慮した設計となっている。雨水は通路内水路に、汚水は既設管を利用して排水を行う計画である。給水管は既設の引き込み管を直径20ミリメートルに交換の上使用する予定である。
以上のことから、交通上、安全上、防火上及び衛生上支障がないと判断し、条件を付した上で許可するに支障がないものと思われる。
なお、許可条件としましては、許可にかかる建築物は、その敷地が接する道路状空地を道路と読み替えて、建築基準関係規程に適合するものであること。確認申請の受付までに申請地前面の後退整備がなされていること。耐火建築物、準耐火建築物又は防火上有効な措置がなされていること。以上でございます。
ご審議の程、よろしくお願い申し上げます。

会 長

ありがとうございました。ただ今ご説明いただきましたが、委員の先生方から何かご質問、ご意見はございますでしょうか。

嘉名委員

現況写真5について、確認したいことがあります。
建築敷地が表現されている向こう側に今は道が通じていて、その前に建物が建っているように見えますが、地図を拝見すると、裏側から接道しているということでよろしいでしょうか。

処分庁

そうですね。裏に開発許可道路ができましたので、開発許可道路に接道がとれるかたちになりました。

嘉名委員

それとですね、里道っておっしゃっているのは黒い線の部分ですよね。先ほどの写真で言うと現況写真6ですか。

処分庁

はい。

嘉名委員

かなり細いですね。わかりました。

会 長

他にはいかがでしょうか。

池内委員

あの、私も現況写真6の里道が気になっております。
調査意見に、「80メートルで市道深井畑山1号線に通じるので、2方向避難が可能」という書き方をされていますね。その意味としては、「この青いところは、今回の申請敷地は4メートル確保できます」と。
そして、入口のところは「まだ4メートル確保できてはいないが、そのうち4メートル確保できそうだ」ということなのだろうと推察しているのですが、この黒い部分については、今、全くその余地がないような気がします。
調査意見の3段落目の「申請地から東側里道を経由して約80メートルで市道深井畑山1号線に通り抜けており、緊急時には2方向避難が可能となっていることから、安全上の支障がない」と書かれていますが、「安全上支障がない」と言っていいのでしょうか。本当に、それは2方向避難と呼んでいいのかというのが気になっております。黒い部分は、「80メートルで通り抜け可能だ」ということでよろしいでしょうか。

処分庁

ここからここまでがまず80メートル通り抜けているので、「緊急時には逃げられますよ」ということです。

池内委員

走れるということですよね。
写真6を見せていただいたときに、ここを80メートル走るということを「安全上支障がない」と言い切っていいのかなという怖さがあります。確かにこの青い線のところは、4メートル取れてなくてもいいとは思います。ただ、写真5のこちらの道路は残るのでしょうか。

処分庁

ここまで敷地になるので、この道路は残らないです。

池内委員

残らないのですね。そこが気になっています。実質的に、それを「2方向避難が可能」としてよいのか、この表現で許可をしていいのかというこの2点ですね。以上です。

処分庁

「2方向避難ができる」というのは、こちらの青い線の道路からも逃げられる。万が一逃げられなかったとしても、こちらから逃げられるというところで2方向避難ということです。
幅90センチあれば人が通れる、通行に支障はない、ということなので、2方向避難は可能なのかなという見解です。

池内委員

避難するのは、「緑色の敷地の人たちだけ」という考え方であっていますか。他の人たちは市道に全部逃げられるので。

処分庁

横の方もそうですし、例えば、この方の家よりこちらで災害があった時に、こちらに逃げられなくなったときにこちらに逃げることも可能ですし、そういう意味で東西2方向避難ということでお話しさせていただいた次第です。
 

会 長

里道は実際に通路として使われている道ですか。

処分庁

使用しているというのは聞いています。
写真を見てもわかるように、下のほうはコンクリートで整備はされているので、通行には問題ないと考えております。

会 長

普段使われていない通路だったら、物を置かれたりするものだから、気にはなるところですがね。

処分庁

通れるように整備はしていると。

池内委員

「80メートルでいけるからOK」という書き方ではなく、「4メートル取れるので、安全上問題がない、消防上も問題がないです」とされたほうが無難だと思います。どうしても何が起こるかわからないので、この「90センチで安全だ」と言ってしまって良いのかが気になっております。せっかく4メートルの協定をまいておられて、あとは入口のところだけですので。袋小路になって、折り返しがつくという建物は世の中的にも多いと思いますし。
また、市道に接道しているかと思うのですが、問題になるのは、この緑色の方だけですよね。他のみんな広い道路に逃げることができると。

処分庁

この2軒が、ここにしか接してないです。

池内委員

その2軒ですよね。だから、調査意見のほうで、その里道も「使えるぐらいに里道も抜けている」ということを書かれるのは構わないと思うのですが、「里道が抜けているから、逃げられるから問題ない」とされたときに、それはちょっと違うのではないかという気がしています。
調査意見書の文章を変えられた方が良いのではないかと思います。「緊急時の2方向通路可能」というのは、違うのではないかと。緊急時でしょう。平時ではないですよね。平時の2方向避難は可能ですが、緊急時というのは、どういうときか分からないから緊急時というのであって、例えば建物が一個潰れたら、この90センチの里道は使用できなくなりますよね。

処分庁

この立ち並びの建物が、ということですね。

池内委員

建物だけではなく、ブロックとか、電柱とか。いろんな工作物が倒れるとそこは完全に通れなくなってしまう。そうすると、「きちんと協定をまいてあるから、その青い線で表示された道路を通って市道に出られる。それから、平常時使っている里道もあるから。」というぐらいで止めておかれるほうが許可しやすいというか。
引っかかるのは、最後の言葉だけです。「緊急時で2方向避難が可能で、安全上の支障はない」という。それは本当にそうなのかと。

角松委員

よろしいでしょうか。今のお話について、2つ考え方があり得ると思います。1点目は、まず、この種の非常に狭い里道で距離があるようなものについて、今までの考え方として、それは2方向避難の対象に含めるという考え方をとってきたのかどうか、ということの今までの運用についてお尋ねです。
それから、今、池内委員からそちらを削除したらどうかという提案があったところです。そこで、2点目は残しておいた方が今後「そこに物を置かないで下さいよ」というような指導が実質的にやりやすくなるということがあり得るかなと思ったので、そこで指導できる内容が変わってくるのかどうかということですね。もし、変わってくるのだとすると、少し怪しいですが、あえてそこを残しておいて指導しやすいようにしたほうがいいという考え方もあり得るのかなと思いました。その2点についてお教えいただければと思います。

処分庁

正直言いますと、あまりこういった事例が無くて、前例で里道が抜けていますよというのは、あまり見たことがないのが実状です。
ただ、考え方としましては、一般的に人が通れる幅といいますか、そこから考えますと90センチというのは人が通り抜けられるということもあって、「ここは通行可能ですよ」ということを書かせていただいたというのが1つです。
また、調査意見にこれを残していたら指導がしやすいかというところですが、調査意見への記載の有無が指導に影響するかというと、おそらくそれは影響しないのかなと思います。ただ、堺市が管理する里道ですので、物を置かれると不法占拠ということになるので、そこは他のところと同じような指導をされると考えております。

角松委員

もしそうだとしたら、池内委員のご提案のように、その記載は削除する方向のほうが良いような印象を受けたのですが、いかがでしょうか。

処分庁

ここは協定がまかれているから避難も支障ないですよと、更にこちらに里道がありますよと、そういうことですかね。

池内委員

里道を削除する必要はないと思います。抜けていますし、しっかり堺市で管理されていますし、そこに里道もあるということを書かれるのはプラスになりますので。しかし、80メートルは長すぎるので、マイナスになりますし、里道の両端の建物や工作物の関係まで見えないのですが、あまりよくないと思います。前例が特にないという事であれば、あまり前例にしないほうが良いと思います。

処分庁

ここの調査意見の書き方としまして、基本的にはこちら側のところ、協定がまかれている中で空地が担保できていますよと。さらに、里道もありますというふうな書き方に変えさせていただければと思います。

角松委員

「安全上の支障はない」という言葉をどこに入れるかだと思います。

処分庁

そうですね。

嘉名委員

里道のくだりの前に結着させて。

処分庁

ある程度は完結している。さらにこれもあります、プラスアルファぐらいの形ですね。

角松委員

別の点ですが、よろしいでしょうか。
許可条件の2番目に「既存の用途の建て替えで、地階を除く階数が2以下であること。(耐火建築物、準耐火建築物又は防火上有効な措置がなされている場合は、地階を除く階数を3以下とすることができる)」とあります。
この制度で十分にわかっていない部分があるのですが、この時点で耐火建築物なのか、そうでないのかを確定して、どちらかのみを記載するということではないのでしょうか。この時点で、これは未確定のままとして許可するということでしょうか。

処分庁

この時点では、プランも決まっていて、確定しているところにはなります。

角松委員

そうだとすれば、このどちらかを挙げておくということになるのかなと思ったのですが。2つの可能性を残す必要がないというのであれば。

処分庁

書き方としましては、そちらの提案基準7の許可条件のところにこういうかたちで記載しているかたちになります。

角松委員

はい。提案基準第4にはそのとおりに書いてありますが、本件で課す条件としては、特定の建築物に対応して条件を課すのであれば、そのどちらか一方のみが条件となるのではないかなと思ったのですが。建築物が非耐火から耐火に変更する可能性を含めた上での許可だとしたならば、2つの条件ということになると思うのですが。

処分庁

変更は、できる変更とできない変更がありまして、構造から変わってくる変更というのは、審査会を経た後ではできません。

角松委員

変更される可能性があるなら、2つ必要だと思いますけど、そこ次第かなと。

会 長

変更するかどうかは、建築主のところで判断することですから、こちら側であらかじめ変更ができないような条件を設定するのも、やや限定が過ぎるかなというふうには思います。

角松委員

耐火であっても、地階を除く階数を3以下とした時に、勝手に非耐火に変えられては困るわけですよね。

会 長

従来こういう形で条件をつけてきたのであれば、何らかの事情で変更するということが生じたならば、変更ができるような余地を残しておくということは、一応、合理的な判断なのではないかと思いますけれどもね。

角松委員

この場合では、変更の余地がなくて、建築確認の段階ではおそらくチェックされますよね。チェックの段階がどっちの段階なのかというのがわかっていなかったものですから。

会 長

ただ、許可に基づいた形でないと建築確認出ませんから。

角松委員

そこで、次変更するときは、変更がありうるとすると、こちらの許可がそのまま有効になって、そのあとは建築確認ベースで変更できるようになるということであれば、今おっしゃっている2つを残す必要があるのかなと思いますが。
わかりました。ちょっとその制度の建付けについて、よくわかっていないものですから。一般的には、変更があり得るということで、個別の判断ですね。わかりました。

会 長

よろしいですか。調査意見についてのご提案もございましたけれども、これは、我々が審議にあたっての判断の理由ということにはなるかと思います。
問題は、同意にあたっての許可条件については、同意の内容に関わってくることかと思いますので、もし変更するならば、変更については審議して、変更を決めなければならないところかと思います。調査の意見について、特にこのままでよろしいでしょうか。
主旨については、事務局のほうで池内委員のおっしゃる中身について、よく理解していただければそれでよろしいかと思います。確かに80メートルの細い里道は怪しいといえば怪しいというように思いますので、今後安全性を確保するように留意をしていかなければならないだろうと思います。
他の点についてはよろしいでしょうか。

片岡委員

直接は関係ないのですが、先ほどの議論の中ですごく気になったのですが、周辺の方たちというのは、細い里道のところの周辺の方たちは、ここがもしかすると避難用の通路になることがあるということは、認識はされていらっしゃるのですか。

処分庁

あくまでも里道なので、誰が通ってもいい通路になっております。これを避難用として確保しますよと、別に色付けするわけではなくて、誰が通ってもいい里道なので、避難にも使えますよというご説明をさせていただいています。

片岡委員

わかりました。塀を拡大して見ていたのですが、今のところはブロックとかではないではないけれども、変えられたりすると、それこそ池内委員がおっしゃったように、いざというときに使えないということになるので。以上です。

会 長

他にご意見、ご質問はございませんでしょうか。
他にないようでしたら、この件、建築基準法第43条第2項第2号の規定による建築許可については、同意としてよろしいでしょうか。
(一同異議なし)
それでは、議案第3号については、同意とすることに決しました。
それでは続きまして、先ほど申しましたように、お手元の会議次第の順序を変更しまして、報告事項について先に取り上げることといたします。報告事項は全部で7件ございます。まずその1ですね。建築基準法第43条第2項第2号一括同意基準による許可物件第22号から第27号の計6件についてご説明をお願いいたします。

処分庁

それでは、第22号の報告をさせていただきます。
報告第22号は鳳東町五丁524番30で木造2階、一戸建ての住宅の計画です。報告第22号は一括同意基準のエ号に該当しており、令和3年12月9日付けで許可しています。空地は、幅員4.7メートルの道路状空地であり、協定が平成21年8月4日に締結されています。敷地から道路状空地を経由して、東側約38メートルで堺市道に接続しています。既存建築物は昭和48年に住宅を新築、築後48年であることを登記簿謄本で確認しています。現況申請地前面については、境界部にL型側溝の整備がなされています。以上のことから、一括同意基準のエ号に該当するものとしました。
それでは、これより、実際の通路及び敷地周辺の様子を写真により、ご覧いただきます。
写真1は南側市道、東より協定通路を写したものです。
写真2は南側市道、西より協定通路を写したものです。
写真3は南側市道、南より協定通路を写したものです。
写真4は協定通路を東より写したものです。
写真5は協定通路東より申請地を写したものです。

続きまして、第23号の報告をさせていただきます。報告第23号は南区釜室154番1の一部及び155番6で木造2階、一戸建ての住宅の計画です。報告第23号は一括同意基準のア号に該当しており、令和3年12月20日付けで許可しています。空地は、河川敷の幅員が4.2から7.6メートルであり、建築基準法施行規則第10条の3第4項第2号に規定する公共用通路に該当するものです。敷地から公共用通路を経由して、南側約44メートルで堺市道に接続しています。以上のことから、一括同意基準のア号に該当するものとしました。
それでは、これより、実際の通路及び敷地周辺の様子を写真により、ご覧いただきます。
写真1は南側市道、西より河川敷を写したものです。
写真2は南側市道、南より河川敷を写したものです。
写真3は北側河川敷より南東を写したものです。
写真4は北側河川敷より南西を写したものです。
写真5は申請地を写したものです。
続きまして、第24号の報告をさせていただきます。報告第24号は東区白鷺町一丁1181番1の一部で、休憩所の計画です。報告第24号は一括同意基準のキ号に該当しており、令和3年12月23日付けで許可しています。休憩所は公共用空地である白鷺公園内にあります。申請地より公園内の通路を経由して建築基準法上の道路に通じております。以上のことから、一括同意基準のキ号に該当するものとしました。
それでは、これより、実際の敷地周辺の様子を写真により、ご覧いただきます。
写真1は公園と西側市道との接続部を写したものです。
写真2は南西側市道、南西より申請地を写したものです。
写真3は公園南側より申請地を写したものです。
写真4は公園西側より申請地を写したものです。
続きまして、第25号の報告をさせていただきます。報告第25号は東区白鷺町一丁1181番1の一部で、倉庫の計画です。報告第25号は一括同意基準のキ号に該当しており、令和3年12月23日付けで許可しています。倉庫は公共用空地である白鷺公園内にあります。申請地より公園内の通路を経由して建築基準法上の道路に通じております。以上のことから、一括同意基準のキ号に該当するものとしました。
それでは、これより、実際の通路及び敷地周辺の様子を写真により、ご覧いただきます。
写真1は公園と西側市道との接続部を写したものです。
写真2は公園南側より申請地を写したものです。
写真3は公園南西より申請地を写したものです。
写真4は公園南東より申請地を写したものです。
続きまして、第26号の報告をさせていただきます。報告第26号は北区東浅香山町四丁42番7の一部、43番の一部、44番及び45番3の一部で、防災倉庫の計画です。報告第26号は一括同意基準のア号に該当しており、令和3年12月23日付けで許可しています。空地は、堺市道路計画課所管で道路の形態があり、幅員が4.7メートルあり建築基準法施行規則第10条の3第4項第2号に規定する公共用通路に該当するものです。敷地から公共用通路を経由して、南側約41メートルで堺市道に接続しています。以上のことから、一括同意基準のア号に該当するものとしました。
それでは、これより、実際の通路及び敷地周辺の様子を写真により、ご覧いただきます。
写真1は公共用通路と東側市道の接続部を写したものです。
写真2は東より公共用通路を写したものです。
写真3は北西より公共用通路を写したものです。
写真4は申請地を写したものです。
続きまして、第27号の報告をさせていただきます。報告第27号は南区三原台三丁14番の一部で、休憩所の計画です。報告第27号は一括同意基準のキ号に該当しており、令和4年1月12日付けで許可しています。休憩所は公共用空地である緑地内にあります。申請地より緑地内の通路を経由して建築基準法上の道路に通じております。以上のことから、一括同意基準のキ号に該当するものとしました。
それでは、これより、実際の通路及び敷地周辺の様子を写真により、ご覧いただきます。
写真1は緑地と北側府道との接続部を写したものです。
写真2は北側府道より申請地を写したものです。
写真3は申請地を写したものです。
報告は以上です。

会 長

ありがとうございました。ただ今ご説明いただきましたが、委員の先生方から何かご質問、ご意見はございますでしょうか。

牧田委員

ご説明ありがとうございます。白鷺の公園の2つのうちの倉庫のほうですけれども、写真を見ると、グラウンドの中に設置されているというところの同意案件だったと思うのですが、確か、グラウンドの中でしたか。

処分庁

そうです。グラウンドの中です。

牧田委員

43条2項2号の考え方として、広い空地の捉まえかたですけれども、グラウンドの中のことを言っているのか、グラウンドの管理フェンスの外のことを道と捉まえているのか、どちらでしょうか。

処分庁

「公園、緑地、広場等、広い空地」と書いてあるのでどちらにも該当すると考えております。

牧田委員

気になったのは、確かに公園の中なので、空地だらけだとは思います。ただ、野球場の管理フェンスがあるので、常時空いているかもしれませんが、管理フェンスがされているので、その中にある建築物の外側の空地というのが閉ざされた空地になってしまうという考え方からすると、その外側の空地というのは、建築基準法で言う法律上の広い空地の機能性として概念にあたるのか、あたらないのかというところです。

処分庁

例えば、扉も何もない、塀で囲まれているという状態であれば、おっしゃる通りなのかなというところなのですが、開閉する出入り可能な扉ということで、空地として考えられるということです。

牧田委員

常時開閉可能な扉があるのですね。
ただ、野球場としてグラウンドを使用していない場合は閉じてしまっているということですか。

処分庁

管理上そういうところもあるのかと思います。ただ、中身とすれば、開閉できる扉ということで、一帯の広場であると考えます。

牧田委員

空地の概念としては、冒頭おっしゃったように、外でもあり、内側の野球場のグラウンド側のところも空地という考え方で解釈して判断されたということでよろしいですね。

処分庁

そうですね。

牧田委員

わかりました。

会 長

他にはいかがでしょうか。
他にないようでしたら、以上ご報告第22号から第27号までは承りましたということでよろしゅうございますか。
(一同異議なし)
それでは6件についてご報告を承りました。
続きまして、建築基準法第56条の2第1項ただし書一括同意基準による許可物件の報告、通し番号の第2号についてご説明お願いいたします。

処分庁

それでは、報告第2号、建築基準法第56条の2第1項ただし書許可に係る一括同意基準に基づき、許可した物件について報告をいたします。
本件は、大阪府営御池台二丁住宅でのエレベーター棟増築に伴う日影許可となります。お手元のタブレットをご覧いただき、資料1の付近見取図をご覧ください。報告第2号の敷地は、南区御池台二丁7番1に位置しております。申請地の北側、西側には御池公園、南側には共同住宅が建ち並んでいます。
続いて、資料2の用途地域色分図をご覧ください。申請地及び周辺の用途地域は第一種中高層住居専用地域です。
続いて、土地利用計画図をご覧ください。今回の計画は、昭和54年3月に建築された府営御池台住宅のうち、2号棟、3号棟、5号棟において、エレベーター棟の増築を行うものです。今回の申請建築物である増築建築物は、赤色で示す部分です。
次に、現況の写真をお示しさせていただきます。
1枚目は、エレベーター棟が増築される2号棟を西から撮影したものです。2枚目は、同じく増築予定の3号棟を南西から撮影したものです。3枚目も、同じく増築予定の5号棟を北から撮影したものです。4枚目は、1号棟既存不適格の日影が落ちている付近を撮影したもので、御池公園の池の堤の部分です。5枚目は、2号棟既存不適格の日影が落ちている付近を撮影したもので、先程と同様、池の堤の部分です。
次に資料4、概要書をご覧ください。申請部分の建築面積は62.32平方メートル、延べ面積は103.35平方メートル、構造は鉄筋コンクリート造、階数は5 高さは14.57メートルです。
続きまして、資料5、増築前の基準時の日影図をご覧ください。
敷地の北側、オレンジ色、水色で示している箇所が、府条例の規制値を超えて日影を生じさせている部分ですが、これは日影規制ができる前に建築された住棟による、既存不適格の日影です。
次に、資料6、今回の増築後の日影図をご覧ください。図面に示すとおり、日影のラインについては、先ほどの基準時から実質的に変わりなく、今回申請建築物による既存不適格の日影への影響はございません。
次に資料7、今回の増築部分のみの日影図をご覧ください。図面に示すとおり、増築部分のみでは規制値を超えて日影を生じさせておりません。
最後に資料8、一括同意基準をご確認ください。今回の増築は、一括同意基準第3に該当するとして許可したものです。基準第3を読み上げますと、『増築等を行う場合で、次の各号のすべてに該当するもの。ただし、学校(大学、高等専門学校、専修学校及び各種学校を除く。)並びに国、都道府県及び建築主事を置く市町村の他、法第18条の規定が準用される独立行政法人等の建築物については、第2号、第3号及び第5号を除く。』となっております。
本申請は大阪府によるものであるため、第1号及び第4号に該当すれば基準に該当することとなります。第1号の内容を読み上げますと、『不適格な日影の部分が、法第3条第2項に該当する既存建築物(いわゆる既存不適格建築物)のみによるもの』となっております。先ほど説明したとおり、日影の基準に適合していない部分は、基準時以前に建築された住棟によるものであるため、第1号に該当しています。
次に、第4号の内容を読み上げますと、『基準第2第1号の規定に適合するものであり、かつ増築等を行うことによって、既存建築物を含めた日影時間が、大阪府建築基準法施行条例第69条に規定する日影時間を超えている部分の増加がないもの。(ただし、その部分の増加が、平均地盤面の変化による計算上の増加である場合はこの限りではない。)』となっております。
基準第2第1号の内容は、『増築等を行う部分について、日影規制の審査を行えば適合するもの』であり、増築部分のみでは規制値を超える日影を生じさせないため、該当しております。また、日影規制時間を超える部分の増加が、平均地盤面の変化による計算上の増加のみであるため、第4号にも該当しております。
これらにより、一括同意基準第3に該当しましたので、令和4年1月24日付け、第D-42号で許可しました。
以上で、建築基準法第56条の2第1項ただし書きによる許可の報告を終わります。

会 長

ただ今ご説明いただきましたが、委員の先生方から何かご意見、ご質問はございませんでしょうか。
よろしゅうございますか。それではこの件については、ご報告承りましたということで、よろしゅうございますか。
(一同異議なし)
それでは、建築基準法第56条の2第1項ただし書一括同意基準による許可物件のご報告第2号についてご報告を承りました。
それでは続きまして、議案第4号審査請求についてご説明をお願いいたします。

事務局

それでは、議案第4号審査請求について、これまでの経緯を大まかに説明させていただきます。
まず、基本的なところから、当該場所は深阪4丁、泉北1号線を南下し、深井駅を超えニッカトーの工場、ベルランド病院を超え、田園大橋の手前約250メートル、泉北1号線の西側に位置します。この区域は宅地造成等規制区域外でありますが大阪府が平成27年12月に土砂災害警戒区域、いわゆるイエローゾーンに指定されました。土砂災害特別警戒区域いわゆるレッドゾーンに建物が入りますと大阪府の許可が必要となります。平成19年の航空写真がこれです。それぞれ既存の建物が存在します。計画を落とし込むとこうです。

こちらが令和3年1月の航空写真です。建物が除却され更地になっております。計画を落とし込むとこうです。
北側の緑色の位置に、カフェレストランとして開発許可を平成30年西暦2018年8月に取得し、同年10月に開発検査済み発行、11月に建築確認を取得されています。南側の赤色の位置には、ペット用品販売店、ペットカフェ、ペット火葬炉の建物として、平成30年西暦2018年2月に建築確認を取得されています。
都市計画法29条の開発許可の前段階の第32条の関係課との協議の際に、土砂災害警戒区域の許可を所管しております大阪府の土木監理事務所に、開発区域はレッドゾーンでも建物がイエローゾーン内では特段、規制がないことも確認しております。
その後、建物工事には着工しないまま、令和3年西暦2021年に開発者である株式会社Aが任意で地元説明会を2月と7月にされ、同年10月堺市ペット霊園の設置等に関する条例・規則が制定されました。施行は令和4年西暦2022年1月1日です。
令和3年西暦2021年11月16日、審査請求人より環境薬務課に陳情の電話があり、電話対応。同年11月18日、審査請求人の方がペット条例の主担である課、環境薬務課に陳情に来られ、さまざまな主張をされたのち、行政不服審査請求書を置いて帰られました。
陳情の主な内容は、ペット条例の施行を目前に何故今、株式会社Aのペットの火葬場付霊園を許可するのか。ペット霊園を規制しようとして条例を作っておきながら、というもので、ペット条例に関しての陳情がメインとなっていました。
しかしながら、請求書自体を要約すると、1点目.災害危険地域の危険な急傾斜地に建築されると、地盤が弱くなり、斜面直下の住民は、万一の崩落事故の被害を受ける。2点目.斜面直下の住民は、動物焼却場が窓のすぐ近くにせまり、不愉快であり、風評被害による地価の下落や、ひいては地域の衰退が火をみるよりあきらかである。3点目.最初はカフェ、ペットショップと説明しておきながら、次には動物焼却場に変更するという手法は無誠意の極み。というような内容であり、何の処分を対象にするのかなど、形式的不備はあるものの、ペット条例を担当している環境薬務課も受けざるを得ず、一旦は堺市長で受けようとしていました。
環境薬務課が、当市の行政不服審査の主担課である法制文書課と相談したところ、行政不服審査の対象処分が不明確であり、そもそもペット条例自体が施行前であり、ペット条例としては対象となる処分自体が存在しない。その場合は堺市では受けられない。とはいえ、出された審査請求書を受けないとはなかなか言えないので、対象として考えられる処分は、開発や建築の事と想像されるが、その場合、何を理由に審査請求するのかなど、まずは聞き取りが必要ではないか。
それらの事を受け、環境薬務課が請求人に対して、まずは対象とする処分を明確にするよう電話で確認したところ「堺市がおろした建物の許可全部」と主張され、堺市が許可した開発許可1件と指定確認検査機関が確認した建築確認2件および計画変更1件がありますが、と説明したところ、「全部」との主張でしたので、対象処分は開発許可1件と建築確認3件を対象とした処分取り消しを求める審査請求と類推されました。
同年11月25日、環境薬務課が請求人の方と市の関係課と直接話す場を設けました。請求人らと市、環境薬務課、宅地安全課、建築安全課で協議をはじめました。ペット条例の話題が主となり、主な内容はペット条例の施行を目前に何故今、株式会社Aのペットの火葬場付霊園を許可するのか。住宅から100メートルにペット霊園はできないと規制する条例を作っておきながら、今から建てるものは認めるのか、などで、さまざまな話を伺いました。
話が落ち着いたところで、開発許可も建築確認もすべてが対象である事を、今一度確認し、その場合、開発許可は開発審査会に、建築確認は建築審査会に請求書を出してもらわないといけないので、2通必要になるのと、いまの請求書のままでは明確になっていないのが、対象処分、知った日、請求の主旨、申し立ての理由、教示の有無で、それぞれ明確に書面にして提出していただく必要があるので、補正通知と、書き方を示したひな形と一緒に送ります、と伝えました。また、どの処分も既に処分後1年を経過しており、やむを得ない理由がないと却下となる旨も伝え、通常であれば取り下げされるケースですが、とも伝えましたが、取り下げもしない、補正もする気はない、と主張されました。
同年11月25日、環境薬務課より建築安全課に審査請求書送達
同年12月13日、年内を期限に補正通知を開発審査会名と建築審査会名それぞれで発送。
また、同封して、請求書ひな形の該当する欄に付箋を貼り付け、宛先を開発審査会、建築審査会の2通、開発許可の番号、年月日、建築確認の番号、年月日、各処分者、教示は無しと、付箋に記入し郵送しております。そして、現在のところ、請求人からは補正後の請求書も届いておらず、応答もございません。
行政不服審査法第24条により、期間内に不備を補正しないときは、審理手続を経ないで、裁決で、当該審査請求を却下することができる、とあり、現在はこの時点と考えております。
なお、却下の理由として審査請求期間の超過を理由とすると、行政不服審査法第45条により、自動的に却下とはなりますが、その際は、各種の審理手続きの省略はできず、弁明書、反論書、現地視察、口頭意見陳述など必要な手続きを経たのち審理に入る形となります。
その後、審査請求期間の超過を理由に却下裁決や、開発工事が既に完了している事により、許可取り消しの訴えの利益も無いことを理由に棄却という裁決となることが考えられます。
以上がこれまでの大まかな経過、概要説明です。
それでは会長よろしくお願いします。

会 長

ただ今ご説明をいただきました。資料については、審査請求書、それから私どものところで、審査会で審査の対象となるかと思われる建築確認の書面、それからこの中で取り上げられました、補正の命令など、先生方のところには資料として送っていただいているかと思います。これらをご覧いただいて、何かご意見、ご質問はございますでしょうか。

牧田委員

ご説明ありがとうございます。ご説明の中でペット条例というのは、何をどう規制するのかというのがよくわからなかったので、もう少し詳しくご説明をお願いいたします。

事務局

ペットの霊園、ペットの火葬も含めて、その霊園自体を敷地のレベルで住宅から100メートル離してください、というのが一番大きなところです。これからペット霊園を作ろうとされる事業者さんがおられたら、一般的な市街地では難しいことになってきます。この条例がもう施行されております。なお、既設のペット霊園はすでに市内に何か所もありまして、既設については届出でいいですよという条文も入れております。

牧田委員

要するに、既設の場合は届出で認めていくということですか。

事務局

そういうことです。

牧田委員

着工中の場合はどうなるでしょうか。

事務局

それも既設と同じです。着工していれば既設とみなすというような分類をしています。

牧田委員

ありがとうございます。

会 長

他にはいかがでしょうか。

牧田委員

ご説明の中に、南と北の2つの計画があって、南のほうが同規模、同用途での計画案件、赤色ですよね。同規模、同用途ということなので、既存と同規模、同用途の計画が出されているという理解でよろしいのですか。

事務局

そうです。

池内委員

確認ですが、いつ建築審査会に上がったことになっているのかというのがちょっとわからなくて。いただいた資料の中で、審査請求人の訴状というのを拝見したときに、11月18日付になっていて、堺市保健所が受け取られていて、今ご説明のあった経過概要というところにも、11月18日に審査請求人から上がってきていると。この時点では、建築審査会宛ではないですよね。まず、建築審査会宛ではないな、というのが1つ。
その後で、堺市と審査請求人との間で話し合われて、これは開発審査会と建築審査会の案件だろう、ということで、「補正をしてください」ということになったのが、12月13日付ですよね。この時の建築審査会としては受け取っているということですよね。建築審査会としての審議がこの時点で始まっているのですよね。私は、ここは始まっていないのではないかなというように考えていて、どこで受け取っているのだろうというのが、ちょっと気になっていまして。
実際には、今回却下に該当すると考えられるということで、行政不服審査法の中で、補正の回答がなかったから、ご本人おりられた、という事だと思いますが。最終的には、そういうご判断をされるのだろうと考えております。
建築基準法上の建築審査会に対する審査請求というのは、当然の権利ですが、堺市の別部署に上がってきたものを、これ「建築審査会の案件だよね」、「開発審査会の案件だよね」っていうことで、議題に載せているっていうことなのかな、というのが一番気になっているのですが。

会 長

審査請求書を拝見している限りでは、どこ宛か書かれていないですね。だから、市長宛に審査請求がなされたのか、建築審査会宛なのか、開発審査会宛なのか、この審査請求書を見る限りではわからないですね。
環境薬務課が当初受け付けたということですけども、そこのところでも、いったいどこの案件なのか悩まれたということで、電話で審査請求人に問い合わせたということですけれども、許可を取り消して建設を取りやめさせたいと。じゃあ、許可といえばそれは何になるのかということで、開発許可や建築確認があるから、それのことを指しているのだろうというふうに考えて、開発許可や建築確認であれば、開発審査会や建築審査会の案件になるということで、こちらに回してきたという運びですね。

池内委員

ということは、その時点で新しく出し直していただかないで、回ってきたので受け取ったということになるのですね。

会 長

そういうことですね。それらしき処分があるので、環境薬務課のところで判断して開発審査会の案件、建築審査会の案件だと判断したと、こういうことです。

池内委員

そうなると、書類が18日付で受け取ったものが、関係するところに回ってきた時には、この審査請求人から、自分の中では審査請求人という言葉が正しいかどうか微妙なところですけれど、逆に本人はそんなつもりはなかったのではないかなと思うのですが。

会 長

いや、これは書面の冒頭に「行政不服審査請求申し立て」とありますので、合理的に理解したら、審査請求書だというふうに理解すべきだろうと思います。

池内委員

そうなると、これが関係部署のところに回ってきたので、自動的に建築審査会、開発審査会に回ってくると。それに対して、建築審査会として、様式不備というよりも、内容が不明確だということですね。内容がよくわからないから、これだけのことを書いてくださいという補正通知を出したら、その返事がないという状態ということですよね。

会 長

そうです。

池内委員

話が冒頭に戻りますけど、これは建築審査会としての審議が始まっているということですか。

会 長

そうです。建築審査会としては、受け付けたかたちになっているということです。

池内委員

もうひとつ、審査請求人資格というのがあると思いますが、この方は審査請求人資格というのを満たしているのでしょうか。

会 長

そこは、怪しいです。

池内委員

それも含めて建築審査会として始まっているのかなという疑問でした。

会 長

怪しいですけれども、そもそも、どの処分、何の処分を争っているのかがわからないから、その点の判断の前提がまだ満たされないということです。

池内委員

なるほど。グレーで受け取って、関係するところで全部真摯に対応しましょうという、そういうスタンスですね。はい。理解しました。

会 長

他にはいかがでしょうか。

牧田委員

先ほどのお話では、市として受けているので、建築審査会でも受けているし、開発審査会でも同時進行で受けているということですか。

事務局

開発、建築の両方です。できるだけ裁決の書類も揃えようということです。

角松委員

先ほどのご説明の中で聞き逃したのですが、この業者は既に工事中のペット霊園業者である届出はされているということですか。

事務局

株式会社A自体は、資料の緑色の部分も赤色の部分も両方株式会社Aですが、霊園の届け出は既にされています。この少し欠けている部分、ここが開発許可の部分です。

角松委員

今回、既存物件としての届け出としては、問題ないということですね。

事務局

そのとおりです。

角松委員

わかりました。ありがとうございます。

会 長

最終的には、冒頭で事務局からもお話がありましたように、形式的な要件を満たさないということで却下とするという判断でよいかという話になってくるのですけれども。
そうしましたら、ここらで裁決案をご覧いただくようにしましょうか。お手元のタブレットに裁決案が表示されていると思いますので、ご覧いただければと思います。

角松委員

結局、行政不服審査法の19条の審査請求にかかる処分の内容というのが、補正命令を行ったにもかかわらず、最終的に補正されていないので、対象を特定できないという理由でのこういうことになる。
だから、審査請求をすることは不可能である、という点が1番ポイントなのかなと思います。最後のほうですと、「どの行政庁のいかなる処分を争う主旨であるのか不明確である」ということですよね。
結局、処分を特定する責務がどの程度まで審査請求人にあるのかという話だと思うのですが、おそらく考え方としては、補正命令をしたかどうかという形式的なものよりも、その過程でどの程度処分に関する情報を審査請求人に教示したのか、という点が、問題になるのかなというふうに思います。
審査請求人は、自分に対してされた処分であれば別ですけれども、それ以外だとどの処分かわからないというのが通常の状態なわけで、それについてある程度情報を与えていたならば、補正命令を出して何も対応しなかったじゃないか、と言っていいと思うのですが、何も教えようとしなくて、いきなり補正命令を出してきても、答えようがないから補正に応じないのは当然のことだと思うので、結局問われるのはそこの対応じゃないかなと思います。 事前にどこまで審査請求人にどういう処分がありました、ということをちゃんと教えているということが言えるかどうか、この却下が適当とみなされるかどうかと思いますので、もう一度その経緯についてご説明をお願いできますか。

事務局

まず請求人の方と環境薬務課、宅地安全課、建築安全課が集まった時にお話をしたのですが、その時に対象となる建築確認と開発許可について説明しまして、これを全部ここに書いてもらわないといけませんよと。開発許可もあるので開発審査会宛、建築審査会宛、それぞれに2通作ってもらわないといけないので、それがわかるように付箋に書いて送りますから、その通りに書いてくださいねというので、補正通知として送付しております。それにも関わらず、何も返事がないので、仕方がないのかなという判断をしています。

角松委員

わかりました。だいたいは想像できますし、そうであれば、もし今後訴訟提起しようとすると、その事実を証明できるかということなのだろうなと思いました。ありがとうございました。

会 長

裁決案について他にご意見、ご質問はございませんでしょうか。

池内委員

最後の理由2のカッコ4ですが、これに対して、「審査請求人は当該補正期限までに何らかの補正の措置も」の「も」は何で「も」なんですか。
何かに対しての「も」ですか。「を」ではだめなのでしょうか。

会 長

「何らの補正の措置も」ですね。ここは。

池内委員

「何らの補正の措置も」。これでいいのですね。なるほど。
何かについてプラスっていうのではじゃないのですね。何かをしなくて措置もとっていないの「も」じゃないですね。何かを付け加えるという意味なのかなと。

会 長

ここは、わかりやすいように修正しましょうか。
「補正の措置を何ら」とか。そうすると誤解がないですか。

池内委員

いや、こだわりはないです。文法上間違いがなければ。きつく感じただけです。結局、「不備により審議を続けることが困難であるから」という、ここだと思いますので。

牧田委員

3ページの上から2行目、3行目ぐらいですが、「審査請求人のいう許可処分に該当しうる複数の処分の存在が判明した一方で」という、「複数の処分の存在」というのは、開発であるとか、建築基準法に基づく処分以外で何かあるのでしょうか。

事務局

いや、それぐらいです。

牧田委員

法律のベースは都計法、これに基づく処分、許可処分ですよね。もっと他の法律の処分が存在していたのかなという。最後の「判明した一方で」という言葉の使い方に違和感がありまして。

会 長

処分が何なのかは、やはり特定できなくって、「堺市が出した許可処分」という言い方をされるわけですけれども、建築確認は厳密に言えば堺市が出したものではなくて、指定確認検査機関が出したものですから、そういう意味では、本当に建築審査会に権限があるのかどうかもわからないといえば、わからないですよね。
合理的に考えれば、ここでいう堺市が出した処分の中には入ってくるのだろうということで、建築審査会が審査しているわけですけども。ということですので、例えば、廃棄物処理法に基づくような、何らかの許可のようなものを想定されているのか、あるいは、墓地埋葬法みたいなものが想定されているのか、他にも想定されているものが何かあるのかもしれませんが、そこはわからないです。

角松委員

指定確認検査機関が行った場合でも、審査は審査会がやる。しかし、それが「堺市が行った建築処分」という審査請求書の意図に合わない可能性がでてくる。むしろそちらからいうと。

会 長

厳密に言うと、堺市が出したわけではないだろうと。そういう突っ込み方はあるだろうというふうには思うと。そういうことですね。

角松委員

どのみち、1年過ぎている、という正直なところありますよね。それがない時には本当にこれでいいのかと、もっと真剣に議論しなくてはいけないのではないかというふうに思います。

会 長

先ほどご指摘いただいたような請求人適格の問題もありまして、ちょうど写真で言うと、左上の隅のあたりに審査請求人がお住まいです。

池内委員

その周辺の方々が建築審査会、開発審査会に審査請求をしておられないと。

事務局

してないです。

会 長

いかがでしょうか。

牧田委員

ちなみに、いつ竣工する予定なのでしょうか。

事務局

8月ですね。

牧田委員

今年ですか。

事務局

はい。

牧田委員

同時というか。

事務局

霊園の届けに出ているのが8月竣工です。

牧田委員

おそらくそこまでというか、それ以降も反対をし続けるのですよね。
未だに黄色いのぼりが立っている状態で反対されているのですよね。

事務局

はい。

会 長

他にご意見、ご質問がないようでしたら、先ほどの補正の箇所のところだけ文章を変更するということといたしまして、他の点はそのままで裁決の文面を確定してよろしゅうございますでしょうか。
(一同異議なし)
それでは、議案第4号については、ご提案の内容1か所文章を修正したうえで、裁決をするということといたします。
本日の案件については、これで終了することといたします。本日の審査会は閉会といたします。

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