このページの先頭です

本文ここから

平成30年度 第1回堺市環境審議会

更新日:2019年9月2日

会議の名称

平成30年度 第1回堺市環境審議会

開催日時

平成30年5月7日(月曜)午後2時から午後2時45分

開催場所

堺市役所本館 12階 第1・第2委員会室

出席委員(50音順)

上村太一委員、内田敬委員、片田栄一委員、北俊明委員、久保直樹委員、小西康裕委員、芝田一委員、中辻里美委員、中辻道雄委員、西哲史委員、野村友昭委員、花田眞理子委員、平田大士委員、札場泰司委員、前迫ゆり委員、森田晃一委員、横山良平委員、吉田義清委員、若林身歌委員

傍聴者

0人

議題

(1)「第3次堺市環境基本計画」の基本的な考え方について(答申案)
配布資料

会議録

  • 環境政策課課長補佐

 それでは、定刻となりましたので、始めさせていただきます。
 本日はお忙しいところ、御出席を賜り、ありがとうございます。
 本日の司会を務めさせていただきます、環境政策課 濱田です。
 どうぞよろしくお願い致します。
 着座にて進めさせていただきます。
 それでは、平成30年度第1回堺市環境審議会を開会させていただきます。
 まず、出席委員数を御報告いたします。
 現在の出席委員数は、総数23人のうち、19人であり、堺市環境審議会規則第4条により、会議が成立していることを御報告させていただきます。
 岡原委員、田渕委員、福岡委員、山口委員からは、あらかじめ御欠席の連絡を頂戴しております。
 なお、堺商工会議所 林委員におかれましては、4月1日付で辞任されております。後任として、同日付で、同商工会議所 久保事務局長に御就任いただいておりますことを、御報告させていただきます。
 また、本日の会議は、同規則第6条第1項の規定により公開となっております。
 現在、傍聴の方は来られておりませんことを、御報告いたします。
 では、初めに、中條副市長から一言御挨拶を申し上げます。

  • 副市長

  改めまして、皆さん、こんにちは。副市長の中條でございます。
 本日はお忙しい中、また、雨の中にもかかわりませず、平成30年度第1回 堺市環境審議会に御出席賜り、誠にありがとうございます。
 昨年、7月に竹山市長から諮問いたしました、第3次堺市環境基本計画の基本的な考え方について、皆様方には審議会及び部会の場におきまして、熱心に御審議をいただきましたこと、改めまして御礼申し上げます。
 特に、花田副会長を始め部会委員をお務めいただきました委員の皆様方には、多くの時間と御尽力を賜り、重ねて御礼申し上げます。
 国では、先月4月17日に第5次環境基本計画が閣議決定されました。環境の側面だけでなく、密接に関連する経済、社会もよりよくしていこうという、持続可能な開発計画、いわゆるSDGsの考え方を取り入れた計画となっております。
 環境モデル都市であります本市におきましても、SDGsや、パリ協定の採択など、社会情勢の変化にも適切に対応できるよう、市民や事業者の皆さん方と一緒に、より一層、環境施策に力を入れて取り組んでいく所存でございます。
 本日は、部会からの御報告に基づき、答申について御審議いただくと伺っております。
 委員各位におかれましては、それぞれの専門のお立場で、活発な御議論をいただきますようお願い申し上げ、冒頭の御挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願い申し上げます。

  • 環境政策課課長補佐

 中條副市長は、別の公務のため、ここで退席させていただきます。

  • 環境政策課課長補佐

 続きまして、本日の資料について、御確認をお願いいたします。
 お手元に、堺市環境審議会規則、委員名簿、座席表をお配りさせていただいております。
 また、本日の議題に係る資料として、

資料1 「第3次堺市環境基本計画」に係る基本的な考え方について(答申概要版案)
資料2 「第3次堺市環境基本計画」に係る基本的な考え方について(答申案)
 以上となります。不足の場合はお声がけください。
 よろしいでしょうか。
 それでは、この後の進行は小西会長にお願いしたいと存じます。
 小西会長、よろしくお願いいたします。

  • 小西会長

 それでは、審議に移りたいと存じます。
 委員の皆様には、議事が円滑に進行いたしますよう、御協力お願いいたします。
 まず、議題、1つ目「第3次堺市環境基本計画」の基本的な考え方について(答申案)について、でございます。
 これまでの経緯を御説明申し上げますと、昨年7月に堺市長から諮問された本件の内容につきまして、部会を設置して、合計6回、部会を開催して議論を重ねていただきまして、本年2月の審議会で中間報告を行ってまいり、この場で審議をいただきました。
 その後、さらに部会で審議を重ねていただきまして、最終的に取りまとめていただいたものが、この資料2「第3次堺市環境基本計画」の基本的な考え方について(答申案)ということでございます。
 それでは、部会報告につきまして、部会長の花田委員から御説明賜りますよう、よろしくお願いいたします。

  • 花田副会長

 花田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、部会報告をさせていただきます。 
 昨年7月の部会設置以降、7月、9月、11月、本年1月、そして2月の中間報告をはさみまして、3月、そして4月と、計6回、部会を開催し、諮問事案に対し調査・審議を重ね、意見を集約いたしました。
 その結果を、資料1「第3次堺市環境基本計画」の基本的な考え方について(答申概要版案)及び資料2「第3次堺市環境基本計画」の基本的な考え方について(答申案)という2つの資料に取りまとめていますので、これに基づきまして御説明させていただきます。
 まず、資料1をご覧ください。資料1、答申概要版案でございます。
 項目1から5につきましては、2月5日の中間報告で御説明した内容となっています。
 中間報告以降、項目6、7の参加・協働による計画の推進や、計画の進捗管理等について部会で審議をいたしました。
 改めまして、御説明いたします。
 まず、項目1、基本的事項についてです。
 ここでは、第3次堺市環境基本計画の位置づけと計画期間、それから、計画の体系について記載しています。
 計画期間は、平成31年度から10年間とし、社会情勢に大きな変化があった場合は、適宜、見直すこととしています。
 計画の体系につきましては、第2次堺市環境基本計画策定以降の社会情勢を踏まえ、低炭素、資源循環、自然共生、安全・安心の4つの目標領域で構成し、これらの施策を市民・事業者・行政等の参加・協働により推進するものとしています。
 項目2、計画策定の背景について、でございます。
 ここでは、計画とSDGsとの関連について記載しています。
 計画には国連のSDGsの考え方を取り入れ、一つの行動によって複数の利益を生み出す、マルチベネフィットの創出に向けた活動を進め、堺市の環境政策を通じて、SDGsの「17のゴ-ル」の達成に貢献するといたしました。
 項目3、堺市環境行政の現状と課題についてでございます。
 ここでは、4つの目標領域と、参加・協働に係る堺市環境行政の現状と課題について記載しています。
 項目4、市民・事業者等の意識と実態についてでございます。
 市民・事業者意識調査や環境活動団体のヒアリング結果から伺える現状や課題について記載しております。
 項目5、計画のテ-マと望ましい環境像についてでございます。
 計画のテ-マにつきましては、SDGsの達成や温暖化対策の着実な実行が世界的に求められていることを踏まえ、また、豊かな未来を築くという積極的な意図を込めて、「豊かな未来を築く、持続可能なまち・堺」と設定いたしました。
 望ましい環境像については、まず、低炭素の望ましい環境像、エネルギ-が効率的に活用され、低炭素型の暮らしが息づくまち。
 資源循環の望ましい環境像は、資源が有効利用され、環境負荷の少ない循環型のまち。
 自然共生の望ましい環境像は、森・里・川・海のつながりが保たれ、人と自然が調和するまち。
 安全・安心の望ましい環境像は、健康と安全が守られ、地域の歴史・文化・景観が活かされるまちと設定しています。
 次に、項目6、持続可能なまちへ向けた環境目標と方向性及び項目7、計画の推進についてでございます。
 裏面の概要図をごらんください。
 内容として、計画のテ-マ、4つの目標領域に係る望ましい環境像、持続可能なまちへ向けた方向性をもとにして、環境目標を達成するために、市民・事業者・行政等の参加・協働により計画を推進するという構成を記載しております。
 また、4つの目標領域におきましては、第3次計画の評価項目を設定いたしました。
 これは、環境分野の個別計画における評価項目との整合を図り、堺市の環境施策の成果が確認できるように設定しております。
 図右側の、参加・協働による計画の推進には、基本的な考え方、持続可能なまちへ向けた方向性等について記載しております。
 表面に戻っていただきます。
 項目8、計画の進捗管理についてです。
 PDCAサイクルにより、評価項目等に基づいた進捗管理を行うこととしております。
 また、環境分野の個別計画の進捗状況についても、「堺の環境」で毎年取りまとめ、堺市の環境の状況を把握、評価することで、環境分野の個別計画の見直し及び施策に反映することとしています。
 以上が、資料1の御説明です。
 続きまして、資料2「第3次堺市環境基本計画策定」の基本的な考え方について(答申案)について御説明いたします。
 これは、ただいま御説明いたしました資料1の詳細な内容となっております。
 まず、2ページでございますが、計画の基本的な事項について説明しております。
 2ページから4ページには、計画策定の背景を説明しています。
 4ページには、第3次計画とその取り組みがSDGsのゴ-ルの達成に貢献するという関係性を示しています。
 5ページから6ページには、堺市の環境行政の現状と課題といたしまして、4つの目標領域である低炭素、資源循環、自然共生、安全・安心の視点で現状や課題を、また、取り組みを進めるための参加・協働の現状や課題について記載しています。
 続きまして、6ページには、市民・事業者アンケ-トや、環境系地域活動団体のヒアリングから伺える現状や課題について記載しております。調査結果の抜粋は、後半、15ページからの資料編に掲載させていただいております。
 続きまして、7ページでは、計画のテ-マと望ましい環境像について、8ページからは、持続可能なまちへ向けた環境行政の方向性について記載しております。
 また、11ページでは、計画の推進について、さらに12ページでは計画の進捗管理について記載しています。
 以上の計画の構成を.SDGsと関連づけて示したのが、13ページの概要図となります。
 最後に、資料編として、16ページにこれまでの審議経過、17ページに委員名簿、18ページから26ページまでは市民・事業者アンケ-ト結果の抜粋、27ページには環境系地域活動団体へのヒアリング結果の抜粋を記載しております。
 以上が、部会報告について、でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

  • 小西会長

  どうも御説明ありがとうございました。
 それでは、ただいまの御説明の内容につきまして、御意見がございましたらお願いしたいと思います。
 いかがでしょうか。
 前回、2月のときに中間報告ということで、説明をしていただいて、本日、さらに資料1の概要版の6、7、8のところについて追加して、最終案という形でいただいております。
 委員の先生方、御意見ございませんでしょうか。
 先ほど、副市長のほうから、国のほうは平成30年4月17日に第5次環境基本計画が決定されたと説明がありましたが、その後、地方自治体としてはSDGsに関して迅速に対応するという形になっていると思います。
 御意見ございませんでしょうか。

  • 西委員

 西でございます。
 3つほどお聞きをしたいのですが、1点目は、これは議会議員としての要望でもあるのですが、先般、堺市の行革プラン案が説明をされまして、ごみ有料化というのが議会でも、行革プランに載っていることについて議論になっているというところでありますけれども、将来的に、中長期の話として、有料化も検討していくということが行革プランに載っているわけですが、この中では、今、プランが書かれていないということは、当面は実施をしないという理解をさせていただいていいのか、実施をするときは、この計画、大きな社会的変化になってくると思いますので、載せるというふうに理解をしていいのか、教えてください。
 それから、2点目は、環境目標の中で4Rのさらなる推進ということで、ここでも従来、申し上げさせていただいているみたいに、リサイクル偏重になるのはいかがなものかというふうに私は思っていますし、リサイクル率やリサイクル量が第1優先的な指標になるというのはよろしくないのではないかというふうに私は考えていますけれども、その前提の中で、市民の皆さんがリサイクルを頑張っていただいていることを評価はさせていただくということが非常に重要なことなのではないかなと思っておりますけれども、このリサイクル率なり、もしくはリサイクル量の、頑張っておられることを評価する手法というのは、お考えいただけたらなと思っておりますが、リサイクル率、もしくは現状、どのようにされているか教えていただけたらと思います。
 それから、3点目ですが、環境目標の1番下のところに、市域全体のCO2排出量となっているのですが、お聞きしながら思っていたのですが、御存じのとおりなのですが、電力の排出係数によって大きく変動してしまうという部分がありまして、市の施策なり、市民の皆さんの努力によって削減をしようがしまいが、係数が大きく変わるだけで影響が出てきてしまうということがあると思います。ここをどう読みこんでいくかということが重要になると思うのですが、そこのところのお考えをお示しいただけたらと思います。
 以上です。

  • 小西会長

 3点、御質問がございました。
 それでは、順番に審議させていただきたいと思います。
 まず、1番目、ごみの有料化ということにつきまして、これは、堺市から、御回答よろしくお願いいたします。

  • 環境政策課長

 環境政策課の坂本です。
 ごみの有料化に関しまして、環境基本計画は堺市の将来にわたる環境の方向性を示すものであり、資源循環の領域に関しては、持続可能なまちへ向けた方向性として、廃棄物のさらなる減量等を打ち出しております。
 一方で、家庭ごみの有料化は、ごみの減量化を推進する一つの手法であり、基本計画ではなく、個別計画である、一般廃棄物処理計画などにおいて、議論や記載が行われるべきものであり、そちらに記載しております。
 ちなみに、現在のところ、家庭ごみの有料化の導入時期や手法等は図っておりません。
 以上です。

  • 西委員

 要望になるのかもしれませんが、個別計画に載っている、検討することとして載っていることは承知しているのですが、有料化になると非常に大きな変化になると思いますので、実施をするときは、しろという意味ではありませんが、しろともしないともいう意味ではありませんが、するときは、当然、記載をされて然るべきだと思いますけれども、いかがですかね。

  • 環境都市推進部長

 10年前に第2次計画の基本的な考え方につきまして、そのときは、資源循環にかかる計画がございましたが、その他の分野には個別計画がありませんでした。
 その後、地球温暖化対策実行計画とか生物多様性・堺戦略、堺市環境教育基本方針などが策定されております。
 第3次計画では、個別計画の整合性をどう図るかというのが課題と、ミッションにしておりまして、計画案はこれから作成し、8月の議会で御報告したいと考えておりますけれど、事務局といたしましては、先に方向性を一致させることで、基本計画と個別計画の整合を図りたいと考えておりますので、具体的施策は個別計画でやっていきたいと考えております。
 以上です。

  • 小西会長

 ここでは、資源循環を進めるというようなことで、方向性は示されていると思います。御指摘のように、家庭ごみ有料化というのは非常に大きな問題ですから、実施されるときは、その旨、適切な手続をとっていただけると理解しておりますが、よろしいですか。
 それでは、2点目の御質問ですが、環境目標のところの4Rというようなことで、この資料でも出てきているようでございますが、リサイクル率という指標をどういうふうに扱うのか。西委員、御指摘のようにリサイクル率がよければ必ずしもいいというわけではございませんので、その辺について、どういうふうに堺市はお考えになっているか、答えていただきたいと思います。

  • 資源循環推進課長

 資源循環推進課の吉川でございます。
 リサイクル量の市民周知についてお答えさせていただきます。
 本市における、ごみのリサイクル量やごみ処理の現状につきましては、主に4つの方法により、市民の皆様にお知らせしているところでございます。
 まず、1点目、広報さかいですが、6月は環境月間となることから、毎年6月には、環境にかかわる特集記事を掲載しているところで、特に、平成27年度には、堺市のごみ処理事情と題しまして、ごみの減らし方について着目をした記事を、6月から5カ月間にわたり掲載をし、その中で、リサイクル量の推移についてもお知らせしました。
 次に、2点目としまして、本市のホ-ムページ内で、堺市のごみ処理状況のページにおいて、平成19年度以降のごみ処理状況や、リサイクル量について、毎年の推移を掲載しております。
 また、3点目としまして、本市におけるごみリサイクル量を含めたごみの現状や減量方法、ごみと資源の出し方や処理方法などを網羅的にまとめました「ごみのことがよくわかるガイドブック」という冊子を、平成27年度から毎年制作しており、平成29年度作成分につきましては、出前講座時に配付するほか、市民情報センタ-及び各区の市政情報コーナーに配架するなど、約6,000冊をお配りし、市民の皆様に情報提供を行ってきたところでございます。
 最後になりますが、4点目としまして、ごみのリサイクル量や減量に係る啓発パネルを作成しており、各区で行われる区民まつりや緑化祭など、イベントでのブース出展のほか、2カ月に1度程度行う、本庁エントランスでのごみ減量パネル展において掲示し、市民の皆様への周知に努めてきたところでございます。
 今後とも、市民の皆様がごみ減量に取り組みやすい情報提供をするとともに、市民目線に立った、わかりやすいリサイクル指標をつくってまいりたいと思ってございます。
 以上でございます。

  • 小西会長

 御説明ありがとうございました。
 いかがですか、西委員。

  • 西委員

 ありがとうございます。
 リサイクルやごみの減量について、市民の皆さんに周知をしようとしているということはよく理解できるのですけど、今、最後の一言が非常にひっかかりまして、リサイクル率の指標をつくっていきたいとおっしゃられた。それが、そこに偏重するとおかしくなるのではないかということは申し上げておきたいなというのが1つと、リサイクル率の指標をつくるという、市民の皆さんのごみ減量の努力をどういうふうに評価をするということを、この場のみならず、現場の中で考えていただきたいなというふうに思います。

  • 小西会長

 今、貴重な御意見をいただいたと思いますが、堺市のお考えはいかがですか。

  • 資源循環推進課長

 資源循環推進課、吉川でございます。
 やはり市民の皆様に達成感というのですかね、そういうのを味わっていただけるように、何か広報であるとか、そういうものに努めてまいりたいと思っているところです。
 以上でございます。

  • 小西会長

 ありがとうございました。
 それでは、3点目のところで、市域全体のCO2排出量を示す場合、排出係数ということを十分考慮する必要があるという御指摘だったと思いますが、この点につきまして、御回答よろしくお願いします。

  • 環境エネルギ-課長

 環境エネルギ-課の百済と申します。
 議委員お示しのCO2の排出量につきましては、御指摘のとおり、排出係数によって非常に変動がありまして、実際の市の取組に対する実績の評価としましては整合が取れないというふうな課題も生じてきますので、そうならないように、CO2の排出係数を固定して評価をするとか、またはCO2と密接な関わりがあるエネルギ-消費量、これについて評価しまして、事業者の取り組みということを評価できるように検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

  • 小西会長

 よろしいですか。
 御説明、どうもありがとうございました。
 今、御指摘いただきました点は、今後、具体的に目標値を設定する上で、非常に重要な御指摘をいただいたと思います。今後の具体的なアクションを起こす際、貴重な御意見として賜りたいと存じます。
 そのほか、御質問ございませんでしょうか。

  • 森田委員

 森田です。先ほど、西委員がおっしゃっておられた、家庭ごみ有料化の件で、ちょっと話、繰り返すかもしれないのですけども、家庭ごみを有料化して、ごみが出る量を削減していくという、そういうことだと思うのですけども、果たして、それで本当に家庭ごみが減るのか。出すときに有料化することが果たして妥当なのかということを、本当にしっかりと議論しないといけないと思うのですけど、先日、これは議会の中の話なのですけども、市民の方に十分啓発しているというような答弁が堺市側からあったのですけど、この間、市民さんと話しすると、そんなこと聞いてないという声が多々ありまして、これはちょっと余りにも乱暴じゃないかなと、今、感じているところです。
 個別計画の中で、そのことは書かれているということですけども、この資料ですね。5ページ目の資源循環というところで、超高齢化社会に伴う、ごみ出し支援の充実と、ここにはしっかり書かれているのです。
 何でこんなことを言うかと申しますと、例えば、村中に行きますと、もうごみ収集車が入れない地域も多々ある中で、高齢の方が距離はあるけども、しっかりと曜日を守ってごみを出しに行かれている方もいらっしゃって、そういう苦労をしているのに、さらに家庭ごみ有料化するのかというような、こういう御指摘もあったのです。
 ですから、出すときに有料化するというようなことではなく、他に何か考えられないのか。例えば、やはり、ごみをまずつくらない、出さないという、やっぱりここにもっと力を注いでいくべきじゃないかなというふうに、私はすごく思うのです。
ですから、やっぱり、もっと多面的に、堺市としても調査をしていただいて、誰もが納得できるような形で、この辺のことも示していただきたいなと、これは要望ですけども、お伝えしておきます。

  • 小西会長

 御意見ありがとうございます。
 今の御意見につきまして、堺市のほうから何か御回答ございますでしょうか。
 今、御指摘いただいた点は、高齢者社会についても配慮すべきという、貴重な御意見だと思いますし、ごみそのものを減らすという、先ほど御指摘あった、4R、1つのRはリデュ-スということで、ごみを出さないように、いろいろ施策を打っていくということが当然考えられていると思います。今の森田委員の御意見を踏まえて、今後、ごみ有料化の問題につきましても、具体化する際には、十分御議論いただきたいと思います。よろしくお願いします。
 そのほか、今回の議案について、御意見、御質問は特にないようです。本日は非常にポジティブな御指摘をいただきましたので、これを踏まえて、今後、具体的なアクションを進めていただきたいと思います。
 今後のスケジュールについて、事務局からご説明いただけますでしょうか。

  • 環境政策課長

 明後日5月9日に、小西会長から市長に答申いただいた後、答申をもとに計画素案を策定、9月から10月にパブリックコメントを実施し、12月に計画として策定したいと考えております。
 以上です。

  • 小西会長

 ありがとうございました。
 今後の予定につきましては、以上のとおりでございます。答申の内容につきましては、本日の資料2の内容を答申させていただきたいと思います。
 よろしいでしょうか。
 それでは、これで、本日の議題は終了いたしました。
 これをもちまして本日の会議を終了させていただきたいと思います。
 委員の皆様、御出席どうもありがとうございました。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

このページの作成担当

環境局 カーボンニュートラル推進部 環境政策課

電話番号:072-228-3982

ファクス:072-228-7063

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館5階

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで