平成24年度みんなの審査会（新さかい）実施要領

　将来にわたって質の高い行政サービスを持続していくため、市の事業について、その要・不要だけでなく、具体的な手法等について、外部の視点を入れた議論を通じて事業の仕分けを行い、限られた行政資源の有効活用を図ることを目的とする。
　あわせて、市民参加のもと、公開の場における議論を通じて、市政への市民参加の促進及び市政の透明性の向上並びに市の説明責任の徹底を図る。

（1）事業のあり方を再検証するとともに、行政だけでは気づかなかったことを気づく仕掛けとする。

（2）事業の要・不要の審査だけでなく、改善策など事業の具体的な手法等についても議論する。

（3）市民の参加を得て、公開の場で議論する。

　「堺市マスタープラン」における堺・3つの挑戦（子育てのまち堺・命のつながりへの挑戦、歴史文化のまち堺・魅力創造への挑戦、匠の技が生きるまち堺・低炭素社会への挑戦）に位置づけられている事業及び関連する事業のうち、下記の前提条件及び選定の観点に基づき、概ね16事業を対象とする。
　なお、対象事業の選定にあたっては、市民視点の強化を図る観点から、事前に市民からの意見を募り、その意見を参考として市が対象事業を選定する。

• 総事業費が概ね500万円以上の事業
• 平成23年度以前から実施されている事業
• 市に裁量の余地がある事業

1. サービス提供の観点で、より積極的に市民の意見を取り入れることが望ましい。
2. 国や他自治体における同様の事業の基準から、大幅に超過もしくは不足している。
3. 目標の成果または過去の実績と政策目標との関連性が明確でない。

1. 政策・施策目標の達成手段としての必要性・妥当性
2. 税負担の公平性
3. 事業の効果性・効率性
4. 社会情勢や市民ニーズの変化への適合性
5. 実施主体の妥当性　等

検討委員と市職員との円滑な議論を促進するとともに、対象事業の方向性を審査員に仰ぐ役割を担う。

学識経験者、弁護士・公認会計士、経営関係者、市民団体等の中から対象分野ごとに選定し、対象事業の所管部局の職員と議論を行う役割を担う。

検討委員と市職員による議論を踏まえ、対象事業の今後の方向性を審査する役割を担う。

• 平成24年3月31日現在、満18歳以上で、本市に居住する者の中から3,000人を無作為抽出し、本人の同意を得た者の中から選定する。
• 同意者多数の場合は、公開の場で抽選にて決定する。
• 堺市職員及び堺市議会議員は除く。

平成24年7月7日（土曜）・8日（日曜）、午前9時15分から午後5時

堺市役所本館3階大会議室

各日2会場で実施し、1会場で1分野（4事業）を議論する。

1. 子育てのまち堺・命のつながりへの挑戦（子育てのまち）
2. 子育てのまち堺・命のつながりへの挑戦（生涯安心のまち）
3. 歴史文化のまち堺・魅力創造への挑戦
4. 匠の技が生きるまち堺・低炭素社会への挑戦

• 司会：1人
• 検討委員：5人
• 審査員：20人
• 市職員（事業説明者）：5人

原則、1事業あたり約90分で議論を進める。

1. 課題・論点の提示（事務局から対象事業の課題・論点等を提示）
2. 事業説明（市職員による事業概要の説明）
3. 意見交換（検討委員と市職員による意見交換。途中、司会が論点整理を行う）
4. 審査内容の確認（司会により、審査員が審査する方向性を整理）
5. 審査（1、2及び4を踏まえ、審査員が審査）
6. 結果の共有（司会により審査結果を発表し、審査員数名から意見を聴取）

審査会は公開で行うものとし、傍聴に必要な事項は別途定める。

審査会の円滑な進行及び有意義な議論の実現のため、審査員等を対象に事前研修会を実施する。

平成24年6月24日（日曜）

1. 午前9時30分から午後0時30分
2. 午後1時30分から4時30分

堺市役所本館地下1階職員会館

みんなの審査会の意義・目的、審査会参加者の役割等について

対象事業の概要等について

（1）審査会の結果は、市ホームページ等で公表し、市民意見を聴取する。

（2）審査会の結果及び（1）で聴取した市民意見は、対象事業及び関連事業の総点検や予算編成等での検討・判断材料として活用する。

（3）（2）の結果は、市ホームページ等で公表する。

事務局は総務局行政部行革推進課に置く。