子ども青少年局

　子ども青少年局は、少子高齢化や人口減少が進展する中、将来の社会の担い手となる子どもを安心して生み育てることができる環境を整備することで、全ての子どもが健やかに成長できる社会や女性が活躍できる社会を推進し、「堺に住みたい、住み続けたい」「堺で子どもを産み育てたい」と選ばれる持続可能なまちを実現する役割を担っています。

　局の役割の達成に向け、堺市マスタープランのリーディングプロジェクトである堺・3つの挑戦のひとつである『子育てのまち・堺』の実現をめざし、「多様な保育ニーズへの対応」「地域における子育て支援の充実」「困難を有する子ども・子育て家庭の自立支援」を3つの柱として、妊娠期から青少年期に至るまで切れめのないきめ細やかな支援を推進します。

　今後、ますます少子高齢化や人口減少が進展する中、「堺を愛するひとづくり」の基盤となる切れめのない子育て支援施策の充実が求められており、今年度は、以下の点について重点的に取り組みます。

・ 申込数や児童数の推移、国の幼児教育・保育の無償化や本市独自の多子軽減の取組を踏まえて、着実な受け皿整備を行います。
　 （平成30年度取組内容）
認定こども園の創設：7か所
認定こども園の増改築：1か所
分園の創設及び増改築：2か所
保育所の増改築：1か所
小規模保育事業所の創設：11か所

・ 平成29年度に実施した3人目以降のお子さんの保育料無償化に加え、国の幼児教育・保育の無償化を前提に、2人目のお子さんの保育料についても順次無償化を実施します。平成30年度は2人目のお子さんが5歳児の場合を対象に実施します。

・ 不足する保育人材の確保を図るため、就職のあっせん、就職準備金の貸付、保育士等の宿舎借上げ経費の助成など、従来の事業の積極的な周知と活用に取り組みます。。
・ 新たに就職フェアや就職セミナーを実施するとともに、就職促進や離職防止を図るため、保育士・保育教諭の休暇取得を促進するための支援を行います。

・ 産前産後の支援を強化するため、宿泊型産後ケア事業の拡充（1か所→4か所）、助産師による育児ひろばの拡充（堺区のみ年12回実施→堺区年12回、中区年6回実施）を行います。

・ 多数のキャンセル待ちが発生していた北区の病児保育室の定員を増員（6人→12人）し、利用しやすい環境を整備します。
・ 平成30年3月から実施している訪問型病児保育を含めた病児保育事業の積極的かつ効果的な広報活動を行い、病児保育事業の周知と利用促進に取り組みます。

・ 平成29年度から実施している開設補助金やネットワークによる支援に加えて、フードドライブやパネル展を実施するなど、子ども食堂に対するさらなる理解や協力を得るための取組を進めます。

・ 子ども虐待に関する理解や認識を深めるための周知・啓発を行うとともに、子ども相談所等の相談体制の整備を図り、関係機関の相互連携による適切な支援に取り組みます。

･ 里親の委託推進に向けて、関係機関と連携し、関心層への直接的な広報・啓発や状況に応じたマッチングを行うとともに、改修費補助制度を活用してファミリーホームの設置を推進します。
・ 社会的養育を必要とする乳幼児の入所、一時保護、ショートステイの受入先を確保するため、既存の児童養護施設に乳児棟を整備（平成31年度中完成予定）します。

・ 青少年センター及び青少年の家を拠点に実施している公民協働の「若者支援推進事業」について、新たにコミュニケーション力を育成するプログラムや「若者の交流の場」のモデル実施を行い、若者を支援する取組を拡充します。

・ 関係機関との調整を進め、施設設計に着手します。

・ （仮称）新第2もず園の園舎新築工事を7月に完了し、第1もず園の園舎改修工事（平成31年2月完了予定）を行います。