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堺市
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事業所紹介 中尾食品工業株式会社(ワーク・ライフ・バランス推進コンサルタント派遣先企業)

更新日:2015年3月26日

 堺市では、市内事業所等のワーク・ライフ・バランス制度の導入を支援するため「ワーク・ライフ・バランス推進コンサルタント派遣事業」を実施しています。
 今回は、当該派遣事業を活用し、ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組まれている「中尾食品工業株式会社」にお話を伺いました。

事業所及び活動概要

●取引先
中尾食品工業株式会社(創業 昭和2年)
●所在地
堺市西区草部715
●代表者
中尾 友彦
●事業内容
こんにゃく、ところてん等の製造・販売
●従業員数
24人(パート含)

証券マンから社長へ

 家業を継ぐことを意識したのは、2代目である祖父が2度目の脳梗塞を患ったとき。幼い頃から従業員と触れ合い、「いずれやらんとあかんかな」という想いはありました。ずっと続けてきたものを、安易な考えでやめてしまったらあかんと腹をくくって、「これは運命だ」と受け止めました。業種は大きく違いますが、前職の証券会社でも今の仕事でも、必要なのは『人間力』だと思います。誰から買うか、が何より大切。うちのこんにゃくが好き!と言って買ってくれる人がいるかぎり、絶対に裏切ったらあかんと思っています。

藁をも掴む気持ちで……

 代替わりしたのが、2013年11月。ベテラン従業員が辞めていく中、人材の確保が急務でした。費用もなければ準備もできてない状況で頭を悩ませているとき、「さかいJOBステーション」から1枚のFAXが届いたんです。合同面接会のお知らせでした。姉(現取締役総務部長)から、「事務員1人、現場スタッフ2人を引っ張ってきて!」と懇願(命令?)されて、これもタイミングだと乗り込みました。数人来てくれたらいい方かなと思っていたところ、15人ほどの人と話ができて、その際の求人情報をハローワークで知った人などを含めて、一度に5人採用させていただきました。

 私が一緒に働きたいと思うのは、言われたことだけをやるのではなく自主的に動ける人、何事も興味を持ってチャレンジできる人、フットワークの軽い人です。失敗してもいいからやってみることが大事という信念から、私が自分に課していることでもあります。前職で営業をしていたときも、美術館に行ったり、休日は思いっきり遊んで、感性を磨きました。知らないことに興味を持って、お客さんに教えてもらったりしながら、関係を築いていくことを第一に考えていたからです。

200満点中の21点?!

ワーク・ライフ・バランスへの取り組み

 「さかいJOBステーション」から、ワーク・ライフ・バランスをチェックしてみませんか、と堺市の「ワーク・ライフ・バランス推進コンサルタント派遣事業」を紹介していただきました。専門のコンサルタントの方が3回も無料で来てくださるというので、現状を知るいい機会だと思い、診断してもらったのですが……。なんともひどい結果で(苦笑)。息子の私だから言えることですが、当時社長だった父(現会長)はワンマンで職人気質。決して働きやすい環境ではないな、と正直思っていました。確かに点数は低かったですが、問題点が浮き彫りに見えてきて、コンサルタントの先生と一緒に改善案を考えられたのは良かったです。

 まずは、人事制度を見直しました。パートと正社員の線引きが上手くできてなかったので、意識をしっかり持ってもらうためにもテコ入れして、組織図をきちんと作り、役職を整備しました。また、多かった残業を減らす方法を考えました。前職の証券業界では市場の開くときが決まっていたので、土日祝はしっかり休んでたんですね。オン/オフの切り替えが大事だというのが私の考えなんですが、従業員の中には長くやることがいいことだと思ってる人もいました。彼らに仕事人生になってほしくなくて、効率化を図る必要性を感じました。仕事ばかりになったら面白くないですよね。
 例えば、商品の表示関係。今までは手間隙かけて印字していた部分を、専用のプリンタを導入することでヒューマンエラーを減らすとともに作業の効率化を図りました。また、商品数を減らして主力商品に注力し、その分、展示会に力を入れるなど効果的なアピール方法を模索しています。そうすることで残業は減り、ルーティンの仕事が前向きな仕事に置き換わると従業員のモチベーションも上がりますよね。従業員には、失敗してもいいから自分で考えて色々チャレンジしてほしいです。仕事でもプライベートでも、色んなことに興味を持って視野を広げてもらい、そして新たな発想やアイデアをどんどん出してほしい。だから、ワーク・ライフ・バランスの推進は、会社にとっても従業員にとっても大事なことだと私は思います。

自分の時間を自分でコントロール

 仕事は個々が考え、自分の時間を自分でコントロールすればいい。全てがトップダウンである必要はありません。もっといろんなことを吸収したいという気持ちから、面白そうなセミナーには何とかスケジュールを調整して出向いたり。社長の椅子に座ってるせいか最近太ってきた気がするので(笑)、週3日はジムに行くことに決めたり。私自身も自分の時間を上手く管理できるように心がけています。

こんにゃくとは何ぞや

 うちは、今では堺で唯一のこんにゃく屋。こんにゃくの産地でもない堺のこんにゃく屋が、効率化や価格競争ばかりでは生き残れません。こんにゃくが本来の美味しさや安全性を保つためにも、真っ当な作り方をする必要があります。10年前に試行錯誤して先代が生み出した「木灰(もくばい)こんにゃく」は、今や弊社の看板商品です。古代、中国から生薬として日本に渡来したこんにゃく。できるだけ当時の製造方法に近い工程で作りたいと、蒟蒻芋にも木灰にもこだわっています。堺市で唯一ミシュランの星を持つ割烹で使ってもらっているのは、うちのこんにゃくが認めてもらえた証。すごく嬉しいです。
 また、「蒟蒻わらび餅」や「とろさしみこんにゃく」など、新たな提案も続けています。斬新なアイデアを具現化するために不可欠なのは、長年培ってきた経験や確かな技、そしてこんにゃく作りへの情熱です。一度食べたら他のこんにゃくでは満足できないと言ってもらうのが目標です。

地域から愛される企業に!

 今後の夢はたくさんありますが、まずはこんにゃくを「深堀り」すること。湧き出てくるアイデアを実現するため、いろんなことに挑戦していきたいですね。第一に、もっとこんにゃくを食べてもらいたい。そのためには、もっと食べやすい形の追求が必要です。例えば、フリーズドライに出来るか?!なんて考えたりもします。
 そして何より、地に足のついた事業活動を目指していきたいです。CSR(企業の社会的責任)の面からも、工場見学ツアーを企画するとか、食育としてこんにゃく料理教室を開くとか。他にも、地元堺の醤油会社とコラボして、こんにゃくとポン酢をセットにして堺ブランドを作るのも面白いですよね。その売上げの一部を堺で活動するNPOなどに寄付するのもいい。長年堺市にあって、ここまで大きくしてもらってきたからこそ、地域のためにできることも考えていきたいです。

このページの作成担当

産業振興局 商工労働部 雇用推進課
電話:072-228-7404 ファックス:072-228-8816
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館7階

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