(趣旨)

第1条　この規程は、水道により供給される水の水質を高めるとともに、老朽化による漏水を予防するため、鉛製給水管(以下「鉛管」という。)を取り替える工事を行う者に対し、予算の範囲内において堺市鉛製給水管取替工事補助金(以下「補助金」という。)を交付することについて必要な事項を定める。

(補助対象者)

第2条　補助金の交付を受けることができる者は、本市の給水区域において給水装置を使用し、又は所有している者であって、次の各号のいずれかに該当する工事(以下「対象工事」という。)を行うものとする。

(補助金の額)

第3条　補助金の額は、対象工事1件につき200,000円を上限とし、管理者が別に定める積算基準により算出した工事費用の額の2分の1に相当する額(1,000円未満の端数が生じるときは、これを切り捨てた額)とする。

(補助金の交付申請)

第4条　補助金の交付を受けようとする者は、堺市鉛製給水管取替工事補助金交付申請書(様式第1号)により、管理者に申請しなければならない。

(交付決定及び通知)

第5条　管理者は、前条の規定による申請があったときは、その内容を審査の上、補助金の交付の可否を決定し、その旨を堺市鉛製給水管取替工事補助金交付決定通知書(様式第2号)により申請者に通知するものとする。

(工事の変更等)

第6条　前条の規定により補助金の交付決定を受けた者(以下「補助決定者」という。)は、対象工事を中止し、又はその内容を変更(管理者が定める軽微な変更を除く。)しようとするときは、鉛製給水管取替工事変更等届(様式第3号)を管理者に提出して、その承認を得なければならない。

(工事完了届)

第7条　補助決定者は、対象工事が完了したときは、速やかに鉛製給水管取替工事完了届(様式第5号。以下「工事完了届」という。)に次に掲げる書類を添付して管理者に届け出なければならない。

(完了検査)

第8条　管理者は、工事完了届を受理したときは、速やかに工事完了検査を行うものとする。

(補助金の額の確定)

第9条　管理者は、工事完了届及び前条第1項の工事完了検査の結果に基づき、補助金の額を確定するものとする。

(補助金の請求)

第10条　補助決定者は、前条第2項の通知書を受け取ったときは、堺市鉛製給水管取替工事補助金交付請求書(様式第7号)により管理者に補助金の請求を行わなければならない。

(補助金の交付)

第11条　管理者は、前条の規定による補助金の請求があった場合は、速やかに補助決定者に補助金を交付するものとする。

(補助金の交付決定の取消し)

第12条　管理者は、補助決定者が偽りその他不正な行為により補助金の交付決定を受けたときは、当該交付決定を取り消すものとする。

(補助金の返還)

第13条　管理者は、前条第1項の規定により補助金の交付決定を取り消した場合において、既に補助金が交付されているときは、堺市鉛製給水管取替工事補助金返還命令書(様式第9号)により当該補助金の返還を命ずるものとする。

(委任)

第14条　この規程の施行に関し必要な事項は、所管部長が別に定める。