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平成29年度 第4回堺市西区教育・健全育成会議 議事録

更新日:2018年1月25日

開催日時

平成29年8月31日(木曜) 午後6時開会

開催場所

西区役所2階 201会議室

出席委員

  楠 玲子 会長
龍野 信隆 委員
大谷 敦子 委員
宮崎 陽子 委員

事務局出席者

中山誠 区長
森嘉司 副区長
上田一也 企画総務課長
山田基夫 保健福祉総合センター所長
寺田裕介 企画総務課長補佐
北野厚 企画総務課主幹
竹中城司 企画総務課主幹
尾上智哉 企画総務課主査
竹浦里菜 企画総務課事務職員
久山藍子 スクールソーシャルワーカー

会議傍聴

公開会議
傍聴者数 0人

議事

<議事1>
平成29年度審議事項に関する中間報告(案)について
<議事2>
審議(前半の議論をさらに深める方向での意見交換を中心として)

会議経過

1 議事

2 その他

3 閉会

質疑応答等の概要

議事1(平成29年度審議事項に関する中間報告(案)について)

○ 竹浦企画総務課事務職員 

 お待たせいたしました。定刻となりましたので、ただいまから平成29年度第4回堺市西区教育・健全育成会議を開催いたします。
 私、本日の司会をさせていただきます西区役所企画総務課の竹浦と申します。よろしくお願いいたします。
 以後、着座にて進めさせていただきます。失礼します。
 本日、庄司委員におかれましては、用務のため欠席の旨のご連絡をいただいております。
 なお、本日ご出席いただいております会議委員数は、堺市区教育・健全育成会議条例第5条第2号に定める定足数に達しておりますので、ご報告をさせていただきます。
 本日の堺市西区教育・健全育成会議につきましては、公開し開催することといたします。ただし、個人情報が含まれる議題につきましては、この会議の会長から委員の皆様にお諮りした上で、非公開または一部非公開とする場合がありますので、よろしくお願いします。
 また、会議録の作成が必要ですので、事務局におきまして必要に応じ写真撮影、録音等をいたします。
 それでは、次に配付資料の確認をさせていただきます。まず、1枚目が本日の次第でございます。次に、資料1が本日の座席表です。次に資料2、平成29年度西区教育・健全育成会議中間報告の案でございます。次に資料3、スクールソーシャルワーカーについてでございます。本日の資料は以上でございますが、不足しているものがございましたら、お声かけをお願いいたします。
 それでは、以後は配付しております1枚目の本日の次第に沿いまして楠会長の進行していただきます。楠会長、よろしくお願いします。

○ 楠会長     

 楠でございます。本日も委員の皆さん方、よろしくお願いいたします。
 今、お話がございましたように、本日の議事1から進めていきたいと思います。
 まず、平成29年度審議事項に関する中間報告の案についてでございます。
 今まで委員の皆様方にいろいろと審議をしていただいた内容をまとめまして、市長、教育委員会に対して中間報告を行うものでございますが、事務局にもご協力いただきまして、中間報告案を作成させていただきました。まず、私の方からこの中間報告案の概要について説明をさせていただきます。
 資料2の2ページ、3ページをご覧いただきながらお話を聞いていただきたいと思います。
 本年度から中間報告を簡略化することになったそうでございまして、教育委員会からいただきました様式に沿って事務局と作成いたしました。会議において皆さんからいただきましたご意見は、2ページの中段のところ、3の審議の内容にまとめて記載をしております。
 家庭教育の充実を図る上で考えられる現状と課題、そして、次ページ、地域において見られる現状と課題について分けて記載いたしました。内容についてはご覧いただけたらと思います。
 そして、3ページの上段の方から、地域力を活かした取組みを通じ、家庭教育の充実をはかるために必要であることについて、実際に取り組みを進める上で必要と考えられることなどについて皆さんとともに審議をしてきましたけれども、それをまとめさせていただきました。
 まず、取り組みと家庭との接点づくりということで、家庭の充実を図るためには、小さな取り組みからでもとにかく初めてみて、そして保護者、子ども、支援者同士といった人々のつながりを作りながら、その地域に定着させていくことが大切であるということを私たちは話し合い、共通認識したところでございます。その点について書かせていただいております。その際に、整理しました課題を踏まえまして、取り組みと家庭との接点づくりと地域の支援作りのための工夫等を行わないとうまくいかない場合が多く、継続していかない。そういう観点でいただきましたご意見を整理して記載しております。
 3ページの下段にあります4でございますが、提言に向けての今後の議論については、今後の提言に向けた審議について、今回は中間報告でございますので、3月末に出します提言について、今後審議を深めていくという方向性について記載をしております。
 私からは以上の説明となりますが、皆さん方からご質問あるいは、ここはこんなふうに少し訂正した方がいいんじゃないかなというご意見をいただきたいと思います。いかがでございますか。
 特に、前回ご欠席でありました龍野委員、宮崎委員、何かご意見ございましたらご遠慮なくおっしゃっていただいて、内容を充実したものとして中間報告をさせていただきたいと思います。
 どうぞ、龍野委員。

○ 龍野委員

 前回、欠席しましてどうも失礼しました。中間報告ということで、いろいろな課題がうまくまとめられています。確かに今ある課題というのはここに書かれてあるとおりだと思います。問題はその課題に対してどういう解決策をとっていくかということで、下期からそれを検討していくことになると思うのですが、これまでの会議ですでにいろいろと出ているんですね。ですから、それを行政や学校側が受けとめていただいて、それを予算化してどの程度までやっていただけるかというのが一番問題になるのかなと思います。
 前回の議事録を見せていただいて、特に印象に残ったことですが、星原議員が、お子さんとの時間を大切にするという発言をされてました。夜幾ら遅く帰ってきても朝の6時半、子どもの起きる時間には起きて、一緒に食事はしなくても食卓で一緒に過ごすのだと。子どもの教育、家庭教育の基本というのはそこじゃないかなと思います。それができないというのは、お父さんもお母さんも勤めに出ていて、忙し過ぎる。星原議員は、一生懸命、朝6時半に起きたけど、世のお父さん方はそんなでもないだろうと。お母さんは外に働きに出るという状態の中で、家庭教育を考えると、両親ができないのであればもうおじいちゃんおばあちゃんが見るか、地域の人たちが一緒になって見るかしかないわけで、そういうことを考えるとなかなか、私どもとしてやっていく、それから行政にお願いしてやってもらうということが難しいなと、今、非常に感じているところです。
 それともう一つ前回の議事録を読んで感じたことですが、庄司委員がおっしゃっていた、特に落ちこぼれたお子さんを対象にするのか、それとも、七、八割の普通のお子さんが落ちこぼれないように引っ張り上げるのがいいのではないかというお話を読みまして、1匹の羊と99匹の羊のいわゆる聖書の言葉ですけど、例え話を思い出しました。100匹の羊を飼っている人がいて、その中の1匹が迷ったか、羊飼いが見失ったかで1匹いなくなっちゃうわけですね。そうすると99匹を置いて、その1匹を一生懸命探しに行く、結果としてはその1匹を探し出して、非常に喜んで、家に帰って、隣近所の人たちに1匹見つかりましたよ、一緒に喜んでください、という話なんですが、そうすると、その1匹を見つけるために、ひょっとしたら99匹の群れの中にオオカミが飛び込むかもしれない、落ちこぼれる羊がでるかもしれない。だけど、その目の前の困っている1匹を何とか助けたい。これも非常に大事なんだけど、その99匹を全く見捨てるわけにもいかないんですよね。やはり両方を見る目が必要なのかなと。今、現実その場で困っている子どもを何とかしてあげる。それは、子ども食堂であったり、カウンセラーの先生であったり、そういういろんなことができると思うんですが、99匹の方も何とか一緒に救うというよりも見守るというか、そういう態度をというのがやっぱり要るのかなと。
 それをする場所ですが、一番いいのはやっぱり学校かなと思います。学校というハードなものを使って、そこで地域の人たちが子どもたちと接する。そういう方策が一番いいのかなと。前回の議事録を読みながらそういうことを考えました。

○ 楠会長

 ということになりますと、この中間報告案で一部つけ加えるということでしょうか。

○ 龍野委員

 案は案ですから、4の提言に向けての今後の議論で、そういうことをいろいろ議論していただけたらよろしいのかなと思います。

○ 楠会長  

 一応この案の内容についてはこれでいいということで、わかりました。ありがとうございました。
 宮崎委員、どうですか。

○ 宮崎委員            

 私も前回欠席いたしました。申しわけありませんでした。私も前回の議事録を拝見いたしまして、いろいろ考えるところがあったんですが、こちらの案につきましては、このような形でよろしいかと思いました。ただ、今までの議論の中でも、今ある具体的な取り組みを見ていこうとか、そこからみえてくる課題を分析するとかいうことが大事なんじゃないかということを申しあげておりましたので、現状分析ということを盛り込んでいただけたらいいのではないかというのは、1点ありました。
 ちょっと感想めいたことになるんですが、先ほどの話にありました家庭教育が希薄であるとか、時間をとれないということに関して、各家庭はどうしようもなく、それを変えることができない状況であるという前提を私たちが忘れてしまってはいけないなと思います。例えば働き方とかは自分の1人の努力ではどうしようもないわけで、そういう働き方をどうするかということはまた社会全体としてもちろん変えていく必要がありますし、それはそれで一つの課題なんですけども、そういった中で時間がとれないとか、地域と接触できないとか、だから、当事者の方たちがより悩みが深いんじゃないかなと思います。家庭教育ができていないと思われるということも。
 そういう状況の中で、じゃあ何もできないのかと言ったらそうではなくて、例えば生活の仕方とか、生活に対する考え方がもし変われば何か変わることがあるかもしれないし、また、そういった力をつけるということが大事だと思います。そのためのヒントであるとか、また、生活が円滑に進むために地域がサポートすることによって、生活者自身が力をつけていくということが、今回、何らかの取り組みの中で実現できたらいいなと考えています。
 生活を大切にするという考え方とか、そのための技術というのは、何度も申しあげているんですが、学校教育では家庭科が担っていて、ただ、学校の中で時間数が少なくてなかなかそれができてない。私としては学校教育の中でそれがきちんと時間があって充実していくことを目標にしてやっているんですけども、ただ、今回の家庭教育の支援に関して、家庭科でやっていることが地域の教育の中で生かせていけることがあるのではないかなと思っています。家庭教育の内容と親和性があるので、そのあたりをこの会議の中で私自身も探っていきたいですし、そういった事例をできるだけ活かしていければいいなと考えています。
 また、いろいろお話して、その中に庄司委員の防災教育の話もありましたけれども、これも家庭科で今重要なテーマとして、それを軸にしていろんなものを展開しているという事例もあります。もちろん防災のマップもそうですし、避難所もそうですし、限られた食材で調理をしようということもあるし、小中高でいろんな取り組みがなされてますので、それも、私の方でもいろいろ探していきたいなと思っています。
 あと、この前の議論の中にも地域の若者がどうやって入っていくのかということがあって、そこに羽衣国際大学の名前もちょっと出ておりまして、私も大学生が何かできることはないのかなということもあわせて考えていきたいと思ってます。ただ、授業との兼ね合いの中でどこまで地域に入っていけるのかとか、もちろん4年間が終わったらそのまま卒業してしまいますので、地元に住んでいる学生がいいのか、それとも地元じゃないけれども西区に関わって取り組んでいきたいという学生、何か若者の取り組み方、もちろん一番いいのは地域に住んでいる若者が、祭りの例もありましたけれども、いろんな取り組みの中で地域でかかわっていくといういいサイクルができるといいんですが、新しいというか違った視点から若い人が入ってくることで何か変わることもあるかもしれませんし、そういったことも考えていきたいなと思っています。
 すみません、長くなりましたけれども、以上です。

○ 楠会長 

 ありがとうございました。
 今、お二人とも一応この中間報告の案はこれでいいんじゃないかということで、その後のご意見をいただきました。大谷委員この案につきましてはよろしゅうございますか。

○ 大谷委員

 はい、結構です。

議事2(審議(前半の議論をさらに深める方向での意見交換を中心として))

○ 楠会長

 それでは、この教育・健全育成会議中間報告については、一応この案で提出するということで、また細部については、事務局と私の方で修正するところがあれば少し見直しをさせていただいて訂正し、報告をするというふうにしたいと思います。また、最終版ができたところで委員の皆さん方にご提示させていただきたいと思います。
 それじゃあ今お二人からのご意見もございましたけれども、特に宮崎委員からは、いろいろ議論をしてきたけれども、現状分析をしていくということがとても大事ではないかというご意見をいただきました。次の2の議題の審議に入らせていただきます。私たちは、これまで西区の現状も随分話し合ってきましたけれども、今日は地域でご活躍をいただいております、特に教育委員会で西区を担当されているスクールソーシャルワーカーの久山藍子様にお越しいただいております。地域の中で、いろいろと取り組んでおられる中で、課題をおもちだったり、あるいは実際の事例をたくさんおもちだろうと思います。宮崎委員がおっしゃったように、少し私たちが知らないところもご存じだと思いますので、その取り組みについてお話しいただいて、それを聞いた上で共にお入りいただきながら、話し合っていきたいと思います。
 それでは事務局で準備をしていただきまして、久山先生にお入りいただきたいと思います。

○ 竹浦企画総務課事務職員

 それではここで少しお時間をいただきまして、事務局の方で意見交換会の準備をさせていただきます。委員の皆様、しばらくお待ちください。
 準備が整いましたので、まずは事務局から久山さんのご紹介をさせていただきます。資料3をご覧ください。
 スクールソーシャルワーカーとは、学校だけでは対応が困難な案件に対して、児童・生徒の置かれた環境に働きかけて支援を行う専門家のことです。堺市では、平成20年度から堺市教育委員会によって学校園におけるスクールソーシャルワーカーの配置事業が開始され、現在、堺市全体で区担当は6人、こちらは東区と美原区の両区合わせて1人となっております。その6人と、あと区担当の支援等を行うチーフが2人の計8人のスクールソーシャルワーカーが配置されている状況でございます。
 久山さんにおかれましては、平成22年4月から堺市教育委員会スクールソーシャルワーカーとして活動されており、現在は西区担当として、今年度の拠点校である福泉東小学校に週1回派遣されるほか、要請のあった学校園や関係機関を訪問しながら課題対応をされております。その他学校園に対する支援活動としましては、教職員向けの研修等もされています。また、今年度から週1回西区役所にも派遣されることとなり、西区役所の関係部局との連携強化にも努めていただいております。また、久山さんはスクールソーシャルワーカーとしての活動以外に、大学においてもスクールソーシャルワークや児童福祉について教鞭をとられているとお聞きしております。
 私からのご紹介は以上でございます。よろしくお願いします。

○ 楠会長

 どうもありがとうございました。
 それでは、先ほども申しあげましたように久山先生にお入りいただきながら中間報告の中身をさらに深めていくための今後の提言に向けた審議を進めていきたいと思います。
 私たちは、過去3回の会議で、それぞれに考えつく意見を述べてまいりましたけれども、同じようなことを繰り返しお話をしているなって、先ほども大谷委員が過去のデータを見ながら、ちょっと反省しながら見直したよっておっしゃってました。今日はそういった点でも、久山先生にいろいろと現状を、隠すことなくお話しいただきまして、西区の課題として、こんなところを取り組めばいいよっていうお話もいただければ大変うれしく思っております。どうぞよろしくお願いをいたします。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 改めまして、堺市教育委員会スクールソーシャルワーカーの久山と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 今、ご紹介にもありましたように堺市西区を担当して今で7年目になります。これまで7年間、週1回の拠点校に訪問しまして、1年間を通じてその学校の体制づくり、それから、そこに通っているお子さんであるとか保護者の方々の様子、それから学校側が感じとっておられるような課題を聞き取りながら、スクールソーシャルワーカーの役割は、こちら庄司委員もスクールカウンセラーとしてご活躍されていて、これまでにも何度も一緒のケースで動かせていただいていたんですけれども、スクールソーシャルワーカーの役割は、その家庭もしくは子どもを取り巻く環境の部分に焦点を当てて、その目に見えている課題の背景にどんなことがあるのかということを先生方と一緒にケース会議などを通じて組み立てていきながら、家庭の情報なんかもいろいろと情報収集しながら、家庭に直接アプローチをしていったりですとか、先生方が今後その子どもや家庭とどういうふうにかかわっていけばいいのかということを考えて活動をさせていただいています。
 それ以外に、拠点校以外の学校からも派遣要請をいただいていまして、改めて、この会議に出る前に確認してみたところ、西区は14小学校、6中学校あるかと思うんですけれども、この約6年半ほどでほぼ全ての小中学校に要請をいただいて実際に訪問させていただいて、ケースを一緒に考えたりということをしてまいりました。
 スクールソーシャルワーカーとして、拠点校ももちろんそうですし、派遣要請いただいた学校に訪問する際にも、なるべく心がけているのは、その学校、その校区、地域をアセスメントすること。その校区や地域がどんなところなのかということを理解して、そのことも意識しながら学校訪問したり、課題解決する際に先生方と話させていただいたりしています。
 例えば、西区内でもやっぱり古くからお住まいの方が多い地域もあれば、駅前なんかですと大きなマンションがたくさん建っていて新たに入居されてきた方がすごく多い地域もあるかと思います。地域のつながりが、当然、歩いただけでわかるわけではないんですけれども、地域同士のつながりが深かったり、自治会館の掲示板にたくさんいろんな掲示物を張っていると、ここは地域活動が活発だなとか、ここはもしかしたらお母さんが孤立しやすい環境にあるのかなとかそんなことも意識しながら、また、その地域の中にお母さんたちが活用できるような資源とか、子育てサークルのようなものですとか、もちろんNPOですとか、そういったものがあるのかなということも調べてみたりしながら、どんなところにお母さん、保護者の方をつなげていけるのかということを意識しながら活動をしています。
 この教育・健全育成会議の中で、家庭教育ということをテーマに議論をされていると思うんですけれども、学校に入っていて、学校の中から子どもの課題や保護者の課題を見ていると、やっぱり地域と一緒に取り組むことでこの環境を少しでも変えれるんじゃないかというような場面に遭遇することがたくさんあります。お母さん、保護者の方が孤立しておられる母子家庭で、朝早くから夜遅くまでお仕事をされていて地域と関わる機会がないという方々もたくさんいらっしゃって、なおかつ、例えば、いろんな制度ですとか支援を受けようと思っても、場所によっては区役所とかそういった相談機関がとっても遠くて、なかなか平日にそこまで行って何か相談をしてということができるかというと、そこまでお母さんたち自身も力がなかったりとか、時間がなかったりとかでできていない。そこからどうやってサポートを得ようかということで、つなげたいけどもつなげられないとかいうことも実際に感じています。
 とても具体的な話になるんですけれども、私が今ご紹介にあった福泉東小学校に週に1回配置されるようになったのが昨年度からで、そこでは、食事が十分にとれていないとか、夜遅く子どもたちだけで家にいているような状況というのもよく目の当たりにしました。それから、朝の遅刻の数もとっても多くて、全校児童の約10%以上が常に遅刻をしている。朝学校に来ない状況で、朝親が寝ていて送り出さないとか、朝早くから仕事に行っていて送り出せない。来ても朝ご飯を食べていない。虫歯もとっても多いとか、本当に家庭の中で十分な養育がされていないというケースにたくさん触れています。
 実際にそういった学校から見えてくる生活習慣の乱れですとか、夜中まで起きていて朝起きれないような状況ですとか、朝ご飯が用意されていなくて食べれていないとか、その結果朝学校に来ても元気がなくて、挨拶もできず、下を向いたまま学校に来て、給食を食べるまではエネルギーがないような状況になっているということも見てきました。
 当然、スクールソーシャルワーカーとしてそういった家庭にアプローチをしていって、十分な社会資源につながっていない家庭に対してはそういった社会資源につなげていったりですとか、うまく制度も使えるような方でしたら、そういった制度につなげていったりとかというようなことをしていたんですけれども、大きく全体を見たときに、個々の問題だけでは、個々にアプローチするだけでは、この問題というのは本当の解決というか改善という部分にはもうつながっていかないのかなというふうに感じました。それは先生方も同じように感じておられて、子どもたちにそういった生活習慣をつけていくために、もしくは学校に来る前、学校を下校した後の時間など、先生方はいつも学校に来る前と後のことをすごく気にかけておられるんですけれども、その時間も子どもたちが生き生きと生活できるように何ができるかと考えたときに、地域の中で、自治会の方々が喫茶のようなものをされてらっしゃったりとか、モーニングの取り組みをされていらっしゃったので、そこで何か地域の方々と一緒に取り組めることがないか、子どもたちの生活習慣をつけていくために地域の方と一緒にできることがないかと考えました。そこで地域の方にお声かけをさせていただいて、実際に地域の方と学校の課題ですね、この子がこうだとか個別の話はなかなか地域の方々とできないんですけれども、全体としてこれぐらい遅刻の子がいて、学校の中での学力調査とあわせて、子どもが朝ご飯をきちんと食べているのかとかいうところも調べているので、朝ご飯を毎日食べていない子がどれぐらいいて、朝遅刻する子がどれぐらいいて、いつも歯科健診で虫歯にひっかかる子がどれぐらいいて、という話を地域の方にしたときに、「やっぱりこれは地域も一緒に考えていかないといけない問題だね」とおっしゃっていただいて、そこからいろいろと地域の中で協力者も募ってくださって、今年から子ども食堂の朝ご飯の取り組みをスタートさせていただきました。
 月に1回だけなんですけれど、朝ご飯の取り組みをする日だけは、今の時点で遅刻する子がゼロになるんです。それ以外の日は遅刻の子がとっても多くて、まだ始めて3回ぐらいですので、それが結果的にほかの日の様子に具体的に変化が見えているわけではないかなと思うんですけれども、少なくとものその日は遅刻する子がゼロになったり、子どもたちが朝ご飯をしっかり食べれた日は、1日中子どもたちが元気で、先生方も子どもたちが元気だといろんなことを教えたりとか、授業にもすごく積極的に参加できたり、学びも深まっていったりということで、やっぱりこういった生活習慣をきちんと整えて学校に来るということが子どもたちにとってすごくいいことだなと感じていただいています。
 地域の皆さんもきちんと挨拶をすることとかも大事にしてくださっていて、今まででしたら見守り隊で学校に行くまでの通学路に立ってくださっていたときは、子どもたちに声をかけて「おはよう」と挨拶しても下向いたまま、とぼとぼと歩いて挨拶もしなかった子たちが、食堂に来たときは「おはようございます」と元気に挨拶をし、出るときには「行ってきます」としっかり挨拶をして学校に行くというようなことをしていただいていて、地域の方は「子どもの元気な姿を見ているとこちらも元気をもらえる」ともおっしゃっていただいていますし、本当に子どもたちも回を重ねるごとに朝のおはようございますの声も大きくなっていったりということもあるかなと思っています。
 子ども食堂の取り組みをやること自体がゴールではなくて、そこで子どもたちと地域の民生委員の方ですとか、自治会の役員の方ですとかが顔を合わせることで、それ以外の日に顔を合わせたときにも挨拶をしあったりとか、直接挨拶をしなくても、あの子いつも食堂に来てくれている子だなということで少し見守ってくださったりとか、地域の中での子どもの見守りにもつながっていけたらと思っています。
 保護者の方々と今いろんな形のケースで関わらせていただいて、うまく子どもに生活習慣を教育できていないお母さんもいらっしゃるんですけれども、やっぱりその保護者の方自身がそういった経験をしておられない。虐待家庭で育った経験があったりとか、家の中でずっとさみしい思いをされてきていて、ご自身も親に構ってもらえなかった経験をされていて、実際に自分が親になったときにどういうふうに物事を伝えていったらいいのかわからないというようなことを感じ、お母さんたち自身もそこで困っておられる。どうしたらいいのかわからないということもあるかなと思います。そんな中で、こういった地域の方々と接したり、こんなふうにしたらいいんだといういいモデルを目にすることで、お母さんたちも学びとる力をお持ちの方々ばかりですので、そういう意味では、そういった場を見て、自分たちもこうしてみようとか、家庭の中で少しでも変化が生まれていけばいいなと思っています。
 学校の中で、学校という場がとても子どもとか家庭の課題とか弱さっていうのが見えてくる場所だなと、スクールソーシャルワーカーをしていて感じています。逆に、その子どもや家庭の持っている強みとか、まだまだ伸ばせる部分というものも見えてくると思います。そういった部分と地域がお持ちの強みとか資源とか人をうまくつなぎ合わせていくことで、家庭教育の充実につながっていくのではないかなと感じていますので、私も地域のお力を借りながら、子どもたちの生活の部分というのを見守る、もしくは教えていくというような地域と学校づくりというものをできたらなと思っています。
 私も今日皆さんにいろいろご意見をいただいて、学校の中からどういうふうに地域とつなげていったらいいかというようなことも考えるヒントをいただけたらなと思っています。すみません。長くなりました。よろしくお願いします。

○ 楠会長

どうもありがとうございました。
 具体的に取り組んでいらっしゃる様子や学校の様子が、久山先生の今のお話の中で見えてきたと思います。この後は、委員の皆さん方ご質問あるいは質問だけではなくて、それについてのご自身のお考えも入れてお話いただきながら議論をしてまいりたいと思いますので、どうぞ、どなたからでもご自由にお願いいたします。
 久山先生もお入りいただいて一緒に解決へ向けて取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以前の会議でもお話したかと思いますが、今、久山先生がお話してくださった取り組みの様子を朝、私も1回だけ拝見したんですけれども、大変な取り組みをなさっているなと思いました。子どもたちがいきいきと「おはよう」って言ってやって来ました。子どもたちあるいは保護者にとってはとってもいい取り組みをされているのですが、それに携わられた学校現場の先生方、地域の皆さん方、大変な努力をなさっているなと思いました。この前お話しましたが、朝から全教職員集合ということで、早朝から来られているようでございますね。その後、先ほど久山先生がおっしゃったんですが、子どもたちが元気になると多分学校の先生方はしんどくても元気になって取り組めるのかなと思いますけれども、国では労働時間の問題の話が出ております。そういった点でも、子どもたちを救うためには、ある意味で誰かがボランティアの犠牲となり、オーバーワークをしている。よく中学校の校長会でも、クラブをやっている先生が体を壊さないか心配です、というお話がありますが、そういった意味で、本当に福泉東小学校の先生方が頑張っていらっしゃるけれど大変だと思いました。それを何か地域でお手伝いをして先生方の頑張りを応援できたらなという取り組みを私たちは今後議論していきたいと思いますが、何か、宮崎委員ありますか。 

○ 宮崎委員

 ありがとうございました。
 話をお聞きして、本当に生活習慣というものがいかに大事なのかということがわかりましたし、また、その成果が出ていて、それは子どもたちが一番実感しているところなのかなと感じました。また、保護者の方が、やっぱり自分自身がそういった経験をしていないというお話もとても印象的で、だからその部分をゆっくりではあるけれども変化させていくという課題、大変難しいかと思うんですけど、そこがとても重要だなとお聞きして思いました。
 いろいろ些末なことになるかもしれませんけども、お聞きしたいことが幾つかありまして、例えば利用している子どもたちの人数というのは何人ぐらいいらっしゃるのか、また、その利用している子どもたちの保護者の方の感想、保護者の方の反応で具体的な何かがありましたら教えていただきたいです。
 あと、これからのことも踏まえてなんですけども、子どもたちがその中で主体的に自分たちで何か取り組むとか、関わるとか、そういったことを今なさっているのか。それともこれからそういったことを盛り込んでいこうと考えておられるのかとか。また、3点目は、先ほど大変な努力の上にこれは成り立っているということで、継続させていくために、今後どういったことが課題になるとお考えかとかいうことで、今現状として利用している状況。もう一つは、子どもがどんなふうに積極的というか主体的にその活動に関わっていけるかという可能性と。今後の継続の課題ということで何かありましたら是非教えてください。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 利用者数ですけれども、今まで、5月、6月、7月と3回させていただいて、1回目が30人弱ぐらいですかね、160人ぐらいの児童数で30人弱。そこから少しずつ増えて7月は50人ぐらい、大体、全学年の3分の1ぐらいが参加してくれています。
 先ほどの羊のお話でもあったように、参加されている最初に申し込んでくれた30人ぐらいの子どもたちは、どちらかというと落ちついた、子ども食堂とかが必要な家庭というよりは、そういったものに参加するのにそんなに抵抗のないご家庭だったりとか、お子さんだったりという方が多かったように思います。もちろん、そういった子どもたちが参加してくれることで、ほかの子どもたちが行きやすくなる。誰でも来れるという間口を広げることによってほかの子たちにもつながっていける。先生方、本当に上手に保護者や子どもたちに声をかけてくれて、1回目参加してくれた子どもに、来月もあるから今度は何々ちゃんも誘ってみようよっていうふうに先生が子どもに声をかけてくれて、子どもから子どもに何々ちゃん今度こんなんあるから行こうよというふうに声をかけてくださったりとか、実際にちょっとしんどいご家庭のお母さんに会われるときに、直接、今度こういうのがあるし、今こんなにたくさんの子たちが来ているから、お母さんもその日は朝ご飯作らなくても済むよって、ちょっと楽になるよとかっていうふうにうまく声かけをしてくださって参加するように促してくださったりとかで、最初は30人だったんですけども、それがどんどんどんどん広がっていって、今50人以上のお子さんが参加してくれています。
 保護者さんの感想ですけれども、実際あまり学校もそんなに聞き取りはできていなくて、ただ、朝その場所まで送ってきてくださるお母さんとか、よろしくお願いしますって笑顔で言ってくださるお母さんもいらっしゃって、一度参加された方は大体2回目も参加してくださっているので、そういう意味では参加したいと思っていただいているのかなと思っています。これからまた保護者さんに会うときに、どう思っておられるかちょっと聞き取っていけたらなと思っています。
 まだまだ子どもたちが主体的にどう参加していくかというところまでは話ができていません。今は子どもだけの参加なんですね。最初に立ち上げるときに、これを保護者も参加できるように、朝ご飯を一緒に食べに来れるようにするのかとか、もしくは夏休みの間は時間が縛られているわけではないので、保護者も参加できるようにして、保護者の顔が見えるようにできたらいいねとかいろんなことを考えていたんですけれども、最初は子どもたちからということで今やっています。
 今後は子ども食堂の取り組みにプラスアルファで何かそういった保護者さんと顔が見えるつながりとかいうようなこともできたらいいなとメンバーなんかは考えていますが、その後の継続していくためにというお話にもつながるかと思うんですけれども、最初から力を入れてたくさんのことをやり過ぎるとしんどくなってしまうかもしれないですし、継続するのが難しくなってくるかもしれないということで、実は、一番最初は週に1回やろうかという話もあったんですけれども、楠会長もおっしゃったように、誰かが時間を犠牲にして毎週やらないといけないということは、もしかしたらやっている側がしんどくなってしまうかもしれないということで、まずは月に1回から。自分たちが慣れていったり、支援の輪が広がっていってもう少し増やしていけるときは増やしていくということも考えられるかもしれないんですけれども、まずは継続していくために今のそんなに負担の大きくないペースでやっていきましょうということを大事にしています。
 本当に回を重ねるごとに少しずつ、多分地域の方々が声をかけてくださったりとかもしているんだなと思うんですけれども、スタッフも増えてきています。それから協力者もたくさん得ていきたいということで、歯磨きのことも指導していきたいなということで、そこの部分は地元の歯医者さんに何か協力してもらうおうとか、今後は地元のスーパーとかにも食材協力してもらおうかとか、そんな形で支援の輪を広げていけたらいいなと考えています。

○ 楠会長

 ありがとうございました。
 何かございますか。龍野委員。

○ 龍野委員

 調理は学校の中でするのですか。
 食事をとるのは学校の中ですか。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 学校のすぐ前に自治会館がありまして、そこで調理もやってくださっています。
 食事をとるのは、自治会館で、地域の中でやってくださっています。

○ 龍野委員

 自治会館に朝集まって、朝食をとって、それからみんなで一緒に学校に行く。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 そうですね、はい。

○ 楠会長

 大谷委員、いかがですか。

○ 大谷委員

 いろいろとお話が出ている中で順を追ってお話ししようと思ってたんですけども、久山さんのお話があったように、スクールソーシャルワーカーという制度ができたのがまだ年浅いですが、社会的にもクローズアップされるような仕事内容で、今の現場がいろいろな問題を抱えているので、役割が非常に大事です。文部科学省、そして大阪府で取り組んで、先達というか皆さんが苦労してこの制度が存続しています。
 ケースへの取組みが学校の中で教師や、家庭や、各機関を連携させて、それから地域の問題をスクールソーシャルワーカーの皆さんにお願いして、チームでやっていこうということでアドバイス指導をいただいてというのが多かったように記憶しています。今日の久山先生からの話を聞いて、地域を巻き込んで、子ども食堂というのは、つい最近のことで、食の文化で子どもたち、そして地域、家庭を作っていこう、育てていこうという。スクールソーシャルワーカーの方が入っていただいているというのは新しい取り組みでいいなと思いました。
 今回のように地域に密着したものでやっていくというのが非常にいいなと思いました。これがまた広がっていけばいいと思うし、福泉東小学校のやり方がどんなふうになっていくかというのも一つのモデルケースとしていいと思います。
 今日先生方からの話でも、家庭によって生活習慣ができていない、生活に追われている、そして自分たちの成育歴とか環境とか価値観とかが育っていない、そういう家庭においての子どもたちが今いろいろ模索して育てられているという話がありました。現場では、子ども、保護者、地域においてそれらは非常に苦しいんです。そこで子どもたち、保護者は、ますます参加しにくくなる。そういう家庭の保護者、母親に、上から目線じゃなくて、地域で一緒に抱えてあげるという取り組みがあったらいいかなと思いました。だから、子ども食堂についても非常にいいかなと思いました。

○ 楠会長

 ありがとうございました。
 久山先生、先ほどの最初のお話の中で、今ちょっと子ども食堂から離れまして、特定の校区だけじゃなくて、西区の14校区から調べてみたら全て依頼があったということをおっしゃっておりましたが、他の校区での依頼内容はどんな内容でございましたか。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 スクールソーシャルワーカーとして一番要請が多いのはやっぱり虐待ケースですね。虐待ケースの中で、なかなか学校と家庭とがうまくつながれないというご相談が多いかなと思います。学校の先生方も学校の中でいろんな取り組み一生懸命しておられるので、どちらかというとスクールソーシャルワーカーのところに相談が上がってきたときには、しんどくなりだしてから結構期間がたっていて、先生もあれやこれや手をかえアプローチをしてみたりしたけれどもうまくいかなくて、何かほかに頼れるところがないかなということで相談に来るケースが多いかなと思います。中には、本当に学校と家庭との関係がこじれている場合もありますし、何を言ってもなかなか学校の声が届かないというようなこともあるかなと思いますが、そういったご相談が多いかなと思います。
 小学校でも不登校のケースももちろん多いんですけれども、中学校は不登校のケースが多いかなと思います。例えば非行とかももちろん、スクールソーシャルワーカーの相談内容は子どもに関わること、児童・生徒に関わることでしたらどんなことでも関わらせていただいているんですけれども、非行なんかは結構先生方が頑張って指導する。子どもたちに指導していくという部分ではとても力を入れてやってくださっているんですけれども、不登校のお子さんをどういうふうにどこにつなげていったらいいかとか、学校に来れなくて顔が見れなくてどうしたらいいのかというようなときに相談が来るということが多いかなと思います。すみません、今データがあるわけじゃなくて感覚で申しわけないんですけれども。

○ 楠会長

 それで結構です。
 ところで、今先生の場合は、中学校の校区単位でスクールカウンセラーさんが配置されておりますね、そのスクールカウンセラーさんとの連携とか、情報交換とか助け合いというか、そこら辺はいかがでございますか。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 私、一番いろいろと一緒に動かせていただいたのが庄司委員で、私が訪問している小学校と、庄司委員がいらっしゃる中学校で連携させていただくことが多かったかなと思います。
 小学校の方に来ていただく場合は、子どもの心の部分ですとか、うまくコミュニケーションがとれないという場合、それでもなかなかどこか機関に行って相談するとか、病院に行くとかはちょっとハードルが高くてできないというようなときに、庄司委員がその家庭に入って保護者と会ってくださったり、子どもと直接会ってくださったり、スクールソーシャルワーカーは、環境要因は見ることはできるんですけれども、その子どもの心の内面にどんなことがあるかとか、もしかしたらそこでしんどさを感じている部分というのを引き出していったりとか、言葉を聞き取る、話をする中で、見立てたりする部分というのはカウンセラーさんがとても得意としてくださっていますので、そこで役割分担をさせていただいて、そこから、例えばどこかの機関につながないといけない場合には私が動いて、子どもや保護者と直接対話をするところはスクールカウンセラーさんにしていただくとかというような役割分担しています。

○ 楠会長

 ありがとうございました。
 ほか何かご質問ございませんか。どうぞ、龍野委員。

○ 龍野委員

 久山さん、虐待の話がありましたが、そうした場合にお子さんとか、それから両親の虐待だったら両親にお会いになっていろんなことを聞きながらそれを解決していくというようなことをなさるのですか。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 そういう直接会うケースもたくさんありますし、私が直接会わずに学校の先生方と関係をもう一度作り直してもらうために、学校の先生にこんなふうに家庭にアプローチしたらどうかということを一緒に考えて先生方に動いてもらったりとか、その子を長期的に学校の中で見守っていくということに関しては、ずっと私がそこに毎日行っていて子どもや家庭と関係づくりができればいいですけれども、派遣で私がぱっと行ったケースでは難しいので学校との関係を作るということがすごく大事なことだと思っていますので、先生方にこうやって動いたらどうかということを助言したりしながら。ただ、学校のこと、もし拒否的に受け入れられない保護者さんの場合だったら私がかわりに行ったりとかいうような形でお話させてもらったりしています。

○ 大谷委員

 本来、スクールソーシャルワーカーの仕事は、個々のケースを指導することだと思います。地域、学校、家庭の調整役ということをスクールソーシャルワーカーが担っており、教育委員会から学校長から要請をしまして、教育委員会や学校現場と調整をし、活動する。その中でカウンセラー、家庭児童相談室、子ども相談所、それぞれのケースワーカーの方もいる。それらをトータル的に学校現場で全部まとめてやりなさいって言っても、先ほど龍野委員がおっしゃったように、今の先生方の業務ってもうギブアップなんですよ。時間中、朝から夜までずっと仕事なさって、休み時間もなく、その上に子どもと家庭の把握も、対応も、学ぶ力も、体づくりもしなさいって言っても、それは先生方にはこれ以上無理だなと現場で見ていて思います。その中で、スクールソーシャルワーカーの皆さんが調整していただいて、適切なアドバイスを、トータル的に見て、点である私たちから見れば、こういうところはちょっと欠けている、学校サイドとしてももっとしなきゃいけないんじゃないですかとかいうことがアドバイスいただけるので非常に助かります。だから、これからの制度というのは、久山先生の役割というのはすごく大きなものがあります。

○ 楠会長

 先生が取り組んでおられる福泉東小学校の様子について、先ほどから議論している中で、学校とつながって、地域とがつながって子どもたちを健全に育成していくという点で、私たち地域の人間がいろいろな取り組みをそれぞれしているわけですけれど、学校とうまく調整できないというか、つながり方が問題という課題があるところもあるようです。先生の場合は、お入りになって地域を動かしておられますね。また、地域が動いてくれるから学校も頑張っているというつながりをスクールソーシャルワーカーとして、久山先生がうまく働いてくださって、今現在の学校はありがたく思っておられると思います。
 私たちもそれぞれに各地域で取り組んでますが、連携をとろうと地域としてやってますけどうまく伝わらないというか、通じないというか、そこら辺の協力体制に課題があるところもありますね。そのためには、やはり今大谷委員がおっしゃったように、今後、先生のようなスクールソーシャルワーカーさんの数がふえて、地域でご活躍していただける方が出てくると、今私たちが取り組もうとしている具体的な事例が成功に、また継続的に行われていくと思います。そのためには、龍野委員がおっしゃったように予算化が必要っていうところにつながっていくと思います。

○ 龍野委員

 今のお話聞いていて、予算化じゃないけど、160人の中で50人ほどが朝食を食べにきているわけですよね。そうなると、学校の先生も総動員で一生懸命やっている。地域の皆さんも朝早くから食事の段取をする。これを見ていると、緊急避難的なものじゃないかなと思うわけね。ある程度は続けられるだろうけど、それがずっと続くかっていうと多分それほど長い間続くものじゃないんだろうなと。そうすると、子ども食堂で数人が来て食べるのだったら地域の人たちでなんとかなるけど、50人も60人もとなってくると、これはもうそれこそ行政、政治の話になってくるんじゃないかなと思う。だから、そういう状態にならないように何か行政としての施策をやっぱり考えていかないとだめだと思うんですよね。
 さっきの100匹の羊の話をしましたけど、1匹だったら探しに行けるけど、100匹の中の50匹があちこち行っちゃったら、もう羊飼い1人ならどうしようもないわけです。ですから、行政とかそういうところにつないでいく必要があると思います。今、あちらこちらで子ども食堂が開かれているけど、ほとんど小規模ですよね。来る子どもが数人とか、多くても七、八人とかそういう規模でやっている。福泉東の今のお話で50人も60人も来るということだったら、もうこれはちょっと手に負えないんじゃないかという気がしましたけどね。

○ 楠会長 

 久山先生が、先ほどのお話の中で、子ども食堂がゴールではなく、これをきっかけにして地域がつながり、地域での子育てにつながっていくというところをめざしていくとおっしゃっていました。また今、龍野委員がおっしゃったこともそのとおりだと思います。だから、今は子ども食堂という場を一つのケースとして、それを通しながら、今後はもっと大きなものにつながっていくように考えていくのが私たちの会議の目的かなと思います。私の校区は形は違いますが子ども食堂を早くやろうとしてますけど、ちょっと停滞しています。7月からは放課後の居場所づくりを始めました。12日からはじめました。今現在はそこにボランティアさんがたくさん来てくださっています。子どもは初め60人定員で募集して、20人ぐらいだったんですけど、今はだんだんふえてきています。
 それで、さっきの子ども食堂じゃないですけど、最初は少なかったのですが、伝わって伝わってふえています。今、私たちボランティアはしんどいですけれども、地域のつながりというんですかね。そこに来てくださっているボランティアさんの様子を見ていると、私たちも生かされていると思います。ちょっとおこがましいですけれど、もう一線を退いて、孫育ても終わって、だけど過去にちょっと教育の仕事をしていたという人たちが来てくださって、子どもを見て、これで学校にこのままいったらこの子大変だと思って、生き生きとされているような気がするんですね。ですから、私たちも生かされている。その方は、「この子もう4年生なのに全然わかってなくて、学校の授業の中でどうしているんやろう。あの子来るから私も次来るわ。」っておっしゃって来てくださっているんです。昨日も来てくださってました。私たちも年をとって地域で何かボランティアをしてもらうだけでなくて、してあげれることがないかなという活動を通じて、私たちも生かされていると思います。老人会の方たちも子どもが喜ぶ姿がうれしいと来てくださっています。残りの人生を生きて、生き生きと過ごさせていただけるというような活動につながっていけば継続していくのかなって思います。そのためには、負担にならないように、私たち、あるいは行政はどう支援をしていくか、施策を組んでもらえるかというところが課題になってくると思います。このところが議論のしどころかなと思ったりします。
 宮崎委員がさっき家庭科教育の中でっておっしゃっていましたが、そのこともそのとおりだと思います。その点について委員の皆さまいかがですか。

○ 宮崎委員

 これも毎回言っていることかもしれませんけども、家庭科教育で学ぶこと、学んだことというのは、これからの人生に役立つこともありますし、それは、今回の地域での活動に、自分が学んだことを生かしていけるような内容でもあるかなと。子ども食堂も一つですけれども、それ以外でも、生活に関わるさまざまなことを、子どもたち同士で何か共有して、何か活動としてできるんじゃないかなと思うことが、今具体的にぽんと出てこないんですが、あると思いますので、何より自分で生活ができることによっていろんな自信につながり頑張ろうという気持ちになってきますので、何かそういうものが見つかればいいなと思います。
 今、例えば子ども食堂が一つのケースとしてあるわけですけれども、そのほかの活動で、何か小さなこと、これ今どんどんふえてきて大規模な形になってきているということですけど、小さな活動が各地域にいろいろあるというモデルができればいいなと思っています。そのためには、食べるということはとても重要なので、この切り口が一つあるんですが、そのほかの切り口で何か活動としてないかなというのが、これからまた見つけていく課題かなと思いますね。
 先ほど、小さなと言ったのは、堺の地域の特性というのがあるということですし、西区といってももちろんいろんなところがあるので、それぞれの地域の中で、小さな活動で何かできないかなということを、抽象的なことになってしまいましたけども、そういうことも感じました。

○ 楠会長

 ありがとうございます。
 この前もおっしゃってたんですけれど、それぞれの地域での子どもに対しての取り組みは、子ども食堂はやってないけど、ほかのことでやっているというようなことはおやりになっていると思うんですけどね。

○ 大谷委員

 スクールソーシャルワーカーについても、文部科学省は非常に重要視してまして、予算と増員というのをもう何年か前から報道等で発表されてますし、大阪府においても、スクールソーシャルワーカーが必要だということで、予算化されています。それから、堺市は政令指定都市ですので、このスクールソーシャルワーカーをどんどん活用していこうという話になってきていると思います。ですから、教育委員会では積極的に取り組んでいると思います。
 今回の久山先生の子ども食堂でもありましたけども、前例として、堺市でも、非行とか、地域の問題とかいろんなものが絡んでいて、悩んでいたときに、やはりスクールソーシャルワーカーと皆さんが取り組んでいただいて、その地域に校長先生や先生方に子ども相談所に家庭児童相談所に、それから保護司の方にも働きかけ、調整していただき取り組みました。
 今、健全育成の関係で、いつも宮崎委員がおっしゃっているように、どんな活動母体があって、私たちは点としてわかっているけども、前回北区の資料にもあったように、西区、堺市全体で捉えて、チャートみたいなものを作ってみてもいいかなと思います。それに入っていない地域の老人会、趣味の会とか、ボランティアの方とか、それから特技を持っていらっしゃる方、もっとトータル的なものを把握していって、子どもたちの健全育成に利用するっていうのもいい方法かなと思いました。

○ 楠会長

 そうですね。とにかく何か小さな活動でもやっぱりやってみることが大切だと思います。そのやれることから各校区で取り組んでいくということを提言できたらよいと思います。そのことを通しながら、例えば、また自分の地域のことを言って申しわけないんですが、課題をもっている子がいて、いつもお母さんから相談を受けています。その子は3年生で、昨日は放課後石津っこクラブに来て宿題をやりました。宿題が終わったら、「終わったから私1年生の勉強見てあげる」って言って教えていました。いつもは自分が見てもらうんだけど、ここへ来るとちっちゃい子がいるから見てあげることがある。それによって自分の力をつけていく、関わりをもっていける。「見てあげて」って言ったら、そばに行って、「違う、もっと丁寧に書き」って言いながらやっていました。そういうことによってそこから育つと思います。後半は、つながりのゲームをやりました。そこの中ではちょっとわがままがでて、注意を受けていましたが、ちょっと得意になれる時間がある、また教えてもらう時間もある。そのメンバーの中でもそういうつながりができてくるということが本来の目的で、教える者も生かされている。子どもらも生き生きとしている。そういうつながりの中でよりよい地域ができてくるのかなと思っています。そのためには場が提供されないとそういう関係は作れないというようなことですよね。
 ですから、それぞれの地域で何かやれることから取り組んでいく、それを西区の14校区で情報交換をしながら、おのおのの取り組みでここはこうしたらいいねという情報交換の場もあればいいのかなと思っています。
 一昨日、区民評議会がありまして、私傍聴席で聞かせていただいておりましたけど、同じような話がありました。先ほど若者も入ってもらえるといいですね、地域の若者をどう生かしていくかというお話が出ておりましたけれども、大阪府立大学のボランティアサークルを立ち上げられている方で、そこに登録してお願いをすると、条件が合えば学生を派遣してもらえて、ともに企画をしてもらえるという話がありました。西区でも、例えばおやじの会の企画をしてもらっているとか、夏祭りの企画をやってもらっていて、私たちよりも子どもに近い若い人たちがやるとより活性化されてよかったという情報も私は初めて聞きました。我が校区でも大学生を入れようとしているけど、どこからどう手をつけようと思っていましたが、そこに電話しようと思っています。そういう情報がないとなかなかわからないものですから、そういう情報提供の場も私たちはこの会議で提案していくとよいですね。さっき大谷委員がおっしゃったようにまた、宮崎委員が前に調査してみましょうよっておっしゃいましたが、そのようなこともやってもいいですね。特に社会福祉協議会の校区福祉委員会が取り組んでおられる内容が、地域での活動として大きく出ていると思いますので、そういうところとの連携もとってもいいかなというふうに思って聞かせていただきました。
 はい、どうぞ。

○ 宮崎委員

 すみません。先日、新聞で子どもたちのためにとやっていることが、本当に子どもたちにとってなのかと問いかける記事がありました。今回のことは、私たちは子どもたちがということで考えているんですけど、本当に子どもの目線なのかとか、子どものニーズなのかということも実は気になっていて、ニーズというのは多分二つあって、子どもたちが自分から言える、これがやりたいというニーズと、実は、本当は大事なことなんだけど気づいていないニーズと二つある。まず、じゃあどんなことしたいのかとか、そういう見えるニーズについても、きちんと把握しておく必要があるのかなと思っています。見えないニーズというのは、今回の子ども食堂の取り組みのお話を聞いて、やっぱり食べるっていうことは当然きちんとしたいことだけれども、それを食べたいんですというのは表には出さないもので、でもそこはとても重要なところで、その見えないニーズを私たちがいろいろ探っていく部分だと思います。そういった両方のニーズをきちんと捉える必要があるのかなと思ってますが、そのあたり、もし、久山先生、学校現場とかで子どもたちと接する中で何か気づいておられることとかありますでしょうか。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 そうですね、ちょっとあまり私の方が具体的に何かこんなものというイメージができてないんですけど、例えばどんなようなこととかでしょうか。

○ 宮崎委員

 例えば、地域で取り組みをしようとしたときに、子どもたちがやりたいなと思うような何か。勉強したいなとか、勉強教えてほしいっていうニーズがあるとか、自分はこうやって作りたいんだとか、何かを作ってみんなと共有したいとかです。そういう自分からしたいと発言できるような内容をやる中で、本当に子どもたちが必要になるようなことを含ませられるかもしれないなと思っていて、それが私も今わからないんですけど、そういったことについて何か聞き出したりとか、調べたりだとか、何らかの形でみつけることが必要なのかなと思っています。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 そういう意味では、今回の取り組みはどちらかというと学校が感じている課題から、それをどんな形で1つの取り組みにしていけるかということで、子どもたちが参加できるように間口を広げる形でできるかとかいうようなことを考えて取り組んでいて、どちらかというと、子どもたちにこういう力をつけたいとか、こういうふうにしてあげたいとかいうようなことから、大人が考えて取り組みをしていて、そういう発信が基本的にはどちらかというと多いのかなと。課題があって、それをするためにどんな手段がいいのかということを考えることがすごく多いのかなと思っています。
 子どもたち自身のこんなのがあったらいいなという声を聞くというのは、私、小学校に関わることが多いので、なかなか引き出すのが難しいなとは感じているんですけれども、ちょっと話がそれるかもしれないんですけれども、最近、私NPOでお仕事させていただいたりとかもしていて、その中で、例えば地域活動とか、地域のそういったいろんな小さな取り組みに小学生の間は比較的参加できる機会があって、夏祭りがあったりとか、こういう自治会館で勉強を教えてくれるようなイベントがあったり、映画会みたいなのがあったりというようなことが結構あるんだけれども、中学校に入った途端に地域とのつながりがぶちっと切れてしまうということを課題に感じておられる地域がとても多いなと思っていて、一方で、逆に中学生の子たちを巻き込んでいくことで、すごく柔軟で、なおかつ新しい取り組みとか、その小学校の子どもたちとか小さな子たちが参加したいと思えるような取り組みができるんじゃないかということで、中学校と連携して、地域の中で何か取り組みをするときに一緒に考えるチームを作ってもらって中学生の意見を取り入れる。中学生にとっても、今まで小学校に行っていて、自分も活動に参加した経験があったりするので、どんなんだったらいいかなっていう意見を聞くとすごくおもしろくて、子どもたちが飛びつきそうな意見をたくさんくれたりとかいうことがありました。なおかつ、やっぱり小学校から中学校に上がっていって、その子たちがずっとその地域に住み続けるかどうかわからないですけれども、将来的には支えてもらっていた側から支える側になっていく通過点のところで、少しでも切れない仕組みづくりをしていくことが、今後の地域を支える担い手になってもらえる子ども、将来的にはその子どもたちが今度は支える側になっていく、長期的に見ればと思うので、そういった中学生とかとうまくつながっていくことで、子どもたちの持っているニーズみたいなものとか、子どもたちが求めているものとかを引き出していけるのかなということは感じることがありますし、中学生の力ってすごく力強いなと思っていて、本当に子どもたちとすごく上手にかかわれるし、遊んであげられるいいお兄ちゃんになってくれるし、かと言って中学生って結構忙しいので、部活とかもあったりとかしてなかなか地域活動に参加するのも大変だとは思うんですけれども、何か単発でもそういうことに参加できるとすごくいいのかなというふうには、すみません、ちょっと答えがずれてしまったかもしれないんですけれど、感じています。

○ 宮崎委員

 ありがとうございます。

○ 楠会長

 中学生の参加がやっぱりなかなか難しいですね。私の地域も中学生もって言っているんですけど、やっぱりクラブや塾が忙しかったり、そのうちに先生がおっしゃった間口が広がっていく、本当は子ども食堂もだし、それから私たち地域でつながってやろうとしている小さな取り組みも、保護者とのつながりを作るための一つの場の提供なんですけど、そこら辺はなかなか難しいですね。子ども食堂も「一緒にやりましょう」とか、「お迎えに来て」とか、「何か相談に来て」とか、「送って来て」と呼びかける中で、かかわっていこうと思ってますけど、なかなか難しいです。私たちは家庭教育、保護者育てというところで、今後どのような具体的な取り組みをしていけばよいかという提言ができるように考えていかなければならないと思っています。そろそろ終わりの時間になりますけれども、何か最後にご意見があればお願いいたします。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 先ほど皆さんのご意見でもあったように、やっぱり横のつながりというか、広くそういったことをやりたいとか取り組んでみたいとかいうような方々がざっくばらんに情報交換ができるような場があるということもとても大事なことかなと思っています。今回、子ども食堂ができたのも、もちろんきっかけは学校の課題からというのと地域の方々のご協力もあったんですけれども、やっぱりそれをやるに当たっては不安もたくさんあって、実際に、先駆的に取り組まれている方々の現場を実際に見に行かせてもらったりとか、話を聞かせてもらったりとか、どんなところで困ったり、どんなことでうまくいったのかということを聞かせてもらうことで、これだったら自分たちにもできるかもとか、やる前にこんな下準備があったらいいかも、ということが実際にやってくださる地域の方々にイメージがついて、取り組みがすごくいい形でスタートできたかなと思っています。やろうと思っても、やっぱりいろんな事例を聞かせてもらったり、自分たちだけではできないけれども、縄跳びがすごく得意な人がいてて、そういうのに一緒に組んでやることで子どもたちが来やすくなるかもしれないとか、そんなことをつなげていけることでいい活動にもなっていくと思いますし、お互いに行き合ったりすることでいい循環が生まれていくということもあるかと思いますので、そういったつながり合える場があるとすごくいいなと思います。

○ 楠会長

 そうですね、地域と地域がつながり合いながら西区の情報交換ができる場があればいいですよね。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 はい。是非、学校の先生方とか、地域の方々も楠会長の地域の活動もまた今度見させてもらったりというようなことで相互交流させていただくと、また次に取り組めることとか、次につなげていけるヒントをもらえることもあるかなと思いますので、是非よろしくお願いします。

○ 楠会長

 そうですね。子ども食堂を今年度20万円の予算で30箇所で立ち上げることができます。子ども食堂をつくると情報交換の会議に加入し、情報提供するという約束になっているようです。ネットワークづくりですね。情報交換しながら、堺市に広めていくということです。私たち西区の取り組みもそれぞれの会議の中では、例えば自治会長さんは自治会長さんで、福祉委員会は福祉委員長会議でというつながりはあると思うんですけど、それがそれぞれにばらばらですから、つながって、取り組みの課題とか悩みについて話し合いをする場があれば情報交換ができるかなと思います。
 さっき先生の学校の様子で、生活に困っている保護者の悩みや、そんな家庭が多くてという実態をお話しくださいました。そこら辺で子育てに悩んでいて、なかなか出てこれないという一部の人たちを私たちがどう一緒に悩みを聞いてあげるか、引き出してあげるか、出てきていただけるようにできるか、ということについて、先生の取り組みの中で教えていただけることがありますか。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 例えば母子家庭のお母さんで、病気や妊娠など何らかの事情で働けなくなる。でも前年度までは収入があって制度や支援サービスに繋がりにくい。もしくは、利用にあたって前年度の収入をもとに利用費が決められているものは高額で、無収入の保護者には使えない。そういった前年度所得が壁になってしまって結局つながれないとか、それまできちんと就労されていたがゆえになかなか制度を利用するというところにまで行きつかないという方もいらっしゃって、そうなったときに、地域の方の力が借りれたらというか、地域の方とつながっていただいて、例えば見守りであったり、声かけであったりとか、お母さんの孤立を防ぐような何かができたらいいなというふうには、具体的に、実際に現場を見ていてそういう壁がお母さんの孤立を生み出してしまうことがあるんだなというふうにはちょっと感じています。
 そういったときに、なかなかつながりを拒否されるお母さんもいらっしゃったりとか、サポートを受けることを好まれない保護者の方とかもたくさんいらっしゃるんですけれども、情報提供だけはしていきたいなと思って、スクールソーシャルワーカーとしてはそういう情報提供ですね、つなぎ役としてやりたいなと思っているので、そういう意味ではつなげられる資源というのがたくさんあることでお母さんたちも選択できる、自分たちが一番活用しやすいものを選択できると思うので、特にお母さん方の孤立とかというようなことを防ぐためにもそういった地域の中で人がいたり場があったりとかいうようなことはすごく大切なのかなというふうには感じます。

○ 龍野委員

 お年寄りの孤立はつかめて、見回りとか、いろいろな支援活動をしているのだけど、そういうお母さんの孤立というのは目に見えてこない。それを何とか表に出して、周りから援助というか、優しく見守れるような体制が要りますね。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 そうですね、大阪市の中で行われている事例ですと、例えばお子さんを出産後に出生届を出しに区役所に来られたときに、届けと一緒に何か手続をしたらその書類を主任児童委員さんからそのお家に届けるような仕組みにされておられて、そこで主任児童委員さんがそれを持っていって、この地域の主任児童委員なので、何か困ったことがあったら私に相談してねというふうにされています。それは行政的な手続というよりは、すくすく・つながるクラブといって、小さなお子さんがいらっしゃるお母さんがお店で割引や特典が使えるようなサービスみたいなもので、すくすく・つながるクラブの手続をしてもらったら、それを主任児童委員さんが届けるみたいにされてらっしゃって、そうすることで顔が見える、つながる。やっぱりなかなか制度的にも、子どもの情報を主任児童委員さんが届けるというような仕組み的にはできてないのかもしれないですけども、それを必ず主任児童委員さんが届けるようにしていて、そこで顔つなぎをしているというのはすごくいい取り組みだと思っていて、ちょっともしかしたら情報が若干間違っているところがあるかもしれないですけども、そういうことをされていて、やっぱり主任児童委員さんもどこにどんなお母さんがいらっしゃって、先生がおっしゃったように、やっぱり孤立が見えなかったりということあるので、つながっておくだけでも、顔が見えているだけでも何かあったときに、まちで見かけたらちょっと声かけてくださったりとかいうようなことができるかなと思うので、そういったものができていくといいなと思いますけどね。

○ 楠会長

 とにかく何かつながるということですね。
 ほかにありませんか。

○ 大谷委員

 久山先生がおっしゃったように大阪市のお話もありましたけども、私たちは小学校、中学校の話が今、主として話してますけど、堺市で虐待の事案もあったり、この西区においても虐待の事案もあると思うんです。その中で、今、龍野委員がおっしゃったように、地域の力で、地域で見つけて、地域だけでやりましょう、というのは非常に酷で大変です。今の地域行政を見たときに、困難だと思うんですね。今は家族も多様化しており、家庭構造が複雑になってきてますので、その中でそういう見守りするような体制を行政でそのセクションを作って、それを地域に還元していく、地域の皆さんこんなんでちょっと見守りしていきましょうねとか、今の民生委員さんとか保護司さんとかと同じような感じで、地域で子どもたちを育てる人を育てていくという社会体制を堺市でも作っていってもいいと思います。これからの時代、少子化になり、行政とか住民だけに負担がかかるっていうのはいけないと思うので、手厚く地域で見守れるような体制づくりを作っていってもいいと思います。

○ 楠会長

 私も校区福祉委員長もしながら、保護司もしたりしてますが、個人情報の観点からなかなか教えてもらえないんですよね。生活保護世帯がどこだとかそんなんじゃないんですけど、保護者が困っている家庭というとこら辺がわからないですね。そういうのも民生委員長さんでもわからないようです。個々に自分の担当地域については教えてもらって対応はされてますけど、やっぱり皆さんがおっしゃるように、子どもの情報はなかなかもってないですね。

○ 龍野委員

 高齢者の情報はもらいますが、子どもの情報は全くありません。

○ 楠会長

 また自分の地域の話になりますが、来ている子どもさんのお母さんがいつも赤ちゃんを抱いてついて来られて、じっと私たちの後ろで座っておられるんです。私は知らなかったんですけど、そこの家には子どもさんが5人もおられて、下の子をだっこして来られます。じっと座って子どもたちの様子を見ておられます。泣いたりすると6年生のお姉ちゃんがあやしてます。真ん中の子はちょっと字を書いてもらったら、4年生でしたけど、平仮名の「お」が書けなかったり、「も」が書けなかったりというのを発見しました。そのお母さんはこの場があるからここへ来て、自分も一緒になって見てやれると思っておられるのかなと思います。これからこの家庭とのつながりができるなという話もしています。そういう取り組みをしながら、少しずつ地域の実態が見えてきて、地域で何かできるのではというようなことを今後は話し合っていければと思っております。
 いろいろご意見いただきました。ちょっと時間をオーバーしてしまいました。ありがとうございました。最後に久山先生これだけはと、言い残されたことがあればどうぞ。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 はい。もうたくさんお話させていただいて。

○ 楠会長

 また、私たちにお話をしておきたいということがあれば。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 ありがとうございました。
 もしそういった西区内でいろんな活動を取り組まれている方々とつながりの場ができたら是非参加させていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。

○ 楠会長

 今後もまた、是非とも先生のご意見もいただきながら情報交換させていただきたいと思います。ありがとうございました。

○ 久山スクールソーシャルワーカー

 ありがとうございました。

その他

○ 楠会長

 それでは、その他でございますが、事務局から何か連絡ございますか。

○ 竹浦企画総務課事務職員

 それでは、事務局から連絡事項お伝えさせていただきます。
 本日の会議結果でございますが、会議録としてまとめさせていただきます。その際には、委員の皆様に内容のご確認お願いすることになりますので、よろしくお願いします。
 また、次回の第5回堺市西区教育・健全育成会議の開催日程は現在調整中でございます。決定次第ご連絡いたしますのでよろしくお願いします。事務局からの連絡は以上でございます。

○ 楠会長

 ありがとうございます。
 委員さんから何か報告、ございませんか。

○ 龍野委員

 いいえ、ありません。

○ 楠会長

 それでは、時間が少し遅くなりましたけれど、これで今回の会議は終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

閉会

このページの作成担当

西区役所 企画総務課
電話:072-275-1901 ファックス:072-275-1915
〒593-8324 堺市西区鳳東町6丁600

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