健康食品で病気が治る?
更新日:2017年7月10日
相談事例1
糖尿病が治る、高血圧にも効いたとチラシに書いてあったので、電話して相談し、瓶に入った薬を購入した。毎食後飲んでいるが効果が見られない。
箱には、栄養補助食品と書いてあるだけだ。糖尿病が治らないのか?
食品の機能などに関する表示と医薬品との違い
アドバイス
チラシやホームページには、万病に効くようなサプリメントの広告があふれています。
でも、よく表示を見てください。「これは薬ではありません」などと書かれていませんか?
医薬品と違って、食品には病気を治す効果はありません。ただし、健康の維持・増進に役立つ範囲で決められた表示のできる制度があります。それが、特定保健用食品、栄養機能食品、そして平成27年4月に始まった機能性表示食品です。
機能性表示食品は健康な人の健康維持増進が目的なので、病人や未成年者、妊娠中や授乳中の人には勧められません。また、病気が治る、疾病リスクの低減などの表現はできず、「診断」「予防」「治療」「処置」等の医学的な用語は使用できません。
世の中には怪しい健康食品が氾濫していますので、過信しないよう注意しましょう。
相談事例2
ネットでダイエット食品のお試しが700円だったので注文した。しばらく飲んだが効果が感じられないので忘れていたところに同じ商品が届き、今度は4,000円の振込用紙が入っていた。
慌てて注文していないと電話したら、「最初のお試し商品を送った時に、1週間以内に連絡がなければ通常よりお得な毎月4,000円コースでお送りする。最低4ヵ月飲んでいただかなければ解約できないと利用規約に明記している」と強く言われた。
アドバイス
定期購入契約、エンドレスコースと呼ばれる継続的な契約になっていることに気づかずに注文しているトラブルが増えています。規約をよく読み注意しましょう。
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