認知症サポーター養成講座を受講しました!
更新日:2024年5月14日
令和6年5月13日、東消防署にて、東基幹型包括支援センターの方を講師に迎え、「認知症サポーター養成講座」を受講しました。
現在、東区では高齢化率(65歳以上)が3割を超え、全国的にも高い割合となっています。そして、65歳以上の高齢者の4人に1人は、認知症の恐れがあると言われています。
公助の役割を担う、我々消防吏員1人1人が認知症を正しく理解し、認知症の方に対する適切な対応が求められます。
ここで、認知症の方と接する時の心構えとして、「3つの“ない”」と「6つのポイント」を紹介します。
「3つの“ない”」
1.「驚かせない」・・・認知症の人は、前方に注意が向きがちなため、後ろから声をかけると大変驚かれるおそれがあります。
2.「急がせない」・・・1つ1つの動作が遅くなっています。時間がかかっても急がせないでください。
3.「自尊心を傷つけない」・・・認知症になって一番不安なのは本人です。本人を傷つける言動は、症状の悪化にもつながります。
「6つのポイント」
◎相手の様子を見ながら、余裕をもって対応する。
◎声をかけるときは、複数人で囲まず、まずは1人で。
◎後ろから声をかけず、正面から話しかける。
◎相手に目線を合わせて、やさしい口調で話す。
◎わかりやすく、はっきりとした口調で話す。
◎相手の言葉をじっくり聞き、数呼吸待つ気持ちで対応する。
そして、最も大事なことは「笑顔」で接することです。
認知症の方は自身が認知症である自覚を持っており、誰よりも傷つきやすく、大きな不安の中毎日を過ごしています。
決して他人事ではなく、誰もが発症する可能性があります。認知症に対する正しい理解を持ち、誰もが認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを実現していきましょう。
受講の様子
受講者に配布されるサポーターカード