世界の皆様へ
更新日:2012年12月19日
世界の皆様へ
2011年5月18日
3月11日に発生した東日本大震災は未曾有の大災害となり、多くの尊い人命と貴重な財産が失われました。現在、国を挙げて復旧活動を続けております。
今の日本にとって苦難の時に、世界の皆様方から示していただいたご心配、お見舞い、友情、そして様々な支援に対して、心からお礼申し上げます。
これまで、本市では、義援物資提供、職員の派遣や住宅の提供など、全力で支援に努めてまいりました。そして、4月末に私自身、実際に被災地を訪問し深刻な状況を前にし、着実な復旧・復興に向けて全力を挙げて支援に取り組んでまいりたいと決意を新たにしたところです。
さて、この東日本大震災がもたらした大災害から日本全体が復興を遂げるためには、直接の被害がなかった我が国第二の都市圏である関西が、元気に活性化に努めていくことが必要であり、関西の4大都市の一つである堺市は、大阪、京都、神戸とともに、関西国際空港に最も近いという利点も生かして、経済、文化、観光などの分野で積極的な取り組みを推進していきます。
去る4月8日には、イベント等の活動や観光誘客を継続して実施することについて、大阪府知事、大阪市長、大阪商工会議所会頭、堺商工会議所会頭と私の5者で共同声明を発表し、5月11日には、「がんばろう!日本~大阪・関西から元気を!~」を共通スローガンとして、海外からの誘客促進を中心にした事業を、さらに大阪と堺の観光コンベンション協会を加えた7者による、オール大阪体制で取り組みを進めております。
堺市をはじめ、大阪・関西は、このたびの震災と原子力発電所による直接の被害を受けておらず、インフラなどの生活基盤についても全て普段どおりです。ぜひ、今までと変わらない、歴史文化、観光魅力に溢れた堺・大阪・関西へ安心してお越しください。
本市では今後とも、経済、文化、観光、国際交流などの分野の活性化に努め、日本の復興に貢献してまいりたいと存じます。世界の皆様からいただいた多くの支援のもと、関西が一体となって日本全体の真の復興につなげてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
堺市長 竹山 修身
このページの作成担当
