平成30年度「生命（いのち）のメッセージ展in第70回白鷺祭」を開催しました

　堺市では、わたしたち一人ひとりが、犯罪被害者等の置かれている状況と支援の必要性について正しく理解し、すべての市民が安全に、安心して暮らせる地域社会の実現に向けて取り組むため、平成25年4月に「堺市犯罪被害者等支援条例」を施行しました。
　この度、被害者等がおかれている状況や、支援の必要性などへの理解を深める機会として、認定NPO法人大阪被害者支援アドボカシーセンター、大阪府立大学ボランティア・市民活動センターと連携し、大阪府立大学大学祭（第70回白鷺祭）において「生命（いのち）のメッセージ展」を開催し、3日間で約850人のご来場をいただきました。
　
　ご来場いただきました皆様、アンケートにご協力いただきました皆様、開催にあたってご協力いただきました皆様に、お礼申しあげます。

　平成30年11月2日（金曜）から4日（日曜）まで

　大阪府立大学中百舌鳥キャンパス　B1棟2階　第3講義室

　833人（3日間合計）

　堺市

　認定NPO法人大阪被害者支援アドボカシーセンター
　大阪府立大学ボランティア・市民活動センター

　特定非営利活動法人いのちのミュージアム

• 小さい子どもから高齢者まで日常に起こった一瞬の出来事で亡くなってしまうんだなと感じた。命に代われるほどの支援はできないが被害者遺族が前向きに生きていけるくらいの支援は必須だと思う。小さな不注意から起こる大きな悲しみがなくなってほしい。（10歳代　男性）

• 初めてパネル展に参加させて頂きました。多くの犯罪のよって大切な命が失われてしまったことを知り、改めて生きることの尊さ、大切さを実感しました。このようなパネル展があればまた絶対に参加したいと思います。（10歳代　女性）

• こんなにも理不尽な理由で殺されてしまった人がいることを初めて知りました。自分の命を大切にしてその有難さを噛みしめながら生きなければならないと思いました。ありがとうございました。（20歳代　女性）

• 犯罪被害者の悲痛な想いが伝わってきた。今回のこの展示で初めて犯罪被害者支援について知れた。もっと勉強したいと思った。（20歳代　男性）

• 自分にも子どもがいるため親としての立場で1人1人の状況を拝見させていただきました。今ある命に感謝を忘れず、犯罪被害者支援がもっと周知されてほしいです。（30歳代　女性）

• 罪のない被害者が亡くなることは非常に理不尽だと感じます。できればこういったケースがゼロになることを祈るばかりです。（40歳代　男性）

• 改めて車の運転には細心の注意をもつことを強く感じました。（50歳代　男性）

• 亡くなった方の靴が置かれているのがとても生々しく感じられました。特に幼い子どもさんの靴は、これからもっと大きいものに変わっていったはずなのに、もっと生きたかったろうと思うと胸がつぶれそうです。（60歳代　女性）

・アンケート回答数　263件

　殺人や悪質な交通事犯、いじめなどで理不尽に生命を奪われた犠牲者が主役の展示です。
　犠牲者の等身大の人型パネル（メッセンジャー）に、生前の写真や遺品の靴、残された家族のメッセージなどを展示します。
　「生命の重さ、尊さ」を訴え、被害者も加害者も生み出さない社会の実現をめざし、「未来の命」を守ることを目的としています。
　詳しくは、下記ホームページをご覧ください。

　また、下記リンク先でも「生命（いのち）のメッセージ展」や、特定非営利活動法人いのちのミュージアムで活動されている方のインタビューについて紹介しています。
　ぜひ、ご覧ください。