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腸管出血性大腸菌「O157」とは

更新日:2021年10月7日

通常の病原性大腸菌よりも毒性が強い!

他の大腸菌との大きな相違は?

大腸菌は、健康な人の腸管内にも存在し、そのほとんどのものが無害です。しかしながら、このうちいくつかのものは、下痢などの症状をおこすものがあり、病原性大腸菌と呼ばれています。「O157」は、この病原性大腸菌の一種で、大腸菌の性質に応じて区別する方法で分類されたグループの中でO抗原の157番目にあたることからこの名称がついています。「O157」の最大の特徴は、赤痢菌のつくる毒素と同等の強い毒性をもった「ベロ毒素」を産出することです。このベロ毒素が体内にとりこまれると、腸管内をただれさせ、激しい腹痛と出血性の下痢症状を引き起こします。このような症状を起こす病原性大腸菌を「腸管出血性大腸菌」と呼んでいます。また、「O157」のもう一つの特徴に感染カのつよさがあり、一般に知られている食中毒菌が100万個以上の菌がないと発症しないのに対し、「O157」は100個程度の菌で発症するといわれています。

発症する菌量のイラスト

症状は?

「O157」の潜伏期は、一般の食中毒菌よりも長く、感染後4から9日の潜伏期で発症します。症状については個人差がありますが、風邪に似た症状や腹痛、水様性の下痢で始まることが多く、体力のある人であればこのような症状だけで治まってゆきます。しかし、症状が進行すると腸管内がただれ、そこから出血するようになり、激しい腹痛と出血性の下痢症状が続きます。さらに、体内に吸収されたベロ毒素が血液中の赤血球を破壊し、さまざまな臓器に悪影響を与えます。特に影響を受けやすいのが腎臓で、腎機能の低下を招き、重症になると血小板滅少、貧血や急性腎機能障害などの症状が現れる溶血性尿毒症症候群(HUS)や、けいれんや意識障害を起こす脳症を引き起こし、最悪の場合は死にいたることもあります。軽い症状で治まっても2週間は十分な注意が必要です。特に抵抗力の弱い乳幼児、小児や高齢者の方には注意が必要です。

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