2020年　第11週(令和2年3月9日から令和2年3月15日)：堺市

更新日：2024年7月5日

報告定点数
小児科定点（19）　　インフルエンザ定点（29）　　眼科定点（5）　　基幹定点（2）

今週のトピックス

「インフルエンザ　さらに減少」

　2020年第11週の小児科及び眼科定点把握感染症は68例の報告があり、前週比31.3%減と大幅に減少した。報告の第1位はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で以下、感染性胃腸炎、流行性耳下腺炎と続く。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ2.26、0.74、0.21であった。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎（警報レベル開始基準値：8、注意報レベル基準値なし）は26%減の43例の報告で、堺区3.67、西区2.50、北区2.33である。
　感染性胃腸炎（警報レベル開始基準値：20、注意報レベル基準値なし）は46%減の14例の報告で、堺区1.33、北区1.17であった。
　流行性耳下腺炎（警報レベル開始基準値：6、注意報レベル基準値：3）は4例増の4例の報告で、南区0.50である。
　インフルエンザ（警報レベル開始基準値：30、注意報レベル基準値：10）は、74%減の69例の報告で、定点当たり報告数は2.38となった。大阪府全体での定点当たり報告数も前週比65%減の2.53となり、大阪府内全ブロックで注意報レベルである10を下回った。堺市、大阪府ともに減少しているが、流行の目安である1は上回っており、最近の新型コロナウイルス感染症と共通する感染予防の意味での手洗い・咳（せき）エチケットの順守など一人一人が「かからない」「うつさない」ための対策が重要である。

今週のトピックス

インフルエンザ

2020年　第11週(令和2年3月9日から令和2年3月15日)
区別定点当たり報告数かっこ内は定点医療機関数	北区 (8)	堺区 (4)	西区 (7)	中区 (3)	南区 (5)	東区 (1)	美原区 (1)	合計 (29)
	2.13	1.75	3.71	2.33	1.20	2.00	4.00	2.38

※定点当たり報告数＝患者報告数／定点医療機関数
　定点医療機関は、本事業の報告にご協力いただいている医療機関です。
　なお、インフルエンザの集計値は、内科と小児科から報告があったものとしていますが、東区と美原区については、小児科の定点医療機関がないため内科からの報告数を示したものです。

インフルエンザ発生状況

小児科定点把握疾患

2020年　第11週(令和2年3月9日から令和2年3月15日)
区別かっこ内は定点医療機関数	北区 (6)	堺区 (3)	西区 (4)	中区 (2)	南区 (4)	東区 (0)	美原区 (0)	合計 (19)
RSウイルス感染症	0.00	0.00	0.25	0.00	0.00	－	－	0.05
咽頭結膜熱	0.00	0.00	0.00	0.00	0.00	－	－	0.00
Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎	2.33	3.67	2.50	1.00	1.50	－	－	2.26
感染性胃腸炎	1.17	1.33	0.25	1.00	0.00	－	－	0.74
水痘	0.17	0.00	0.25	0.00	0.00	－	－	0.11
手足口病	0.00	0.00	0.25	0.00	0.25	－	－	0.11
伝染性紅斑	0.00	0.00	0.00	0.00	0.00	－	－	0.00
突発性発しん	0.00	0.00	0.25	0.00	0.00	－	－	0.05
ヘルパンギーナ	0.00	0.00	0.00	0.00	0.00	－	－	0.00
流行性耳下腺炎	0.17	0.00	0.25	0.00	0.50	－	－	0.21

※定点当たり報告数＝患者報告数／定点医療機関数
　定点医療機関は、本事業の報告にご協力いただいている医療機関です。

・上位3位疾患グラフ
　（グラフの数字は、定点当たり報告数）

上位3疾患グラフ

・小児科定点把握疾患　患者発生状況グラフ

区役所別の患者発生状況グラフ

眼科定点疾患

2020年　第11週(令和2年3月9日から令和2年3月15日)
定点当たり報告数かっこ内は定点医療機関数	堺市 (5)
急性出血性結膜炎	0.00
流行性角結膜炎	0.20

※定点当たり報告数＝患者報告数／定点医療機関数
　定点医療機関は、本事業の報告にご協力いただいている医療機関です。

基幹定点把握疾患

2020年　第11週(令和2年3月9日から令和2年3月15日)
定点当たり報告数かっこ内は定点医療機関数	堺市 (2)
細菌性髄膜炎	0.00
無菌性髄膜炎	0.50
マイコプラズマ肺炎	0.50
クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0.00
感染性胃腸炎（ロタウイルスによる）	0.00