2020年　第30週(令和2年7月20日から令和2年7月26日)：大阪府

更新日：2022年7月15日

今週の報告定点数
小児科定点（197）　　インフルエンザ定点（301）　　眼科定点（52）　　基幹定点（16）

今週のトピックス

「夏型感染症（咽頭結膜熱、ヘルパンギーナ）　今後の動向に注意」

　第30週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は599例であり、前週比21.6%減であった。昨年同時期と比べて80.7％減（2019年　第30週　3,111例）と少ない状況である。第30週の報告の解釈には、連休による診療実日数と受診者の減少を考慮する必要がある。
　定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、突発性発しん、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナの順で、定点あたり報告数はそれぞれ1.60、0.46、0.39、0.15、0.15であった。
　感染性胃腸炎は前週比25%減の314例で、泉州・中河内2.45、大阪市南部1.94、大阪市西部1.60、北河内・南河内・大阪市北部1.50である。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比38%減の76例で、中河内0.80、北河内0.62、南河内0.50である。
　咽頭結膜熱は前週比増減なしの30例で、南河内0.31、大阪市南部0.28、三島0.24であった。
　ヘルパンギーナは前週比6%減の29例で、泉州0.65、南河内0.25、大阪市北部・豊能0.14である。

感染症発生動向調査感染症週報(厚生労働省/国立感染症研究所)

大阪府感染症情報センター(大阪健康安全基盤研究所)

2020年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

感染症の話（国立感染症研究所）

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2020年　第30週(令和2年7月20日から令和2年7月26日)
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	1
小児科	RSウイルス感染症	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	1
	咽頭結膜熱	2	4	3	3	5	1	3	1	0	3	5	30
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	5	2	16	16	8	7	7	6	1	5	3	76
	感染性胃腸炎	24	21	39	49	24	19	49	21	16	17	35	314
	水痘	2	4	6	2	5	1	1	4	2	0	0	27
	手足口病	1	1	4	2	1	1	1	1	1	1	1	15
	伝染性紅斑	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	1	2
	突発性発しん	11	3	14	13	10	5	9	12	3	3	8	91
	ヘルパンギーナ	3	1	2	1	4	0	13	2	1	2	0	29
	流行性耳下腺炎	1	1	1	1	1	0	2	0	0	2	0	9
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
	流行性角結膜炎	0	0	2	0	1	1	0	0	0	0	1	5
合計		49	37	88	87	59	35	85	47	25	33	54	599
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	マイコプラズマ肺炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0	0	0	0	0				0