市長からのメッセージ(令和3年8月20日)
更新日:2021年8月20日
◆「緊急事態宣言」延長と堺市内の感染状況
現在大阪府に出されている緊急事態宣言について、当初8月31日までだった期間が9月12日に延長されました。堺市内の状況は7月下旬以降に感染が急拡大し、本日8月20日は1日の新規陽性者が過去最多です。
ワクチン接種の効果によってご高齢の方の新規陽性者の割合は減少しています。しかし、迅速に接種を進めている堺市でも希望する方全員に接種を完了できる見込みは10月末とまだ時間がかかります。新規陽性者の増加が続くと、比較的若くても重症化する方が増えることが懸念されます。
◆市民の皆様の命と健康を守る体制
感染拡大の中であっても医療体制を確保するために8月13日から大阪府の自宅・宿泊療養の方針が見直されました。宿泊療養は40歳以上や基礎疾患がある方など、入院は中等症以上や重症化リスクがある方が対象となりました。
このことによって更に自宅療養が多くなることが予想されますが、堺市ではこれまで自宅療養される方を支援するための体制を構築し、大幅に機能強化してきました。保健所や救急搬送を行う体制も整えています。「市民の皆様の命と健康を、何としても守る」という強い決意で対応します。
◆学校園での対応
現在は子どもの感染も増えています。昨日開催の堺市新型コロナウイルス対策本部会議では、「子どもを守り、子どもの学びの環境を守る」ために、学校園での更なる対策の強化についても協議しました。
徹底した感染対策を行いながら通常授業を実施し、給食時など感染リスクが高まると考えられる場面では感染対策を一層徹底します。
学校園での感染拡大を防ぐために、修学旅行や宿泊を伴う行事、運動会・体育大会は延期します。部活動も制限をします。
臨時休業時や感染不安の子どもに対してはオンライン等を活用して健康観察や家庭学習計画に基づいた学習支援を行います。また、スクールカウンセラーを活用して子どもの心のケアに努めます。
◆日常の生活の中で特に気をつけていただきたい感染対策
上記のように堺市として手を尽くして対応しますが、感染爆発のような状況では対応が難しい場面も生じます。
そのため、市民の皆様が日々の生活の中で「感染しない・させない」強い意識をもって行動していただくことが医療体制を守り、「救える命を救う」ことにつながります。
堺市では、これまでもお伝えしてきました「不要不急の外出を控える」ことに加えて、「不要不急以外であっても(医療機関等への通院などを除いて)回数を減らす」ことをお願いします。
また、職場においても、休憩室や更衣室などで感染が拡大したと考えられるケースもあることから、会話時のマスク着用の徹底や、マスクを着用していてもできるだけ距離を取っていただきたいと思います。
◆コロナ禍を乗り越えましょう
現在流行している「デルタ株」ウイルスは大変強力です。これまでは比較的感染しにくかったと考えられる屋外やマスク着用でも感染が発生しているものと推測されます。
堺市として感染対策を徹底し、陽性となられた方を守るために力を尽くします。ワクチン接種も8月30日から対象年齢の全ての市民の皆様が予約・接種を始められるように準備しています。
緊急事態宣言が長期に及び、日常生活の様々な面で負担やストレスが増していることと思います。
大変な状況が続きますが、感染拡大防止に強い意識を持って行動することで、共にコロナ禍を乗り越えましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた対応(8月20日から9月12日)
令和3年8月20日
堺市長 永藤 英機
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