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令和2年度第2回(令和2年8月3日開催)議事(2)

更新日:2020年10月26日

(2)地方独立行政法人堺市立病院機構の業務実績評価方法について

後藤委員長

 それでは、議事を進めたいと思います。議事(2)地方独立行政法人堺市立病院機構の業務実績評価方法について、事務局から説明をお願いします。

事務局

  • 資料2-1、資料2-2、資料2-3、資料2-4、資料2-5により、地方独立行政法人堺市立病院機構の業務実績評価方法について説明。

後藤委員長

 事務局から業務実績評価方法(案)についての説明がございました。こちらは昨年度の第5回評価委員会で審議したものを、委員の皆さまのご意見を踏まえて堺市で再検討していただき、評価基準の修正等を実施されたということです。この評価方法(案)について何かご意見・ご質問はございますか。

北村委員

 今のご説明を聞いて、実際に評価を進めてみないと分かりませんが、数値化した分だけ、年度ごとに差がある評価や、主観による評価になるということはなくなるのではないかなと思いました。
 外来延患者数の指標の差異率ということについては、令和元年度実績では年度計画目標との差異が20%ほどあり、少しずつ地域の医療機関の皆さんとご協力しながら目標に近づけていくという考えだろうと思うのですが、目標値と実績の差が数字として分かりやすくなってしまったので、なかなか難しい目標だなと思いました。新たな意見等ではなく、明瞭になった分だけそのような理解をしたということだけ述べさせていただきます。

後藤委員長

 ありがとうございます。
 私から質問ですが、特段の成果という基準については、どのように判断するのですか。

事務局

 特段の成果という基準につきましては、少し幅があるような内容になっているかと思います。例えば、救急の項目で、数字では表れてこないような医療の提供体制等について何か評価すべき取り組みがあれば、それを特段の成果ということで考慮し、評価5とさせていただくことを想定しております。

後藤委員長

 この提案をしていただいた高橋委員は、もう少し具体的な基準を数値として出した方が良いのではないかというご意見だったかと思うのですが、いかがですか。

高橋委員

 やはりいろいろな数値目標に対してどうだったかということが分かりやすくなったと思いますので、これで進めていただければと思っております。
 ただ、先ほどの特段の成果ということについては、例えば、指標の達成率が150%を超えたということが特段の成果ですという形で、市の評価案が出てくるというイメージで良いのでしょうか。

事務局

 目標指標の達成率が上昇すればするほど良いというような指標もあれば、そうではない指標もあるかと思いますが、非常に高い達成率であったということも1つの特段の成果になり得ると考えております。また、そこに行き着くまでの過程や、その取り組みによって何かより良いようなことに繋がった場合等についても特段の成果という風に評価することを想定しております。

高橋委員

 そうすると、例えば、法人が自己評価をされる際に、このような特段の項目がありますという出され方をして、市の方でそれを評価するというような形もあるのでしょうか。また、この評価委員会の議論の中で、これは特段の成果と評価していいのではないかという話を我々から出しても良いという理解でよろしいのでしょうか。

事務局

 おっしゃるとおり、もちろん法人による自己評価の際に、法人として高く評価している部分があれば、特段の成果ということで自己評価5と判断されることもあるかと思いますし、法人からそのようなお示しがなくても、堺市から、特段の成果と言うことができる取り組みとして評価する場合もあるかと思いますので、さまざまな場合が想定されるかと思います。
 今回、この指標評価を設定させていただく目的として、評価のスタートラインを揃えることができればという風に考えておりますので、ご意見いただきましたように、法人や堺市、委員の皆さまからのご意見を踏まえて、指標評価及び最終的な評価を判断していきたいと考えております。

西川委員

 特段の成果ということにはいろいろなファクターがあると思います。例えば、ICTの活用として、堺市二次医療圏で共通のシステムを使った連携を進めようという動きがありますが、これができれば、紹介率や逆紹介率だけではなく、病病連携や病診連携がスムーズにできたというような新しい実績や効果が出てくると思うので、そのようなことも含めて、数字では表れない実績等を特段の成果ということで考えていけば良いかなと思います。

後藤委員長

 ありがとうございました。
 篠藤委員は、この評価方法について、何かご意見はございますか。

篠藤委員

 非常に分かりやすくなったと思いますし、同じ100%を超えている実績でも中身によって少し評価を変えるという意味では、数字以外のところの評価を残すということで特段の成果という文言を設けていただいたと思いますので、これで良いかなと思っています。

後藤委員長

 ありがとうございます。
 関わる人それぞれが評価する手段を持つということで、法人も市もこの評価委員会も特段の成果ということについてコメントを出すことができるような整理をしていただいたかと思います。
 他にご意見・ご質問はございますか。
   (特になし)
 ありがとうございました。
 事務局には本日いただいたご意見を踏まえて評価方法を決定していただきたいと思います。

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