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令和元年度第2回(令和元年7月29日開催)議事(1)

更新日:2020年1月7日

(1)中期目標期間の業務実績に関する見込み評価結果報告書(案)について

事務局

  • 参考資料2により、中期目標期間の業務実績に関する評価等の進め方について説明。

花房院長

  • 中期目標期間中の業務実績と取り組みについて説明。

事務局

  • 資料1により、地方独立行政法人堺市立病院機構中期目標期間の業務実績に関する見込み評価について説明。

後藤委員長

 ただいま、事務局から評価方法と評価案について、法人から詳しい業務実績について、それぞれ説明がございました。中期目標期間の業務実績評価は、年度評価とは異なり、大項目評価、全体評価により行うということでした。
 それでは、堺市より提示されました評価案について、意見を述べていきたいと思います。
 中期目標期間の見込み評価について、何かご意見、ご質問はございますか。

西川委員

 先ほど、花房院長からの実績説明の中で、第2期中期計画期間中の主な出来事がございました。平成29年度に介護医療院の創設とありますが、これはどこに創設されたのでしょうか。
 それから、全体評価にあたって考慮した内容についてはすばらしい実績であるため、全てA評価で良いと思いますが、この中で市民のサービスとして、地域の医療機関との連携ということで色々しておられるわけですが、それのことが全体評価にあたって考慮した内容の中には書かれていません。地域医療連絡室があって、それが中心となって色々と動いてくれていたと私は思っているのですが、そのことについて書かれていないのは少し残念かなという気がします。

花房院長

 介護医療院の創設については社会の動きを表したものでございまして、当院が設置したということではありません。誤解を招いてしまい申し訳ございませんでした。

事務局

 2点目の地域の医療機関との連携について特筆されていないというご意見につきましては、十分考慮した上で、これまでの年度評価の中で、医療機関との連携や紹介・逆紹介というところも評価させていただいておりますので、今回はこのような記載にさせていただきました。

後藤委員長

 6ページの各年度の大項目評価のところで1つB評価がありますが、見込み評価ではA評価となっています。その判断理由及び考慮した事項ということで、迅速に再発防止に努めていることから「中期目標を達成した」とする、という考え方が記載されており、最終的に評価Aであるということは、よく理解できると思います。その点について全体評価を行う際に、各年度の大項目評価の中に評価Bはあるけれども、見込み評価は評価Aであることの判断理由については、先ほどのページに記載があるので、3ページの全体評価に当たって考慮した内容の記載の中には含める必要がないという考えでよろしいですか。

事務局

 6ページの大項目評価の判断理由につきましては、もちろん再発防止について速やかに努められているところですが、令和元年度の評価のところでも判断していきたいということで、期待も込めて記載させていただいております。2ページ、3ページの全体評価の判断理由の記載につきましては、第2期中期目標期間中の実績として挙げていただいている点を記載する、という整理をさせていただいております。

高橋委員

 大項目評価では、評価A「中期目標を達成した」という評価結果になっていますが、全体評価では、「全体として中期目標を十分に達成している」という記載になっており、「十分に」という表現が加えられています。これについては、重点ウエイト小項目である救命救急センターの医療が十分に機能していることや、がんの対応も多くなっていることなど、2ページの全体評価の判断理由として記載されている(1)・(2)・(3)が非常に高い実績であるので「十分に」という表現が加えられたという理解でよろしいでしょうか。

事務局

 おっしゃっていただきましたように、重点ウエイト小項目等を設定させていただいておりますので、中期目標の結果としては、「十分に」という表現で、単純に達成しているというだけではなく少し進んだ状態になっているという見込みも含め、このような表現にさせていただいております。

篠藤委員

 第2の大項目評価の判断理由の中で、「迅速に再発防止に努めていることから」という記載がございますが、本来であれば、このような不祥事というのは内部統制が効いていて、監事監査や会計監査人の監査もございますので、起こってはいけないし、起こらないような仕組みになっているはずですので、ここには原因をきっちりと分析して対応したというような、原因分析に関しても少し触れられた方が良いのかなと思いました。

後藤委員長

 分析をしっかり行ったという言葉を加えた方が良いのではないかということですが、事務局はいかがですか。

事務局

 ご意見ありがとうございます。繰り返しにはなってしまいますが、令和元年度の年度評価と中期目標期間中の最終的な評価を来年度に行うことになりますので、その時点での取り組みを踏まえまして、そのような記載について検討させていただきたいと考えております。

後藤委員長

 前回評価委員会でのご説明では、何が問題であったかを整理されて、それに基づいて再発防止を行ったということですので、表現としては出てきていないですが、原因分析というステップは踏んでおられると思います。
他にご意見はございますか。
  (特になし)
 ありがとうございました。堺市が提示された評価案に対して、これでよろしいでしょうか。
  (異議なし)
 異議なしということで、評価案についての意見はこれまでとさせていただきます。業務実績評価の基本方針では、中期目標期間の見込み評価に関しても、評価委員会は評価結果の決定の際、法人に評価結果(案)に対する意見申立ての機会を与えることになっております。法人として、何かご意見ございますか。

門田理事長

 全体的に愛情を感じるような評価をしていただきまして、ありがとうございます。このような状況でありながら、全体を通して評価Aという評価をいただき、嬉しく思うと同時にそれだけの責任を感じております。
 本日、中期目標のお話になるということで、一言だけ申し上げさせていただきます。この10年間もしくは20年間で、状況が大きく変わってきつつあります。さらにこれから10年となるともっと変わっていくという状況ですけれども、これから先10年をどのように切り替えていくのか、ターニングポイント的な意味合いが必要なのではないかという風に病院としては感じております。中期目標を堺市に立てていただき、そして我々が中期計画を立てていく訳ですが、大きく医療が変わりつつある中で、変わっていく方向が見えるような目標を立てていただくということを期待しており、それに合わせていきたいと思っているところです。健康日本21が昨年度から始まっておりますが、それに合わせて健康さかい21という5年間の計画が昨年度から出てきております。その中には、これから先は自ら健康というものを作っていくために、予防という形で市民も努力し、それに合わせて病院側も対応していくということが、これからの医療の大きなパートを占めていくということから考えますと、ぜひ中期目標の中にそのような方向に動くような内容の項目を入れていただくと、時代にマッチした医療の方向に行くのではないかと思っております。先ほど、介護の話もございましたが、これから先、地域包括医療という形に大きく動き出さなければならないですので、その方向性が見えるような形のものを期待しております。委員の先生方も、是非、その辺りのことを考慮していただけたらと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

後藤委員長

 ありがとうございました。中期目標についてはこれから堺市から説明がございますが、法人の代表として、門田理事長からご意見をいただきました。
 それでは続きまして、中期目標期間終了時の業務継続等の検討を行う際の意見について、事務局から説明をお願いします。

事務局

  • 資料1、参考資料3により、中期目標期間終了時の業務継続等の検討を行う際の意見について説明。

後藤委員長

 ただ今事務局からご説明がありましたが、中期目標期間の見込み評価を行ったときは、中期目標の終了時までに堺市立病院機構の業務の継続など、組織の全般にわたる検討を行う必要があり、その際には評価委員会の意見を聴かなければならない、ということです。
 業務継続の必要性や今後の業務運営体制などについて、何かご意見はございますか。

西川委員

 継続については、私はそれで良いと思います。しかし、令和5年に近畿大学病院がきて、三次救急医療を行うということになれば、近い距離に2つの救命救急センターがあるということになります。その時に、例えば、災害医療の司令塔がどこになるのか、その連携をどうするのか、という問題が出てくると思いますので、これは次の目標になるかもしれませんが、近隣の新たな医療機関との連携をめざすというような文章がいるかもしれません。その辺りのことについて、堺市にご意見を聴きたいと思いますが、いかがでしょうか。

事務局

 今いただきましたご意見として、業務の継続については、ご同意というご意見だったかと思いますので、次期中期目標を策定する際に考慮させていただきたいと思います。

後藤委員長

 堺市から、次期中期目標の取り決めのスケジュールについてご説明いただけますか。

事務局

  • 参考資料1により、次期中期目標策定のスケジュールについて説明。

後藤委員長

 ありがとうございました。次回9月に予定されている評価委員会に、具体的な中期目標(案)が出てくるようですので、今回、議事(2)次期中期目標の策定のところで色々なご意見をいただきますと、そのご意見についても考慮されたものになるかと思います。
 それでは、評価委員会として、中期目標期間の業務実績に関する見込み評価結果報告書(案)に対する意見を取りまとめていきたいと思います。
 業務実績等の評価時の意見書について、事務局から説明をお願いします。

事務局

  • 地方独立行政法人堺市立病院機構中期目標期間の業務実績に関する見込み評価結果報告書(案)について修正意見がないことを確認。
  • 堺市立病院機構に評価結果に対して意見がないことを確認。
  • 参考資料4により、業務実績等の評価時の意見書について説明。

後藤委員長

 評価結果報告書に対する意見書(案)について、問題ないということでよろしいでしょうか。
  (異議なし)
 ありがとうございます。では、本日付で事務局より提示された通りとさせていただきます。

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