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平成27年度第3回(平成27年8月5日開催) 議事(2)

更新日:2015年10月5日

(2)中期目標期間の業務実績に関する評価結果報告書(案)について

杉本委員長

 では、議事を進めます。
 議事の(2)中期目標期間中の業務実績に関する評価結果報告書(案)について、説明をお願いいたします。

事務局説明

  • 資料3により、中期目標期間中の業務実績に関する評価結果報告書(案)について説明。

杉本委員長

 事務局から、中期目標期間中の業務実績に係る評価結果報告書の説明がありました。
 中期目標期間中の業務実績の評価につきましては、前回、時間の都合もあり、ほとんど、議論ができなかったように思っています。本日は、評価についても、ご意見をいただき、評価を決定しつつ、結果報告書の記述を確認してまいりたいと思います。
 今までの議論によりますと、大項目第3の評価について、単年度はAであるが、中期目標期間中については、Sでもいいのではないかというご意見がありました。その辺りを含めて、ご意見いかがでしょうか。

岡原委員

 基本的に異議はありませんが、気になるのは看護師の確保についてです。確保のために近畿圏外を訪問したとのことですが、他の病院では、看護師を含めた将来の医療従事者の確保のために赤字を覚悟で看護学校の運営に力を入れられているところもあります。そういう取り組みを行ったというところが評価Sにあたるのではないかと思います。

寺口本部長

 当院の方も、何年も前から人材確保のために近畿圏外を訪問しております。一定の人材確保ができるように、費用対効果を考えながら、少しずつ投資を増やしていこうとしているところです。
 確かに、看護学校は運営していませんが、看護学校の実地研修を受け入れ、年間たくさんの研修生を受け入れるための必要な投資はさせていただいております。

田中委員

 私自身は、看護師の確保、すごく頑張っておられると思います。各病院、看護師をいかに確保するかというところは問題になっている中で、平成26年度、看護師を100人増やされているという実績はとても努力されていると思います

出耒顧問

 看護師の確保については重点的に取り組んできました。人材を確保してから、いかに職員満足度を上げるかというところが一番大きな課題でありましたが、当院で勤務している看護師が自ら情報発信し、約100人の看護師を確保できたことは、当院が働きやすい職場環境であることを証明できたと思います。

杉本委員長

 やはり、ここで働きたいと思う病院には良い人材が集まり、働きたくないと思われれば人材は去っていきます。経営やお金の面ではなく、職員のやる気ややりがいに注目して取り組みをされた結果が、看護師確保にもつながっているのだろうなと思います。
 では、財務内容の改善である大項目第3に係る評価について、平成26年度の年度評価は評価Aですが、中期目標期間中の評価を評価Sにするのかどうかというところです。特にこの3年間で大きな成果が得られているというのであれば評価Sでいいと思いますが、いかがでしょうか。

篠藤委員

 評価Sにするのであれば、判断理由の書き方を変えなければいけないと思います。費用の節減の最終評価が4であるにもかかわらず評価Sという評価をするのであれば、この記述では何かすごい費用削減への取り組みをしたのかが分かりません。

杉本委員長

 評価Sには近いけれども、評価はAに留めておくべきというご意見でしょうか。

篠藤委員

 はい。やはり単年度の評価を並べ、判断理由の記載を見れば、そのような気がいたします。

杉本委員長

 各年度の評価がすべて評価Aであっても、それぞれが評価Sに近い評価Aということであれば、中期目標期間での評価は評価Sと評価することもあり得ると思います。しかし、今回の場合は、評価Sに近い評価Aが妥当ではないかというご意見でしたが、それでよろしいでしょうか。
  (異議なし)
 
 それでは、そのような評価にいたします。
 記載内容そのものについて修正すべき箇所はないということで。中期目標期間中の業務実績に係る評価結果報告書については、これで決定いたします。
 さて、平成26年度業務実績と、中期目標期間中の業務実績とに係る、2冊の評価結果報告書を正式に決定していきたいと思います。先程も言いましたように、業務実績評価の基本方針で、「評価委員会は、評価結果の決定をする際、法人に、評価結果(案)に対する意見申立ての機会を与える」ことになっております。
 法人は、何か意見がありますか。

北村理事長

 意見申し立ての機会をいただき、ありがとうございます。
 先程、委員の皆様より、平成26年度は限りなく評価Sに近い評価Aをいただきました。大項目評価において、平成24年度評価A、平成25年度評価A、平成26年度評価Aが3年間通してA評価になるのか、それともS評価になるのかご判断頂きたいと思います。
当院のこの3年間をみますと60%の収益増を達成できたということについては、評価Sをいただけないかというのが、正直なところであります。当院の特に優れた項目について評価の再考をしていただきたいと考えております。

杉本委員長

 評価Sに対する重みづけを、どう認識するかだと思います。
 法人側の意見を聞いて最終的な結論を出すということになっています。平成26年度、あるいは中期目標期間中の評価を通じて最終的な評価を決定していきたいと思います。いかがでしょうか。

岡原委員

 結局のところ、各年度の評価がすべて評価Aであっても、最終的には評価Sと評価することもあり得るのと思います。なぜなら、各年度の評価Aという評価の中にも、良いところがたくさん入っている訳ですから。3年間の総評価は評価Sとなってもいいと言うのが、私の意見です。

寺口本部長

 評価方法について確認しておきたいのですが、年度の評価に関しましては、評価Aと評価Sの違いは、特筆すべき進捗があったかという判断基準になると理解しております。中期目標期間中の評価に関しましては、3年間の実績が中期目標を大幅に上回ると評価S、中期目標を達成すれば評価Aというところになります。
 先程、ご意見でもありましたとおり、単年度評価の特筆という部分に関して不足があったとしても、中期目標期間中の評価では3年間を通じて中期目標を大幅に上回った場合はS評価をいただけるということで、3年間の経常収益が10億円から16億円と、中期目標を160%大幅に上回ったというところで、S評価をいただけるものと考えておりました。

篠藤委員

 確かに収益目標を大幅に上回るのは事実であります。この点を評価するのであれば、評価はSでもいいと思います。あとは書き方について、ここを3年間、中期計画の期間を通してこうであったと、もう少しアピールした書き方をしていただきたいです。

安藤健康医療推進課長補佐

 今回の評価結果報告書案の判断理由の記述についてですが、評価Aの場合の案として書かせていただいております。当然、評価を評価Sにする場合は、委員のご意見を反映させた上で、記述内容も変更いたします。

杉本委員長

 皆様のご意見をまとめますと、平成26年度に関しては評価A、中期目標期間中に関しては目標を大幅に上回っているということで評価Sということにしたいと思うのですか。よろしいでしょうか。
 また、判断理由に関しては、評価Sにふさわしいものに書き直し、その案に関しては、委員の皆さんに確認していただくということでよろしいでしょうか。
  (異議なし)

 では、平成26年度の年度評価としては評価A、中期目標期間中の評価は評価Sにいたします。

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