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「街角やきものセレクション」学芸員のちょこっと解説

更新日:2022年8月18日

 ここでは、町家歴史館で開催中の「街角やきものセレクション」に展示している「やきもの」について簡単に解説します。

解説

青花せいかとは

 白色の素地に酸化コバルトの顔料で文様を描き、ガラス質の透明な釉をかけて焼いた陶磁器です。顔料は元々黒色か茶色を呈していますが、焼成することによって綺麗な青色に発色します。このような技術を「染付」と言い、なかでも中国で焼かれたものは「青花」と呼ばれています。
 中国では元時代(14世紀)より生産が活発になり、多くの優品が海外へ輸出されました。今回の展示では、堺環濠都市遺跡より出土した青花をご覧いただきます。

青花鳳凰文盤せいかほうおうもんばん

 中央に一羽の鳳凰を描き、その周囲に草花を散りばめています。この盤はしょう州窯系であると考えられます。

 SKT448-2(堺区戎之町東1丁)の調査では、現在と同方向の主軸を持つ町屋跡を検出しており、せん列建物の内部から備前焼や青花など、多くの陶磁器が出土しました。この盤は建物跡の一つ(SB19)から出土しています。

 

 SKT448-2地点(堺区戎之町東1丁)出土

 16世紀後半~17世紀初頭

 堺市文化財課所蔵

青花牡丹唐草文碗せいかぼたんからくさもんわん

 外側に牡丹唐草文を施し、内側に牡丹を配した碗です。景徳鎮窯系であると考えられます。

 SKT772地点(堺区中之町西3丁)の調査では、16世紀前半~17世紀初頭の町屋跡を検出しました。そのほかにも、大坂夏の陣で被災したせん列建物が良好に残っており、その中から青花を含む大量の陶磁器が出土しました。

 

SKT772地点(堺区中之町西3丁)出土

16世紀後半~16世紀末

堺市文化財課所蔵

青花官人文皿せいかかんじんもんさら

 中央に官人を描いた皿で、官人の後ろには鹿の顔がのぞいています。青花牡丹唐草文碗と同じく、景徳鎮窯系であると考えられます。光沢のある白地と、はっきりと発色した青色が特徴です。

 

SKT6地点(堺区大町西2丁)出土

16世紀後半~16世紀末

堺市文化財課所蔵

景徳鎮窯・しょう州窯 位置図

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