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「街角やきものセレクション」学芸員のちょこっと解説

更新日:2022年3月3日

 ここでは、令和4年2月23日より町家歴史館で開催中の「街角やきものセレクション」に展示している「やきもの」について簡単に解説します。

解説

黒織部くろおりべ 茶碗ちゃわん

 茶碗とは、茶を点て飲むための器です。
 「織部」という名称は、千利休の弟子で美濃出身の茶人である古田織部が好んだと言われていることから呼ばれています。黒織部の黒色は、焼成中に窯から引き出して急冷することによって、鉄釉を漆黒に発色させています。

17世紀初頭
堺環濠都市遺跡(SKT1029地点,堺区熊野町東2丁)出土
堺市文化財課所蔵

美濃みの 鉄釉茶入てつゆうちゃいれ

 茶入とは、抹茶を入れる小さな壺のことです。本来は中国製のものが用いられていましたが、中国製品が高価で稀少であるため、比較的入手しやすい瀬戸・美濃製の国産茶入が広く流通しました。
 美濃窯は現在の岐阜県土岐市・多治見市などの地域に広がる一大窯業地です。

17世紀初頭
堺環濠都市遺跡(SKT1029地点,堺区熊野町東2丁)出土
堺市文化財課所蔵

瀬戸せと 灰釉聞香炉かいゆうもんこうろ

 聞香炉とは、手に取ってお香のかおりを鑑賞するための容器です。
 瀬戸窯とは、現在の愛知県瀬戸市を中心とする地域に広がる一大窯業地です。その始まりは、10世紀後半の灰釉陶器の生産に遡ります。瀬戸窯では香炉のほかにも、茶碗や向付、水指といった茶陶も生産していました。

16世紀末~17世紀初頭
堺環濠都市遺跡(SKT772地点,堺区中之町西3丁)出土
堺市文化財課所蔵

唐津からつ 鉄絵向付てつえむこうづけ

 向付とは、懐石料理に用いる器種の一つで、基本的には「そろえ」という何点かのセットで所持します。形は皿にちかいものから、筒状のものまで様々です。
 唐津焼は肥前地域(現在の佐賀県・長崎県)を中心とする窯業地で生産されているやきものです。基本的には、碗・皿類の日常雑器の生産を主体としますが、茶碗・向付などの茶陶も生産していました。

16世紀末~17世紀初頭
堺環濠都市遺跡(SKT655地点,戎之町西1丁)出土
堺市文化財課所蔵

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