堺市博物館企画展 「仁徳天皇陵と近代の堺」
〔説明〕
これは、A4縦 両面カラーのチラシです。
〔説明終わり〕
発行 堺市博物館 2024年
テキスト化凡例
1 オモテ面とウラ面があります。
2 テキスト化の際に加えた説明は〔〕(亀甲かっこ)で囲んでいます。
3 ルビは《》(二重山かっこ)で囲んでいます。
4 写真・イラストは【】(墨付きかっこ)で囲んでいます。
テキスト化凡例終わり
〔オモテ面〕
企画展 仁徳天皇陵と近代の堺
宮内庁宮内公文書館《くないこうぶんしょかん》・堺市博物館・関西大学 共催展
2024年(令和六年)9月14日(土)〜11月10日(日)
◆開催場所◆ 堺市博物館
[開館時間]午前9時30分〜午後5時15分(入館は午後4時30分まで)
[休館日]月曜日 (9月16日, 23日, 10月14日, 11月4日(いずれも月・祝)は開館)
[観覧料]一般 200円(160 円)、高校・大学生100円(70円)、小・中学生50円(30円)
※( )内は20名以上の団体料金
※堺市在住・在学の小・中学生は無料
※堺市在住の 65歳以上の方、障害のある方は無料(要証明書)
明治期以降の仁徳天皇陵では、宮内省諸陵寮《くないしょうしょりょうりょう》により拝所等の整備が進められました。同時に仁徳天皇陵の濠水《ほりみず》を灌漑用水として利用するなど、地域住民に欠かせない生活資源として、維持・管理されてきました。一方で、行幸・行啓《ぎょうこう・ぎょうけい》など非日常的な営みのなかで、皇室と堺との新たな関係性が構築されるのも近代における特徴のひとつです。
このように堺の人びとが、仁徳天皇陵を中心とした陵墓と密接に関わり合い共存してきたことは、さまざまな資料からうかがい知ることができます。本展示では宮内公文書館《くないこうぶんしょかん》が所蔵する公文書《こうぶんしょ》と地域に残された資料から、仁徳天皇陵をはじめとした陵墓の管理を中心に、近代の皇室と堺との関係を読み解きます。
【写真3枚】
1 「御陵図《ごりょうず》」仁徳天皇陵 俯瞰図
宮内公文書館蔵《くないこうぶんしょかんぞう》
〔説明〕
仁徳天皇陵を南東からみた様子を描いた絵です。中央に2つ盛り上がりのある丘があり、木々が生い茂っています。丘の周囲には濠があり、濠の周囲にも木々が植えられています。その周囲も濠によって囲まれており、左下には四角く柵に囲まれた場所があります。柵の中には鳥居が直線上に2つ配置されています。柵に囲まれた場所は橋によって陸とつながっています。絵には注釈が黒字で記されています。
〔説明終わり〕
2 仁徳天皇陵 御陵印《ごりょういん》 印影
古市陵墓監区事務所蔵《ふるいちりょうぼかんくじむしょぞう》
〔説明〕
朱色の印影です。印影は正方形で、篆書体《てんしょたい》とよばれる複雑な文字によって「仁徳天皇百舌鳥耳原中陵《にんとくてんのうもずのみみはらのなかのみささぎ》」と記されています。
〔説明終わり〕
3 明治天皇行幸《ぎょうこう》 熊野《ゆや》小学校到着図
堺市立熊野《ゆや》小学校蔵
〔説明〕
騎馬や馬車の行列が建物へ入っていく様子を描いた絵です。行列は右中央から左上の門に向かって続いています。装飾が施された馬に乗り旗を掲げた兵士たちが整然とならんでいます。行列中には豪華な馬車も含まれています。馬車は装飾が施されており、重要な人物(明治天皇)が乗っていることが推測されます。行列の手前には多くの観衆が描かれています。観衆は行列を見守っており、行列の重要性を示しています。背景には木造の建物が描かれており、建物のそばには草木が整然と並べられています。門には白い菊の紋章が入った青い幕がかかり、日の丸の旗が掲げられています。門の付近には多くの人々が立ち並んでおり、行列を待つ様子が描かれています。
〔説明終わり〕
【写真終わり】
〔ウラ面〕
宮内庁宮内公文書館《くないこうぶんしょかん》・堺市博物館・関西大学 共催展
令和6(2024)年9月14日(土)〜11月10日(日)
企画展 仁徳天皇陵と近代の堺
展示構成・主な展示資料
第一章
近代における陵墓管理の始まり
(展示資料)仁徳天皇陵平面図(宮内公文書館蔵《くないこうぶんしょかんぞう》)、甲冑図(宮内公文書館蔵《くないこうぶんしょかんぞう》)など
第二章
明治から戦前における仁徳天皇陵
(展示資料)仁徳天皇御陵前修営之図(宮内公文書館蔵《くないこうぶんしょかんぞう》)、舳松《へのまつ》村・向井村両村長による第三濠《ぼり》復旧の嘆願書(宮内公文書館蔵《くないこうぶんしょかんぞう》)など
第三章
堺の人びとと仁徳天皇陵
(展示資料)百舌鳥古墳群配置図(個人蔵) 、陵印軸《りょういんじく》(堺市博物館蔵)など
第四章
堺への行幸・行啓《ぎょうこう・ぎょうけい》と仁徳天皇陵の御参拝
(展示資料)明治天皇行幸小学校生徒授業天覧図(堺市立熊野《ゆや》小学校蔵)
、天皇・皇后の水族館行幸・行啓《ぎょうこう・ぎょうけい》記事(宮内公文書館蔵《くないこうぶんしょかんぞう》)など
第五章
写された陵墓〜谷村為海《いかい》の残した古写真を中心に〜
(展示資料)仁徳天皇陵遠望写真(堺市博物館蔵)
、仁徳天皇陵拝所写真(堺市博物館蔵)など
第六章
これからの仁徳天皇陵
(展示資料)パネル・映像にて構成
【写真4枚】
1 「御陵図《ごりょうず》」仁徳天皇陵 平面図
宮内公文書館蔵《くないこうぶんしょかんぞう》
〔説明〕
空から見た仁徳天皇陵を描いた絵図です。中央に鍵穴の形をした仁徳天皇陵が描かれています。左側が円形、右側が四角形になっています。古墳の高低は層ごとに区分されて表現されています。古墳の周囲には注釈や説明が黒字・赤字で記されています。
〔説明終わり〕
2 仁徳天皇御陵前修営之図《にんとくてんのうごりょうまえしゅうえいのず》
宮内公文書館蔵《くないこうぶんしょかんぞう》
〔説明〕
仁徳天皇陵を描いた絵図の一部を拡大した画像です。上部中央に鳥居が描かれています。鳥居の前方部の左右には石燈籠が配置されており、鳥居は低い壇の上に配置されています。周辺には多数の樹木が配置されています。左下から鳥居に向かって直線で道が描かれており、途中で濠と石の柵および赤い門によって区切られています。
〔説明終わり〕
3 舳松《へのまつ》村・向井村両村長による第三濠《ぼり》復旧の嘆願書
宮内公文書館蔵《くないこうぶんしょかんぞう》
〔説明〕
手書きの文書です。赤い罫線が入った縦書きの紙に、墨で文字が記されています。
〔説明終わり〕
4 御椅子《ごいし》
堺市立熊野《ゆや》小学校蔵
〔説明〕
古い木製の椅子です。黒い布が背もたれと座面に張られています。全体的にクラシックなデザインです。
〔説明終わり〕
【写真終わり】
〔関連イベントとして事前申込を必要とするイベントが4つあります。〕
1 講演会(第1回)
要事前申込(応募者多数の場合は抽選)電子申請〔または〕往復はがき
〔開催日時〕9月22日(日・祝)午後1時30分〜午後3時40分
〔テーマ1〕
[講演]宮内公文書館《くないこうぶんしょかん》所蔵資料からみる皇室と堺
[講師]毛利拓臣《もうりひろたか》氏(宮内庁宮内公文書館《くないこうぶんしょかん》研究職)
〔テーマ2〕
[講演]濠水《ほりみず》と阪和電鉄
[講師]官田光史《かんだあきふみ》氏(関西大学教授)
[会場]堺市博物館ホール
[定員]80名
[参加費]無料
[申込期間]8月5日(月)〜9月13日(金)
2 講演会(第2回)
要事前申込(応募者多数の場合は抽選)電子申請〔または〕往復はがき
〔開催日時〕10月6日(日)午後1時30分〜午後3時40分
〔テーマ1〕
[講演]いつから百舌鳥古墳群として把握されたのか
[講師]白神典之《しらかみのりゆき》氏(堺市博物館学芸員)
〔テーマ2〕
[講演]三次元点群データを活用した仁徳天皇陵の維持管理
[講師]小山倫史《こやまともふみ》氏(関西大学教授)
[会場]堺市博物館ホール
[定員]80名
[参加費]無料
[申込期間]8月19日(月)〜9月27日(金)
3 シンポジウム
要事前申込(応募者多数の場合は抽選)電子申請〔または〕往復はがき
[日時]10月13日(日)午後1時〜午後4時40分
[基調講演]近代における仁徳天皇陵の整備と保全
[講師]徳田誠志《とくだまさし》氏(関西大学客員教授)
[講演@]明治期の仁徳天皇陵と地域社会
[講師]石川雄大《いしかわゆうだい》氏(関西大学大学院生)
[講 演A]韓国の世界遺産からみた百舌鳥・古市古墳群とその時代
[講師]井上主税《いのうえちから》氏(関西大学教授)
[パネル討論]
[会場]関西大学堺キャンパス(堺市堺区香ヶ丘町《かおりがおか》1丁11−1)
[定員]300
名
[参加費]無料
[申込期間]9月2日(月)〜10月4日(金)
4 現地見学会
要事前申込(応募者多数の場合は抽選)電子申請〔または〕往復はがき
[日時]11月9日(土) @午後1時〜午後2時30分 A午後2時30分〜午後4時
[内容]企画展の展示解説の後、近代に古墳周辺で行われたさまざまな出来事の解説を聞きながら散策(※三国ヶ丘駅周辺で解散予定)
[講師]徳田誠志《とくだまさし》氏、石川雄大《いしかわゆうだい》氏、堺市博物館学芸員
[集合場所]堺市博物館
[定員]各回20名
[参加費]要観覧料
[申込期間]9月24日(火)〜10月30日(水)
申込方法〔2通りあります〕
1 電子申請
申込期間内に堺市博物館ホームページ(下記の二次元コード)より申込ページにアクセスしてください。
(事前申込方法)詳細はこちらから
〔堺市博物館の二次元コードがあります〕
[URL]https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/ exhibition/kikaku_tokubetsu/kindainosakai.html〔読み〕《エイチティーティーピーエス コロン スラッシュスラッシュ ダブリューダブリューダブリュー ドット シティー シーアイティーワイ ドット サカイ エスエーケーエーアイ ドット エルジー ドット ジェイピー スラッシュ カンコー ケイエーエヌケーオー スラッシュ ハクブツカン エイチエーケーユービーユーティーエスユーケーエーエヌ スラッシュ エキジビション イーエックスエイチアイビーアイティーアイオーエヌ スラッシュ キカク ケーアイケーエーケーユー
アンダーバー トクベツ ティーオーケーユービーイーティーエスユー スラッシュ キンダイノサカイ ケーアイエヌディーエーアイエヌオーエスエーケーエーアイ ドット エイチティーエムエル》
2 往復はがき
締切日必着
往信面に「@イベント日、Aイベント名、B申込者住所・氏名・電話番号」、返信面に返信先をご記入の上、堺市博物館まで郵送ください。(1通につき1イベント1名 )
〔事前申込不要のイベントが1つあります〕
1 展示解説
〔開催日時〕第1回9月22日(日・祝)午前11時〜午前11時30分
第2回10月6日(日)午前11時〜午前11時30分
[内容]企画展の担当学芸員が展示品を解説します
[会場]堺市博物館展示場
[定員]20名程度
[参加費]要観覧料
※仁徳天皇陵については、仁徳天皇陵古墳・大仙陵古墳・大山《だいせん》古墳などさまざまな呼称がありますが、本展示では「仁徳天皇陵」の呼称で統一します。
次回の企画展
「羅漢《らかん》・役行者《えんのぎょうじゃ》・行基−山の修行者の系譜−」
[会期]令和6(2024)年11月23日(土・祝)〜12月22日(日)
堺市博物館 SAKAI CITY MUSEUM
〒590-0802
堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
TEL:072-245-6201 FAX:072-245-6263
〔HP〕 https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/ 〔読み〕《エイチティーティーピーエス コロン スラッシュスラッシュ ダブリューダブリューダブリュー ドット シティー シーアイティーワイ ドット サカイ エスエーケーエーアイ ドット エルジー ドット ジェイピー スラッシュ カンコー ケイエーエヌケーオー スラッシュ ハクブツカン エイチエーケーユービーユーティーエスユーケーエーエヌ スラッシュ》
〔Facebook〕https://www.facebook.com/sakaishihaku/〔読み〕《エイチティーティーピーエス コロン スラッシュスラッシュ ダブリューダブリューダブリュー ドット フェイスブック エフエーシーイービーオーオーケー ドット コム シーオーエム スラッシュ サカイシハク エスエーケーエーアイエスエイチアイエイチエーケーユー スラッシュ》
交通案内
[電車]JR
阪和線「百舌鳥」駅下車 約500m
[バス]南海高野線「堺東」駅から南海バス(140系統で約10分)、バス停「堺市博物館前」下車約280m
[駐車場]大仙公園第3駐車場(有料)
【地図】
〔説明〕
大仙公園内にある、堺市博物館への交通案内地図です。
JRと南海高野線が交差している三国ヶ丘駅から、JRで和歌山方面の次の駅が「JR百舌鳥」駅です。
百舌鳥駅の西側から「御陵通」を西へ行くと、南側に「大仙公園」があり、北側は「仁徳天皇陵古墳」です。
仁徳天皇陵古墳側に有料駐車場と百舌鳥古墳群ビジターセンターが並んでいます。仁徳天皇陵前に、バス停「堺市博物館前」があり大仙公園入口です。
御陵通を西に進むと「大阪和泉泉南線」、「国道26号線」と交差しています。
〔説明終わり〕
【地図終わり】
以上で、堺市博物館 企画展「仁徳天皇陵と近代の堺」のテキスト化を終わります。
製作 堺市健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター
製作協力 テキスト化堺
製作完了 2024年9月