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【視察レポート】禾和書(かにこ)書の会(2022年7月5日)

更新日:2022年10月4日

禾和書(かにこ)書の会

新金岡駅の階段を上がるとすぐ、新金岡東校区地域会館2階で毎週火曜に行われる禾和書の会を訪ねました。紺色の毛せんを敷いた机には小学生がひとり。すっと「たき」と書きました。小学1年生の夏休みに書の宿題が出て、書道教室を体験して楽しかったので2年生から通っているそうです。1時間程するとお祖母さんが迎えに来て、次に高校生が入ってきました。ダンスと書を習っているとのことでした。

この会は、楽しく書を学ぶことがモットー。「コロナ禍の時に、書は自分でできること、それはしあわせなことと気づいた」と主宰する堀田先生は語ります。「コミュニティがある、話せる仲間がいることも、自分が無でないと感じられた」と。

この場に流れる時間は静かな集中力に満ちています。終了時間が近づく頃、仕事帰りの人が自宅で書いた束を先生の前に置きました。朱の筆を持ち、先生は字の形、筆の運びをひとつひとつ見てゆきます。「考えて書くの」。「ひょいと起こして」。「しゅー、とん」。思考、姿勢、筆を持つ筋肉、コツコツと続けて身につく自分だけのもの。薄い白の紙に墨色となって表れます。

令和4年度堺市文化芸術活動応援補助金に採択された秋冬に予定している展覧会には、教室の方だけでなくさまざまな方に出展してほしいとのことで、障害を持つ人が通う就労支援B型事業所をご紹介しました。

(令和4年度堺市文化芸術活動応援補助金採択事業関連)

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