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津波避難対策について

更新日:2022年6月22日

 市では、東日本大震災の津波被害の教訓を踏まえ、南海トラフ巨大地震に伴う最大クラスの津波から市民等の生命や安全を守るため、津波避難対策に取り組んでいます。

津波からの避難

1.強い揺れを感じたり、大津波警報等が発表されたときは

 堺市では地震発生後、約100分で津波の第1波が到達すると想定されます。

(1)津波は自然現象であり、想定を超える津波が発生する可能性もあるため、JR阪和線を目標に、東の高い所へ徒歩で避難しましょう。
(2)逃げ遅れた方、遠くまで逃げることが困難な方は、津波避難ビルなど高いところへ避難しましょう。

(注記)津波避難ビル・・・津波浸水想定地域以外の高台に逃げることが困難な場合、緊急一時避難場所として、鉄筋コンクリートまたは鉄骨鉄筋コンクリート造で耐震性の基準を満たし、3階以上の高さのある建物を津波避難ビルに指定しています。外からわかるように、入り口付近などにプレート【図1】を掲げています。

 また、日頃から地域の標高を意識し、いざという時の避難に役立てることができるように標高を表示する看板【図2】を津波浸水想定地域を中心に設置しています。
 この看板は、設置している地盤面の標高を示したもので、堺区で260箇所、西区で120箇所に、津波避難経路上などの電柱に設置しています。

2.津波避難対象地域と津波注意地域

津波避難対象地域

津波警報、大津波警報時に直ちに避難する地域(国道26号線や阪堺電気鉄道より海側)。津波警報、大津波警報が発表されたときに津波避難対象地域に避難指示を発令します。

津波注意地域

大津波警報発表時は、直ちに避難できるよう準備し、情報収集に努める地域(津波浸水想定区域より東側で、標高6.8メートルより低い地域)。大津波警報が発表され、想定を超える津波が確認されたときに津波避難対象地域に対して避難指示を発令します。

津波避難対象地域と津波注意地域の地図

3.地震発生から津波避難までの行動

 津波避難対象地域や津波注意地域を確認し、強い揺れや長い揺れを感じたときにすぐに避難ができるよう備えておきましょう。

地震が発生したら

地震発生から津波到達まで約100分と考えられています。身体の安全を確保し、揺れがおさまったらテレビやラジオなどで津波に関する情報を収集しましょう。

「大津波警報」発表の場合

  • 津波避難対象地域
    市から避難指示が出ます。直ちに避難を開始してください。
  • 津波注意地域
    想定を上回る津波が発生した場合、市から避難指示が出ます。直ちに避難を開始してください。

「津波警報」発表の場合

  • 津波避難対象地域
    市から避難指示が出ます。直ちに避難を開始してください。
  • 津波注意地域
    テレビやラジオなどで津波に関する情報収集に努めてください。

「津波注意報」発表の場合

海岸や川の河口付近にいる方は、その場から離れてください。

避難する時は

「大津波警報」、「津波警報」が発表され、避難する時は、JR阪和線を目標に、東の標高の高い所へ徒歩で避難してください。
また、安全が確認されるまで(津波注意報の解除など)避難場所などに留まりましょう。

地震発生から津波避難までの行動をまとめた図

4.堺市などからの避難情報

 市では防災スピーカーやインターネット、携帯メール、テレビ・ラジオを通じて、市民の皆さんに避難情報をお知らせします。停電などにより情報が受信できないことも想定し、電池式ラジオなどからも情報を入手できるよう備えるようにしましょう。

携帯電話・スマートフォンなどを活用した情報収集

携帯電話・スマートフォンなどには、市や気象庁から緊急速報メールなどが配信されます。情報収集手段として活用しましょう。

自動配信される情報
(緊急速報メール)

  • 災害情報
    津波警報・大津波警報、緊急地震速報
  • 避難情報
    避難指示(緊急)など

登録によって配信される情報
(防災情報メール)

  • 災害情報
    津波警報・大津波警報その他 気象情報など

  • 避難情報
    避難指示(緊急)など

(注記)受信可能機種などは各社に問い合わせください。

  • 防災情報メールの登録について

touroku@osaka-bousai.net に空メールを送信するか、左記QRコードから手続きを行ってください。

避難指示の時のサイレンの鳴り方

サイレン音(ウー)1分、無音5秒を、約5分繰り返した後、避難音声を流します。その後、サイレン音(ウー)、無音を繰り返します。

避難指示の時のサイレンの鳴り方のイラスト

5.津波ハザードマップを活用しましょう

 津波浸水のおそれのある沿岸部の各小学校区において、地域の皆さんと共にワークショップを開催しました。ワークショップでは地域の視点で検討した避難経路や避難目標、津波避難ビルなどを掲載する津波ハザードマップを作成しました。
 日頃から目のつく所に貼ったり、避難訓練の時に活用したりしましょう。

6.避難をするときに注意すること

【津波避難8カ条】

 地震発生後、約100分で津波の第1波が到達すると想定されます。あわてずに落ち着いて避難しましょう。また津波は何度も押し寄せてきます。津波注意報の解除など安全が確認できるまで安全な避難場所等に留まりましょう。

(1)地震の揺れを感じたら津波に注意!
 地震の揺れを感じたら、まず身体の安全を確保しましょう。安全が確保されたら津波に関しての情報を確認しましょう。
(2)テレビ・ラジオや市の広報で正しい情報を!
 テレビ・ラジオや携帯電話などを活用して、正確な情報を入手しましょう。
(3)避難情報が出たらすぐに避難!
 防災スピーカーや携帯メール、テレビ、ラジオなどで避難情報が出たら率先して避難しましょう。たとえ避難情報が出る前でも早めの自主避難を心がけてください。
(4)避難は徒歩で!
 車での避難は、渋滞・混乱を引き起こすので避け、徒歩で避難しましょう。
(5)海岸や川には近づかない!
 海岸に近づかないことはもちろん、津波は市街地よりも川を速くさかのぼりますので、できるだけ川に近づかず避難しましょう。
(6)地域での協力が大切です!
 避難の時にはご近所にも声をかけ合い、みんなでケガや病気の方などの手助けを行い、地域で協力し合う避難を心がけましょう。
(7)お年寄りやお体の不自由な方などの避難に協力を!
 避難する時に、お年寄りやお体の不自由な方を見かけたら、地域で協力しましょう。また、長い距離を歩くのが難しい場合は、緊急避難場所として近くの津波避難ビルへ避難しましょう。
(8)水が引いても安全が確認できるまで戻らない!
 津波は第1波、第2波と何度も押し寄せてきます。津波注意報の解除など安全が確認できるまで避難場所等に留まりましょう。

堺市津波避難計画

 浸水想定地域内で地域の皆さんと共に開催した津波避難に関するワークショップなどを踏まえ、迅速かつ的確な避難行動に資するよう地域毎に避難目標や避難経路などの避難方策を明確にし、津波避難の基本的事項を定めたものです。

津波避難訓練への取り組み

 津波避難は、住民自らが主体的に迅速かつ確実に避難を行うことが重要です。地元の皆さんが中心となって津波避難訓練などの取組みを進めています。

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このページの作成担当

危機管理室 防災課

電話番号:072-228-7605

ファクス:072-222-7339

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館3階

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