最終更新日:2018年4月1日
堺市国民健康保険では、メタボリックシンドロームに着目し、糖尿病等の有病者と予備群の減少を目指すため、特定健康診査及び特定保健指導を実施します。
肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
メタボリックシンドロームになると、動脈硬化を進行させ、心臓病や脳卒中といった命にかかわる病気の危険性が急激に高まります。
腹囲が85センチメートル以上(男性)・90センチメートル以上(女性)の方で、次の3項目のうち2つ以上に該当する方がメタボリックシンドロームとなります。
〈1〉高血糖(空腹時血糖110ミリグラム/デシリットル以上)
〈2〉血清脂質異常(中性脂肪150ミリグラム/デシリットル以上、またはHDLコレステロール40ミリグラム/デシリットル未満)
〈3〉血圧高値(収縮期130ミリメートルエイチジー以上、または拡張期85ミリメートルエイチジー以上)
※堺市国民健康保険以外の方は、お持ちの健康保険証をご確認の上、加入されている医療保険者にお尋ねください。
堺市国民健康保険被保険者(40歳以上74歳まで)
血圧や血液などの検査と腹囲測定(へそ周りの測定)。
無料
特定健康診査の結果、特定保健指導の対象となる方(糖尿病、高血圧症または脂質異常症の治療に係る薬剤を服用している方は除く)は以下の表1のとおりです。該当した方については、健診後に特定保健指導の案内をします。
なお、表1で「喫煙あり」とは、合計100本以上、または6カ月以上吸っており、最近1カ月も吸っていることをさします。
腹囲またはBMI |
下の表2(血糖・脂質・血圧)のうち該当する項目数 |
特定保健指導の種類 |
---|---|---|
腹囲が男性85センチ以上 |
下の表2のうち2つ以上該当 |
積極的支援 |
下の表2のうち1つ該当で喫煙あり |
積極的支援 |
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下の表2のうち1つ該当で喫煙なし |
動機付け支援 |
|
腹囲が男性85センチ未満女性90センチ未満でBMIが25以上 |
下の表2のうち3つ該当 |
積極的支援 |
下の表2のうち2つ該当で喫煙あり |
積極的支援 |
|
下の表2のうち2つ該当で喫煙なし |
動機付け支援 |
|
下の表2のうち1つ該当 |
動機付け支援 |
血糖 |
空腹時血糖100ミリグラム/デシリットル以上または HbA1c(NGSP)5.6%以上 (空腹時血糖の結果を優先) |
---|---|
脂質 |
中性脂肪150ミリグラム/デシリットル以上または HDLコレステロール40ミリグラム/デシリットル未満 |
血圧 |
収縮期130ミリメートルエイチジー以上または 拡張期85ミリメートルエイチジー以上 |
※堺市国民健康保険以外の方は、お持ちの健康保険証をご確認の上、加入されている医療保険者にお尋ねください。
「特定健康診査」の結果によりメタボリックシンドロームの該当者および予備群と判定された方(特定保健指導の種類が積極的支援または動機付け支援の方)
3カ月間
医師、保健師、管理栄養士などにより生活習慣の改善に向けアドバイスいたします。
無料
特定保健指導の種類 |
保健指導の内容 |
実施機関 |
---|---|---|
動機付け支援 |
初回面接→各自で生活習慣改善に向け取り組む→最終評価(3カ月後) |
医療機関 |
積極的支援 |
初回面接→各自で生活習慣改善に向けた支援を実施→最終評価(3カ月後) |
医療機関又は 保健センター |
※初回面接では医師・保健師・管理栄養士等にアドバイスを受けて、生活習慣の改善に向け行動目標・計画を作成します。
最終評価では目標が達成できたか、健康状態や生活習慣が改善できたかなどを確認します。
堺市 健康部 健康医療推進課 お問い合わせはこちらへ
※ 堺市国民健康保険以外の方は、お持ちの健康保険証をご確認の上、加入されている医療保険者にお尋ねください。
市では、平成26年4月より、厚生労働科学研究費補助金(戦略研究)の「生活習慣病重症化予防のための戦略研究」(実施主体:国立大学法人 大阪大学)に参加しています。
研究内容の詳細ならびに研究に関するお問い合わせにつきましては、生活習慣病重症化予防のための戦略研究ホームページをご覧ください。
健康福祉局 健康部 健康医療推進課
電話:072-222-9936