星曼荼羅図
更新日:2021年10月15日
指定区分
大阪府指定有形文化財
説明
星曼荼羅図(ほしまんだらず)は人間の運命を左右すると考えられている星々を供養し、災害などからのがれ寿命がのびるように祈る法会の本尊として用いられてきました。
本図は画面中央上部には、熾盛光仏(しじょうこうぶつ)を中心に周囲をとりまく五曜星、二重の円相の内側に十二宮、外側に二十八宿、画面上部には北斗七星などの天上の世界が描かれています。
これに対して画面下部には閻魔天(えんまてん)を中心として泰山府君(たいざんふくん)と五道大神(ごどうたいじん)、司命(しめい)・司録(しろく)など地獄の世界が展開されます。
円形構成の星曼荼羅の中でも特異な構図をもち、このような構図成立の思想的背景が注目される作品です。
宗教法人 宝積院
特徴・大きさ
絹本著色 120.2センチメートル×62.1センチメートル
時代
南北朝時代
指定年月日
昭和52年3月31日
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