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平成23年度第1回堺市阪堺線活性化推進懇話会 会議録

更新日:2012年12月19日

1 開催日時 平成23年7月30日(土曜)、午後2時から4時
2 開催場所 堺市総合福祉会館5階 職員能力開発センター 第三会議室
3 出席者 ・懇話会委員
  • 座長:塚本委員(大阪産業大学人間環境学部教授)
  • 委員:伊藤委員(広島工業大学工学部都市デザイン工学科准教授)、絹川委員(錦綾校区自治連合会会長)、平山委員(浜寺昭和校区自治連合会会長)、弘瀬委員(NPO法人堺観光ボランティア協会理事ガイド部長)、久保委員(堺市女性団体協議会 事務局長)、浅香委員(一般社団法人堺市老人クラブ連合会堺区女性部会部会長)、河盛委員(大醤株式会社代表取締役社長)、高田委員(堺市商店連合会副会長)、福井委員(NPO法人 RACDA大阪・堺理事長)、松永委員(つーる・ど・堺 ライター)、岸田委員(企業組合HUCA・C専務理事)、西口委員(市民委員)、明神委員(市民委員)
・事務局:阪堺電気軌道株式会社、堺市建築都市局

開会(挨拶、委員・事務局紹介、座長の選任)

事務局

 座長を互選で選んでいただきたい。

伊藤委員

 これまでも交通に関し堺をフィールドに関わられている塚本先生が適当と考える。

事務局

 ご提案について委員の皆様のご意見を伺いたい。

(拍手により承認)

阪堺線の存続に係る主な検討経緯等について

平山委員

 委員の意見に対しては、実行可能なものは実行し、できない場合は理由を説明するなど、きちんと対応していただきたい。

事務局

 議論の結果はホームページ等で公開させていただく。ご要望の趣旨を踏まえて懇話会を進めていきたい。

懇話会の目的・検証の考え方・進め方について

平山委員

 この懇話会と資料にある運営委員会は、どのような関係にあるのか。

事務局

 過去に存廃問題があった和歌山の貴志川線でも運営委員会を設置している。阪堺線再生策検討ワーキンググループにおいて、阪堺線の再生・活性化を進める上で同様の枠組みが必要とのご意見をいただいた。議会等のご議論を踏まえ、施策の検証の機能を追加した。

座長

 中間年の5年で総括とあるが、これについて説明願いたい。

事務局

 市では5年をもって中間的な総括を行いたいとこれまでも言ってきており、懇話会での議論がそれにあたる。3回目以降のスケジュールは、それまでの議論の内容を踏まえて検討したい。

伊藤委員

 検証項目に事業スキームの検証の記載がないのはなぜか。ワーキンググループのとりまとめ資料では、並行して取組むべき施策として記載していたが、抜けているのではないか。

事務局

 事業スキームの検証は議論のテーマになると思うが、現在まだ取組んでおらず検証の考え方を整理しきれていないので記載していない。

座長

 議論を深めていく中で、今後明確にしていけばよい。
 運営委員会は、支援に伴う税金の使われ方を検証する性格を担っていると思うが、この懇話会の性格とはギャップがあるように感じる。

事務局

 懇話会は、第三者が参画し、支援策等の検証や施策の見直し、活性化に向けた取組みなどについて、検討を行うことを目的としている。事務局で基礎的な資料等や検証の進め方を提示し、それに対するご意見をいただく中で検証を行っていただきたい。

平山委員

 利用者拡大策等の取組みに関し、委員はどう関わっていくのか、何をしたらよいのか委員に期待する内容が分かりにくい。

事務局

 現在の支援策は短期間で取りまとめたもの。既に実施しているものについては、引き続き、改良や見直しが必要であるので、その検証をお願いしたいのが一つ。また、まだ実施していない効果的な施策や他の施策との連携など様々な意見をいただきたい。

平山委員

 例えば、おでかけ応援カードを毎日利用できるようにすべきと発言してよいのか。支援策に記載のある施策の改良点の提案や記載のない新たな施策の提案をしていくことについて期待しているのか。

事務局

 ご意見のとおり。

座長

 都市交通問題を病気の問題として捉えると分かりやすい。阪堺線の利用客減少は、まちの体力減少のバロメータだと思う。運賃均一化は解熱剤を飲ませるようなもの。病気の本質的な治癒には、体力の回復・体質改善の3つのステップが必要だと思う。おそらく阪堺線でも当てはまるのではないか。懇話会はセカンドオピニオンを出す医者のようなものであり、行政や議会等が阪堺線の対応策を考えていると思うが、本当に効果があるか検証するのが一つ目の役目。それに加えて効果的な施策を提案する。この2つの役目を持つものと思っている。

福井委員

 市としては、税金を使っているので、施策の効果を議会に示すことが大事なポイント。一方で懇話会としては、委員でアイデアを発表して、それについて施策の効果がどうすればより表れるかを平たく話し合っていくべき。行政が施策を進めていく中では、一つ一つを議会に通していく難しいステップがあるようなので、その流れに乗るように懇話会で話をすればいいと思っている。

座長

 議論を進めていく中で問題も出てくると思うが、建設的な提案と厳しい目でみる検証で本当に効果があるのかを見てもらえればと思っている。

阪堺線の利用者拡大策実施後の利用者数等について

平山委員

 利用者の増加は大変良いことだが、収入面はどのようになっているのか。堺市の支援によって運賃値下げ等の施策を実施している。阪堺電気軌道として、何にどれだけの経費を投入したか説明してほしい。

事務局

 利用客数は軌道事業の収入をベースに算出している。収入には堺市の補助金も含まれている。

平山委員

 利用者数が増加した分は、収入が増加しているのか。

事務局

 ご意見のとおり。

阪堺電気軌道

 阪堺の取組みとしては、阪堺線開通100周年記念事業として、キャラクター募集やモ161形車復元し、路面電車まつりで披露した。また、100年の歴史として電車や沿線風景の写真の公募しており、今後各所で写真展等のイベントを実施していきたい。また、12月1日の開業記念日では出発式等のイベント開催を検討している。
 これまでは、福助電車出発式や路面電車まつり等のイベントを開催している。また、旅客誘致のPRブースを堺旧港観光市場には定期的に、住吉大社の初辰まいりでも出店しており、各種パンフレットやチラシ類の配布、グッズ類の販売等を行っている。また、南海電鉄や天王寺にあるキューズモール内のイトーヨーカ堂と連携したツアーの企画、我孫子道の車庫見学や沿線施設の見学といった取組みを行っている。

まとめ

塚本委員

 第1回目の懇話会の大きな目的は、委員にどういう考えの中で、どういう取組みを行っているのかを知っていただくことでいいか。

事務局

 ご意見のとおり。

塚本委員

 次回の懇話会開催が来年の2月になる。意見や提案等がある場合は、事務局まで問い合わせてほしい。次回の懇話会では、委員の意見や提案等を反映してほしい。

絹川委員

 阪堺線に関する団体について、「堺市阪堺線活性化推進懇話会」と「チンチン電車を愛する会」は堺市が主体となっているのか。

事務局

 「堺市阪堺線活性化推進懇話会」は堺市が行っている。「チンチン電車を愛する会」は民間主体の団体。

絹川委員

 資料に記載している以外に阪堺線に関連する団体は、2つの団体だけなのか。

事務局

 2つの団体だけではなく、他の団体もある。

建築都市局長

 昨年8月議会では、10年間でおおむね50億円の阪堺線支援策を実施することを議会に提案した。議会とは、10年間の中で、年度ごとに支援策を検証しながら、5年で中間検証を行い、効果が見られないものは、再度考え直す形で議論をしている。懇話会の場では、支援策が本当に効果のある支援なのかどうか、皆様の立場から意見を聞かせていただきたい。本日は、委員の方からのご意見を伺う時間が少なかったので、改めて皆様の個別の意見を事務局にいただければありがたい。

事務局

 これをもって懇話会を終了とさせていただきたい。

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建築都市局 交通部 交通政策担当

電話番号:072-228-7756

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