美原区内のバス交通に関する調査(調査結果)4
更新日:2012年12月19日
アンケート結果
(5)路線バスのサービス状況
1) 路線バスを利用するために必要な条件
a) 運行間隔
[1]積極的に利用するための条件
- 路線バスを積極的に利用するために必要な「運行間隔(運行頻度)」としては、「20分に1本」が38.0%、「10分に1本」が36.5%と、これら2つの回答で74.5%を占めるものとなっている。
- この結果を踏まえると、例えば、20分に1本の運行頻度が確保される場合、30分に1本や1時間に1本も満たすため、54.8%の回答者が積極的にバスを利用しようと考えることになる。
回答者数 | |
---|---|
1時間に1本 | 120 |
30分に1本 | 982 |
20分に1本 | 2,481 |
10分に1本 | 2,383 |
どの運行間隔でも使わない | 565 |
不明・無回答 | 599 |
計 | 7,130 |
[2]最低限必要な条件
- 路線バスを利用するために最低限必要な「運行間隔(運行頻度)」としては、「20分に1本」が39.1%、「30分に1本」が32.8%と、これら2つの回答で71.9%を占めるものとなっている。
- この結果を踏まえると、例えば、30分に1本の運行頻度の場合、59.0%の回答者にとって最低限必要な頻度が確保されていないこととなる。(20分に1本の場合は19.9%)
回答者数 | |
---|---|
1時間に1本 | 519 |
30分に1本 | 2,090 |
20分に1本 | 2,490 |
10分に1本 | 762 |
どの運行間隔でも使わない | 504 |
不明・無回答 | 765 |
計 | 7,130 |
b) 料金
[1]積極的に利用するための条件
- 路線バスを積極的に利用するために望まれる「料金」としては、「片道200円」が32.6%と最も多く、ついで「片道100円」(25.6%)、「片道150円」(20.1%)の順となっている。
- この結果を踏まえると、例えば、料金が片道200円以下の場合、片道250円や片道300円も満たすため、45.0%の回答者が積極的にバスを利用しようと考えることになる。
回答者数 | |
---|---|
片道300円 | 123 |
片道250円 | 681 |
片道200円 | 2,117 |
片道150円 | 1,302 |
片道100円 | 1,662 |
どれだけ安くても使わない | 601 |
不明・無回答 | 644 |
計 | 7,130 |
[2]最低限必要な条件
- 路線バスを利用するために最低限望まれる「料金」としては、「片道200円」が34.8%と最も多く、ついで「片道250円」(18.8%)、「片道150円」(17.4%)の順に多くなっている。
- この結果を踏まえると、例えば、片道250円の場合、76.8%の回答者にとって最低限求めている料金に応じられていないこととなる。(200円の場合は42.0%)
回答者数 | |
---|---|
片道300円 | 279 |
片道250円 | 1,185 |
片道200円 | 2,200 |
片道150円 | 1,099 |
片道100円 | 999 |
どれだけ安くても使わない | 553 |
不明・無回答 | 815 |
計 | 7,130 |
c) バス停までの徒歩距離
[1]積極的に利用するための条件
- 路線バスを積極的に利用するために必要な「バス停までの徒歩距離」としては、「約100メートル」が36.9%、「約300メートル」が32.1%と、これら2つの回答で69.0%を占めるものとなっている。
- この結果を踏まえると、例えば、バス停までの徒歩距離が約300メートル未満で確保される場合は52.9%の回答者が、約100メートル未満で確保される場合は89.8%の回答者が、積極的にバスを利用しようと考えることになる。
回答者数 | |
---|---|
1キロメートル以上 | 122 |
約1キロメートル | 198 |
約500メートル | 1,023 |
約300メートル | 2,071 |
約100メートル | 2,376 |
どれだけ近くても使わない | 655 |
不明・無回答 | 685 |
計 | 7,130 |
[2]最低限必要な条件
- 路線バスを利用するために最低限必要な「バス停までの徒歩距離」としては、「約300メートル」が35.3%と最も多く、ついで「約500メートル」(25.7%)、「約100メートル」(22.3%)の順となっている。
- この結果を踏まえると、例えば、バス停までの徒歩距離が約500メートルの場合は、66.0%の回答者にとって最低限必要な頻度が確保されていないこととなる。(約300メートルの場合は30.7%、約100メートルの場合は8.4%)
回答者数 | |
---|---|
1キロメートル以上 | 116 |
約1キロメートル | 409 |
約500メートル | 1,620 |
約300メートル | 2,230 |
約100メートル | 1,405 |
どれだけ近くても使わない | 531 |
不明・無回答 | 819 |
計 | 7,130 |
d) バスの所要時間
[1]積極的に利用するための条件
- 路線バスを積極的に利用するために必要な「所要時間」としては、「15分」が35.8%と最も多く、ついで「20分」(24.8%)、「10分」(20.0%)の順となっている。
- この結果を踏まえると、例えば、「所要時間」を15分以下に抑えることができる場合、69.6%の回答者が、積極的にバスを利用しようと考えることになる。
回答者数 | |
---|---|
30分 | 561 |
20分 | 1,540 |
15分 | 2,225 |
10分 | 1,241 |
バスがいくら早くても使わない | 644 |
不明・無回答 | 919 |
計 | 7,130 |
[2]最低限必要な条件
- 路線バスを利用するために最低限抑えるべき「所要時間」としては、「15分」が32.2%と最も多く、ついで「20分」(31.7%)、「30分」(14.6%)の順となっている。
- この結果を踏まえると、例えば、所要時間が20分の場合、53.7%の回答者にとって最低限望まれている所要時間を満たしていないこととなる。(15分の場合は21.5%、10分の場合は9.8%)
回答者数 | |
---|---|
30分 | 898 |
20分 | 1,942 |
15分 | 1,972 |
10分 | 716 |
バスがいくら早くても使わない | 604 |
不明・無回答 | 998 |
計 | 7,130 |
2) バスを利用するために必要な改善点
- バスを利用するために必要な改善点として、「終発時間の延長」が44.4%と最も多くなっており、ついで、「鉄道とバスの乗継ダイヤの改善」(31.1%)、「鉄道とバス間の乗継割引の実施」(29.0%)、「バス停施設(上屋・ベンチ)の改善」(24.9%)、「バス停における自転車置き場の設置」(23.6%)の順に多くなっている。
回答者数 | |
---|---|
始発時間の前倒し | 1,219 |
終発時間の延長 | 2,768 |
バス停施設(上屋・ベンチ)の改善 | 1,555 |
駅とバス停との乗継距離の短縮 | 708 |
鉄道とバスの乗継ダイヤの改善 | 1,937 |
鉄道とバス間の乗継割引の実施 | 1,806 |
バスの時刻や乗り場など分かりやすい情報の提供 | 1,285 |
バスロケーションシステムの導入 | 790 |
バス行き先の変更 | 677 |
自宅の近くにバス停を作る | 1,226 |
バス停に自転車置き場を作り、自転車に乗ってバスを利用できるようにする | 1,475 |
その他 | 488 |
改善は必要ない | 342 |
不明・無回答 | 892 |
計 | 7,130 |
3) 最寄鉄道駅までのバス移動におけるバスからバスへの乗換とその条件
a) 乗換の可否
- 最寄鉄道駅までのバス移動におけるバスからバスへの乗換がある場合の利用意向をみると、「乗換があるならバスは利用しない」が55.2%と半数以上を占めるものとなっている。
回答者数 | |
---|---|
乗換の条件次第でバスを利用する | 2,490 |
乗換があるならバスは利用しない | 3,066 |
不明・無回答 | 1,574 |
計 | 7,130 |
b) 乗換の条件
- 最寄鉄道駅までのバス移動におけるバスからバスへの乗換がある場合に、「条件次第でバスを利用する」と回答した回答者について、その条件をみると、「乗換バス間のダイヤが調整されている」が63.8%と最も多く、「乗換バス停間の距離が短い」が53.3%、「乗換割引が導入されている」が50.3%の順となっている。
回答者数 | |
---|---|
乗換バス停間の距離が短い | 1,189 |
乗換割引が導入されている | 1,123 |
乗換バス間のダイヤが調整されている | 1,423 |
その他 | 38 |
不明・無回答 | 258 |
計 | 2,490 |
4) バスサービスに関する項目の重要度の順番
- バスサービスに関する各種項目について、回答者の重要度の順番を聞いたところ、1位の割合としては、「バスの運行間隔」が35.3%と最も多く、ついで「バスの料金」(28.6%)、「バス停までの徒歩距離」(22.6%)、「バスの所要時間」(8.6%)、「バス同士の乗り継ぎの有無」(4.9%)の順となっている。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 回答 者数 |
平均 順位 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
バスの運行間隔 | 1,936 | 1,541 | 1,027 | 720 | 258 | 5,482 | 2.24 |
バスの料金 | 1,567 | 1,502 | 1,140 | 843 | 430 | 5,482 | 2.46 |
バス停までの徒歩距離 | 1,237 | 1,156 | 1,222 | 1,247 | 620 | 5,482 | 2.79 |
バスの所要時間 | 473 | 933 | 1,585 | 1,917 | 574 | 5,482 | 3.22 |
バス同士の乗り継ぎの有無 | 269 | 350 | 508 | 755 | 3,600 | 5,482 | 4.29 |
5) バスサービスのおかれている状況
a) 堺市内での公共交通利用者数の減少傾向の認識度
- 堺市内での公共交通利用者数が減少傾向にあることについて、知っていた回答者は18.7%に過ぎないが、何となく感じていた回答者は48.8%存在する。
- 逆に、まったく知らなかった回答者も32.5%存在している。
回答者数 | |
---|---|
知っていた | 1,186 |
何となく感じていた | 3,103 |
まったく知らなかった | 2,067 |
不明・無回答 | 774 |
計 | 7,130 |
b) 美原区内を運行する多くの路線バスの赤字状況の認識度
- 美原区内を運行する多くの路線バスが赤字運行であることを知っていた人は19.6%に過ぎないが、何となく感じていた回答者は47.8%存在する。
- 逆に、まったく知らなかった回答者も32.6%存在している。
回答者数 | |
---|---|
知っていた | 1,249 |
何となく感じていた | 3,042 |
まったく知らなかった | 2,071 |
不明・無回答 | 768 |
計 | 7,130 |
c) 赤字状況や利用者数の減少状況等を踏まえた利用意識の変化
- 赤字状況や利用者数の減少状況等を踏まえた利用意識の変化について、「特段の意識の変化はなかった」が40.4%と最も多い。
- しかし、「積極的に利用しようという意識に変わった」が18.8%、「少しは利用しようという意識に変わった」が34.2%、「その他の意識の変化があった」が6.6%と、利用意識が変化した回答者が59.6%を占めている。(現状を知ってもらうための情報発信や啓発を行うことでバス利用の意識が高まる可能性を有している)
回答者数 | |
---|---|
積極的に利用しようという意識に変わった | 1,133 |
少しは利用しようという意識に変わった | 2,055 |
その他の意識の変化があった | 398 |
特段の意識の変化はなかった | 2,426 |
不明・無回答 | 1,118 |
計 | 7,130 |
6) バスマップの活用方法
- バスマップの活用方法について、「最寄りのバス停の時刻表を調べる」が73.0%と突出して多くなっている。
- その他には、「バスを使った飲食店の利用など」が25.6%、「まちあるきなどの探検」が25.1%を占めるものとなっている。
回答者数 | |
---|---|
最寄りのバス停の時刻表を調べる | 3,926 |
まちあるきなどの探検 | 1,348 |
バスを使った飲食店の利用など | 1,377 |
その他 | 336 |
不明・無回答 | 1,752 |
計 | 7,130 |
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