6 特集    令和6(2024)年4月1日 子どもたちがこれからの時代を生きていくために 変わる 学校教育 これからの変化の激しい予測困難な社会では、子どもたちが自ら考え、判断し、行動できる「未来を切り拓く力」が必要です。「学ぶことを楽しみ、自ら学ぶ」ことができるように、学校教育は子どもたちの可能性を引き出す授業への転換期を迎えています。 問 教育政策課  (☎228-7925 ℻228-7890)   教職員企画課(☎228-0238 ℻228-7890) 子どもたちのそれぞれの可能性を引き出す学校教育へ これからの時代に求められる「学び」 子どもたちが自分で課題を見つけ、解決できる力を身に付ける。 子ども自身が学ぶ内容や方法を選び、成長を実感し、それを表現できることが大切です。 学びの3つのポイント 何を学ぶのか どのように学ぶのか なぜ学ぶのか 学びを進められる子ども 子どもの学びを支える教員 子どもの学びを支える環境を整備します ICT環境の充実など、子どもたちがそれぞれの学びを進められるよう環境整備に取り組んでいます。 ● 学力の「伸び」を把握・分析することができるIRT   調査を小学4年生から中学2年生まで毎年実施 ● 海外の英会話講師とのオンライン英会話授業を   全中学校 の2年生に3回実施 教員も「学び続ける存在」であるために 子どもたちが自ら学びを進められるよう、それを支える教員も研修などにより指導力の向上を図っています。 教員の研修会の様子 未来の仕事の予測 子どもたちの65%は今存在していない職業に就くという予測(※1)や、半数近くの仕事が今後10~20年程度で自動化される可能性が高いなどの予測(※2)があります。 予測できない未来に対応するためには、社会の変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、人生をつくり出す力を備える必要があります。 ※1キャシー・デビッドソン氏(ニューヨーク市立大学大学院センター教授)/※2マイケル・オズボーン氏(オックスフォード大学准教授) (参考)"1.2030年の社会と子供たちの未来".文部科学省,(参照2024-03-25). 堺の子どもたちの未来のために 「教育は人なり」と言われるように、教員の存在は学校教育に欠かせません。しかしながら、全国的に教員不足や長時間勤務が問題となっており、堺市も同様の課題を抱えています。 教員の長時間勤務を解消し、これからの時代を生きる堺の子どもたちにとって欠かせない存在であり続けるために、今、学校ではこれまでの業務や働き方を見つめ直すことに挑戦しています。 教員が「教員にしかできないこと」に注力し、より良い教育を存分に行うことができるよう、学校の取組に皆様のご理解とご協力をお願いします。 教員の働き方改革の取組について→