図書館に本を消毒する機械を設置してください

更新日：2021年7月30日

市民の声

　新型コロナウイルス対策として、図書館に本を消毒（殺菌）する機械を設置してください。
　貸出返却された本を職員が除菌するとともに、図書館利用者が個別に利用できるようにしてはどうでしょうか。

市の考え方

　新型コロナウイルス対策については、市民の皆様に図書館を安心してご利用いただくための課題ととらえています。
　ご要望いただいた「本を消毒（殺菌）する機械」については、当館でも昨年度資料を入手し性能を調査いたしました。その結果、紫外線でウイルス（ノロ・インフルエンザなど）を不活性化したり、送風により本にはさまったゴミやほこりを飛ばし、悪臭を減ずる効果があることがわかりました。また一方で、本の表面に付着した汚れは取れず、粘着したウイルスが残ることや、紫外線により紙が傷み、インクの赤色が飛び、紙が茶色く変色し破れやすくなるといったことがわかりました。
　図書館には、現在入手することが極めて困難な貴重で古い資料もあります。所蔵資料は市民の財産であり、長く受け継いで後世に残していくものです。このため、本を消毒（殺菌）する機械の導入を見送りました。
　新型コロナウイルス感染症拡大防止として、本市図書館では返却本を一晩別置してウイルス活性減衰を図るほか、カウンターなどを定期的に消毒し、カウンターの飛沫防止カーテンやアクリルパーテーション、手指消毒液の設置を行うなどの対策を行っています。また、マスクの着用や読書前後の手洗い励行、不要不急の外出を控えることなどの館内放送を定期的に行っており、来館者の方に安心して図書館をご利用いただけるよう努めています。