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堺市
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平成28年度「新任係長級研修 市長講話」

更新日:2016年6月10日

平成28年4月25日(月曜)~27日(水曜)の3日間に分けて、新任課長級、新任課長補佐級、新任係長級の職員研修を行いました。
研修の始まりにあたり、市長よりご講話いただきましたので、その内容をそれぞれお知らせします。
今号は、平成28年4月27日(水曜)の新任係長級研修での市長講話の内容をお知らせします。

新任係長級職員の皆さんへ

1 はじめに

・平成28年熊本地震
 まず、平成28年熊本地震についてお話ししたい。発災直後から堺市の職員が現地で避難救助活動を担っている。延べ135人の職員を派遣しており、現在も32人の職員が現地で必死に被災者の皆さん方と共に頑張っている。現地で応急建物判定や水道事業等に携わってくれている。堺市はこれからも被災地を市民全体で支えていきたいと考えている。今、各区役所において必要な3品目について受け入れを行っているが、現在熊本市はじめ現地では受け入れがなかなか難しい状態にある。
 しかし、今市民の皆さんにお願いしている物は生活必需品で、必ず必要になる。受け入れが可能になったらお送りできると思っている。
 市民の皆さんの志をしっかりと受け止めて、区役所さらには市全体で堺市民の志を現地にお届けしていきたい。
 避難所によっては物資が余っている所もある一方、食糧やその他の物品が不足している所もあると聞いている。必要な所に必要な物が届くような、そのようなシステムをしっかりとコントロールして作っていくことが、私たちにとって、日本全体の災害復旧にとって、今後必要ではないかと思う。
 そういう意味で私は、西日本には防災庁、防災省が必要だと思う。
 大規模災害に対して、アメリカにあるFEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)の日本版のようなものを関西で作っておかなければならないと思う。
 それは首都圏の直下型地震の時にも対応できる。また西日本で災害が起こった時には、首都圏にもそういう機能が必要である。
 東西二極で、まさに司令塔ともいえる組織をしっかりと作りながら、府県と基礎自治体を結んで、大規模な災害が起こった時に全体として対応できるようなシステムを作るべきだ。そのため関西広域連合でもこの話をしていきたい。
 今後私たちが南海トラフの巨大地震や上町断層帯地震に対して準備をしなければならない。
 堺市立総合医療センターのDMAT(災害派遣医療チーム)の隊員が派遣から帰ってきて、「現地の状況を見て、自己完結型で仕事をしなければならないということがよく分かった。」「私たちが通常の業務として病院を運営しながら、被災した、そして怪我をした重篤の方をどう受け入れるかということが大きな課題だ。」ということを話してくれた。
 私もそのとおりだと思う。私たちの業務に関しても、市民の安全・安心を守り、通常業務を行いながら、被災した皆さん方の特別業務をしっかりとやっていくことが大事である。
 熊本で起こっているこの大きな地震を、私たちはしっかりと今後起こるかもしれない南海トラフ巨大地震や上町断層帯地震の教訓にしなければならないと思う。

・私たちに宿る3つのDNA
 私はいつも皆さんや堺の子どもたちに、私たちに宿る3つのDNA、遺伝子を大事にしましょうと言っている。
 一つは「挑戦の遺伝子」。私たちの先祖は中世に南蛮貿易で世界を股にかけて活躍した。そのような挑戦の遺伝子を大事にしましょう、世界に羽ばたく堺っ子をしっかりと作る教育をしましょうということである。
 二つ目は「ものづくりの遺伝子」。1600年前に仁徳天皇陵が作られたが、試算によると、2000人が働いて15年8カ月かかったとのこと。仁徳天皇陵という大土木工事をやりながら銅器や鉄器、須恵器や埴輪、そういったものづくりをして一緒に埋葬した。そうしたものづくりの技術が私たちにはある。その技術が鉄砲になり、刀になり、刃物になり、現在の自転車になっている。このことをしっかりと自覚し、子どもたちにも教えていかなければならないと思う。
 三つ目は「自由の遺伝子」。千利休が豊臣秀吉の理不尽な命令に対してなぜ自刃しなければならなかったのか、それは自分の作った茶道の精神に鑑みて許されなかったからだ。その精神性ゆえに今も三千家は隆盛を誇っている。与謝野晶子さんは新しい時代に先駆けた女性の生き方を示した、この自由の遺伝子も堺の人が昔から持っているものである。
 自由の遺伝子はコスモポリタンであるということ。南蛮人を受け入れた、そして中国や韓国の方も受け入れた、そういう歴史であるということだと思う。
 鴻海精密工業がSDP(堺ディスプレイプロダクト株式会社)に出資して、そしてまたシャープもこの堺に本社を移そうかということが言われている。
 そうしたこともやはり、堺が昔から外国に対して開かれていて、堺の人がコスモポリタンであったということだと私は思う。
 昨日私は、「ゲコ亭」の飯炊き仙人とお会いしてきた。「飯炊きのために3年間中国に行く。」とおっしゃっていた。この飯炊き技術は、中国で日本技術の優良ブランドの第一号になったということで、そのブランド担当の責任者が私に「堺の独特なものづくりや堺のこういう歴史風土はどこにあるんだ。」と聞いてきたので、私は「この三つの遺伝子が堺には息づいているんだ。」と答えた。
 ゲコ亭の村嶋さんが堺からいなくなることは寂しいけれど、世界のため、日中の架け橋として村嶋さんが活躍してくれることは大変嬉しい。
 このように私たちは色々な人を包含できる、受け入れる遺伝子を持っているということを皆さんと今一度確認したい。

2 係長級職員に望むこと  

(1)第一線の管理監督者としての責務
・市民目線、現場主義の徹底
 係長級職員に望むこととして、まず第一線の管理監督者であるという自覚。私は毎朝『市民の声』という、市民からの市政への要望をチェックしている。その中で、これは必ず担当部局に伝えなければならないという要望には赤丸をして、どうしてこうなっているのかとか、改善すべき方法はあるのか、ということを尋ねている。
 多分皆さんのなかにも、「市長からこういうことを尋ねられている。」と上司から聞かれた人もいると思う。私は全ての『市民の声』を見ている。色々な意見もあるが、どれもが貴重な声であり、しっかりと受け止めるということが必要だと思う。それが市民目線であり、現場主義である。
 私は先週の土曜日、南区の東西道路を見てきた。大阪府が農道として東西道路を作っても、市道との接続部分がまだ出来ていないという事だったので、市道畑下里線と釜室豊田一号線の状況を確認してきた。
 畑下里線は一部舗装していない部分もあり、非常に路面が悪かったため、しっかり路面整備するように指示を出した。
 釜室豊田一号線はハイキングロードである。市道として認定しているが、道とは考えられないようなものであった。私はそこを歩いて、この道路は時間が掛かっても整備して、東西道路と接続しなければならないと思った。
 皆さんにも是非、現場をしっかりと見ていただいて市民の声を吸収することをお願いしたい。自分の目で見る、自分で考える、その習慣をつけてもらいたい。

・情報管理の重要性
 私たちが今一番反省しなければならないのは、68万人の有権者情報が漏れたということである。しっかりと、情報管理の在り方から、どう対応するのかを反省しなければならない。
 そして市民の皆さんの信頼回復を図る。そのためには皆さんの一つ一つの仕事で信頼回復を図るしかない。
 情報管理において今後は相互チェックをしていく。危ないと思ったらしっかりと根源に遡って、こういう扱いでいいのかということを上司、部下と話しをする。そういうことに尽きると思う。

(2)仕事の進め方
1.前向きに、チャレンジ精神を忘れず
 仕事の進め方について皆さんにお願いしたいのは、前向きに、チャレンジ精神を忘れることなく仕事をしてもらいたいということ。
 去年と同じような仕事をしていないか、同じ事業だけれどやり方を変えているかどうかということをチェックしてもらいたい。
 市民のニーズは常に変わっており、色々な意見もある。旧態依然のやり方ではなく、新しい目でそれぞれの既定の事業を見直してほしい。

2.事務事業の再点検
 ~「最少の経費で最大の効果を挙げる」地方自治法第2条第14項~
 さらに事務事業の再点検をお願いしたい。地方自治法には「最少の経費で最大の効果を挙げる」ことが私たちの責務であると規定されている。
 常に職員の皆さんに申し上げているが、コストパフォーマンスをしっかりと見極めて仕事をしてほしい。B/C(ビー・バイ・シー Benefit By Cost)、ベネフィットをコストで割ったものが1以上になっているかどうかを確認することが大事だ。
 私は、この大小路筋に電車を走らせて臨海部まで延長するということに反対した。それはB/Cが出てこないからだ。全ての事業についてコストパフォーマンスをしっかりと分析する、そしてベネフィットを、本当にベネフィットと言えるのかどうかというところまで分析する、皆さんにもそれをやってもらいたい。
 また、無駄な部分が無いかということを意識してほしい。無駄な印刷物を作っていないか、パソコンでデータを見るだけではダメなのか、ということを考えてほしい。是非、不要な冊子や文書をできるだけ作らないようにしてもらいたい。職場から紙をなくす、これが社会の趨勢であるが堺市はまだそこまでいっていない。電子決裁を含めて、もっと紙をなくす運動をしてもらいたい。

3.自己と部下の健康管理
 身体と心の健康
 皆さんには、自己と部下の健康管理をお願いしたい。皆さんは係長、主査として、これから管理監督を第一線で担うことになる。自らが健康でなければ部下の管理はできない。そして部下の皆さんが健康でなければ組織も健康でなくなると思う。是非とも身体と心の健康管理をお願いしたい。
 また、特にお願いしたいのはハラスメントを無くしていくこと。セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、これを無くす。ハラスメントには敏感に対応してもらいたい。
 ハラスメントはお互いのコミュニケーションで解決できると思う。上司と部下の間のコミュニケーションを良くする。もしそのコミュニケーションが難しいならば、その上の上司にお願いすること。ハラスメントをなくすには、そういうことをしていくことが大事だと思う。私たちは風通しの良い職場を作らなければならない。

4.自己啓発 ~人生を豊かにするために~
 人との出会い、本との出会い
 皆さんには自己啓発をしてもらいたい。人生を豊かにするために、やはり自分で勉強することを忘れてはならないと思う。
 人との出会い、本との出会い、雑誌との出会いを大事にしてほしい。人との出会いはまさに千利休が言うように一期一会、その人と一回しか会わないかもしれないが、その人に啓発されることがあると思う。
 私で言えば、山本巌という美原町の当時の町長と出会ったこと、この出会いが今の私の進路を決めた。山本巌町長は町内を運動靴や長靴で歩いて、どこでどういうことが起こっているかを常にチェックした人であった。その人に私は助役として仕え、基礎自治体としての仕事がいかに大事で、地域、現場に出ることが大事かということを学んだ。私の人生を決定した人といえる。
 私が公務員の道で助けられたのも、採用試験で面接していただいたTさんという方との出会いだ。Tさんは面接時に私を面白いと思ってくださって、自分の課に私を配属された。その出会いで私は公務員の仕事の面白さを知ったのである。
 時それぞれで人に出会う。そして出会った人との関係を充分に噛みしめて、プラス思考でその人との関係を作っていく。そういうことを是非知ってもらいたい。
 もう一人、私が出会った中で、私の運命を変えたと言える人は西村壮一という人である。堺出身で大阪府の総務部長、副知事を務めた人で、大阪府もお好きだったけれど、堺も非常にお好きだった。西村壮一氏と私は、部長と係長という関係で色々お話しして、私は氏に触発されて堺市長という道もあることに気づいた。
 皆さんにも今後多くの方との出会いがあると思うが、是非とも色々な人と虚心坦懐に付き合って、その人の良いところをしっかりと吸収してもらいたい。
 そして、本との出会いは私自身の勉強であり、私の人生の潤いのようなものかもしれない。私が大阪府の職員になって啓発されたのは『市民自治の憲法理論』という本を書いた法政大学の松下圭一という人である。松下圭一氏の本を読みこんで、私は自治とは何かということを学んだ。そしてその過程で、高寄昇三さんの本を読み、コストとパフォーマンスであったり、行政としての守備範囲はどうあるべきか、というようなことを考えた。
 私は松下圭一さんと高寄昇三さんによって、大阪府の自治を担う一人の職員として成長していったのだと思う。

チャンスを逃がすな!
 私が皆さんに言いたいのは、チャンスは逃したらダメだということ。西洋の諺では、幸運の神様は前髪はあるが後ろ髪がないと言われている。通るときに前髪を掴まないといけない。過ぎてから掴もうと思っても後ろ髪がないから掴めない。だからチャンスがあるなら自分から進んでチャンスにぶちあたる、掴みに行くことが必要だと思う。是非ともチャンスを逃がさずに頑張ってもらいたい。

3 最後に  

・自治会に入ろう ~MBAよりPTA~
 最後に、この熊本地震の中で、避難所で生活している人の色々な状況を見て、やはり日頃の隣近所の付き合いがいかに大事であるかということを知った。「自助」も「共助」も大事。そして最近よく言われる「近助」。近くで助け合う大事さを、熊本の地震で教えられた。
 是非とも皆さんには、堺市の職員であるからには自治会に加入してもらいたい。この中には市外に在住している職員もいると思うが、是非地元の自治会に加入して、地域で役割を果たしてもらいたい。
 この間、ファザーリング・ジャパンの安藤さんと話したときに、イクボスになってほしいということで、私はイクボス宣言をした。皆さんにはイクメンになってもらいたい。イクメンは地域でもやはり一定の役割を果たすことが大事。
 安藤さんはMBA取得のため難しいことを勉強するんだったら、地域でPTAに入ってほしいとおっしゃっていた。私はそれから職員の皆さんには「MBAよりもPTA」と言っている。PTAで役割を担うことが大事だと思う。
 やっぱりPTAは大事だ、自治会は大事だと、地域の方に思ってもらえるように役割を担ってほしい。

・AKEを忘れずに
 最後に、いつも私が言っていることだが、AKEを忘れずに仕事をしてもらいたい。
 AKEのAは挨拶、Kは声かけ、Eは笑顔。この三つを忘れずに、市民の皆さん方との対応でも、まずAKE、そして職員と対応するときもAKE、これを忘れずに仕事をしてもらいたい。

 私は今、堺を世界に発信する、堺を日本国中に発信することが大事だと思っている。
 今までの堺はどちらかというと控えめだった。良いところはたくさんあって、歴史的にも色々な良いもの、美味しいものもたくさんあるのに発信してこなかった。これからは堺を発信するときではないかと思っている。
 だから私は、Facebookやツイッターで、初心者ながら発信している。是非とも皆さんと一緒になって堺を日本国中に、そして世界に発信していきたい。
 昨日は中国のメディア、日本のメディアがたくさん押し寄せて、ゲコ亭の村嶋さんの送別会をしてくれた。こういうことは今まで堺では無かった。
 堺がもっともっと世界に対して発信できるようにしたい。それは皆さんがしっかりと土台を築いてくれているからこそ私が発信できるのだ。是非皆さんとともに、堺を世界に発信できるように頑張りたいと思っている。
 皆さんに期待している。頑張ってください。

このページの作成担当

総務局 人事部 人材開発課
電話:072-228-7194 ファックス:072-228-8823
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館5階

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