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堺市
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平成29年度「新任係長級研修 市長講話」

更新日:2017年8月24日

平成29年4月26日(水曜)、27日(木曜)、5月12日(金曜)の3日間に分けて、新任課長級、新任課長補佐級、新任係長級の職員研修を行いました。
研修の始まりにあたり、市長よりご講話いただきましたので、その内容をそれぞれお知らせします。
今号は、平成29年4月27日(木曜)の新任係長級研修での市長講話の内容をお知らせします。

新任係長級職員の皆さんへ

1 はじめに

 ~私が係長級であった頃~
 係長級への昇任、本当におめでとうございます。頑張ってください。
 初めての役職なので、期待と不安が交錯していると思うが、大丈夫。今までやってきたとおりに係長級になってもやってもらいたいし、また、係長級になったら一つ上をめざすということも意識してもらいたい。今日は、一つ違った角度で係長級になったことを自覚してもらうためのお話をしたい。
 私は大学を卒業して大阪府に合格した。堺市も受験しようと思ったが、その年は採用がなくて受験できなかった。しかし、あのとき堺市職員になっていたら、今、市長になっていたか分からないな、と思うときがある。
 公務員になって、ひと月もしたら、やはりこの仕事は大変重要でやりがいのある仕事だと思うようになった。最初の4年間は、人材開発課で行っているような仕事を担当し、その後3年間、人事課人事係で仕事をし、昇任試験に通って人事係の主査になった。主査になり一般職員と係長級職員の異動や採用・退職事務という仕事を主に担当した。
 その当時は職員の採用が非常に多く、月に1、2回採用試験や面接を実施していた。先日もびっくりしたことがあった。産業技術研究所の役員が来られたのだが、よく見れば私が採用を担当した人で、もう60歳を超えていた。私も年を取ったのだなと思った。私が「君、私が採用担当だっただろ」と聞いたら「市長の面接を受けました」と言っていた。
 いろんな職種の採用試験に携わって、人事というのは公平公正で、職員のやる気を発奮させるような仕事であるということを自覚して仕事をするようになっていった。
 私自身の経験から言うと、皆さんは今大きなステップにある。第一線の役職者として、係長として、しっかりと仕事してもらうことが、今後の皆さん方の公務員人生を決定づけると思う。
 私も自分自身の係長級の頃を思い出して常に新鮮な気持ちで仕事をするようにしている。今回の私の話が、何らかの形で皆さん方を刺激できたらいいなと思う。
 当時、大阪府は「係長行政」と言われていた。係長が行政の全体の枠組みを決めていって、それを課長代理や課長がしっかりとサポートするのが大阪府の行政のあり方であった。係長が一番重要な職責を持っていると言われており、私もそう思った。
 そして今、職員の人員構成が崩れてきたことによって、「課長補佐級行政」になっていると聞いている。それは堺市も同じだと思う。そうであったとしてもやはり係長というのは役職者としての第一線で市民に直接対応する立場であり、重要性に変わりはないと思う。

2 係長級職員に望むこと  

 (1)第一線の管理監督者としての責務
 市民目線、現場主義の徹底
 私が皆さん方に望むことは、常々言っているように、市民目線、現場主義で市民の方々に対応してもらいたいということである。
 いろんな市民の方が職場に来られたり、また、職員が現場に行く場面があると思う。その際、決して上から目線ではなく、また、へりくだるのではなく、対等の目線で市民の方々に対応してもらいたい。
 そして、現場を歩く。「現場百篇」「現場に神宿る」という言葉がある。これは警察の用語であるが、私はこの言葉が好きだ。現場を歩いたらやはり触発されるものがあるので是非、現場を見てもらいたい。

 情報管理の重要性
 堺市として痛恨の不祥事となった68万人の有権者名簿の流出については、一人の不心得な堺市職員がやったことということで済ませてはならない。組織全体として二度とこのようなプライバシーに関わる大事な情報を流出させないという決意が必要だと思う。
 私たちはこの大きな教訓をしっかりと自らの業務に落とし込まなければならないのに、いまだ十分に落とし込めていないことを非常に残念に思う。
 単にヒューマンエラーを理由にすることで済ませてはならない。今、職員用のパソコンが情報セキュリティのシステムを導入したことで非常に使いにくくなっている。皆さん方もそのように思っていると思う。しかし、なぜ使いにくくしているのか、原点を押さえてもらいたい。
 現在、大量の個人情報にアクセスできるパソコンには、顔認証機能を導入し、情報流出のプロテクトをしっかりとかけている。それはやはり、大きな不祥事があったからだということを再認識してもらいたい。

 報連相確確
 私自身、常に考えていることがある。それは仕事で大事なのは、「報連相」はもちろんのこと、そのうえで「確認」「確認」をするということである。上司と部下が報告、連絡、相談をし、単に左から入って右に流すのではなく、しっかりとそれぞれの情報を確認できているのかどうかが大事である。
 例えば、大事な書類を発送するときには、上司にしっかりと「こういう書類を出します」ということを確認しないといけないのに、確認を怠り、後に、「大事なものを発送していることを知らなかった」というようなことがあってはならない。報告、連絡、相談は当たり前だが、適宜、適切に確認行為をしていく、それが大事なことであると思う。
 私たちは常に市民とともにあるという自覚を持って仕事をしてもらいたい。役所の論理ではなく、市民の論理で、自分が市民の立場ならどう思うかということを原点に仕事をしてもらいたい。そのような意識を持つことが、第一線の管理監督者のスタートである。

(2)仕事の進め方
前向きに、チャレンジ精神を忘れず
 仕事の進め方については、是非、前向きにチャレンジ精神を忘れずに萎縮することなく取り組んでもらいたい。常にポジティブシンキング、前向きに仕事をしてもらいたい。
 前向きに仕事をして失敗したら、上司や職場全体でカバーするものである。上司からも「失敗したがチャレンジしたのは良いこと」と言われるように、積極的な施策形成をお願いしたい。
 私は、仕事は「おもしろおかしく」しなければならないと思っている。これは堀場製作所の堀場雅夫さんにお会いしたときにお聞きした言葉である。堀場さんは「人生の一番良い時に、一番良い時間に仕事をするんだから、おもしろおかしく仕事をしないといけない。うちの社是は、おもしろおかしく」と言っておられた。私は、公務員にあっても、おもしろおかしく仕事の創意工夫を凝らしながらやることが、一番大事なことではないかと思う。
 そういう意味で、前向きにチャレンジ精神を忘れずに仕事をしてもらいたい。しっかりとやるということだけではなく、プラスアルファをめざして仕事をしてほしい。

 事務事業の再点検
 ~「最少の経費で最大の効果を挙げる」地方自治法第2条第14項~
 そして、事務事業の再点検をお願いしたい。私は堺東から堺浜までLRT(路面電車)を走らせるという計画をやめた。その計画の費用対効果に疑問を持ったからである。LRTを中止したことは、今も正しかったと思っている。東西の鉄軌道については、じっくりと堺の将来を踏まえて考えていく必要があると思う。路線をどこに引くのか、どんなモードでやっていくのか、BRT(バス高速輸送システム)というのもある。そして、中央環状にモノレールを走らせるという考えもある。そういったことも含めて、十分に議論しないといけないことから、拙速な大小路筋のLRTとそれを堺浜まで延伸する計画をやめた。
 そして、もう一つ450億円かけて中瓦町に市民会館を移す計画もやめたが、これも正しかったと思う。コストパフォーマンスを考えた場合に、それは決して市民のためにならないと思い、現地で建て替えることにした。2年後に新しいフェニーチェ堺ができる。フェニーチェ堺が箱モノ行政と言われているが費用は145億円である。今、中瓦町に作ったら450億円では足りないだろう。私たちはしっかりとコスト計算をしなければならない。
 これは大きな事業の話だが、皆さん方の中でも、いろいろ事務事業の見直しをやってもらいたい。例えば、計画を冊子やパンフレットにするときにもコストパフォーマンスを考えて作ってほしい。最近、私の手元に多色刷りのパンフレットが届いたが、なんでこんな立派なパンフレットを作る必要があるのかと思った。
 庁内や庁外に周知するにしてもPDFファイルにして、示すだけでもいいと思う。計画は十分に練ってもらわねばならないが、それを対外的に示すときは、どれだけの人が見るのか、どういう効果を狙ってるのかを十分考えて、作成をしてもらいたい。特定の人しか読まない冊子を作成することは、皆さん自身の仕事としても無駄だと思う。特に印刷物の場合、印刷物ができたら仕事ができたと思っている側面がある。そうではなく、計画を作って、事業を実施して、市民にいきわたって、市民の共感を得られることがPDCAである。そういう意味で、時間やコストも含めて、しっかりと考えてもらいたい。いらない仕事をなくしていく、コストパフォーマンスを考える、それを皆さん方にお願いしたい。

 自己と部下の健康管理
 働き方改革
 それはとりもなおさず、自己と部下の健康管理につながると思う。いらない仕事をやめていくことが仕事を無理なく無駄なく容易にすることだと思う。
 これからの働き方改革の中で、ワークライフバランスは私からやっていかなければならないと思っているが、「市長は「ライフ」のほうがなっていないよ」と言われることがある。
 しかし、私は皆さん方に、市長はイクボスであることが当たり前で、さらに、ワークライフバランスを皆さん方に認識してもらうことが仕事だということを、これからも言っていきたいと思う。
 残業は事前命令が当たり前であり、上司に命ぜられてないのに残業してはいけない。上司に「この仕事は明日の朝一番にやらないといけないから、今日は残業してもよろしいですか」と事前に聞いてほしい。残業することをできるだけ避けていく、終業の鐘が鳴ったら帰る支度をする、ということを心掛けてもらいたい。
 皆さん方は勉強も大事である。しっかりと勉強してもらいたい。そして、地域活動もしてもらいたいと思う。私は最近よく「MBAよりもPTA」だと言っている。MBAで難しい大学院の勉強をするよりも地域でPTAに入って活動をやってくれと言っている。地域活動をしたら子育てがどれだけ大事かということもわかってくると思う。
 最近、「子育て支援が日本を救う」という本を読んだ。確かにそうだと思った。今までのように男女が役割分担をするということではなく、一緒になって仕事して子育てしていく、それが日本の経済を発展させていく、貧困を阻止していく、そういうことを柴田悠さんという方が書いている。頷くことがほとんどであった。堺から子育て支援をしていって堺を変えていく、堺市民のライフスタイルを変えていく、そして堺の経済を豊かにしていく、それをやっていきたいと思う。
 是非とも皆さん方から率先して、子育てを男女共同参画でやってもらいたいと思う。男性は育児休業を取ってほしい。(男性職員の育児休業取得率を)10%以上にしたいので是非ともお願いする。また、そういうこともやはり市役所から発信していくべきだと思う。民間事業所における男性の取得を促進するには市役所から率先してやっていく、そういうことも含めてお願いしたいと思う。

 自己啓発 ~人生を豊かにするために~
 常に自己啓発をしてもらいたいと思う。
 私は今もメモをとる習慣を続けているが、できるだけ一覧で見ることができるように、一冊のノートにメモを取るようにしている。例えば今日の新聞でこの記事が大事だなと思うものを貼り付け、どう思ったかコメントを書く。コメントを書くためには、考えないといけない。メモを取って貼り付けて、考える、それを一冊のノートでやっている。それをずっと繰り返している。
 そして、一日の行動については、メモを秘書課で作ってもらって、何時何分から何時何分までどういう動きをするのかというものを持っている。ここに簡単でもいいから、どういうことが起こったのかを書いている。これを私は就任以来、すべて大判ノートに貼り付けて、このときこういうことがあって、こう感じて、こう対応をしたということが分かるようにしている。だから、メモ帳と大判ノートの日程表、市長日誌を貼り付けたものを常に持ってる。
 そうすることによって、記憶が曖昧になっても、どこでどんなことを考えたかと常に分かるようになっている。これは市長になったから始めたのではなく、係長の頃からやっていた。常に今日の日程は自分で書き出していた。それで何をするのかというのを消込みしていく。消込みしていないところは明日するのか、今日の残りの時間でやるのか、常にチェックしていく。皆さんはSNSを使いながらやってもいいと思う。皆さん方にも日々どういうことが起こって、自分がどう考えてどう対応をしたかということを、一覧で見ることができるように記録することを大事にしてほしい。
 行政を進める上においては自分の考えたこと、自分がどんな仕事したということをしっかりと記録してもらいたい。自分が行政マンとしてすべての知恵や知識やいろいろな情報収集をどう駆使して処理したのかということを残しておいて欲しい。

 人との出会い、本との出会い
 人との出会い、本との出会い、それを大切にしてもらいたい。一生大事にするものは友人である。どんな友人を得られたかは皆さん方の人生にとって大事なことだと思う。できるだけいろいろな人と会う、役所以外の方と、社会人だから民間の方ともいろいろ話をする、知識を得る、そういうことを重ねてもらいたい。市長になってから時間があまり取れず、今までいろんな友達になってくれた方とあまり濃密にお付き合いできないのが一番残念である。しかし、いろんな場面でお願いしたり、お願いされたりする。
 そういう友達を作っていくとともに、本と出会うことが大事である。自分の中に備わってない知識や経験をそこから得ることができる。是非、人との出会い、本との出会いを大事にしてもらいたい。もちろん、本だけではなくて、新聞やいろんな雑誌を読むことも大事である。

 チャンスを逃がすな!
 そして、チャンスを逃してはいけない。皆さん方のところにいろんなチャンスがあると思う。そのチャンスをできるだけアグレッシブにつかむ、それをやってもらいたい。
 幸運の神様というのは前髪しかなくて、後ろ髪がないと言われている。だから、通り過ぎたら、もう捕まえられない。通り過ぎるまでに捕まえないといけない。いろんなチャンスがあると思う。私もそのチャンスを一つ一つ有効に使わせてもらっていると思う。私の場合は美原町で助役をさせてもらったことが大きなチャンスであった。まさか堺と合併するとは思っていなかったが、地元堺と合併したことは市長になった大きな要因であると思っている。
 そして、チャンスを生かしてラッキーを感じる、そういった幸せをやっぱり皆さん方にも体験してほしいと思う。是非、好機を逸することなく皆さん方の仕事を、人生を豊かにしていくことをお勧めしたいと思う。

3 最後に  

 最後に、良い仕事は健康管理からである。
 健康管理は自身の健康だけではなくて、部下の健康、そして家庭の皆さん方の健康も大事である。それが上手くいかないと、仕事にも支障が出ると思う。
 部下や家庭の皆さん方の健康管理をしっかりすることが、皆さんの一番大事な仕事であると思う。私も健康管理には気を使っている。夜は10時に寝て、朝は4時に起きる。今日も4時に起きた。そしていろいろ勉強している。
 皆さん方も健康に留意して、堺市職員として最大限のパフォーマンスを発揮されんことを期待して、私のお話を終わることにします。本日はどうもありがとうございました。

このページの作成担当

総務局 人事部 人材開発課
電話:072-228-7194 ファックス:072-228-8823
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館5階

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