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堺市
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平成29年度「新任課長補佐級研修 市長講話」

更新日:2017年8月24日

平成29年4月26日(水曜)、27日(木曜)、5月12日(金曜)の3日間に分けて、新任課長級、新任課長補佐級、新任係長級の職員研修を行いました。
研修の始まりにあたり、市長よりご講話いただきましたので、その内容をそれぞれお知らせします。
今号は、平成29年5月12日(金曜)の新任課長級研修での市長講話の内容をお知らせします。

新任課長補佐級職員の皆さんへ

1 はじめに

~私が課長補佐級であった頃~
 みなさん、こんにちは。課長補佐級昇進、おめでとうございます。
 これからの課長補佐級というのは堺市のメインプレイヤーになると思う。今までは係長行政だったが、時代の変遷、年齢構成の変遷で補佐級の皆さん方が堺市をしっかりとコントロールしていく役割を担っていると思う。
 私の人生の転機は補佐級の時にあった。補佐級で美原町の助役として大阪府から出向した。そして、この美原町での2年間が今の私を形成したと思う。町長に仕えて、そして特別職として町の仕事をするなかで、自分の住んでいる堺はどうかと見たときに、やっぱり市長は堺生まれで堺育ちでなかったらいけないと思った。そして、それ以来、堺市をしっかりとウォッチした。いろんな転機があって市長選に出ることになったが、美原町での経験がなかったら、市長にはなっていなかったと思う。
 そして、もう1つ、大阪府へ戻って2年間、環境局交通公害課の課長代理をさせてもらった。課長代理はあらゆる面でマネジメントしなければならない立場である。交通公害課は排ガス対策、騒音対策、そして大阪国際空港の騒音対策を主に担当していた。それまでずっと人事課の仕事をしていたので、技術職の皆さん方と仕事するのは非常に楽しかった。仕事終わりや休日に一緒にテニスをしたり、いろいろなスポーツをしたり、遊んだりもしながら楽しく仕事させてもらった。
 一番大きかったのはリオデジャネイロにおける地球環境問題の会議である。その時に初めて、「Think globally Act locally」という言葉が出てきて、地球規模で考えて地域で活動する、それがやはり大事だと、これは環境問題の根源だと言われていた。しかし、私は今の堺市の仕事を見たら、市の職員の信条とすべきものもやはり「Think globally Act locally」だと思う。国際的な観点で、日本全体という観点で、そしてオール大阪の観点、堺市全体の観点で考えて、自分の仕事をしっかりとやっていくことが大事だと思う。だから、議会答弁でも、ときどき私はこの言葉を使う。現状認識を大きな視野で捉えてから、具体的な行動をすべきと思う。

2 課長補佐級職員に望むこと

 (1)役割意識
 リーダーシップとは何か
 皆さん方は課長と係長をつなぐ潤滑油である。その中で、課長のリーダーシップではない課長補佐のリーダーシップが求められている。
 リーダーシップには3つあり、その3つをしっかりと使い分けることが大事である。これは管理改善の本にも書いているが、リーダーシップには、専制的リーダーシップと放任的リーダーシップと民主的リーダーシップの3つがある。リーダーの能力・知識・経験、メンバーの能力・知識・経験によって、役割分担することが大事だと言われている。
 ベテランばかりでしっかりと仕事ができるグループのトップになった時は、そのベテランに任せて、日程管理とか仕事の管理に注力してもいいと思う。しかし、新人ばかりのときは自分も一緒になって動きながら、強力にリードする専制的なリーダーであることが必要である。そして、それぞれの能力が平均しているときは民主的なリーダーであることも必要である。職場の中のいろんな仕事を片付けるときは、それぞれの持っている仕事の中身とその構成メンバーの能力を考えてやらなければならないと思う。
 皆さんは「コンバット」という映画を見たことがあるか。その中でのリーダーシップが勉強になると思う。ヘンリー少尉とサンダース軍曹がいて、アメリカ軍としてノルマンディに上陸してドイツ軍と戦う、そういうシリーズもののテレビ映画である。ヘンリーは大学卒のエリートで知的レベルも高くていろいろな知識や技術や能力が高い。サンダースは歴戦の勇者である。だから、戦闘になったらみんなサンダースについていく。平時のときはヘンリーの指揮のもとにいるのだが、実際、弾が飛び交う中ではヘンリーの指揮ではなくサンダースの指揮になる。まさに生きるか死ぬかのギリギリの状態におけるリーダーシップをしっかりと表しているんじゃんないかと思う。だから皆さん方も場合によって、ヘンリーになったりサンダースになったりしないといけないと思う。

 (2)仕事の管理
 ~PDCAサイクルの意識化~
 「仕事の管理」ということもよく言われる。「PDCAサイクルを意識して」ということも言われると思うが、先程も言ったように「Think global」である。全市的な観点で見てもらわなければいけない。自分の課や局だけでなく全市的な観点で考えなければならない。
 今、大事なのはP(Plan)である。「事前の一策は事後の百策に勝る」と言われる。事前にしっかりと議論して、計画を練っていたら、その仕事は段取り八分と言って、八八割できたのと同じである。Doはそのとおりやればいいが、我々役人は、Do を一生懸命やる。そして、次に大事なのはCheck・Actionである。今、「検証がなされているか」ということがよく問われる。「堺東が全然活性化していない。地価も上がってない」とか、「人通りが少なくなっている」とよく言われる。私は堺区役所や建築都市局の職員にCheck・Actionをしっかりするように言っている。経済効果や地価の上昇や、人の流れについて、「こうなってるよ」と丁寧に説明し正しく理解してもらわないといけない。例えば利晶の杜が赤字だと言われるが、あれは文化や芸術に対する投資をして1年で27億円の経済効果を出しているのだということを理屈で説明することが必要だと思う。
 そういう意味で市の職員はやはり政策マンであるだけでなく、市民に対してPR・啓発を担当する広報マンでなければならない。自分の部局の仕事だけではなく、違う部局でも市民が今関心を持っていること、例えば保育所の送迎にいった時に堺の子育て施策がどうなっているかということを建設局の職員が聞かれる場合もある。私もこの前、孫の保育所に迎えに行った時に、堺の保育施策がどうなっているかを聞かれるかもしれないと、ちゃんと頭の中に入れておいたが、そういうことを皆さん方も予想しないといけない。ありとあらゆることを予想して市民の皆さん方と対応する。私も予想できないことはたくさんあるが、できるだけシミュレーションしておくことが大事である。
 そういう意味で、私は皆さん方に是非Pをしっかりとやり、段取りをしっかりやってもらいたい。あわせて、Check、検証をしっかりとやってもらい、施策を進めてもらいたい。市の職員は税金をお預りしているのだから、意識して事業効果と経済効果を必ず出すようお願いしたい。

 (3)人事管理
 人事評価システムを活用した部下の育成
 今、政治や行政の世界の中で、「忖度」という言葉が流行っている。「忖度」は上司にではなく、市民にするのが公務員の仕事である。だから皆さん方は間違ってはいけない。市長を忖度してはいけない。市民を忖度して、施策を打ち出さなければならないと思う。
 我々公務員は性善説や性悪説に基づいて仕事をしてはいけない。公平公正にあらゆる資料をそろえて、あらゆる情報を整理して、自分や先人のあらゆる経験を踏まえて、チェックすることが必要である。公平公正、原理原則、経験をフル動員して判断しなければならないと思う。忖度は上司ではなく市民であるということを確認してもらいたい。
 皆さん方も部下の人事管理には気を使うと思う。人事管理の中で一番大事なのは、やはり褒める、そして指導していくことだと思う。怒ってばかりというのではなく、指導するという見地が必要である。そして、一つできたら褒めるということを絶対忘れてはならない。人事管理システムはまさに評価から始まると思う。評価は、指導して人材育成するためにするものである。
 「人事評価でボーナスに差をつけるのはいかがなものか」というようなことを言われている。成果を挙げた人に対し報いること。そしていろいろな事情でできなかったときは、配慮をしながら差をつけること。これらがなかったら、我々の社会は動かないと思う。評価を上げた人も仕事を進めなかった人も、ミスした人も同じボーナスだったら、誰が働くのかということになる。
 人事評価を人材育成のために使いながら、しっかりと差をつけていくことも必要である。しかし、大きな差をつけるだけではダメである。今回、教員が大阪府から堺市の職員になって、人事評価システムが変わった。人事評価システムを大阪府のように極端な差をつけることなく、差はつくけれど、その差がわかるように育成できるよう評価システムを変えた。1年後に前回とどう違ったか、検証しないといけない、と教育委員会にお願いしている。私はすべてが平等であるというのは、まさに人間性を無視したものだと思う。時には指導して、時には褒めて、時には一緒になって考える、そういう上司と部下の関係でありたいと思っている。

 (4)ワークライフバランスの推進
 働き方改革
 そして、これからはワークライフバランスを考えてもらいたい。堺から働き方改革を発信していかなければならない。私はイクボス宣言を全国の首長の中でトップでやらせていただいた。しかし、私自身がイクメンではなかったことを非常に恥ずかしいと思っている。子どもが小さい時にもっと一緒に過ごしたかったなと、今、孫ができてそう思っているところである。
 子どもが小さい時は、できるだけ付き添い、ふれあってもらいたい。子どもは小学校3年生、4年生くらいまでは皆さん方に付いてくるが、5年生以上になったらなかなか付いてきてくれない。小さい時にしっかりと子どもとスキンシップを取りながら思いを共有していく、生活を共有していく、それが大事だと思う。そして、そういう子どもはまた高校を卒業したら帰ってきてくれる。私は、4人子どもがいるが、思春期から、非常に遠くなったと思ったが、彼らが大学生になって、社会人になってから、また私に近い存在になってきたということを非常に嬉しく思っている。子どもたちも自分の子どもができたら余計に親のことがわかるようになって、近づいてきたと思う。そういう意味で皆さん方はしっかりと愛情を子どもや配偶者に注いでもらいたい。
 私たちは常に仕事の改善をしないといけない。それも全力をあげてやらないといけない。仕事に軽重はない。一つの仕事をするのに、例えば、封書を発送する仕事から政策立案する仕事もあるが、補佐級の皆さん方はすべて上司と部下に挟まれながらも両方やってもらうことが必要だと思う。すべての仕事について全力投球をしていく。仕事の中には、もうこんなのはやめた方がよいというものもある。私のところに届く各局が発行する冊子を見ても、本当に冊子として作成する必要があるのか、データにすればいいのではないかと思うものがある。冊子にするには校正もしなければならないし、大変だと思う。こういったことからも自分の仕事をもう一度見直してほしい。
 昨日、行政管理課から、昨年に引き続き、各区の事務改善を競う取組をやりましょうかという話があった。しかし、今、区役所は、区教育健全育成会議や区民評議会もあり忙しいので、その事業は大事だが2年に1回にしてもいいのではないかと指示した。毎年やらないといけない取組もあるが、2年に1回でいいものもある。そういうふうに仕事の軽重、濃淡、主従をつけていくことが大事だと思う。仕事を峻別し、いらない仕事をやめていく、改善していく、そういう視点で考えてもらって、峻別して残った仕事は全力でやってもらいたいと思う。
 私は皆さん方とともに、これからも、堺の市政をどう進めていくべきかということをしっかりと考えていきたい。行財政改革をするとともに、皆さん方の働きがいを向上させることが市長の仕事だと思う。そして、コストパフォーマンスを最高にする、予算を効率的に使っていくことが私の仕事であり、皆さん方の仕事であると思う。私の尊敬する経営者で「仕事はおもしろおかしく」という言葉を言った人がいる。これは堀場製作所の堀場雅夫さんという方で、私も生前、お会いしたが、「人生の一番良い時に、一番良い時間に仕事をするんだから、おもしろおかしく仕事をしないといけない。うちの社是は、おもしろおかしく」と堀場さんは言われた。堺市役所においても、おもしろおかしく仕事をしないといけないと思う。おもしろおかしくしっかりとやっていく、それが必要だと思う。

3 最後に

 先程、大阪府立大学の学生に講義してきたところだが、講義の中で私は学生たちをちょっと叱った。おはようございますと私が言っても、学生がほとんど挨拶をしないので、「挨拶と声かけと笑顔、AKEが堺では大事だと言ってるんだよ。君たちが社会人になったとき、そんなことが試されるんだよ」と言った。皆さん方の職場の中でもAKE、市民に対してもAKEをしっかりと実践することが大事だと思う。
 それを実践しようと思ったら、健康でなければならない。健康な体だから仕事がしっかりとできると思う。いつも言っているが、皆さん方の健康だけじゃなくて、部下や家族の健康を管理するのも皆さん方の仕事である。健康第一で仕事をしてもらいたい。
 私は今、10時になったら寝るようにしている。ストレス解消もやっぱり睡眠をとることである。睡眠を十分とって、できるだけ朝早く起きる。私はいつも4時に起きている。今日もどんなことを話すか準備した。皆さんもできるだけ朝早めに起きて活動してもらいたい。
 地域の方々やご友人とも、しっかりと交流してもらいたい。そうすることで堺市の職員としての信頼も得られると思う。私もできるだけ垣根を取り払ってお話ししたいと思っている。今日も府大の学生さんが話かけてくれたから、その学生さんと話をして一緒に写真を撮った。私のフェイスブックにその写真を載せている。皆さんもいろんな人と付き合ってもらいたい。
 今後とも堺市政が発展していくよう、一緒に頑張りたいと思う。ありがとうございました。

このページの作成担当

総務局 人事部 人材開発課
電話:072-228-7194 ファックス:072-228-8823
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館5階

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