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令和元年度第4回堺市教育委員会指定管理者候補者選定委員会会議録

更新日:2020年1月6日

開催日時 令和元年10月17日(木曜)  9時30分開会 12時10分閉会
会場 堺市役所高層館10階 教育委員室
出席委員

委員長 初田 茂樹(堺市総務局行政部行政管理課総括参事役)
委員  岩本 洋子(岩本法律事務所 弁護士)
委員  熊森 照明(日本プラネタリウム協議会 近畿地域ワーキンググループ代表者)
委員  小山 久子(大阪芸術大学特任教授)
委員  中川 幾郎(帝塚山大学名誉教授)
委員  林 紀美代(林紀美代公認会計士事務所 公認会計士)

欠席委員 なし
事務局 総務部 総務課 課長 安野 勝 ほか
所管課 学校教育部 教育センター 所長 谷野 敏子 ほか
案件名

1 堺市教育文化センターの指定管理者候補者選定に係る書類審査について
2 堺市教育文化センターの指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について
3 堺市教育文化センターの指定管理者候補者選定に係る面接審査について
4 堺市教育文化センターの指定管理者候補者の選定結果について

会議資料

会議次第(PDF:63KB)
面接審査における基本質問項目(案)(PDF:96KB)
審査点数表(PDF:154KB)
選定審査方法について(PDF:225KB)

開会

事務局

 令和元年度第4回堺市教育委員会指定管理者候補者選定委員会を開催する。

定足数報告

事務局

 出席6人、欠席者なしで、会議の開催に必要な定足数を満たしていることを確認。

応募団体との関係の有無確認

事務局

 委員長及び委員が、自己、配偶者又は3親等内の親族が、選定の対象となる団体の役員その他これに類する地位にある場合、又は当該団体と直接の利害関係にないことを確認。

応募団体からの接触等の有無確認

事務局

 応募団体から委員長、委員及び市職員に対して、本件応募について、自己の有利となる目的のために、接触等の働きかけがないことを確認。

配付資料の確認

事務局

 配付資料を確認。

本日の予定の確認

事務局

 本日の会議では、案件1「堺市教育文化センターの指定管理者候補者選定に係る書類審査について」、案件2「堺市教育文化センターの指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について」、案件3「堺市教育文化センターの指定管理者候補者選定に係る面接審査について」、案件4「堺市教育文化センターの指定管理者候補者の選定結果について」を審議することを確認。

案件審議

委員長

 それでは案件の審議に入る。まず、案件1「堺市教育文化センターの指定管理者候補者選定に係る書類審査について」に関して施設所管課から応募団体の概要等の説明をお願いする。

施設所管課説明

施設所管課

 応募団体の概要について説明。
 応募比較提案内容については、比較資料を参考に比較提案の項目ごとに説明。

委員長

 説明について、質問はあるか。

岩本委員

 レストランはしてもしなくてもよいものか。

施設所管課

 レストラン運営をしていただきたいが、ここ数年赤字が続き厳しい状態が続いているので、難しければそれに代わる提案をいただきたい。

林委員

 プラネタリウムの外部委託は認めているか。

施設所管課

 一部委託可能業務一覧にはいれていないが、一覧に示す業務以外でも市との協議により委託可能であると認められた業務については委託可能としており、協議に基づき第三者委託は可能と考えている。

林委員

 プラネタリウムを受託する団体はあるか。

施設所管課

 運営できる団体はいくつかある。

委員長

 他に質問はないか。         

(質問なし)

委員長

 書類審査を行う。審査表により仮採点を行うが、事務局から注意事項の説明をお願いする。

注意事項説明

事務局

 資料「選定審査方法について」により説明した。

委員長

 仮採点をお願いする。

案件審議

委員長

 案件2「堺市教育文化センターの指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について」に入る。事務局より説明をお願いする。

面接審査の進め方の説明

事務局

 応募団体からのプレゼンテーションを受けた後、まず委員長から基本質問を行い、その後各委員から個別に質疑応答を行う。すべての団体の面接が終わった後、比較検討のための意見交換を行い、採点を行う。

基本質問項目の内容の説明

施設所管課

 資料「面接審査における基本質問項目(案)」の内容の説明。

委員長

 説明について、質問はあるか。

(質問なし)

委員長

 本件は原案のとおり承認することに異議はないか。

全委員

 異議なし。

委員長

 異議なしと認め、本案は原案のとおり承認する。

案件審議

委員長

 案件3「堺市教育文化センターの指定管理者候補者選定に係る面接審査について」に関し、事務局に進行管理をお願いする。

面接審査(A団体)

事務局

 それでは、A団体に入室してもらう。

(A団体入室)

事務局

 委員の紹介を行い、面接審査の進め方について説明した。
 団体名、出席者の役職と名前の紹介をお願いする。

(A団体の出席者紹介)

事務局

 それでは応募書類に基づきプレゼンテーションをお願いする。

(A団体のプレゼンテーション)

質疑応答(A団体)

委員長

 それでは、質疑に入る。まず私から質問をする。
 堺市では、「自由都市堺文化芸術推進計画」において、文化芸術が子どもや高齢者、障害者等にも社会参加の機会をひらく機能を持つという「社会包摂」の理念も踏まえ、文化芸術による「自由で心豊かな市民生活の実現」を図ることを基本目標に掲げている。
 文化芸術が社会にもたらす効果としては、地域のイメージアップ、にぎわいの創出、健康の増進、子育て問題の解決等が挙げられるが、こうした社会課題の解決に資するため、中文化会館の事業をどのように実施していけばよいか、その考え方を示されたい。

A団体

 社会包摂の機能の基盤施設であることはミッションの一つとして掲げているが、社会的弱者と呼ばれる方々も気軽に参加いただけるように、自主事業の充実を図った。利用促進策としても、利用者の固定化を防ぎたく、誰でも気軽に参加いただけるように、向上策をいくつか挙げた。

委員長

 プラネタリウムのアウトリーチでは、どのようなことを計画されているか、通常運営時と工事期間中のそれぞれについて説明されたい。

A団体

 通常運営時は今夜の星空解説と全天周の映像の投影になる。アウトリーチではそれをミニマムに再現できるように家庭用のプラネタリウムを使い、今夜の星空解説やパワーポイントを使った星の解説等を行う。

委員長

 それでは、各委員から質問があればお願いする。

林委員

 組織体制でプラネタリウムは委託になっているが、どのように管理するのか。

A団体

 現在の業者に依頼したいが、難しい場合は直接実施したい。

林委員

 プラネタリウム専門職員がいるか。

A団体

 他の施設に専門の者がいるので、相談しながら実施したい。

林委員

 自主事業で高校生が講師になる事業があるが、実例があるか。

A団体

 他の施設では、農業高校の生徒がワークショップなどを実施している。具体的には、実施することが決まってから団体や学校に声をかけて、地域に密着した企画を多めにできればよいと思う。

林委員

 目標達成について、クッキングルームやミュージックルームの稼働率を上げると掲げているが、具体的な方策はあるか。

A団体

 講座事業においての積極的な活用や、施設の詳細情報を掲載した資料の配付や、情報発信としてPRF動画の作成を考えている。

熊森委員

 プラネタリウムのアウトリーチについて、家庭用プラネタリウムというのは具体的にはどういう機種か。

A団体

 レンタルで考えている。どの大きさでアウトリーチができるかも検討しながら進めていきたい。

中川委員

 中文化会館の地域特性をどのように把握しているかをお聞きしたい。

A団体

 堺市全体として住みやすいまちと思っている方や、これからも住みたいと愛着や誇りを持っている方が多い印象を持っている。しかし、自分の区の特色を知っているかという質問に対しては、知らないという回答が多いという認識を持っているので、それを受けて、地域資源を積極的に活用していけるようにと思い、事業に反映した。

小山委員

 利用者懇談会とあるが、実施している状況と活かし方を教えていただきたい。

A団体

 よく使っている団体の代表者や、この会館をよくしたいと考えている方5~6人から意見をいただいて、すぐできるものはサービスに反映する。市と協議が必要なものについては、来年以降改善するものとして活用している。

小山委員

 具体的にどんな課題が出ているか。

A団体

 他の施設ではサインが見にくいとの意見があったので、早急に作成し、目立つように努めた。料金についても高いという相談もあったので、改善に努めた。

小山委員

 その結果をホームページで公表しているか。

A団体

 新しく始めた場合は案内しているが、ホームページで記載するところまではしていない。館内の掲示はしているところはある。

林委員

 利用者に対して、レストランに替わる方策で、レストランと同等な利便性を与えた実績はあるか。

A団体

 レストランは立地条件等から採算性は厳しいと思う。利用団体から上がる声としては、お昼を挟む会議をしたいので、お弁当がいる場合は、市内のケータリング先を事前に集めておいて注文を受けて代行しているところもある。

林委員

 今回もそれは考えているか。

A団体

 近隣の飲食店マップやケータリング可能な店舗のリストは用意するが、ニーズに応じて臨機応変に対応したい。

小山委員

 大規模災害を多く経験されているとあるが、具体的に教えていただきたい。

A団体

 ホールが冠水した事例では復旧作業を実施した。また、他の施設では、帰宅困難者や避難者の受け入れを行うなど、職員が泊まって対応した。また、ホールが使えなくなった施設では、部屋だけの貸出となったが、所管課と密に連絡を取り、どのように今後の経費を考えていくかということを、提案なども含めながらの協議や、近隣の施設の案内などをした。

事務局

 それでは、退室をお願いする。

(A団体退室)

意見交換(A団体)

委員長

 プレゼンテーション及び質疑応答について、意見交換を行う。
 ご意見等あるか。

岩本委員

 自主事業は面白そうなものがあり、やりたいところは一生懸命やるが、それ以外は弱い感じがした。

面接審査(B団体)

事務局

 それでは、B団体に入室してもらう。

(B団体入室)

事務局

 委員の紹介を行い、面接審査の進め方について説明。
 団体名、出席者の役職と名前の紹介をお願いする。

(B団体の出席者紹介)

事務局

 それでは応募書類に基づきプレゼンテーションをお願いする。

(B団体のプレゼンテーション)

質疑応答(B団体)

委員長

 それでは、質疑に入る。まず私から質問をする。
 堺市では、「自由都市堺文化芸術推進計画」において、文化芸術が子どもや高齢者、障害者等にも社会参加の機会をひらく機能を持つという「社会包摂」の理念も踏まえ、文化芸術による「自由で心豊かな市民生活の実現」を図ることを基本目標に掲げている。
 文化芸術が社会にもたらす効果としては、地域のイメージアップ、にぎわいの創出、健康の増進、子育て問題の解決等が挙げられるが、こうした社会課題の解決に資するため、中文化会館の事業をどのように実施していけばよいか、その考え方を示されたい。

B団体

 社会課題を文化芸術の力を活用して解決していこうということで、施設運営の大きな役割として社会包摂の役割を果たしていく、これまでの取組が貧弱であったと振り返っている。プラネタリウムは市内の団体等に案内をして、来館いただく機会は多いと思っているが、団体とのコミュニケーションを深めるために自主事業に参加いただく機会を提供するであるとか、カフェを運営しているので、チャレンジショップ的に日を設けて、運営の取組も様々な機能を使っていきたい。来館するだけではなくいろいろな企画にも参加いただけるような場面を作っていきたい。

委員長

 プラネタリウムのアウトリーチでは、どのようなことを計画されているか、通常運営時と工事期間中のそれぞれについて説明されたい。

B団体

 開館中は天文の団体と連携していきたい。休館中については、大浜体育館の体育エリアに移動式のプラネタリウムを準備し、周知活動を行いたい。また、太陽望遠鏡や保有プラネタリウム番組等の天文普及事業用機材を活用し、アウトリーチ活動を実施したい。

委員長

 それでは、各委員から質問があればお願いする。

熊森委員

 ミニプラネタリウムライセンスとはどういうものか。

B団体

 ミニプラネタリウムの設備は使用権があり、ライセンスを提供している業者から購入している。

熊森委員

 基本的には平面型と考えてよいか。

B団体

 ドームもある。

林委員

 現在の課題と思っていることはどのようなもので、どのように対応しようと思っているか。

B団体

 課題は利用者数と稼働率。中規模で市民に利用しやすい環境のため、それを打ち出していく。吹奏楽や市民の発表の機会をできるだけ誘致していく活動をしていく。来場者数の拡大には、プラネタリウムをはじめソフトの向上。数も大事と思うため、たくさんの方に来ていただくソフトの事業の展開もしていく。レストランの運営もしているため、イベントのない日でも食事だけ楽しめるなど、来やすい環境を整えて課題解決を図っていきたい。

小山委員

 プラネタリウムの目標値は減少するか。

B団体

 回数維持していきたい。来場者数は、プラネタリウムの自体の観覧者数の拡大を図っていく目標設定にしている。

小山委員

 これはプラネタリウムに来ていただく数か。

B団体

 そのとおり。

小山委員

 レストランの赤字が続くことについてはどう考えているか。

B団体

 イベント時はにぎわっているが、平日イベントが何もない時にどれだけ来ていただけるか、そのあたりに注力してどれだけ赤字を減らせるか、努力をしていきたい。

小山委員

 具体的な方策は。

B団体

 平日イベントが何もない時に来場いただけるような、魅力のあるメニューであるとか、サービスを提供していき、繁閑の幅を縮めていく。プラネタリウムの運営としてチラシを配布しているが、そのチラシにもカフェのエリアがあることを明記し、周知を図る。

岩本委員

 施設改善の提案はしているか。

B団体

 光熱水費については、市の方でLED化も進められ、削減している。それを市民の利用に還元できるよう、優先順位をつけ施設改善していく。

事務局

 それでは、退室をお願いする。

(B団体退室)

意見交換(B団体)

委員長

 プレゼンテーション及び質疑応答について、意見交換を行う。
 ご意見等あるか。

小山委員

 新しいことに対するアイデアが薄いような気がする。

岩本委員

 こども茶会や職業体験など新しいことを考えている割には、大胆な変え方の提案はなかった。

中川委員

 プラネタリウムに関してはアウトリーチに歴然とした差があり、答えが出た。双方ともに言えるのは教育の観点からどれくらい機能を期待するかが大事だ。

意見交換(比較検討)

委員長

 ここで2団体のプレゼンテーション、質疑応答等の結果を踏まえ、比較検討のための意見交換を行う。
 ご意見等はあるか。

林委員

 B団体は安定性があり、構成しているそれぞれの企業もしっかりしている。

(採点・審査表の回収)

案件審議

委員長

 それでは、案件4「堺市教育文化センターの指定管理者候補者の選定結果について」に入る。

 当委員会では、得点が最上位のものを指定管理者候補者として選定することとなっている。各団体の得点を最も高いものから順に読み上げる。

 1位 B団体 総合計得点 725点
 2位 A団体 総合計得点 620点

 第1位のB団体の総合計得点は、満点の60%以上に達しているため、総合計得点の最も高いB団体を堺市教育文化センターの指定管理者候補者として選定する。
 以上で、本日の案件の審議は全て終了した。
 なお、本日の選定結果については、事務局から堺市へ書面で報告をお願いする。

閉会

委員長 

 以上で、令和元年度第4回堺市教育委員会指定管理者候補者選定委員会を閉会する。

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教育委員会事務局 総務部 総務課

電話番号:072-228-7435

ファクス:072-228-7890

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