平成28年度 第6回堺市建設局指定管理者候補者選定委員会会議録
更新日:2017年2月28日
開催日時 | 平成29年2月9日 午後2時開会 午後3時30分閉会 |
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会 場 | 堺市役所 本館3階 第1会議室 |
出席委員 | 委員長 目久保 秀明 |
欠席委員 | な し |
事 務 局 | (建設総務課長)松田 彰浩 外 |
所 管 課 | (公園緑地部長)山上 英信 |
案 件 名 | (1)堺市泉ヶ丘プール指定管理者候補者選定にかかる書類審査について |
会議資料 | 会議次第(PDF:59KB) |
開会
事務局
第6回堺市建設局指定管理者候補者選定委員会を開催する。
定足数確認
事務局
委員会は委員全員出席で、委員定足数を満たしている。
応募団体との関係の有無確認
事務局
応募団体と関係のある委員はいなかった。
応募団体からの接触等の有無確認
事務局
各委員に対して、応募団体からの接触等はなかった。
配付資料確認
案件確認等
事務局
本日の審議結果は、事務局から堺市に書面で報告する。
また、会議録は、非公開部分を除いて、堺市ホームページで公開する。
案件審議
(案件1)
委員長
第6回堺市建設局指定管理者候補者選定委員会の案件の審議に入る。
案件1の「堺市泉ヶ丘プール指定管理者候補者選定にかかる書類審査について」、応募団体から提出のあった「応募書類の確認結果」、「応募団体の概要」及び「企画提案書の概要」について、所管課から説明をお願いする。
所管課説明
所管課
応募団体は1団体であり、応募に必要な条件を満たしていることを報告
応募団体及び企画提案書の概要について説明(資料1-1)
委員長
何か質問・意見はないか。
谷委員
業務仕様書9ページの「(10)研修」「エ」の項目では、プール開場期間中は毎月研修を実施することになっているが、企画提案書の研修予定表には6月分しか記載がない。
所管課
企画提案書には雨天等の閑散時に随時研修を行うと記載があるので、その際に実施してもらえると考えている。
谷委員
同ページの「(11)非常事態及び事故発生時の対応」に連絡通報体制表を作成することと記載があるが、具体的にはどのようなものか。また、今回の応募時に提出する必要はあるのか。
所管課
連絡通報体制表とは、緊急事態が起こった際の所管課・警察・消防・病院等への連絡体制を記載したものである。緊急時の連絡体制が誰にでもわかるように事務室等に貼り出してもらうことを想定している。応募時に提出は求めていない。
委員長
他に質問・意見はないか。
委員
<質問等なし>
委員長
それでは、書類審査の仮採点を行っていただく。事務局から採点にあたって注意すべき事項について説明をお願いする。
事務局
採点にあたっての注意すべき事項を説明(選定審査表、参考資料1)
書類審査仮採点
委員長
それでは、書類審査の仮採点をお願いする。
(案件2)
委員長
次に面接審査の流れについての説明と、案件2「堺市泉ヶ丘プール指定管理者候補者選定にかかる面接審査の基本質問について」の説明をお願いする。
事務局
面接審査の流れについて説明(参考資料3)
所管課
面接審査の基本質問について説明(資料1-2)
委員長
何か質問・意見はないか。
委員
<質問等なし>
委員長
資料1-2の内容を基本質問項目とし、私が代表して質問することでよいか。
委員
<異議なし>
(案件3)
委員長
次に、案件3の「堺市泉ヶ丘プール指定管理者候補者選定にかかる面接審査について」の審査を進める。
応募団体入室
事務局
<応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明>
出席者紹介
プレゼンテーション
質疑応答
基本質問(1)
委員長
安心・安全なプールの管理運営に関し、事故が起きないようにするための事前対策、事故が起こった際の対応策が必要だが、提案の中で「類似施設で発生した事故事例を分析、研究して教育テキストやマニュアルを作成」とあるが、他施設での作成例があればその事例を、なければどのようなマニュアルの作成を考えているか説明をお願いする。
応募団体
親会社が夏場を含めると全国的に50施設ほど管理運営を行っているので、グループ会社内でプールでの事故事例や利用者とのトラブル事例等を積み上げてマニュアルを作成し、スタッフへの教材として使用している。グループ会社として積み上げたものがあるので、泉ヶ丘プールのスタッフへの教育にも使用していきたい。
基本質問(2)
委員長
安心・安全なプールの管理運営には、適切な人員配置は不可欠だが、責任者、救護員、監視員などが急遽不足するなど、運営上不具合が発生した場合の対応について説明をお願いする。
応募団体
配置する人員は40名程度だが、スタッフ全員で120名ほどの採用を考えているため、基本的には対応できると考えている。また、インターネットを利用したスケジュール管理ツールやSNS等、スタッフ全員へ連絡できるツールを使用しており、急にスタッフに欠員が生じた場合には全員に連絡して欠員を埋めるような体制を取っていきたい。
基本質問(3)
委員長
事故を未然に防ぐための対策と事故が発生した際の対応など、安全を確保するうえで重要だと思うポイントについて説明をお願いする。
応募団体
事故を未然に防ぐことが最も重要だと考えている。そのためには3点大事な点がある。1点目は利用者数に合わせた監視員の配置である。事故を未然に防ぐためには監視員数が多いことが安全・安心につながると考えている。2点目は、スタッフへの教育である。もしものことがあった場合に適切に対応できるかが問われるので、技術を持ったスタッフを配置できるように教育を行うことが大事である。3点目は、利用者への注意喚起である。利用者の方にも協力していただく必要があるため、体調が悪いときには入水を控えるよう呼びかけ、また熱中症にも気をつけてもらう等の注意喚起を行う。この3点が事故を未然に防ぐために大変重要であると考えている。事故が発生した場合についてだが、スタッフは笛とトランシーバーを持っているため、緊急事態が起こったらまず笛を吹いて、緊急事態が発生したことをスタッフや利用者にお知らせし、一番近い監視員が救助に当たる。その間にトランシーバー等を使って責任者や救護員が現場に駆け付け、心肺蘇生を行う。また、受付員が119番通報をして救急隊員に来てもらう。その他のスタッフについては、救急隊員が来た時の誘導や他の利用者にプールから上がってもらう等の対応を行う。救助・連絡・二次事故の防止、この3点をしっかりと行える体制を整えていきたい。
委員長
各委員からの質問はないか。
谷委員
スタッフについて、18歳以上の方を120名採用するのは大変だと思うが、予定通り集まらなかった場合はどうするか。
応募団体
人件費や募集に関する広報費については、それを見越したうえで予算を計上しているので、予定人数が集まる見込みはあると考えている。
谷委員
収支計画書を確認すると収支が均衡している。例えばどうしてもアルバイトが集まらないとなった場合には、時給アップや広く募集をかける等の対応を行うことで赤字になる可能性もあるが、そのような場合でも継続して管理を行ってもらえるのか。
応募団体
もちろん最後まで責任をもって管理を行う。もし当初の募集で人員が集まらなかったとしても、親会社が大きい会社であり関西でも17プール管理している。近隣プールのスタッフに来てもらう等の対応を行い、人員を確保したいと考えている。
谷委員
決算書について、前々期のためわからないかもしれないが、平成27年3月期に販売費及び一般管理費の中で支払手数料が約540万円とあり、大きい金額だと思うが、何かあったのか。
応募団体
本来であればこの場でしっかりと答えなければならないが、財務に詳しいものがいないため、確認させていただきたい。何かしらの影響があったと思う。
谷委員
直近の平成28年3月期であれば覚えているかと思うが、雑収入の約113万円は何か。
応募団体
キャリアアップ制度という正社員雇用関係の助成金があり、その収入である。
谷委員
販売費及び一般管理費の中で378万円計上されている貸倒損失の原因は何か。
応募団体
スイミングスクールの運営を請け負っていたが、発注元の会社が倒産してしまい、未回収となってしまった。
谷委員
貴社は平成25年の設立であり、決算書等を確認すると財務基盤がそれほど強くないと感じている。思わぬ相手先の倒産などがあった場合に資金繰りが苦しいケースも考えられるが、その場合は親会社が対応するのか。
応募団体
そういった場合は親会社が対応するので問題ないと考えている。
本間委員
親会社を含めたグループ会社で情報共有をするとのことであり、安全面に関する情報や、運営方法、アルバイト募集のノウハウ等の共有が考えられるが、具体的にはどういった形で情報共有をしているのか。
応募団体
弊社は親会社の西日本事業部という括りに属しており、その中に約20名いる全責任者を集めて夏場のシーズン前にミーティングを行い、まずはそこで情報共有を図っている。他には先ほども申し上げたインターネットを利用したスケジュール管理ツールで情報共有を行っている。例えば、昨年に親会社が管理している千葉のプール施設で死亡事故が1件あったが、その情報共有は行っている。他にはトラブル事例や台風情報等も共有している。シーズン前の会議、SNS等を活用した情報共有、シーズン後の会議を行うことを毎年繰り返しており、その情報をグループ内で蓄積している。
本間委員
千葉での死亡事故事例について、原因やそれに対する対処を教えていただきたい。
応募団体
昨年7月に水深1.2~1.9メートルの50メートルプールで発生した事故で、原因は亡くなられた方が持病をプール内で発症してしまったことである。状況としては、泳いでいたところ立ち泳ぎのような姿勢になり、次に顔が水面につき少しの間その状態のままだったため、すぐに監視員が救助を行った。その後すぐに責任者と看護師が心肺蘇生やAEDを使用して対応を行い、救急隊へ引継ぎした。事故後の検証では、弊社の対応に問題はなかったとされている。再発防止策として、体調が悪い方の入水や、温水プールにおいても血圧の高い方は水泳教室参加を控えてもらうなど呼びかけを強化し、また緊急時の対応を再確認した。常日頃から職員全員が緊急時の対応を頭に入れて再認識しており、今回、適切に対応ができたと考えている。
本間委員
プールで溺れたことが原因ではなく、持病が発生して亡くなられた場所がプールだったということか。
応募団体
事故後に病院の方等から聞いた話によると、もともと持病があり、プール内で発症したため死亡事故になってしまった。弊社の対応に過失があったわけではなく、ご本人の容体に原因があったと思われる。
本間委員
アルバイトの方への研修について、企画提案書では6月に研修を行う予定になっている。開場期間間際になって採用された方への研修体制はどのように考えているか。
応募団体
基本的には5月のゴールデンウィーク明けぐらいから募集をかけるが、大学生が多いため、6月の土日で研修を行う予定である。7月のシフトは6月下旬には作らなければならないので、もし人員が足りなければ追加募集をし、その方たちに随時研修を行うことを考えている。また、管理責任者が救急の研修を行うことができる資格を持っており、堺市消防局主催の応急手当普及員研修の受講も計画している。
本間委員
ギリギリになって採用された方については、研修を受けない限りはプール監視業務につけないということか。
応募団体
そうである。
山田委員
泉ヶ丘プールは施設的に老朽化しているが、老朽化した施設の管理において特に注意すべきポイントはあるのか。
応募団体
設置から40年を経過しており、バリアフリーの認識があまり無かった時代に建てられた施設であると思われる。障がいをお持ちの方やベビーカーを押している乳幼児連れの方等へ声かけをし、お手伝いできることは多くあると考えている。受付員も全員トランシーバーを持っているので、そういった方がお越しの場合には、責任者や待機しているスタッフがすぐに声かけをして対応することを考えている。
佐保委員
管理している他プールにおける監視員の男女比はどうか。
応募団体
7~8割男性である。最近は特に日焼けを嫌がる女性が多いため、女性の割合を多くすることが難しい。ただ、運動部で外で活動している方もおり、その方と同じ運動部の友人は日焼けに抵抗があまりない場合もある。そういった方を紹介してもらう等して女性割合を多くしていこうと考えている。
佐保委員
アルバイトの方の時間給はどれぐらいで考えているか。
応募団体
最近は相場が上がっているので、適正な金額をこれから研究していかないといけないと考えている。人員確保を前提に人件費予算を計上している。
佐保委員
自主事業として提案のあったスイカ割りはどれくらいの頻度で行うのか。
応募団体
基本的には月一回ぐらいで予定しているが、利用者の方に好評であれば回数を増やすことも検討する。
委員長
以上で質疑応答を終了する。
応募団体退室
委員長
プレゼンテーション、質疑応答等を踏まえ意見交換を行うが、意見等はあるか。
山田委員
応募団体と親会社の関係は、別会社というよりは支社のような扱いなのか。
本間委員
親会社が情報管理をしていて、フランチャイズと本部みたいなイメージだと感じた。組織がどうなっているかはっきりとはわからないが、密接な関係はありそうだ。
山田委員
企画提案書には親会社の事例の記載も多くあった。
谷委員
法人格は別だが、親会社が100%株式を持っている。
本間委員
安全面については、面接の際も率直に回答していた印象である。
委員長
それでは書類及び面接の審査を踏まえて採点をお願いする。
集計結果発表
事務局
<集計結果一覧表を委員長及び委員に配付>
(案件4)
それでは、案件4「堺市泉ヶ丘プール指定管理者候補者の選定結果について」の集計結果を発表する。
総合計得点:289点
総合計得点が満点(400点)の60%以上に達しているため、応募団体を堺市泉ヶ丘プールの指定管理者候補者として選定する。
本日の案件の審議はすべて終了した。
以上で本日の委員会を終了する。
閉会
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このページの作成担当
建設局 土木部 建設総務課
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