平成30年度第2回堺市環境局指定管理者候補者選定委員会会議録
更新日:2018年11月28日
開催日時 |
平成30年9月28日(金曜) 午後1時00分開会 午後3時00分閉会 |
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会場 |
堺市総合福祉会館 5階 第2研修室 |
出席委員 |
委員長 戸奈 章〔総務局行政部行政管理課総括参事役(指定管理・内部統制担当)〕 委員 梅垣 明美〔大阪体育大学体育学部 スポーツ教育学科教授〕 |
欠席委員 |
なし |
事務局 |
坂本 成広(環境政策課長)外 |
所管課 | 澤井 一樹(環境事業管理課長)外 |
案件名 |
(1) 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る書類審査について |
会議資料 |
平成30年度第2回堺市環境局指定管理者候補者選定委員会会議録
開会
定足数報告
事務局
出席者5人、欠席者なし。委員会開催に必要な定足数を満たしている。
選考委員長及び委員と応募団体との関係の有無の確認
事務局
関係なし
応募団体からの選考委員長、委員及び市職員への接触等・働きかけの有無の確認
事務局
接触等なし
配布資料の確認
本日の審議案件
事務局
第2回環境局指定管理者候補者選定委員会の案件審議に入る。
本日の案件審議は
1 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る書類審査について
2 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問
(案)について
3 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る面接審査について
4 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定結果について
案件1の審議
委員長
「案件1 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る書類審査について」を始める。応募書類の確認の結果、応募団体の概要及び応募団体から提出のあった企画提案内容の概要について、所管課から説明をお願いする。
所管課
応募団体が応募に必要な要件を満たしていることを報告
応募団体の概要及び応募団体から提出のあった企画提案内容の概要について説明
委員長
所管課から説明のあった件について、質問・意見等はあるか。
阪尾委員
目標設定について、市が求める水準のスポーツ教室事業参加者数前年度比2%増は、31年度も求めるのか。
所管課
平成29年度に実施した天井耐震化工事による一部閉館で利用者数が減少し、平成30年度もその影響を受けていることから、実績を踏まえて決定したいと考えている。
委員長
ほかに質問、意見等はあるか。
委員
意見等なし
委員長
事務局から採点にあたっての注意事項の説明をお願いする。
事務局
採点にあたっての注意事項の説明
委員長
書類審査の仮採点をお願いする。
案件2の審議
委員長
「案件2 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問(案)について」を始める。
事務局
面接審査の進め方及び基本質問項目について説明
委員長
面接審査の進め方及び基本質問項目について、質問,意見等はあるか。
委員
意見等なし
委員長
面接審査の流れ及び基本質問項目について、異議はないか。
委員
異議なし
案件3の審議
委員長
「案件3 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る面接審査について」を始める。
<応募団体入室>
事務局
応募団体に対し、委員の紹介及び面接審査の進め方について説明
応募団体
出席者紹介
<プレゼンテーション 15分>
質疑応答
委員長
(基本質問1)
スポーツ教室事業参加者数として、提案目標に掲げる人数の設定根拠及びその目標の達成に向けた取組みについて、具体的な説明をお願いする。
応募団体
キッズスイミングにおいては、保護者様から非常に高い支持があると自負している。利用者に満足いただける質の高い運営により、リピーターが増えていくスパイラルになるので、品質向上が第一と考える。加えて、外部向けの告知も大事と考えており、通常時だけではなく、夏休みや春休みを利用した短期教室に来られた方に良い印象をもっていただき、そのまま会員として入会していただくことで、利用者数を増加させたいと考えている。
委員長
(基本質問2)
当施設は開館以降15年が経過し、各施設、器具、備品等においても経年劣化から突発的な故障も懸念されるが、施設を円滑に運営するため、どのように設備等を維持管理し、故障を未然に防ぐか。また、設備トラブル発生の際、どのように対応していくのか。
具体的な説明をお願いする。
応募団体
今回ジムのマシン42台の入れ替えを考えており、修理が相当数減るのではないかと考えている。また、設備は老朽化に伴い様々な不具合が出ており、これまで設備管理会社や堺市も一緒に設備の予防保全や長寿命化に向けた修理方法を相談し進めてきた。今後についても同様にできればと考えている。
委員長
各委員から質問があればお願いする。
梅垣委員
リピーターが多いフィットネス施設で、新規で利用される方をどのような告知や広報活動により獲得するのか。先ほどのスイミングスクール短期教室からの会員移行以外に何かあるか。例えば、国の調査によれば、20代から30代の子育て世代の女性の方の運動習慣がかなり少ないと言われているので、そういった人たちをターゲットにした広報活動やアイデアがあるか。
応募団体
現在、フィットネス業界全体でも総合型の施設では利用者の高齢化が進んでおり、特にのびやか健康館は、会員の平均年齢が高い施設となっている。小規模で24時間利用できるジムやプールとかお風呂は無いが、手軽に運動できる施設があちこちに開設しており、そちらを利用される若い方が非常に増えてきているからである。今回のマシンの入れ替えは若い方に来ていただきたい部分も狙っており、周辺の若い方向けのジムと比べても遜色のない魅力的な設備にしていきたいと考えている。また、告知については、これまでチラシを中心としてきたが、新聞を読まれていない若い方も増えているのでインターネットやウェブに重点を置く必要があると考えている。
梅垣委員
トレーニングマシンを新しく入れ替えることにより、ただ単に使い方を指導するだけでなく、これを利用した健康活動に活かせるようなプログラム提供等の考えがあるか。
応募団体
現状マンツーマンの有料トレーニングとしてダイエットプログラムや体幹を鍛え、調子を整えるプログラムを展開しており、今後も実施していこうと考えている。
阪尾委員
個人情報の記載がある帳簿類の管理について企画提案書に書かれているが、帳簿類以外に個人情報をパソコン上にデータ保有されることがあるか。その場合、管理チェック基準等があるか。また、どのようにチェックしているか。
応募団体
基本的には、個人情報を含むデータファイルをデスクトップに置くことを禁止し、個人情報フォルダーという専用フォルダーに全て入れて管理するルールとなっている。また、個人情報を含むファイル自体にもパスワードをかけ、セキュリティの徹底を実施している。
阪尾委員
パスワードを定期的に変更しているか。
応募団体
ファイルによって定期的に変更しているものと変更していないものがある。
阪尾委員
定期利用料金の年一括利用に関して、現行より1ヵ月分増額した内容を提案した理由は何か。
応募団体
周辺の競合施設に若い方の多くが流れ、会員数が減少してきていること。また、利用者の滞在期間が長く収入が下がる傾向となっている。更に、大阪府の最低賃金が上がっており、職員を手厚く配置する当館において厳しい状況となっている。かといって、利用料金全体を上げるのは難しいところがあり、年一括料金の世間一般相場並みへの
変更は比較的ご理解いただける範囲ではないかと考えている。
阪尾委員
利用者からすれば利用料金アップするということで、特に高齢者の方が多いのであれば、やはりご自身の生活なども考えて利用を控えられ、利用者数の減少に繋がる危険があるのではないか。
応募団体
いくらかはあるかもしれないが、11カ月分であったとしても毎月来られている方については、魅力的だと思うので、そこまで大きな影響はないと考えている。
阪尾委員
利用者に対して丁寧に説明されるか。
応募団体
そうしたい。
阪尾委員
堺市に各年度324万円を納付する提案をされているが、その額の根拠はあるのか。また、赤字決算でも納付するのか。
応募団体
利益があれば納付するというのではなく、堺市の立場を考慮し、定額制とした。額については5年トータルでプラスになればと考え算出した。
小林委員
スポーツ教室事業参加者数の目標達成に向け、キッズスイミングが幹となると説明があったが、その利用者は過去数年増えているのか。また、自主事業の実施計画のところで説明のあったキッズスイミング満足度ランキング1位をとった2018年度は、何か新しい取組みを行ったのか。それともこれまでの取組みが評価されたのか。
応募団体
キッズスイミングの在籍者数はほぼ横ばいとなっていることから、品質を上げ、外部告知をしっかりしていきたいと考えている。ランキング全国1位については、これまでの取組みが結果になったと認識している。
落合委員
賃借対照表に記載されている短期貸付金の内容は何か。事業内容に大きな動きがあったものではないか。
応募団体
当社が属する企業グループの中でキャッシュマネジメントシステムを導入しており、グループ内での資金の移動であって、当社の事業内容に大きな動きがあったのではない。
梅垣委員
赤字事業のレストラン運営について、具体的な解消策があるか。
応募団体
余剰な人員は配置していないため人件費削減は難しいことから、利用者に人気のメニューを充実させ売り上げを少しでも上げるのが一番の解決策と考えている。
阪尾委員
収支計画書の中に修繕料として計上されている数字は、具体的にどのような修繕を考えているのか。
応募団体
フィットネスジムのマシンとか、設備関係全てのものに対する修繕のトータル費用としている。
阪尾委員
企画提案書で維持管理の考え方として、事前保全と事後保全に分けて考えているが、この数字は事前保全と事後保全の費用を分けて計上しているのか。
応募団体
過去の実績から算出している。
阪尾委員
平成27年度から29年度の施設の維持管理等に要する経費と収支計画表の数字と多少違っているのではないか。
応募団体
設備の維持管理に係る費用は、収支計画表の修繕費に計上するもの以外にも、部品を購入し作業のみを委託するものがあり、そういった場合には消耗品費や委託料として計上している。それらを合わせると例年程度になる。
阪尾委員
市が作成した中期保全計画表では細かく設備ごとの事前保全が書いてあるのに対し、企画提案書ではすべてが事前保全ではないということが書かれているが、具体的に事前と事後を分ける基準のようなものがあるのか。
応募団体
設備のメンテナンス業者と堺市も含めて協議を行い、事前事後の実施時期を個別に決定できればと考えている。
委員長
ほかに意見や質問はないか。
委員
意見等なし
委員長
以上で質疑応答を終了する。
<応募団体退出>
委員長
プレゼンテーション、質疑応答を踏まえ意見交換を行うが、意見等はあるか。
阪尾委員
利用料金の値上げは、収支上やむを得ないのであれば、必要とも思うが、利用者からの反発が危惧されるため、利用者に対するフォローが必要と考える。
また、修繕費の関係で費目を複数に分けることはあるか。
落合委員
あり得る。
梅垣委員
プログラムについては、もう少しソフト的に工夫し、若い女性を対象としたプログラムがあれば、いいのではないか。新しいプログラムを提供されているとことも多い中、そういう情報を収集し、顧客の回転を速くして、新規利用者を獲得するようなアイデアがあればいい。
小林委員
キッズスイミングの利用者が横ばいの状態で、新しい変更をしていない中、2%増を見込まれているところに疑問が残る。
委員長
会計的にはどうか。
落合委員
非常に優秀である。
委員長
採点をお願いする。
<採点>
<審査表回収>
案件4
委員長
案件4 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者の選定結果について集計結果を発表する。応募団体の得点は290点。満点の60%に達しているため、応募団体をのびやか健康館の指定管理者候補者として選定する。
以上で、本委員会を終了する。
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このページの作成担当
環境局 環境都市推進部 環境政策課
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