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堺市
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【4】今後の施策実施にあたって

更新日:2012年12月19日

 これまで、資源調査結果等をもとに、様々な観点から今後の観光施策のあり方を検討したが、これらの検討結果は、現状の諸課題、堺の地域としてのポテンシャル等に応じた施策のあり方、取組みの方向性を示したものであり、いわば「筋立て」に当たるものであるため、今後、この内容を如何に具体化していくかが重要である。
 施策の具体化にあたっては、その内容を魅力的で、かつ持続的に展開可能としていく必要があるが、このためには、前述の基本コンセプト等のほか、以下のような点について、十分に検討を行わなければならない。

〈1〉戦略的・重点的な施策実施

 提起されている諸施策は、いずれも観光施策としては基本的なものであり、可能な限り同時並行的に推進していくことが望ましいが、実施に係る課題、コスト等も様々であり、効果としても、短期的に実現できる施策、中長期的に期待する施策がある。今後の施策の実施に当たっては、施策の目的も明確にした上で、優先順位を付しながら戦略的、重点的に実施していく必要がある。なお、施策の推進に当たっては、旧市立堺病院跡地に整備することとしている拠点施設が、堺観光の玄関口として基本的な機能を担うこととなるため、これとの整合性を勘案しながら、その推進を図る必要がある。
 また、ガイドブック・ガイドマップ、観光案内所等の改善、旅行会社への働きかけの強化等については、観光施策の中でも最も基礎的な要素であり早急に取組みを開始する必要がある。

〈2〉「おもてなし」の視点の重視

 かつて堺において大成された「茶の湯」文化は、「もてなしの心」の表現方法の体系でもあったと考えられる。しかしながら、堺の伝統産業や寺社等は、必ずしも観光客を主な顧客として発展してきたものではなく、この地域にはじめて訪れる観光客に対し、他の観光地の施設と比較し十分なホスピタリティを発揮していないのではないかとの指摘もある。
 厳しい地域間競争の中で堺に多くの来訪者を集めるためには、来訪者ニーズを重視する姿勢を徹底し、そのニーズに応じたサービスを、来訪者にとって快適な方法で行うことが不可欠である。特に、このような視点から、今後各種の施策の実施にあたっては、来訪者の立場にたって、そのニーズを具体的に想像しながらその内容を具体化していくという過程が必要である。
 また、「もてなし」の意識を醸成するためには、少しずつでも、市外からの来訪者の回遊の増大を図り、部外者の視線を市民が感じるという環境を創出することが重要であり、このような観点からも、まず、現存する資源を有効活用して来訪者を迎えるべく、そのための基盤整備を急ぐ必要がある。

〈3〉市民の“盛り上がり”の醸成

 行政等の一部関係者のみが施策に取り組んでも、その効果は限定的なものとならざるを得ない。また、市民自身が評価せず、訪れようともしていない資源で市外からの誘客を図ったとしても、“地元の評判”というクチコミ効果も期待できず、大きな成果を得ることは困難な場合が多いものと考えられる。
 多くの来訪者を惹きつけ、また、それが持続的に発展していくためには、市民自身がその資源を高く評価し、実際に訪れ、そして、さらなる魅力向上に努力しようという機運が醸成されることが不可欠であり、市民の盛り上がりの中心になる組織作りなど、そのための仕組みを構築していくことを検討する必要がある。

〈4〉まちづくり、地域教育等との好循環

 「観光振興」が他の一般的な「商業振興」と異なる点として、地域の文化等をその題材にしていることから、まちづくりや地域教育等への波及効果を有するという点がある。観光振興に伴い、徐々に市外からの来訪者が増大することが、来訪者の目を意識しながら、市民自身がよりよいまちづくりや地域文化の継承や一層の発展に取り組む誘因にもなる。また、そもそも市民にとっても住みやすく、誇りを持てる地域こそが、市外居住者にとっても魅力を有するものであり、有望な観光資源となる。
 このような、まちづくり、さらには地域教育等との好循環を生み出すことが重要であり、今後の観光振興に当たっては、まちづくりや地域教育等を担当している関係部局や市民団体等と連携し、市民自身が伝統産業や茶の湯体験等の地域固有の歴史や文化を学び、体験する機会の充実を図るとともに、よりよい地域づくりの一層の促進にもつながるよう、地域性の強い集客資源を発掘し、そこへ観光客を誘導するような取組みを検討していく必要がある。

〈5〉持続的な観光展開を可能とする仕組みづくり

 各種の施策を実施しても、その維持管理やサービス提供の継続がなければ、無意味であるどころか、かえって来訪者の期待を裏切ることとなり、マイナスに評価されることが懸念される。このため、上述のとおり地域に評価され、支えられることと同時に、経済的にも自立的な運営がなされることが必要である。
 「観光」は「文化事業」よりも、「経済活動」という側面も多く有している。地域の文化が経済活動と結びつくことによって、市外に広くその魅力が発信され、さらに、ブラッシュアップが続くという好循環が構築されることが重要である。このように、取組みが持続的に展開されることを可能とするためには、その取組みが民間企業等による「事業」に成長し、自立的に展開されるようになることが最も望ましい。このような観点から、これを支える事業収入といった点も考慮しながら、民間企業との十分な連携を図りつつ、各施策の内容を具体化していく必要がある。
 なお、官民の役割分担については、観光案内所の充実やパンフレット作成などの共通的なインフラは官が、商品開発等の個別サービスについては民が主体となることが基本となるが、後者についても新たな取組みが促進されることが重要であり、行政が呼び水としての役割を果たしながら、民間の取組みを誘導するような施策を講じる必要がある。

〈6〉新たな魅力の発掘、創造

 これまでの検討においては、概ね、基本的な施策のあり方を示しているところであるが、その内容を魅力的にものとしていくためには、各資源の継続的なブラッシュアップとともに、来訪者ニーズを的確に把握しながら、常に新たな魅力を発掘し、売り出すという取組みを重ねていくことが必要である。
 このような観点からも、市内の様々な情報や意見を、市民や来訪者、関係企業等からきめ細かく収集することが必要であり、その仕組みについても検討していく必要がある。
 また、観光地としての新たな魅力創造を図る観点から、堺観光の玄関口となる文化観光拠点の整備や大仙公園エリアの整備について取り組むこととしているが、さらに、南宗寺など、民間の施設であっても堺の歴史文化を代表するような資源については、その一層の魅力向上について、民間とともにその具体的方策を検討する必要がある。

このページの作成担当

文化観光局 観光部 観光企画課
電話:072-228-7493 ファックス:072-228-7342
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館2階

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