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[3-1] 障害者の社会参加・地域社会における共生

更新日:2015年4月24日

現状と課題

  • 障害のある人もない人も、共に地域の中で暮らすことのできる社会をつくっていくためには、地域活動をはじめ、さまざまな社会活動に障害者が参加しやすいようにしていくことが必要です。社会活動への障害者の参加意欲を高めていくとともに、障害者が参加しやすい環境を整えていくことが求められます。
  • 地域活動については、本市では、校区福祉委員会*が行う地域のつながりハート事業等において、地域に暮らす障害者を含め、住民が参加しやすい活動の企画などを促進しています。障害者の社会参加・地域社会における共生について、障害者が地域の行事や活動に関わっていくことは大変重要であり、誰もが参加しやすい地域活動の基盤づくりなどを進めていくことが必要です。
  • 障害者の社会参加の場として、地域活動支援センターが大きな役割を担っています。本市では、地域活動支援センターを、身近な地域における活動の場とし、障害者とその家族に密着した日常生活を手助けするための多様なサービスを提供する施設として展開しており、社会参加としての機能の充実を図っています。しかし、現状においてはこれらの機能が十分に果たされていない状況も見られ、こうした課題を踏まえ、地域における障害者の活動拠点としての機能強化を進めていく必要があります。
  • 障害者の社会参加としては、その他にも、サークル活動やボランティア活動など、さまざまな形があります。本市では、健康福祉プラザ*の市民交流センター等において、障害者の多様な活動の支援、活動の場の提供などを行っています。障害者が当事者としての経験などを生かしながら、それぞれの希望に応じた社会参加を行うことができるように、ニーズ等を踏まえた支援を進めていくことが求められます。
  • 本市では、障害者長期計画や障害福祉計画の策定に際し、障害当事者及びその家族等の関係者の意見を聴くため、これらの審議会等への参加を進めています。また、障害者の生活実態等を把握するために、障害者自身に対し、アンケートによる実態調査を実施し、その結果を障害者の施策や計画を策定するための基礎資料としながら、実態に即した施策に反映できるよう努めてきました。障害者の範囲が拡大し、障害者総合支援法など新たな制度拡充等も進められる中で、今後、障害当事者の意見等を聞くための方法等についても、さらに充実を図っていく必要があります。

施策の取り組み方向

(1)地域活動等への参加の促進

  • 地域の行事や活動に障害者が参加できるように、校区福祉委員会*等における企画や取り組みを支援します。
  • 市民交流センター等において、障害者と地域住民との相互理解を深めるための交流イベントなどの企画・実施に取り組むとともに、地域における交流活動の支援を進めます。
  • 地域活動支援センターについて、障害者が身近な地域で利用しやすくなるように、障害特性に応じた多様なニーズに対応し、質の高いサービスを提供しながら、障害者自身が主体性を持って活動ができるように支援の充実を図ります。
  • 市民交流センター等において、障害者のサークル活動やボランティア活動の場の提供、活動に関する相談窓口の充実などに取り組みます。また、障害当事者の語り部活動などをはじめ、障害者がさまざまな形で社会参加・活動を行うことを支援します。

(2)障害者施策への障害当事者の意見の尊重

  • 障害者施策を審議する審議会等について、障害者である委員に対する障害特性に応じた適切な情報保障等を確保しつつ、障害者の審議会等の委員への登用を促進します。
  • 障害者施策に関係する計画等に関する意見として、会議に参加していない障害当事者へ意見について、障害者へのインタビューや障害特性に配慮したパブリックコメントを実施するなど、幅広く意見を聞く機会を確保しながら、その意見の尊重に努めます。

このページの作成担当

健康福祉局 障害福祉部 障害施策推進課

電話番号:072-228-7818

ファクス:072-228-8918

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館7階

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