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庁議議事要旨 平成30年4月3日

更新日:2018年4月4日

市長挨拶

市長
 今年度最初の庁議であるので、私から3点について、再度確認したい。
 1つ目は、リスクマネジメント。危機管理をしっかり徹底してもらいたいということ。昨年度末、いくつかの部署で様々な事象が起こった。改めて、庁議構成員の皆さんには、報告・連絡・相談・確認・再確認を徹底してもらいたい。他部局のことであっても、しっかりと目配せをし、おかしいところは助言をお願いしたい。
 2つ目は人材育成の点である。人事評価をしっかりと活用してもらいたい。期初や期末の面談において、業務の達成状況がどうであったかを、職員と共有し、今後どう活かしていくかを一緒に考えていくことが、まさに人材育成である。
 3つ目には、働き方改革「SWITCH(スウィッチ)」の観点である。ワークライフバランス、さらには「より効率的にどう仕事をしていくのか」ということを、それぞれの部局で考えてもらいたい。今回、異動された方も多いが、それぞれの部局の中で、新たな視点でそれぞれの仕事を見直してもらいたい。
 常々言っているが、「ABC経営」の観点が大切である。「(A)あたりまえのことを、(B)バカにせず、(C)ちゃんとやる」ということである。これは、行政及び仕事の基本。ABCをしっかりと、皆さんの組織の中に浸透させてもらいたい。

その他報告事項

【平成29年度 区民評議会 中間報告及び答申について】

堺区長
 平成29年度の堺区区民評議会の中間報告について報告する。諮問事項は「住んでよし、働いてよし、訪れてよしのまちのあり方について」。
 審議では、好循環を創り出すこと、課題を地域資源に転換すること、「堺区らしさ」を創出することという基本的な考えのもとで行い、「地域力を強化し、つながりが実感できるまちをめざす」、「働きやすい環境を整備し、起業しやすいまちをめざす」、「郷土愛を醸成し、ホスピタリティ豊かなまちをめざす」という3つの方向性が取りまとめられた。
 今年度は、それぞれのテーマでモデル事業として、民間の活動団体が一堂に会するフォーラムの開催や、働き方改革を先進的に進める企業の区ホームページでの紹介、区内の小学校と連携した子ども観光ボランティアガイド体験を実施する。それらの効果を検証し、今後の審議に反映させるとともに、ワークショップの開催、フィールドワークや成功事例の調査を実施する。そして、区民目線、現場主義に立った審議を進める。

中区長
 平成29年度の中区区民評議会の答申について説明する。諮問事項は2点。
 1点目は「地域と協働ですすめるまちづくりに必要な、市民意識の高揚と地域力強化のあり方について」で、主に「特殊詐欺被害対策」「交通安全対策」「防災に関する情報発信」の3つのテーマについての議論があった。
 2点目は「誰もがすこやかで生き生きと暮らせるまちの実現に必要な、健康づくりに資する施策のあり方について」。
 答申では、1点目について、特殊詐欺被害防止の啓発の継続や「ながらスマホ」による事故防止に対する意見、子育て世帯向け防災情報の発信等について意見をいただいた。
 2点目については、地域に根付いた活動をされている自主活動グループの方々と連携し、市民レベルでの情報発信に協力してもらうための方策を検討するようご意見をいただいている。
 この答申を踏まえて、特殊詐欺防止の啓発や防災に関する情報発信などに引き続き取り組む。

東区長
 平成29年度の東区区民評議会の答申について説明する。諮問事項は「地域と連携し、ともに進める防災、減災の対策について」。答申では、課題解決に向けて5点の取組が提案されている。
 1点目は、区民に災害リスクを認識してもらうことが、災害当事者としての視点の共有につながること。2点目は、災害発生直後、第一に必要となる自助の重要性の周知。3点目は、地域の防災活動への参加を促すことなどにより、地域防災力の向上を図ること。4点目は、公園における災害対策を行うなど、地域環境を踏まえた防災・減災を推進すること。5点目は、区民の実践につながるような、効果的な取組の実施が重要であること。
 答申を踏まえて、一次避難地機能を有する公園の災害対応機能の強化や、子育て世代など対象に応じた防災・減災の発信に取り組む。

北区長
 平成29年度の北区区民評議会の中間報告について説明する。諮問事項は「多世代交流・協生のまちづくりについて」で、3点について報告されている。
1点目は「各種団体間や世代間の交流と連携」。2点目は「多世代交流に資する取組の充実」。3点目は「効果的な情報の、発信と共有」。
 この内容を受けて、今後の取組として、自治会や各種団体、NPO法人など市民活動団体の活動状況調査を実施し、それらの内容をデータベース化していく。これらのデータベースは、北区の固有の資産である市民センター内の区民活動支援コーナーにおいて団体間の活動情報の相互共有、あるいは団体間のマッチング、人材の提供などに活用する予定。
 また、スポーツ振興事業や北区まちづくりカフェの充実、あるいはNPOやまちづくり団体の事業創出を支援する北区まちづくり自主活動補助事業の創設などの取組を進めていく。

美原区長
 平成29年度の美原区区民評議会の答申について報告する。諮問事項は「誰もが元気にいきいきと過ごせるまちづくりについて」。
 答申では、自主グループの活動が非常に盛んであり、その身近な場所で顔見知りと活動できる恵まれた環境にあるが、課題としては、自主グループの会員の約9割が女性で、特に若い方が少ないという状況にあることや、新しくリーダーを養成しても活躍できる場が少ない、という意見が出された。
 今後は、普段の集まりの中で講演や講習を受けられる仕組みづくりが必要であり、区域の専門家、自主グループなどをリスト化、見える化して、それを団体に活用してもらえば良いとされている。
 健康について自分たちで勉強したい、あるいは講演会を開催しようと考える団体にとっては、こうしたリストがあることによって、どんなテーマで、誰を講師にするか選びやすくなり、団体の企画・運営の負担軽減にも繋がるのではないかと考えている。まずは、区域の方の多くに講師登録を呼び掛けるというようなところから始めたいと考えている。

【平成30年度 区教育・健全育成会議 各区審議依頼について】
堺区長
 平成30年度の各区の区教育・健全育成会議への審議依頼について報告する。
 これまで、全区共通のテーマを「家庭・地域における教育・健全育成に向けた取組について」とし、各区でサブテーマを設定したうえで議論を行い、提言をいただいてきた。
 その提言に基づき、「子どもの居場所づくりの支援」、「読書環境の充実」、「スマホの安全利用」、「親子参加行事」、「生活リズムづくり」など、家庭教育の充実や地域の子育て力・教育力の強化をめざして、取組を進めている。
 今年度も各区で次のサブテーマを設け、審議を依頼する。
 ・堺区「不登校・非行などの課題を抱える子どもたちへの支援のあり方」
 ・中区「地域とのつながりによる青少年の健全育成」
 ・東区「子どもたちが夢や目標を持ち、健やかに成長していくための生活習慣」
 ・西区「子どもたちが元気になるための支援のあり方」
 ・南区「地域とともに支える、子どもの健やかな成長」
 ・北区「子どもの健やかな育ちに向けた連携・協働の推進」
 ・美原区「子どもたちの自ら学ぶ力や規則正しい生活習慣を育む家庭・地域の関わりと支援」
 提言いただいた事業の実施や、今後様々な視点から審議を進めるにあたっては、教育委員会事務局をはじめ、各局、関係部局との連携が不可欠となる。引き続き協力をお願いする。

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市長公室 政策企画部 政策推進担当

電話番号:072-340-0468

ファクス:072-222-9694

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