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「鷹の爪」文化を伝承しつづける 辻田浩之さん

更新日:2017年1月16日

 百貨店の催事やテレビ、インターネットの評判などでご存知の方も多い老舗香辛料店「やまつ辻田」・辻田浩之さんの、和風香辛料への熱い想いと、子どもたちの文武両道をめざす教育者としての素顔を取材しました。

和風香辛料への想い

唐辛子「鷹の爪」文化を守り続ける“使命感”

 現在、わたしたちが普段口にする唐辛子は、そのほとんどが中国から輸入されたものであり、辛味・香り・大きさは日本国内の純粋種「鷹の爪」と大きく異なっています。タカノツメと称される唐辛子であっても、流通しているものの多くは外国産か、別品種であり、江戸時代から伝わる国産の純粋種の「鷹の爪」とは辛みがまったく違うとのこと。国内産の「鷹の爪」は、一つひとつはとても小さいながら、粉にすると香りが香ばしく、口にするとピリっと辛く、料理する素材をおいしくする名脇役であると言えます。しかし、「鷹の爪」はほかの唐辛子の品種と違い、一つの房に一つの実しか付けず、そもそも多くの収穫量が見込めないうえ、摘み取りに大変な手間がかかり、乾燥品レベルで1日3キログラム収穫するのが限度だそうです。


辻田浩之さん

 ここ堺市中区でも「鷹の爪」の生産は行われていましたが、収穫におけるその多大な手間から、農家の多くが生産を徐々にやめてしまいました。現在では、辻田さんが扱わなくなれば、「鷹の爪」純粋種は消えてしまう危機に瀕しています。江戸時代から日本人に愛され続けてきた、「鷹の爪」という一つの日本の食文化を守り続ける-。その使命感を日々感じている、と辻田さんは言います。

 ちなみに、百貨店で販売する際に毎回実演を行うのは、七味を食する文化において“その季節にもっともよい原材料を使い、その人にあったものを調合する”というコンセプトがあり、目の前のお客さんの反応や言葉のやりとりを通じて、その人に合った香辛料を調合しているから。同じ商品であっても、材料の旬がそれぞれ違うため、季節によって少しずつ違う味になるのだそうです。

“体と心を癒す”和風香辛料の楽しみ方

 和風香辛料は味を豊かにするだけでなく、体を温める効果や、毒素を排出する作用など、体にも良いという優れものです。今回は、普段の食事の中で、和風香辛料を楽しめるおすすめの使い方を紹介いただきました。まずは、あなごやお寿司にゆず胡椒を付けていただく。こうすることで、辛み成分が脂に溶けてうまみが増すのだとか。また、すき焼きの溶き卵に七味唐辛子をたっぷり混ぜ合わせていただく。その他にも、親子丼やポテトフライに山椒3、塩1の割合で振りかけていただく。これら以外にも、和風香辛料の使い方は無限にあると言う辻田さん。自分好みの食べ方をぜひ探してみたいものです。

ゲストルーム「道」

 中区福田、西高野街道沿いにある、やまつ辻田のお店に隣接するゲストルーム「道」は、やまつ辻田の製品づくりへの想いを伝えるとともに、来てくださったお客様への心ばかりのおもてなしができればとの考えから新しく設けたもので、オープン時に特に告知やPRはしていません。それにもかかわらず、地域の人の口コミ等でどんどん広がっていき、いまでは1日10人以上のお客様が来られることもあるそう。「私どもの香辛料を大切に思ってくださる方々に対し、お礼の意味も込めておもてなしをしたいという思いが一番にある」との言葉がとても印象的でした。
 ちなみに、「道」の由来は、お店がある西高野街道の“道”から来ています。商品名にも西高野街道の名が入ったものがたくさんあり、やまつ辻田の香辛料が「堺から生まれた商品である」ことを発信したいというお気持ちがうかがえます。

子どもたちの文武両道をめざす教育者としての素顔

剣道で実現させる、子どもたちの「文武両道」

 同店から歩いてすぐのところに、剣道道場「東陶器春風館」があります。地域の子どもたちだけでなく、遠方から(なんと交野市からも!)辻田さんに剣道を習いたいという子どもたちも来るとか。道場では夜7時から剣道の指導が行われていますが、夜10時からは中学生の子どもたちが学ぶことができる英語・数学・国語・漢字の勉強会に様変わりします。剣道に本気で、真剣に向き合うことを通して、心の折れない、力強い人間になってほしい、辻田さんはそんな願いを持っているそうです。
 道場の中には、たくさんの絵本や本が並べられた本棚があります。指導が始まる前や、休憩時間に絵本を読む子どもたちの元気な姿が目に浮かぶようでした。

香辛料や剣道にかける“熱い想い“

 「この一振りに想いを込める。」香辛料作りにも、剣道にも共通する熱い想いを辻田さんはこう表現します。
 百貨店で行われる実演販売や、ゲストルーム「道」に来られたお客さんとの時間で大切にしているのは、心を込めて精一杯のおもてなしをすること、そしてその出会いを大切にして、良い関係を築くことだそうです。
 「今後も、真面目に一生懸命良いものを作り、それを伝えていきたい。そして毎日、その日にできうる最高のものを提供したい。」との言葉からは、創業115年を迎える老舗の心意気が伝わってきました。

剣道場
剣道場

辻田さんの普段の一日

 午前5時半 起床

 その後、熊取町の大阪体育大学へ行き、朝練に参加(週2~3日)

 午前9時 中区福田にある工場へ戻り、仕事を開始

 午後6時ごろ 終業

 午後7時 自宅からほど近い剣道場へ移り、子どもたちに剣道を指導

 午後10~11時 指導終了

このページの作成担当

中区役所 企画総務課
電話:072-270-8181 ファックス:072-270-8101
〒599-8236 堺市中区深井沢町2470-7

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