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「生きごみさん」以外の堆肥化手法紹介

更新日:2020年6月30日

生ごみなどを堆肥にするには、「生きごみさん」以外にも方法があるよ!自分に合ったやり方でのごみ減量に、ぜひチャレンジしてみてね♪

「コンポスト」 による堆肥化

「生きごみさん」との違い

  • バケツをひっくり返したような形です。
  • 庭や畑等、地面が土の場所に設置します。
  • 生ごみに加え、落ち葉・枯草・剪定枝等の投入が可能です。
  • (「生きごみさん」と比較すると)分解には時間がかかります。
  • ホームセンター等でコンポスト容器を購入する必要があります。

仕様や、使用方法は商品によって異なりますので、詳しくは商品付属の説明書等をご覧ください。

コンポスト堆肥の作り方(例)

 コンポストの使用方法や堆肥化には様々な手法があります。
 ここでは、作り方の一例を紹介します。

容器の設置方法

  1. なるべく日当たりの良い所に穴を掘り、コンポストを地中5~10センチメートル程度埋める(穴は深い方がごみがたくさん入る)。
  2. コンポストがグラグラしないよう、掘り出した土を周りにかぶせて固定する。

ごみの投入方法

  1. 容器の底の土へ、米ぬかをひとつかみ程度まく。
  2. 落ち葉等のごみ(注1)を入れる (量に制限はありません)。
  3. 米ぬかをひとつかみ程度まく。
  4. 土(コンポストを埋めた時に掘り出した土等)をひとつかみ程度まく。
  5. 1~4を繰り返す。毎日ごみを入れる必要はありません。
  6. 時々、全体を混ぜ合わせて空気を入れる。
  7. コンポストが満杯になれば、熟成過程へ。


(注1)投入できるごみの例
 落ち葉、枯草、雑草、剪定枝(直径1センチメートル以内のもの)、生ごみ(野菜くず、果物の皮等)

熟成堆肥の作り方

  1. コンポストを引き抜き、ごみが完全にかくれるように、土でおおう。その後約1カ月間そのままで寝かす。
  2. スコップで混ぜ合わせ、落ち葉などの形がほぼなくなっているかを確認する。形がなければ堆肥として使用可能。(残っている場合、形がなくなるまで引き続き寝かせる。)

モニターによる葉・草・剪定枝等の堆肥化体験

 市では、生ごみの減量・堆肥化手法として「生きごみさん」を推奨していますが、その体験者の方から、「生きごみさん」では分解が難しい「葉・草・剪定枝等」の減量・堆肥化に関する情報提供についての要望が寄せられたことから、モニターを募り、コンポストを使って、ご自宅等でごみとして発生した「葉・草・剪定枝(直径が1センチメートル以内のもの)等」を堆肥化する取り組みを体験していただきました。

 モニター内容は以下のとおりです。

モニター期間

平成30年7月~12月

コンポスト堆肥の作り方

作り方(例)のとおり

使用したコンポスト容器の容量

101リットル

モニターから寄せられた主な意見

  • コンポスト容器の大きさは、出るごみの量に対応したものを用意したほうがよい。
  • 堅い枯葉、花のじく・芯、くき、つるなどはなかなか分解しない。長さのある物は裁断の上投入した方が、混ぜやすいし分解も進む。
  • 落ち葉や枯葉等だけでなく、生ごみを適宜投入する方が、分解が進みやすい。
  • ごみにかける土は、穴を掘ったときに出た土だけでは不足する場合がある。
  • ごみの種類、混ぜる頻度、設置環境等によって、堆肥化のスピードは全く異なるため、熟成する期間は目視により自分自身で判断したほうがよい。

【各モニターによるレポート(抜粋)】

◎Tさん(堺区)
  • 主にあじさいなどの葉や花ガラ、じくを入れた。
  • 剪定枝(じく)の分解が遅いので、上下を入れ替える時、いつも底になる様にした。
  • 2週間に1回、水分を足しながらよくかき混ぜた。
  • コンポスト内への投入時、土と米ぬかを葉などと交互に入れる必要があるが、そのかぶせる土が結構いった。私は友人からもらうなどしたが、庭がある家でも、、畑などがないと調達が難しいのでは。
  • (4カ月後)すでに堆肥化しており、春用の植物に使うのが楽しみ。
◎Tさん(北区)
  • コンポストを埋める穴掘りが大変な手間だった。
  • コンポストを引き抜いた後、土をかぶせずに半分ほどを取り出し、庭の土に埋めた。その後そこへ果実の木を植えた。春に芽吹くと思うが、今のところ効果は不明。
  • 生ごみは、やり始めた当初は入れたが、妻がにおいを気にするので、その後は入れなかった。入れていれば、もう少し分解が進んだかも。
◎Mさん(中区)
  • 虫がわいて心配した。どうして良いか判らなかったので、石灰をあてずっぽうに投入した。若干改善したが、完全には虫は死ななかった。しかし、いつの間にかいなくなった。
  • きゅうりやミニトマトの茎も入れた。(4カ月後に)下の方は堆肥として使えそうなくらい熟成している模様。
  • 芋の茎、トマトの枝など芯のある物については、細かく切断すれば良かった。天地を返すときや、混ぜ合わせるときに、茎・枝の芯が切れず、混ぜにくかった。
  • 熟成過程の意図が良くわからなかった。土をかぶせておく期間、あまり変化を感じない。熟成過程なしに使ってもよいのではないか?
  • 家庭の生ごみ、3×6m程度の畑の残さいは、101リットルコンポストでほぼ完全に堆肥化可能だと思った。
◎Tさん(中区)
  • 今回は枯葉と枯草だけを投入したため、水分不足であったこと、枯葉が固い葉の種類又は日光の当たる時間が少ないためコンポスト内の温度不足、時々全体を混ぜ合わせ空気を入れなかったこと等により、分解が進まなかったのだと考えています。
  • しかし、腐葉土の発酵した香りがしていたので、少しは分解しているように思います。
  • すぐにコンポストが満杯になってしまったので、大きめのものがあればいいと思いました。
◎Kさん(北区)
  • 雑草が8割。果物の皮(スイカの皮など)も入れた。
  • 1回目はかやのような繊維質の草が多かったので、2回目は落葉を入れた。(2回目投入前の混ぜ合わせ時)コンポストの中は前回に入れた草の繊維が残っていて混ぜづらかった。
  • (3カ月後に)コンポストを引き上げ、かき回したところ、けっこうふかふかになっていた。
  • 良い堆肥ができたと思う。春のじゃが芋の植付けに使うつもりです。
  • コンポストは繰り返し使えるので良いと思う。

ぜひ、ご自分に合ったやり方で、ごみの減量にご協力いただければ幸いです。

このページの作成担当

環境局 環境事業部 資源循環推進課

電話番号:072-228-7479

ファクス:072-228-7063

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