このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
堺市
  • 音声読み上げ・文字拡大・ふりがな
  • サイトマップ
  • くらしの情報
  • 子育て・教育
  • 健康・福祉
  • 観光・歴史・文化
  • 産業・ビジネス
  • 市政情報


本文ここから

内川・土居川水環境改善事業 ~土居川海水導水事業~(長期対策の実施)

更新日:2016年9月9日

土居川の事業前の状況

内川・土居川は、海の干満により水が交換される感潮河川(かんちょうかせん)です。

土居川は、中流域で屈曲した地形と延長が長い(L=約2.1キロメートル)地理的特性により、水が滞留しやすく、また川底にたまったヘドロ等の要因により河川水中の酸素が不足しやすい環境にあります。

その上、下水道への未接続家屋等から生じる生活雑排水が、時おり土居川に流入しています。

常時起こっていた悪臭や河川色相の変化等の水質問題は、年々改善されてはいるものの、水温が上昇する春季から夏季にかけて、時期的に白濁化や悪臭の問題が発生しています。
これらは、DO(水中に溶け込んでいる酸素の量)の値が低いことが要因となっています。

土居川の現状の写真と画像

最上流域における白濁化等や臭気とDO(下層)の関係

白濁化や臭気とDOの関係のグラフ

 そこで、土居川よりDO値が高い海水を土居川へ導水する土居川海水導水事業を平成23年度より実施し、白濁化や悪臭の低減・解消に向けて水環境の改善を図っています。

事業概要

事業目的

 土居川で時期的に生じている白濁化や悪臭の低減・解消に向けて、土居川近傍に位置する出島漁港より海水を導水することにより、DO(下層)2ミリグラム/L以上を確保し、水環境の改善(多様な生物が生息可能)を図ります。

 また、健全な水環境が創出されることで、環濠都市の歴史をいかしたイベントや舟運事業の活性を目的に、観光資源としての利活用を図ります。

工事概要

平成20年度:工事着手
平成22年度:工事完了・試験導水
平成23年度:導水開始

  •  出島漁港から土居川中・上流域2か所に導水
  •  導水量:12,000トン/日 
  •  延長:L=約1.7キロメートル

土居川の概要

河川級別:二級河川
水系名:内川水系
総延長:2.127キロメートル
河床勾配:1000分の1から2500分の1
河幅:10から22メートル

事業効果

導水前後におけるDO 2ミリグラム/L未満の発生率の変化(最上流域)

  • 海水導水前は年間を通して2 ミリグラム/L未満となることがあり、特に夏季の下層DOについては、2ミリグラム/L未満の発生率が60%を超えていました。
  • 海水導水後は、2ミリグラム/L未満となることが大幅に減少しました。

導水前後におけるDO 2ミリグラム/L未満の発生率の変化のグラフ

導水前後における白濁化や臭気の発生率の変化(最上流域)

  • 導水を開始後、白濁化などの河川色相の変化や臭気の発生が減少しました。

白濁化や臭気の発生率のグラフ

川の底層のDOの値が改善されることで、黒濁化や悪臭の発生が低減しています。
⇒水質問題が解消されることで、観光資源としての利活用が促進されます。

導水前後における生物の生息状況の変化

・土居川において確認される生息魚類種数が増加しました。(絶滅危惧種のニホンウナギ、底生魚のマハゼなども確認されるようになりました)

魚類調査

市民の意識

・土居川のある堺区内で実施したアンケート調査(※1)において、導水事業について「効果がある」とする方の割合は72.1%でした。また、効果があるとした方からは、具体的な効果として、以下のご意見が多く挙げられました。
  「臭いが少なくなった」
  「魚などの生き物が棲むようになった」
  「水質が良くなった」

アンケート結果

(※1)アンケート調査の概要:堺区内に居住する世帯(無作為に抽出した1200世帯)に対してアンケート調査を実施。(調査期間2015年6~7月)

費用便益比(B/C)(※2)の計算結果

・仮想的市場評価法(CVM)(※3)により導水事業の便益(B)を求め、事業に係る費用(C)(50年間の維持費を含む)との比、すなわち費用便益比(便益÷費用)を計算した結果、土居川海水導水事業の費用便益比は、1.0を大きく上回る7.7でした。
・海水導水事業によって水質が良くなり、魚類数が増加し、臭いが減少していることなどを実感していただけていることが、高評価につながった要因の一つと思われます。

費用便益比

(※2)費用便益比(B/C):ある事業の実施に要する費用(C)に対して、その事業の実施によって得られる効果(便益)(B)の大きさがどのくらいあるかをみるもの。費用便益比が1.0を上回れば、その事業は妥当なものと評価される。
(※3)仮想的市場評価法(CVM):アンケート調査(※1)によって、事業を実施して効果を維持するために個人が支払ってもよいと考える金額(費用を支払う必要があると仮想的に想定して調査するもので、実際に費用をちょうしゅうするわけではない)を尋ねる方法。その金額から便益を算出。なお、今回の費用便益の算定は、「河川に係る環境整備の経済評価の手引き・本編、別冊」(国土交通省)に従って実施。

今後について

・近年では、水質の改善効果もあり、沿川を散歩される方が増え、映画やバラエティ番組にも利用され、環濠クルーズや小学生に対する環境学習の場としても利用されています。
・今後も引き続き、適切な維持管理のもと、本事業を継続し、水質の改善に努めます。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

このページの作成担当

建設局 土木部 河川水路課
電話:072-228-7418 ファックス:072-228-7868
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館20階

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで



以下フッターです。
Copyright © Sakai City. All Rights Reserved.
フッターここまでこのページの上へ戻る