火事が火事をけした (火災式スプリンクラー?)
更新日:2018年12月18日
火災調査ファイル5
火災によって消火された?工場内
9月中旬に、あまり例のない不思議な火災が発生しました。
無人の工場で火災が発生したのですが、自然に火が消されていたのです。第一発見者は経営者の家族で、月曜日の朝いつものように工場に入ったところ異変に気づき、ビックリ!!
なんと、壁から天井まで真っ黒に焦げ、あたりには熱気が残り、床は水浸し。何が何やら訳がわからず、とにかく気を取り直して消防に通報したとのことです。
消防隊が到着し調査をすると、工場が休みの3日間にこの不思議な火災が起こっていることがわかりました。
火災の原因調査を進めるうちに、火元と思われるところの側壁に設置されたビニール製の水道管が、火災の熱で溶けて穴があき、かなりの量の水が滴り落ち、スプリンクラーの役割をして火災を消したことがわかりました。
原因は、古くなった電気配線がショートして火災が発生したものらしく、皆さんの家庭でも、電気配線の点検と、コンセントの差込み口の清掃を日頃から心掛けてください。
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