かくれんぼする火 (布団の火 消したつもりが)
更新日:2018年12月18日
火災調査ファイル6
再燃した布団
「マンション4階が燃えています。」と、火災を発見した近所の人から119番通報がありました。
直ちに消防隊が出動し、火災現場に到着しましたが、火元がわかりません。火元とみられる部屋に隊員が直行し、室内を確認しましたが、室内には一切焼けた形跡がありません。
更に注意深く付近を調査すると、ベランダの一部が少し黒くすすけているのを発見し、居住者に事情を聞いてみると・・・。
その日の午後3時頃に、使用中の電気ストーブの輻射熱で布団を焦がしてしまい、手で叩いて火を消して、ベランダに掛けておいたところ、再び布団が燃え上がっているのに気付き、今度は水で消火したとのことです。
幸いにして、大事には至りませんでしたが、布団や座布団などの綿製品は、たばこの火で少し焦げた程度でも、火が中に入るとなかなか消えません。消したつもりでも、再び燃えだすことがよくありますので、浴槽やたらいに浸けて完全に消しましょう。消火した後も、再燃しないよう入念に確認するようお願いします。
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