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堺市
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ノロウイルス迅速抗原検査 ICキットの開発

更新日:2012年12月19日

 ノロウイルスは主に冬季に流行する感染性胃腸炎の原因ウイルスですが、食中毒の原因ウイルスでもあります。このウイルスはあらゆる年代層に感染するのが特徴で、感染力が極めて強いため、集団感染症や集団食中毒をおこします。
 集団感染症としては、老人ホーム、心身障害児施設、幼稚園、保育園、学校などの施設で多数の感染者が出ています。感染力が強いため迅速に原因ウイルスを特定し感染拡大の防止を行うことが急務となります。また集団食中毒事例においては、細菌性食中毒との正確な鑑別診断が求められます。いずれにせよ、これら集団感染事例では原因微生物の迅速な診断がなされなければなりません。

 ノロウイルス検査には、当初の電子顕微鏡による観察から逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)法によるウイルス遺伝子検出まで多くの検査方法が考案されています。いずれの方法も長所、短所がありますが、中でも迅速性に難点がありました。今回、堺市衛生研究所、国立感染症研究所、民間企業との共同研究で、 従来の方法では対応できないくらい迅速な診断が可能なImmunochromatography(IC)キットによるノロウイルス診断試薬を開発しました。このICキットでは検体が搬入されてから約30分で診断が出ます。またRT-PCR法との高い一致率や高い感度を有しています。低コストで、操作は図のように簡便です。テストストリップにはノロウイルスに対するマウスの抗体およびコントロールとして抗マウスグロブリン抗体が固相化されています。検体にノロウイルスが含まれていると2本のラインがみられ,陰性であればコントロールのバンドのみが、検体を滴下後15分後に目視され、判定・診断できます。目視判定ですので、特殊な機器を必要としません。そのためノロウイルス感染事例の現場でのリアルタイムな診断やベットサイドでの診断が可能です。ノロウイルス感染症の感染拡大防止対策が速やかに構築され感染拡大防止に大いに貢献するものと言えます。さらに、診断検査に要する費用や適切な治療ができる事から、医療費の無駄がなくなり、経済効果は大変大きくなっています。

このページの作成担当

健康福祉局 健康部 衛生研究所
電話:072-238-1848 ファックス:072-227-9991
〒590-0953 堺市堺区甲斐町東3丁2-8

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