百舌鳥・古市古墳群の文化審議会世界文化遺産特別委員会の審議結果について

平成28年7月25日に開催された国の文化審議会世界文化遺産特別委員会において、ユネスコへの推薦候補について審議が行われました。その結果、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産 」（長崎県、熊本県）の推薦が適当とされ、「百舌鳥・古市古墳群」の今年度の推薦は見送られることとなりました。
本市では、大阪府、羽曳野市、藤井寺市と共同で、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録に向け、　引き続き来年の国内推薦実現をめざし、取り組みを進めてまいります。

昨年の落選から、緩衝地帯の設定をはじめ、推薦書のブラッシュアップなどに努め、準備状況はかなり進んでいました。
また、「百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を応援する堺市民の会」などの協力をいただき、機運醸成に努めてきました。市民等の機運は大変盛り上がっており、今回は選定いただけるものと思っていました。
そのような中で、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が推薦を一度取り下げ、その後イコモスの助言を受けるという例年とは異なる経過を経て再度国内推薦を得ることになりました。我々としては、今年こそは、と思っていただけに大変残念であります。

本市としては今回の結果については粛々と受けとめ、来年の国内推薦獲得に向けて、改めて大阪府、羽曳野市、藤井寺市とともに、一丸となって明日から取り組んでまいります。

今後も、市民の皆さま、関係者の皆さまのご協力・ご支援賜わりますようお願い申し上げます。