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朝鮮(李朝)彫三島茶碗

更新日:2012年12月19日

 朝鮮半島の慶尚南道(けいしょうなんどう)で焼かれた陶器の碗で、茶の湯では彫三島(ほりみしま)と称されている。碗以外に壺・俵壺・徳利などがある。印刻やヘラ彫りにより文様を施した後に白泥(はくでい)を塗り施釉したもので、技法的には15世紀頃に登場する粉青沙器(ふんせいさき)に類する。その作風から日本からの注文茶碗とも考えられている。
 この碗は、外面・内面にはヘラ彫りで檜垣文(ひがきもん)を、見込みには菊花文(きっかもん)を施している。

堺環濠都市遺跡(SKT232地点)出土
 堺市堺区大町西2丁
 慶長20年(1615)被災焼土層中より出土
 口径:13.6センチメートル、器高:6.4センチメートル
 
 文献:堺の文化財 考古資料編 1988年3月

朝鮮(李朝)彫三島茶碗裏の写真

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